オープニングと番組からのお知らせ
よしやす
理科っぽい視点で、身の回りのことを見てみませんか? そんない理科の時間 第656回 そんない理科の時間をお送りいたしますのは、よしやすと
かおり
かおりです。
よしやす
よろしくお願いします。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
今日は、科学系ポッドキャストの日、3月の共通テーマ、人工…人工的とかね。
人工。
人工物とかの人工ですね。
かおり
人工…あ、わかった。人工芝。
よしやす
人工芝ね。人工といえば。人工芝。他に人工ありますか?
かおり
人工衛星。人工…人工…人工…
よしやす
呼吸。とか、いろいろありますが。
かおり
いろいろってほど今、上がったかな?
よしやす
いろいろあるじゃないですか、もう。で、人工物とどうつきあっていくのがいいのか、みたいな話をしようと思っていますが、お知らせはいくつか。
一つ目が、上野の東京国立博物館。
東京…
かおり
パンダがいなくなったところですよね。
よしやす
国立科学博物館ですね。
こちらの新しい企画展。
かおり
超危険生物展。
大絶滅展が終わった後は、絶滅するにあたっての危険物の…
よしやす
いや、絶滅とは関係ないですよ。
かおり
関係ないの?でも超危険なわけでしょ?
よしやす
超危険生物展っていうのをやります。
かおり
ほら、やっぱりさ、絶滅しそうじゃね?
よしやす
それまた別数じゃないですか、全然。
かおり
別滅はしない?
よしやす
あの、強い動物と、毒とかを持っている動物みたいなやつが出てくるという感じで。
かおり
一つ知ってるよ、毒。
よしやす
はい。
かおり
フグ毒。テトロドトキシン。
よしやす
そうそうそうそう。
かおり
違ったっけ?
よしやす
そんなのも含めてですね、新しい企画展が始まるんですが、
こちらの招待券5枚、プレゼントします。
応募の方法は番組後半で。
かおり
引っ張るね。
よしやす
ちなみになんですけど、この超危険生物展については、
上野の国立科学博物館で、3月14日から、
いつまでだっけな、6月の14日まで、3ヶ月間やっているという展覧会になっています。
かおり
春休みからゴールデンウィーク開けてしばらくって感じだね。
よしやす
そうですね。
この番組はですね、皆さんもご存知の通り、国立科学博物館の参助会員という風になっておりまして、
こういった特別展のチケットが招待券として5枚送られてきて、
こちらをいつもリスナープレゼントにしております。
はい。
よしやす
お知らせ一つ目ね。
次のお知らせなんですけど、
損ないプロジェクトというグループで番組配信を行っているんですが、
こちらでは新メンバー募集というのをやってまして。
かおり
そうなんですか?
よしやす
そうなんですよ。
かおり
私、クビになっちゃう感じ?
よしやす
というのとは関係なく、応募があったんですが、
我々のリーダーから連絡を取らせてもらったんですが、
音沙汰がないらしいというので。
かおり
珍しいね。
よしやす
もしかしたら、しばらくほっといてから連絡したんじゃない?
かおり
でしょうね。
だから、応募をしてからしばらくほっとかれる、どちらかというとほっとかれるじゃない?
よしやす
そういう仕組みらしいよ。
かおり
逆に、ほっといたにも違うな。
逆にほっとかれたわけだよ、リーダーが竹内さんが。
よしやす
今はね。
かおり
初めての試みだね、それはね。
よしやす
ということで、もし自分は応募して連絡ないなという方は、
自動削除されたメールとか確認してみてください。
かおり
そっかそっかそっか。
よしやす
もしかしたら、もう興味なくなっちゃったから返事をしてないのかもしれませんが、
それで仕方ないとして。
ということで、新メンバーの募集してます。
かおり
それで連絡こないから、もういいよ、じゃあ代わりにって?
