1. 目からウロコの理科ラジオ #めかラジ
  2. #58 中性紙ってなんだ? #科..
2025-05-05 44:28

#58 中性紙ってなんだ? #科学系ポッドキャストの日

今回は「科学系ポッドキャストの日」5月に参加します。テーマは「ノート」。ホスト役は「英語でサイエンスしナイト」さんです。


「科学系ポッドキャストの日・5月」のプレイリスト

⁠https://open.spotify.com/playlist/4k1UcDo92e3wvHL7EOJ7KL?si=knV-MfEnQM2IsSZ67YHdbg&pi=sNrgInFCRlG4I⁠


他の番組も聴いてみましょう〜

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<ハイライト>

#科学系ポッドキャストの日、テーマは「ノート」

デジタルノートObsidian

wet実験に最適、丈夫なノートSpring77648

洋紙は100年しか保たなかった

リグニンを除去するか、しないか

紙を使いやすくする添加剤が…

藁半紙の思い出


<参照>

富士フイルムビジネスイノベーション

「かみの基礎講座 身近すぎて意外と知らない紙の世界」

https://www.fujifilm.com/fb/support/colorprint/howto/basic


東芳紙業「洋紙と用紙」第26回「中性紙」

https://toho-paper.co.jp/topics/「洋紙と用紙」第26回「中性紙」/


紙とパルプの科学、山内龍雄、京都大学学術出版会


紙の知識100、王子製紙(編著)、東京書籍

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【HP】 https://carnelian-jellyfish-c1b.notion.site/e23df6041eaa4bc1bca0e8c497374bf4

【note】https://note.com/tokuo_no_oto

【Twitter】https://twitter.com/tokuo_no_oto

【お便り募集中】https://forms.gle/CaQyJQFwq8GpAr8i9

または各メディアのコメント欄からお送りください。

待ってます〜


#科学系ポッドキャスト

#理系

#とくおと

サマリー

このエピソードでは、透過型電子顕微鏡(TEM)やサマーフェローシップに関する科学技術について語られています。パーソナリティたちは、科研費や学生の夏休みの違いについても意見を交わしながら、科学の楽しさを伝えています。中性紙の起源や製造過程に焦点を当て、中性子という言葉の意味やその背後にある科学的な原理について詳しく説明されています。また、紙の製造には機械パルプと化学パルプの二つの方法が紹介されています。中性紙に関する議論では、酸性紙と中性紙の違い、古い文献が長持ちする理由について考察されています。さらに、日本の和紙が酸性成分を含まず中性であることから、古い版画や文献が良好に保存されている理由も説明されています。このエピソードでは、印画紙や製紙に関する知識を深め、関連書籍を紹介します。

透過型電子顕微鏡の操作
理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』
みなさん、こんにちは。理系とーくラボラジオ部 『とくおのおと』、通称『とくおのおと』をお届けします。
パーソナリティは、前回音声編集でレンやヒを踏みたカリウムと、
お仕事で動画型電子顕微鏡を担当することになって、ワクワクしている日野えひえと、
担当している大学院生が、サマーフェロシップに採用されて、超絶ハッピーな細胞です。
よろしくお願いします。
このラジオは、オンラインコミュニティ、理系とーくラボに所属する研究員たちが、ワクワクするような科学トピックや、
科学を楽しんでいる人のお話をお届けする番組です。 ということで、
透過型電子顕微鏡、TEMですね。TEMを担当されることになった。
あれ、わりと難しい方かなと思って、TEMは。TEMに比べると。
難しいですね。TEMもTEMも触らせてもらったんですけど、
フォーカスを合わせるまでが大変でした。
あとあれですね、顕微鏡って結構、今どこ触って、見てるんだっけって、こっち見たい方向に行くにはどうすればいいんだっけって、
わらわらわらって、右手と左手がわらわらするようなイメージがあるんです。
そうですね。結構、妻に操作する、なんかボロボロの数が、
SEMに比べて、TEMは倍ぐらいありました。
そうですね。こっち触って、あっち触ってっていう感じですよね。
本当にそうです。
そうなんだ。僕、光学顕微鏡しか扱ったことないんですけど、
透過型顕微鏡とか、SEMとかTEMとかって、リアルタイムで見ながら、そんな調節していく感じなんですか、ステージを。
そうです。ステージとか、絞りとか、出力とか。
そうなんだ。すごい、いっぱいある。いっぱいなんか調整するものがあるんですね。すごいな。
ありますね。
実際は、今どこを触ってるっていうのを、手元を見ないで、あくまでもステージ見ながら、
あっちこっち操作するっていうイメージかな。TEMなんか特にそういうところが強いかなと思ってて。
そうですね。本当に画面を見ながら、ちゃんと今の操作で目的の調整ができてるかっていうのを見ながらですね。
サマーフェローシップの体験
今まで触ってたことあります?
全くないです。
仕事の前に。全くない。じゃあ、今回も一から覚える感じ。
本当にそうです。ロマンだけで希望してたら本当に通っちゃったって感じですね。
すごい。
いや、いいじゃないですか。でもすごく意欲的な感じがしてた。
ありがとうございます。
はい、頑張ってください。
はい、頑張ってください。
あと細胞さん、大学の先生やられてるから、学生さんがサマーフェローシップ。
そうなんですよ。なんか学科で2人、大学院生全体も30人くらいいるんですけど、そのうち2人にだけサマーフェローシップが出るって言って、応募したいって大学院生が言うから、じゃあやってみやってみって言って。
正直もう時間もないしこれでいいかっていう、通るんかなこんなんでって思うくらい的だったんですけど。
蓋を開けてみたら通ってて、すごいびっくりとハッピーが同時に来て、感情がめちゃくちゃになってます。
あれで通るんか、それでいいのかっていうのと、でも通ってよかったなっていう2つの思いが工作しつつ、でもちょっと嬉しいですね。
来月ですね、日本の夏休みとちょっと違うんで、タイミングはすごい全然違うと思うんですけど、来月から来てくれるのかな、5月からもう夏なんで、アメリカは。
5月から夏?
5月の多分12日か、12日で最後の単位を出さなきゃいけないので、その以降はもう夏っていう計算になるので、5月の15とかそのぐらいからはもう夏ですね、夏休みって言うんですかね、そんな感じになって、8月までかな、3ヶ月間の夏休みが。
そうですね、8月の終わりまでかな、夏休みなんですよね。
日本だと7月から、7月の終わり、8月の頭ぐらいまで楽器やりましたっけ?
えっとね、私が学生やってた30年前とかだと、7月の終わりからだったんですけど、今うち大学生になった息子いるんですが、そこは8月の頭まではなんやかんやあって、そっから夏休みで9月いっぱいまで。
ですよね、そうなんか僕もそんな感じだったなと思うんで。でも日本の大学は春休みが長いんですよね、確か。春休みが長かったな。
そう、もう2月3月まで。
そうですよね、こっちは春休みが短いんですよね、1週間しかないんですよね。