いや、その辺よく分からないです。
よしやす
何はともあれ、連絡がつかないと面接するにしろ、何か聞くにしろ、何もコミュニケーションできないので。
かおり
竹内さんはもうその気になってたと。
よしやす
どうなんですかね、そこまで聞いてないです。
お知らせの3つ目。
この番組ではたまにフラットオフ会をすることがありまして。
かおり
オフ会。
よしやす
オフ会は科学館とかを一緒に回るっていうタイプのオフ会をすることが多いです。
何でかっていうと、私とかが主催者になって人数カウントして集めてっていうのがめんどくさいので、
日時を決めてどこどこ科学館に集まろうって言って、その場でみんなで入っちゃうっていう。
かおり
参加してもいいし、参加しなくてもいいよぐらいのね。
よしやす
そうですね。最初の頃は団体チケット買って、団体有料金で入れるよって話もしてたんですが、
だいたい100円ぐらいしか安くならないので、お一人ね。
なので、そのタイミングで集まりましょう。
チケットは自腹で買いましょうっていう感じになっております。
で、候補地なんですが、まだ全然決めていないのですが、
メールでは九州おいでませというのがいくつかあったり。
かおり
そうなの。なんか九州来たね。ちょっと考えてます。
ただ、ちょっとこの次のタイミングで行くかどうかはちょっとまだ微妙。
よしやす
あとはですね、大絶滅点再び名古屋で見ようかみたいな話も上がってたりはするんですが、
まだ細かいところは決まっておりません。
ご希望やおすすめがあればメールを送ってください。
かおり
心動かされればね。
よしやす
最短スケジュールでいくと、ゴールデンウィーク2から6の間のどこかが、
最短スケジュールの実施の可能性ありですが、こちらもまだ決まっていません。
ということで、以上お知らせでした。
で、話を戻してですね、人工的な話をしようと思っています。
かおり
すっかり忘れてましたね。
よしやす
私は覚えてますよ。
で、結構世間では人工的なものよりナチュラルなもののほうがいいんじゃないかみたいなことがよく言われたりね、
食べ物とかもそうだし、いろんな工業製品で我々の周りはあふれていて、
本来人間はもっともっとナチュラルな環境の中で生きられるんじゃないかみたいな論調があったりもしますが、
今日は人工的じゃないものなんてないんじゃないのっていうのをメインに話をしていくんですけど、
人間は自分がね、生活するのに環境を改変して、加工して、合わせ込むことで、
かおり
過ごしやすいように、人間にとって過ごしやすいように変えて、その中で過ごしてるってことね。
よしやす
そうなんです。
だから、家は人工物ですよね、基本的に。
かおり
そうね、やっぱさ、床暖房最高。
よしやす
床暖房いいとして、雨、梅雨がしのげて、外敵から身を守れてっていうのは、
自分で作って快適に暮らすっていうのができているんじゃないかと思います。
かおり
そうですね。
よしやす
これは日本で言うと縄文時代、石器時代、元魚は石器時代みたいなところから、
道具を作る、人間の特徴ですね。
釣り針とか矢尻を作って、これは手で魚を取るんじゃなくて、
ひもを編んだひもと、地節だけれども魚が引っ掛けられる釣り針というのを使って釣りをするとか、
やじり、尖った切れ味のいいやじりを準備して、それを弓矢で射って、
動物を捕まえるのに役に立てるとか。
かおり
そもそも人工物じゃないものって、すでに人間の周りが少なくなってるんじゃないかと思うんですよね。
例えばさ、今の矢尻とかっていうのも、
元は木の枝だったり動物の骨だったりするわけじゃない?
よしやす
石も多いですけどね、後半は。
かおり
石も、そうそうそう。
っていうと、手を加えた時点でもう人工物になるの?
それともそもそもが、もともとが時代がちょっと吹っ飛ばすけど、今の時代だからこそ、
例えば石の代わりにコンクリートとか樹脂とかそういうのが出てくるから、
人工物、それで作れば完全に人工物に対して、動物の骨を使ってますっていうと、
天然って言われても、天然だねぐらいに思うけどね。
よしやす
今日話したのはその辺もあって、天然ってどこまで天然で何が天然なのっていう話で、
材料が天然っていう話はわかりやすいんですけど、
じゃあ鉄は天然の、日本だったら砂鉄から作りますが、どこまで行ったら人工物になるの?
玉鋼にしたら人工物?それも自然のもの?