1週間、2週間かな、クリスマスから正月までしかなくて、1週間から2週間しかないんですよね。
だからまあその辺の違い。
そうそうそうそう、だからなんか僕もちょっとこの辺の違いも面白いなって、いつかこの違いについてもトピックとして扱えたらなって思っております。
ちなみにそのサマーフェローシップっていうのは具体的になんだろう?話戻っちゃったんだけど。
なんだろう、なんて言えばいいんでしょうかね。学科が給料をくれるんですよ。給付型奨学金と言えばいいんですかね。
学科が給料を出してくれる。学科が夏の間給料を出してくれる。基本無給になっちゃうんですよね、大学院生も夏なんかやろうとすると。
夏の間給料を出してくれるシステムって別にないので、学期中はそのティーチングアシスタントとかあるんですよ。
日本でもTAっていうのがあると思うんですけど、学期中はあるんですよね。
でも学期終わっちゃうと夏休みの間3ヶ月間ほぼ無給状態になっちゃって、どっから給料持ってくるのってなっちゃうんですよね。
PIっていうんですか、ボスたちは、僕も含めてそうなるんですけど、そこをその学科が出してくれるっていう、その2人だけに対して。
それがサマーフェローシップというものなんですね。
日本とアメリカの大学生活の違い
なんか新しい話を知りました。
新しい単語ですかね。
カリムさんは音声編集お疲れ様でした。ありがとうございました。
何とか間に合ったかな。実際音声編集自体は日曜日に収録して、日曜日の夜やって、月曜日の夜もやって、それで大体終わった感じ。
ただし寝たのが夜中の1時半とかでした。
お疲れ様でした。
あとは微調整を火曜日にやって、火曜水曜は実際に上げるときに必要な詳細、この番組どういうのは使ってますっていう詳細を書くとか、
あとはサムネイル画像をこういうの作ってくださいとかっていう注文とかを月曜日ぐらいにやって、
一応2パターン用意してたんだけども、2パターン目の発注が遅かったんで間に合わなかったんで、最初のパターンの方で上げました。
そこはね、人にお願いしているので、いついつまでってあんまり急かすと悪いから余裕を持って発注するべきだったんですけど。
それでサムネイルに僕の画像がドーンって載ってるんですね。
とにかくわかりやすくしようということで、今回はだいぶシンプルにしました。
いいんじゃないですか。ありがとうございました。
どうもありがとうございます。
はい、ということで今回の投稿ノートもぜひ最後までお楽しみください。
今回は科学系ポッドキャストの日、5月の企画に参加しています。
テーマはノート、ホスト役は英語でサイエンスしないとさんです。
基本的にこの番組はずっと英語でお話しされているので、私ちょっと聞いたことあるんですけど難しいなーって思ってしまいました。
細胞さんはその辺もしかしたらすごく楽々聞け取れるんじゃないかなって思うんですけど、聞いてみたことありますか。
そうですね、聞いたこともありますし、僕ちょっと最近気づいたんですけど、僕最近映画、普通に映画、洋画ですよね。
僕最近字幕なしで見れることに気づいたんですよ。
すごい、もう6年目だもんね。
僕なんかあんまりずっと映画とか見なかったんですけど、子供がカーズを見たいって言うからカーズを見たんですよね。
カーズを見ながらあれこれ字幕なしでも全然いけんなと思って、なんか思わぬところで6年目、7年目にして思わぬ成長を感じましたね。
はい、そうなんですよ。
私ももうちょっと英語聞き取りになったら、英語関係のやつも楽しく聞けるようになるのかなーなんてちょっと思ったりするんですけど。
まあ、慣れですよね。慣れです、慣れ。
そうですね。
では、スポティファイにてこの科学系ポッドキャストの日の企画、参加される番組のプレイリストが毎度再生されているんですけども、
番組の詳細にリンクつけておきますので、他のポッドキャストも私たちの番組のついでに聞いてみてください。
もしよかったらぜひTwitterなどでハッシュタグ、科学系ポッドキャストの日をつけてご感想を投稿してください。
皆さんのコメントで科学系ポッドキャストを盛り上げていきましょう。
さて、テーマノートなんで、このノートについてはこのホスト役の番組さんがですね、文具のノートでもいいんですがノート以外の文房具の話でもいいし、
例えばネット上にノートっていうブログっぽいようなやつありますよね。
あれを扱ってもいいし、まあ普通にノートで独自の使い方があるんであればそういうのをお話ししていただいてもっていうことでした。
はい、でノートで思い出す言葉というところで、ひえさん、さいぼうさん何か思いつくことありますか。
思いつくこと。
私の場合は、なんか日記とか本のメモとか調べたこととか何やらかんやらを前はノーション使ってまとめてました。
今はオブシリアンっていう別のものに移行してやってますね。
すごい紙のノートとは違うけど、1ページ1ページ独立して自由に扱えるデジタルノートって感じのサービスですね。
私はこっちをもう1回見ました。
オブシリアンって私今初めて知ったとこなんだけど、ノーションと似たような感じでいいんですか。
いや全く似てないです。
全然違う。
全然違います。知名度が低いのは重々承知してるんですけど。
ちょっと調べてみようかな。
バックダウン式のファイルを扱うソフトで、保管サービスみたいに特定の形式に依存してないので、
最悪オブシリアンの開発が止まっても別のやつに移行できるっていう、そういう運用しやすさっていうのが売りですね。
あとタグ付けとかできたりするんで、そういうので結びつけたりして扱ってます。
ちょっと今度調べてみようかな。
ぜひぜひ。結構楽しいので。
こういうのって基本的にiPadみたいなタブレットにノーションかオブシリアンを入れて書いたりしながらノートを取っていくって感じなんですか?
それとももうPDFファイルとか使う元となるファイルを取ってきて、マークしてメモを書いていくみたいな、どんなふうに使ってるんですか?
基本的にはテキストベースなので、テキストでバーってパソコンで入力する感じなんですけど、
PDFとか画像の埋め込みも両方ともできるので、
埋め込んで、この画像のここをこういうふうみたいな目を取ったりとかはしてますね。
なるほど。
ひえちゃん話まだ続くかなと思ったんだけど。
別にこれは話しても話さなくてもなんで。
すごい話を途切らしてしまった。
いやすいません。ノーションって最初言われたからノーションで投稿の音も一応あるんですよ。初期のメンバーが立ち上げてくれてて。
でも実際のところはメンバーの画像と簡単な紹介、あとは今までの番組のタイトルの一覧がバーって載ってるぐらい。
私がたまに総合の番組が新しく増やしたらその分書きつなげるだけで、
ちょっとノーションだと難しいかな。配置をいろいろ置けるのが自由度が高いと言えばそうなんだけど、難しいなと思ってて。
だから最近はノーションじゃなくて、ノーとの方にしちゃいました。一応残してますけど。
なるほど。
そんな感じですね。で細胞さんの方お願いします。
そうですね。僕はノートって言われてパッと思いついたのが実験ノートで、
僕はもうずっと紙ノートなんで、あんまノーションとかすごいほぼ初めて聞くぐらいの感じで。
情けないことに。全然デジタルノートとか使ったことないんですよね。
でも紙のノートで言うとずっと研究してきたので実験ノートが一番しっくりくるかなってノートって聞いて。
いろいろ試してみたんですよね。ルーズリーフでバインダーを別で買って、
ルーズリーフで実験結果まとめて挟んでいくのとか試してみたり、実際にノート買ったり試してみたんですけど、
結局アメリカに来てから買ったスプリング77648っていう。
もう何を言ってるんだって話ですけど、これで検索するとスプリング77648って検索すると実験ノートが出てくるんですよ。
スプリングって会社が作ってるのかな多分。
バディじゃなかった?
ツール名でもなんでもないですけど、これで検索すると出てくるんですよ。
この収録に向けて日本でも売ってるのかなと思って調べたらアメリカにしかないみたいで、
是非アメリカに来る際には試してみていただきたいノートですね。
ただ一冊マジで3000円くらいするんで、すげー高いです。
すげー高いです。3000円にすると。
その分すごくページ数が多い?
ページ数は156ページなんで言うほど多くはないです。
でも強いんですよ。実験とかやってたらちょっと濡れちゃったりするじゃないですか水で。
でも全然そんなの気にならない。
紙も強い?
紙が強い。普通のノートのページが濡れちゃっても全然ちょっとパタパタって乾かしておけばちゃんとまだまだ使えるような。
ちょっと破れちゃったりとかも全然しないし、ちょっとシワシワになるだけ。
すごいんですよ。
あと一枚一枚がすごい強いので、ペラペラな実験ノートと違って破ける心配とかもないんですよね。