かおり
そうね。手は入ってるよね。
よしやす
手は入ってますけど。
かおり
でも物自体はもう地球の産物よね。
よしやす
そうですそうです。
かおり
でもそんなこと言っちゃうと、実験室で作った樹脂だって地球の産物か。
「人工的」とは何か?
よしやす
みたいな話になってきて、例えば縄文時代は人間が住む集落って、
私たち今の現代人から見ればもう自然のままみたいな感じに見えるかもしれないけど、
でもさっきも言ったとおり雨露がしのげて、何だったら火を焚くかまというかかまどがあって、
そこで煮焚きができるっていうのはやっぱり人工物なんじゃないかって考えたときに、
人間以外でも自然を改変して快適に過ごすとか、自然を改変ついついしてしまう動物とかがいたりしますよね。
かおり
あー知ってる知ってる。なんだかわかります?
よしやす
なんだかわかりますって、私は1個持ってますけど。
かおり
え、じゃあ用意どんでいってみる?せーので。
よしやす
わかりました。
かおり
はい、せーの。猫。
よしやす
アリ塚。
あれ?
アリがアリ塚っていうのを作るんですよね。
あとはアリの巣みたいなのも作りますよね。
かおり
うん。
よしやす
アリの巣はね、アナグラと同じですけど、この部屋は卵を育てる部屋とか、
そういう風に整備をしてっていうのをやってるし、
アリの巣によってはアリ塚っていう自分たちが住むところをね、
土を盛り上げて住処にするっていうのをやったりする動物もいたりします。
あれは自然?それとも人工?少なくとも人じゃないよね。
かおり
人じゃないね。アリ工?
よしやす
そうそうそうそう。
という感じで、何をもって自然なのか、何をもって自然じゃないのかっていう話を、
もうちょっと考えてみようと思っています。
かおり
はい。
よしやす
ということで、本編ではその辺をいろんな視点で見ていこうかなと思うのと、
巣作りとか、アリ塚とか、モグラやアリが穴を掘って掘り進める感じは人工なのかみたいな話で、
今日結論があるわけじゃないですけど、
私たちは人工物とどう付き合っていくかっていうのに新しい視点が得られるといいんじゃないかと思っています。
かおり
はーい。でさ、猫に関しては何も突っ込んでくれないわけ?
よしやす
猫はどんなふうに自然を改変して快適に暮らしているんですか?
かおり
なんていうのかな。人間を下牧様として認定してさ、
自分が快適に過ごさせるような環境を提供させるように仕向けるじゃないですか。
よしやす
それ難しいよね。人工物じゃないじゃないですか。
かおり
でもさ、人工物を作らせるじゃない。
指令を出してる?全身で走ってるっていうの?
よしやす
どうなんだろうね。
かおり
そうすると快適にさ、
眠いと言われれば布団をめくって中どうぞって寝てる最中に暑いと言われれば布団から出てくるのさ。
人は止めることができないわけよ。
よしやす
それはあれなのかね。
猫が自分の外のものをコントロールして快適な暮らしのために使っているというふうには言えると思うけど、
今人工物っていう話をしているじゃないですか。
人工的って言ってるものはしっかり考えてなかったなと思っていて、
やっぱり物質とか物っぽいものが人工物とか人工的なっていうふうに使われるんですよね。
我々は家畜を育てるじゃないですか。
でもそれは人工物とは言わないよね。
かおり
家畜はそうね。
よしやす
だから猫も人形芸物として使っているのは人工というか、人工物とはちょっと概念が違うんじゃないかななんて思いました。
かおり
なんと。
よしやす
ということで、本編では人工的なものとどうやって付き合おうかみたいな話をしていこうと思っています。
かおり
よろしくお願いします。
よしやす
さて、私たちはどこまで人工物なしで生きていけるんでしょう。
かおり
あ、わかった。
よしやす
はい。
かおり
人工甘味料。
よしやす
ありますよね。
食べ物の中でも人工的なものがあったりします。
でも、人工甘味料っていうのはどこまであると人工甘味料で、何がないと人工甘味料にならないんだろうね。
今や砂糖も工場で作るわけじゃないですか。
かおり
あ、そうか。
よしやす
原料が砂糖っていうもの。
かおり
そうね、そうね。
よしやす
人工甘味料っていうのは植物由来じゃないものが入っていると人工甘味料っていうんですかね。
かおり
でも入っていると、取材料だとかな。入っているとだったらなんかいっぱい入ってそうじゃない。
よしやす
なかなか大変ですよね。
食べ物ってどこまでが人工でどこからが自然なのか。
かおり
あ、料理。料理した時点でどうなるの?