破けたこと一回もないんですよ。いろいろページペラペラめくったりするじゃないですか。
あの時に衝撃で破けちゃうこととか今まで結構あったんですけど。
ルーズリフとかだと粒々の穴になっているところが当然破けるじゃないですか。
バインダーでページめくってたりすると。そういうのも全然なくて、すごい強いんですよ。
なのでウエットの環境で実験実際にするようなラボで、実験をするようなラボで働いている方にはちょっと一度試してほしいなっていうノートブックですね。
スプリング77648です。
あれ、今私見てるやつちょっと違ったな。7648だった。77648で調べたはずだったのに。
77648で出るはず。出ないのかな。
なんかアメリカが。一番上だからかな。
出ますよ出ますよ。アメリカからアクセスしてるからまたちょっと別のウェブサイトに飛ばされちゃうのかもしれませんけど。
スプリング77648です。
いや、出るんだけどなんかちょっとエンジンっぽい表紙で、ケーセンとかマスタングとかあらかじめに印刷されてるやつね。
そうですそうですそうです。
それでなんか、US何ドルって日本円だと3700円とか。
ですよね。
でもそんだけ丈夫だったら確かに液体使う実験机の上に置いても安心して使えますね。
そうなんですよ。これからラボやっていくとこれから20年30年とノートを保存していかなきゃいけないじゃないですか。
そうですね。昔やってた手法をもう一回見直すとかそういうの。
そうなんですよ。そういう面でもかなり耐久性に優れたノートっていう意味でも僕はかなり愛用させてもらっております。
面白いお話になりました。
はい。で、私さっきちょろっとベラって言いましたけど、特効ノートはウェブのノートをやっておりますって話でしてね。
それが今までどういうのを載せてるかっていうと、作ったの自体が去年の12月の年末に作り始めて、
1週間か2週間に一度ぐらい更新できればいいかなみたいな感じでやってて、
載せてる内容自体は過去に配信した回の台本とか、あとは今後配信でこういうのをやります。
例えばさっきの科学系ポッドキャストの日の何月に参加しますとか、そういうのを書いてて、
特効ノートが2週間に一度ぐらいは更新するんで、更新をしない週の週末ぐらいに書くようにすれば、
毎週何かしらで発信することになるかなと思って保管みたいな感じでやってたりしていますんで。
もしノートをやられている方がいたら特効ノートで検索していただければ見れると思いますので、
ぜひこちらのほうもという感じでございます。
ではノートの話で実際の本題、実際の本題って言い方もあれだけども、
科学的な話をちょっとやっていこうかと思います。
中性紙の概念と由来
カリウムがノートで思い出す、普通のノートで思い出すのは中性子という言葉でしたね。
最近そのうちの息子が使っているノートをちょっと裏と表の表紙を見せてもらったら書いてなかったんですけど、
私がよく使っているキャンパスノート、あれ表もしくは裏のところに中性子って言葉が書いてあるんですよ。
中性ってのは賛成とかあるから中性のあの中性ですね。
で、死っていうのは神です。なので中性の神っていう言葉ですね。
で、いやこれそれこそ小学生中学生ぐらいの時から多分この中性子って言葉を見てたんで、
あれ一体何なんだろうなって思ったんで今回ちょっとこれのノートって話が出たんで調べてみました。
はいはい。
はい。で、中性子という言葉の概念に出てきたのは多分結構最近でして、
実は戦後の1950年頃らしいんです。20世紀の中場ぐらいって書いてあったんで、
工業的に紙を作るようになったのは例えば明治とか大正とか江戸時代の末とかそのぐらいですかね日本で言うと。
で、そのぐらいに工業的に工場で紙を作るようになったやつっていうのはその頃の紙ってほぼ全部賛成子という、
それこそ中性ある改正の賛成ですよ。賛成の紙だったそうです。
で、その賛成子っていうのをその頃に作られた本とかっていうのがこの戦後の1950年ぐらいに劣化がすごく目立つようになって、
これの原因は賛成だからじゃないのかって話になって、それで中性子というものが作られるようになったっていうことのようなんです。
へー。
はい。今賛成中性って言ってるけど、結局何をもって賛成中性と言ってるのかというと、これ紙の材料の方からちょっと考えていきましょうというところになるんです。
はい。
紙の製造方法
紙の材料って基本的にはパルツっていって繊維ですね。主に木材、木ですね。木の繊維を使ってます。
木材以外に例えば草とか竹とか藁みたいなやつも繊維はあるんで、ここから作ることもできるんですけど、今回ちょっと木材の方だけで話をしていこうと思います。
木材からどうやって繊維を取り出すかと。そこからいくとですね、工業的に紙を作る場合、木材を濡らしてパルプを取り出すために機械パルプっていう方法と化学パルプっていう2種類の方法があるんですけど、
それの話を見ていきます。木材の繊維っていうのはセルロースとヘミセルロースっていう2種類があって、
あとその繊維の間にリグニンっていうポリフェノール物質があって、これが繊維同士をくっつけて木材、木の強度を高めているっていう構造になっているそうなんですけど、
機械パルプの方法だと木材を鉛筆削るのようにまず細かく削り、すり鉢みたいなものですりつぶして力づくで繊維にしていく。
そうすると繊維の取る量っていうのはすごく高くて、ほぼロスなく全部取れるんですけど、リグニンを排除していないので、
これリグニンって色がついているんですよ。だからそれが入っている状態の繊維をパルプを使って紙を作るんです。
なのでちょっと漂白がしにくいという難点もあったり、あとリグニンって紫外線で変質しちゃう。
だからその紙の変質の要因が入ったままの状態で紙を作っていることになるんですね。
紙の劣化の原因の一つがこのリグニンのせいだという話があります。
もう一つ、このめんどくさいリグニンを除去してから作りましょうというのは化学パルプというやつでして、薬品を使ってリグニンを溶かします。
そうするとこのリグニンがなくなった分、紫外線の劣化とか少ないし色も抜けるので、さらに色を白くするというのも割と楽にできる。
ただしリグニンと一緒にセルロスとか他の大事な繊維もちょっと溶けちゃうので、
若干パルプの収量、実際に取れる量というのはやや下がってしまうという難点は若干あります。
このパルプを水に混ぜることによって、パルプが入った濁った液ができますね、堅落液。
これに平らな網ですくい取って乾かして、いわゆる紙つきという作業です。
紙の添加剤と特性
そのことによって紙ができる。最終的にちゃんと乾かすんですけども。
これイメージ的には繊維の種類は違いますけど、和紙と同じような作り方ですね。
パルプを水に溶かして堅落液をすくって乾かす。
ペラッといって紙ができます。
この方法だと和紙と同じ欠点ができてしまう。工場的に工業の大量生産にしても。
和紙の欠点というのは何ですかというと、にじみやすい。
書道なんかやると特に分かりやすいですけど、墨を乗せるとふわーって広がってしまう。
あと表面が粗い。
最近のノートなんか基本的にツルツルのそんなにゴバゴバしたような紙とかってあんまりないですよね。
あと印刷がしにくい。やっぱりこういう条件があるとにじみやすいとか粗いというのは、印刷をするのはちょっと難しい。
これを工場的に印刷する用の紙にするとか、印刷するために機械にかけるときに扱いやすい紙にしようということで、いろんな添加剤が使われているそうなんです。
この添加剤というのが後々引っかかってくる。
添加剤何がありますかというところなんですけども、
例えばさっき言ってたインクのにじみ、これがあんまりしないようにするためにサイズ剤というのを混ぜることがあります。
これはさっき言ったパルプを混ぜ込んでいる水、潔濁液に一緒にこのサイズ剤を入れる。
もしくは紙をすくい取ってその上から表面で塗るという方法でサイズ剤をつけることがある。
他にはどんな添加剤があるかというと、繊維と繊維の間を充填する、隙間がないようにするために点量というものを使うそうです。
この点量の点は充填の点とか赤字の補填とか使われる漢字の点ですね。
赤字かー。
これを入れると白さとか不透明性が出てくるので透けにくくなる。
表面が滑らかになるとか柔軟性とかも良くなったりする。
そういう添加剤だそうです。
あと他にはですね、強い紙にするための視力状況剤。
視力って紙の力ってそのままらしいんですけど。
あとは減量とか薬品のロスが少なくなるぶどまり向上剤。
酸性と中性の違い
短い繊維とかそういうのができるだけ全部使いたいなという時にこういうのを入れると、
ぶどまりっていうのは将棋の譜っていうコマがありますね。
歩くって書くんですけど、これがぶで止まるっていうのが留守番のる。
でぶどまり向上剤、よくなる。
こういうのを使ったりとか、あとは色をつける。
染料とか顔料とかそういうのですね。