よしやす
そうそうそう。自然派の方々に文句を言ってるわけではなくて、そもそも火を通して食べるというのは、食べ物を人工物化してるんじゃないかっていう気もするよね。
つまり、そのままの素材で食べることもできなくはないし、ほとんどの動物はそのままの素材で食べてるわけじゃないですか。
猛威でもぐもぐするわけじゃないですか。
もちろん皮を捨てるとかね、おいしいところだけ食べるってやってますけど、
でも人間のようにお湯の中で煮ることで悪が取れたり柔らかくなったり、最近雑菌がなくなったりとかっていうことがあって食べると、もう食事っていうのはほぼ人工物なんじゃないかと思って、
いやーもう自然のものってどんぐりぐらいしかないのかなって思ったわけ。
かおり
どんぐり。
よしやす
どんぐり頑張れば食べられますよね。そのままで見て。
かおり
おいしいね。どんぐり、あれ言ってないんだけど、縄文時代の石器作りみたいな。石器?石器じゃないか。土器?
よしやす
石器も作ったりとか、黒曜石器割ったりするのもありますけどね。
かおり
作ってみようっていう体験の中に、最後に作った鍋?壺?でどんぐりを煮るんだか、なんか料理して食べようっていうのがあって、それなりにおいしいかって言われると結構現代人にしてみれば微妙ではあるけど、食べれると。
実際、昔の人は食べてたんだろうと。人工物を。
よしやす
そう。なので、拾ってそのまま道具も使わずに、自分の指と歯で固いところを破って、中の。
かおり
果物とかなんかそうじゃない?
よしやす
そう。耳のようなものを食べるっていうのは、それなりにナチュラル。
かおり
ナチュラルだね。
よしやす
で、そうやって考えると、ナチュラルに生きているというと、まさに狩猟最終民族であって、日本人だとお刺身っていう素材そのままで、あんまり手を加えてないものもあったりしますよね。
かおり
そうね。
よしやす
あれは料理と言いながらも、釣ってきて切ってるだけっちゃ切ってるだけなんで。
かおり
いやでも、切るのが職人技だって言うじゃん。
よしやす
言います。
かおり
繊維に沿って切るだか切らないだか。お刺身包丁で切ったお刺身と、そうでない包丁で切ったお刺身は味が違うとか、食通の人が言ってんじゃん。
よしやす
はい。
かおり
どうなんすかね。何かは違うんだろうけど。
よしやす
で、人工物を嫌って全てのものがナチュラルがいいっていう考え方の中で、それでも私は料理はした方がいいんじゃないかと思っていて、さっき言った固いものが柔らかくなったり、アクが抜けて食べやすくなったり、雑菌が繁殖しなかったりというか、殺せたりとかっていうのも含めて。
かおり
そこそこ味のバリエーションが増えるじゃんね。
よしやす
まあ、それもありますね。で、料理は私は人工物じゃないかと思っていて、程度の差はある。
現代社会と人工物
よしやす
で、人工物が嫌だからナチュラルな料理がいいって言っている人は、どこまでナチュラルがいいかを考えなきゃいけなくて、いや、火を入れるのはいいんじゃないの?とか、逆に火をなくしても、
我々は生きていけなければいけないって考えるような過激なナチュラル派っていうのもありかもしれない。
かおり
まあ、そうね。いろんな考え方があるから、ナチュラル、ナチュラリスト?
よしやす
一方で、人間はすでにね、多くの方が実感されていると思いますけれども、火もなく、固い道具も使わず、自然と向き合って生きていけるほど強くないんだよね、もう。
かおり
もうそうね、もうひ弱だね。
ひ弱です。だって家帰るときにとりあえず靴を履くからね。
かおり
そうね、足の裏がもう柔らかいから、外を歩いたら怪我しちゃうもんね。
そっか、昔は裸足だえ、というか靴なんてなかったから、そのまま駆けずり回ってたんだもんね。
よしやす
そうです。だって動物園だって靴履いてる動物少ないですよ。
かおり
時々でも靴履いてる犬とかいるけどね。
よしやす
そう、時々いますけど、という感じで、火も道具も使わず、向き合っていくことってできるんだろうか。
逆に言うと、ほとんどのものは人工物であるからして、自分の周りの人工物がどうやって作られたんだろうとか、どういう目的で作られたんだろうっていうのを考えて、身の回りのものを見ると、面白いんじゃないかと思っています。
自然は、よく言うね、人工物を使うと自然破壊が進むみたいな話をしていたりすることもあるじゃないですか。なるべく自然のままがいいみたいな。
動物を見習いましょうみたいなね。
というのがある一方で、さっき言ったアリ塚とかは結構、ある地方ではアリ塚がたくさん建ってしまって、景観が良くないだけではなくて、地面の土のバランスが狂って植物が育たないみたいなことがあるかもしれないです。
かおり
特定の栄養ばっかり取られちゃうとかあるのかね。
よしやす
あるんじゃないかと思います。
咲いたるものはビーバーですよね。
かおり
ビーバーダムみたいなのを作って川の流れ変えちゃうね。
よしやす
そう、ビーバーは自分の巣を作るときに木を切り倒したり、枝を使ったりして、水かさが安定するようにダムを作るっていうのをやります。
無邪気なダムで、実際の人間世界に影響がないぐらいのものもたくさんある一方で、ビーバーがダムを作るとなると、一時期水の量が減ったりね。
あとは、逆にビーバーのダムが欠壊すると大洪水が起きたりするとかっていうのもあったりして。
そう考えると人工って、つまり動物とかが生活の中で意識しているしてないに関わらず、自然を改変するっていうのは既に猿から人間になるっていう以前からいろいろやってるんじゃないかと思うんですよね。
そう。なので、物事を自然というものと人工物に分けるのはそんなに重要ではなくて、さっき言った環境へ影響があるのかないのかみたいな話とか、どれだけ快適かみたいなところとか、あとは資源の有効活用みたいなところであってるのかどうかっていうのを考えつつ、人工物を考えるといいんじゃないかと思っています。
で、違う見方をすると、さっき言った料理は人工物というか、素材を人工的に加工して何かしら効果を上げたっていうものじゃないですか。
なので、その人工的にいわゆる手間をかけたり、火を使ったり、銅を使ったりするっていうのは手間暇がかかるわけですよね。
で、それについて、なんでここまでめんどくさいことをやらなきゃいけないかっていうのを考えるのも面白いんじゃないかと思っています。
要は、さっきも言った通り煮たきしなくてもそのまま食べられるんだったら食べちゃったほうが手っ取り早いじゃないですか。
かおり
そうね。
よしやす
そうそうそう。なんだけど、人間は細かく切ったり、あとは麦なんてだいたい粉にひくからね。
かおり
確かに。
よしやす
そう。だから、
かおり
誰が一番初めに粉を作ったの?
よしやす
もう結構古いんじゃないですかね。
で、小麦粉もある意味人工物だよね。
まだね、小麦の穂から脱穀って言って、本体のところから種を引っ張り取って、その後揉みすりって言って周りのものを取るみたいな話は、
まさに人工物を作っているというか、人工的な食べ物にしているということで、
かおり
小麦粉をそうしたらそうなるってこと?
よしやす
と私は思っていて、
かおり
そうだね、粉にしてないけど、お米だって脱穀して炊いてるもんね。
よしやす
そうなので、拾ったどんぐりか、皮でとった魚をそのまま生で食べるとかが加工してないものですけど、
その他のものはほとんど人工物なんじゃないかなって思ってるんですよね。
で、生きていくには人工物が必要になってしまうほど弱くなってしまった人間は、人工物があることを当たり前に暮らし始めています。
かおり
はい。
よしやす
床暖房があるのが当たり前かどうかちょっと置いといて、
かおり
超快適よ。
よしやす
超快適。
それは私も、どなたかの家に行ったときに、なんでこんなに気持ちがいいんだと思ったら床暖房が聞いてたっていうのがありましたね。
かおり
そう、超気持ちよかったでしょ?
よしやす
あのね、意識しないぐらいの気持ちよさだった。冬なのに。
かおり
エアコンじゃないんだよね、そう。
よしやす
そう、そうなんです。
かおり
ストーブとかであったかいっていうのはよくあるけど、そうではない。ストーブのあったかさもいいんだけどね。
よしやす
そう、でね、人間は自然を改変して快適な生活を手に入れるっていうのをやってきましたけれども、
やっぱり200年前、300年前は煮滝するとか、細かく切るとかっていうのをやっていた一方で、そんなにエネルギーは使っていなかった。
だから焚き火をするのはエネルギーが必要だけれども、
まさに人工物を動かすために人間だけが使えるエネルギーっていうのは全て人工物、人間が作り出しているもので、
切な的というかエネルギーは使ったらなくなってしまうんだが、
火を使っていろんなものを温めるとか、
そういうのがあったけど、石炭が出るようになって蒸気機関みたいなものが発達すると、
今まで馬が引いた、牛が引いた、人間が引いたみたいなものがエンジンに置き換えられてきて、
そこから100年ぐらいもうすでに経っている中で、私たちは人工物かどうかっていうよりは、
そこにどれだけエネルギーが投入されているかっていうので、世の中を見た方がためになるんじゃないかと思っています。
というのも、我々が使うものはほぼ全て人工物だからね。
かおり
今更人工物かそうじゃないかを議論するのはナンセンスだと。
よしやす
ナンセンスというかあまり意味がないんじゃないか。
かおり
もともとが人工物に囲まれているんでしょう。
よしやす
そうそう。そんな中で、どんだけ人工物に対して我々はエネルギーを使ったりとか、
あとはもう一つは、やっぱり100年前ぐらいまでは牛とか馬も使ってはいたけれども、
やっぱり人がコントロールできるとか人力で動くものが多かったわけ。
ピラミッドを作るにも人力であったから大変って話があるけど、
今や人工物を作るためにはエネルギーを一生懸命消費して人工物を作るということをやっていて、
もちろん工場で何か作るのもそうだけれども、
私たちは人工物である発電所みたいなところで何かしらを燃やして、
その熱を運動エネルギーに変えてそれを電気エネルギーにして送るという、
まさに人工物で作った人工物、電流というかを使って家の中のものやコンピューターが動くというふうになっているし、
自分たちは意識していないけれども、人工物に囲まれないとなかなかうまく生きていけなくて、
それは仕方がないけれども、じゃあ自分たちはどの人工物をどれだけ使ってるんだろうとか、
どれかをやめてみたら生活がどうなるんだろうみたいなことを考えるといいんじゃないかと思っています。
今この収録をしているタイミングでは、アメリカとイスラエルがイランに攻め込んだというのがあって、
イランのまたその周辺で出る石油が日本に送られないんじゃないかという危惧があって、
原油の先もの価格が上がっているというふうになっています。
天然ガスとか石油とかって、なきゃないで人間は生きていけるんじゃないかという気も、
どっか頭の片隅であるわけですよ。
つまり膨大なエネルギーなんてなくても、自分たちが食べるものぐらい準備できて、
それを食べていれば幸せで生きていけるんじゃないかという、
人工物って本当はいらないんじゃないかという考え方もある。
一方で産業革命以降、自分たちは誰かがどこかで作ったエネルギーの恩恵を受けて、
とても安いコストでそれを使っていて、
人工物があるからこそ楽しかったり快適だったりするっていうのの恩恵を存分に味わっていて、
それが当たり前だと思っているけれども、
今日人工物の話をしたのは、我々は人工物の中で生きているけれども、
どれがどれだけ本当に必要なのか、
その人工物を作るのに、また使うのに、
どれだけのエネルギーが投入されているのか、みたいなものをちょっと考えてみると、
世の中は全部人工物だっていう実感が湧くのと同時に、
人工物とどう付き合っていくか、みたいなもののヒントになるんじゃないかななんて思っています。
ちょっと抽象的な話が多くて、難解だったかもしれませんけれども、
整理すると、今の人間は人工物がないと生きていけない。
だから人工化、自然化ではなくて、
どれだけのものが人工だったら一番快適かっていうふうに考えましょうって話と、
一つは、人工物にはエネルギーの消費っていうのがついて回るっていう時代になってきてしまいました。
工場でエネルギーを使ってものを作るとか。
昔はね、いろんなものが手工業っていうもので作られていたわけですよ。
かおり
うん。
よしやす
そうでしょ。
かおり
土鍋して作ってくれたわけだよね。
よしやす
そうそうそう。
かおり
赤ちゃんがね。
よしやす
だし、母ちゃんが作ってくれた手袋編んだ手袋の毛糸も、
昔は人が紡いで糸にしていたのが工場で糸になっていたりするし、
いろんなものが工業化する中で人工物に囲まれて生きてきたけれども、
人工物がないと生きていけない我々は、
うまく付き合っていかなきゃいけないんじゃないかと思っていて、
なんて言ったんだろうな、
ナチュラル、つまり人工物をなくすっていう方ではなくて、
人工物がどういう動きをしてどんなメリットとデメリットがあるか、
例えばエネルギー使うから良くないとか、
この商品は作るのにエネルギーをたくさん使うとかみたいな話で、
身の回りのものが、家も何でもかんでも人工物なんですけど、
そういったものがどんだけの価値で我々に提供されるのかみたいなところを工夫してというか、
見つつ、人工、何が必要で何が必要じゃないかっていうのをもう一回考えてみていただきたいなと思っています。
ということで、人工または人工的とどう付き合うかというテーマでお話をしてきました。
まとめとエンディング
かおり
付き合うも何もその中に生活してるからね、難しいね。
おそらく人工という言葉にもいろんな定義があるっぽいですよね。
よしやす
最初、もやもやした動物が自然を改変して快適に過ごすのは人工っていうのかどうかから始まって、
人間だってそれは人工物って言わなくていいんじゃないの?みたいなものも含めて、
人工って何だろう?人工芝?人工芝は分かりやすいか。芝っぽい繊維が生えてる色物ね。
だんだん国語辞典作りみたいになってきたけど、人工人工。
かおり
今後ちゃんと今までのやつを全部表にすれば使えるんじゃない?
よしやす
そうですね。人工衛星もやっぱり衛星を人工的に作ったってことだし、
色んなものがありますよね。ということで、本編のお話はこれぐらいなんですが、
オフ会の話を少しします。
これまでオフ会は国立科学博物館で4回と、大阪、明石、名古屋、松本で実施してきました。
名古屋とか九州とか言ってますけれども、この辺がいいんじゃないか。
またここの科学館を案内してほしいというのがあったらぜひメールをください。よろしくお願いします。
もう一つ、超危険生物展のチケットの応募方法ですが、
超危険生物展のチケットくださいって書いたメールを送ってください。
締め切りですが、長くやってるんで6月ぐらいまで、締め切り3月いっぱいにしようと思っています。
長すぎ?
かおり
いや、無事に。
よしやす
じゃあもう少し短くしますか。
かおり
じゃあ3月の30日はどうかしら。
よしやす
1週間ぐらい短くして、締め切り変更します。
3月中に発表できるような感じ?
そうなので、3月22日日曜日中の到着をするようにしてください。
かおり
23時59分までOKね。
よしやす
3月22日の23時59分59秒まで。
超危険生物展のチケットくれというふうに書いていただければいいかなと思います。
この番組宛のすべてのメールの宛先は、
先ほどのご案内でも言った通り、我々はそんないプロジェクトというグループで複数の番組を配信しております。
この番組のほかにそんなことないっしょ、そんない雑貨店という番組を配信しておりますし、
もしかしたら新人さんが入ったら、新メンバーが入ったら新しい番組が始まるかもしれませんよ。
ということで、そんないりかの時間、第656回、この辺にしたいと思います。
かおり
お送りいたしましたのは、よしやすと、かおりでした。
よしやす
それでは皆さん、次回の配信でまたお会いしましょう。さようなら。
かおり
ごきげんよう。