こういうのを入れたりとかしているそうなんです。
で、先ほどから言ってたあの酸性って何ですかっていうのは、
この添加剤のうちのサイズ剤、これが酸性の元だったという。
古くからサイズ剤として松柳が使われてたらしいんですけども、
松柳の成分を紙に定着するためには松柳を一旦水の中に混ぜるときに
硫酸バンドという薬品を使っていたらしい。
硫酸バンドという言葉だけだとちょっと意味がわからないので、
もうちょっと調べると硫酸アルミニウムだそうです。
硫酸なんで、やっぱ酸性です。
間違いない。間違いない。
間違いなく酸性になっちゃう。水に入れちゃうとね。
水に入れたら酸性になっちゃうよねということで。
紙のpHが4とか5くらいになってしまって、
で、これをほっとくとこの硫酸の成分がだんだん繊維をボロボロにして
紙もボロボロになっちゃう。
なんで、こういう酸性子だと100年ぐらいしかもたない。
なんで明治大正期に作られた本とかが戦後、
1950年ぐらいになるとボロボロになっちゃって困ったねって話になったようです。
なんで今、硫酸バンドじゃないサイズ材が開発されて
中性子というものができたそうです。
和紙の特性
これによってだいぶ寿命が延びて
長期保存も可能になってきたということのようです。
サイズ材っていうのによって紙の質を上げたはずで、
かえって紙の質が悪くなっちゃうっていう残念な話です。
紙って薬品を使わなくても紙を作れるんですよ。
日本の和紙なんかそうなんですけど。
じゃあなんで繊維があんなにくっついた状態で固定することができるかというと
これ水素結合らしいんですよ。
繊維がいっぱいくっつくことによって水素結合が発生して
それで紙の繊維がどんどんぴったりくっつくようになっているっていうのがあったりするんですけど
和紙ってもうこの水素結合だけで作られている。
紙のくっつくようになっている。
もともと酸性成分の添加剤なんか使ってないので和紙は中性です。
だから和紙で作られた昔の版画だったりとか
浮世絵とか結構綺麗に残ってたりするんで
そういう理由なんだっていう。
平安時代の書物そのものが残っているってことはなかなかないですけど
実際に今伝えられている、例えば幻人物語にしてよ
古今和歌集みたいなやつ
それこそ1000年くらい前のやつでも写しながら伝えてきたんだと思うんですけど
結局何百年も残っているじゃないですか
やっぱりそれって紙が酸性じゃなかったから
フジフイルムの紹介
それが割と紙になりやすかったんじゃないかなって
あともちろん大事にしてたっていうのもあると思うんですけど
すごく大事に保存してた
公共的にガンガン作られているやつって
だんだん貴重なものっていう意識なくなっちゃうから
っていうのはあるかななんて気はしますね
私なんか、だからうちの息子は最近大学生になったから
大学受験でいろいろ参考書とかノートとかいっぱい使うじゃないですか
大学生になったらもうほとんどいらないじゃないですか
悲しいことに
ドサッと今まで使ってたいろんなノートやテキストリーが
煮作り紐で縛られて腰回収の日を待っております
分かる、すごい達成感ある時期ですよね
一番多分本人がこんなに勉強したんだなっていうのを見ながら
やったなっていうのはあるんですけど
結局そのノートやテキストリーって
せいぜい3年ぐらいしか使わないじゃないですか
高校とか中学の教科書もそうだけど
100年、200年持ついい紙で作る必要あるのかなって
確かに確かに確かに
そういう意味で言うと、わらばんしってすごいですね
わらばんしって子供の頃、今時代がどうなってるか分かんないんですけど
僕が小学校の頃って絶対小学生の頃に何かを書く
テキストとか受けるときって絶対わらばんしだったんですよね
あれ、細胞さんの世代もそうでした?
僕もそうでした、ひえさんはどうですか?そんな記憶あります?
ちょっと茶色っぽい紙に書いて
わらばんしは練習問題であったり
連絡するために、連絡帳じゃない
この日に授業参加ありますよみたいな
そういう施設のためには使われてたんですけど
小学生の時のテストは
教科書の出版社のやつだったので、上質子でしたし
中学校の弟子のやつもわらばんしじゃなくて
普通のコピー用紙だった記憶がありますね
僕もそうですね、そう言われてみればそうですね
ちゃんとしたテストは上質子だけど
練習問題とか、普段授業で使うのはわらばんしみたいな感じで
でもちょっと調べたんですけど
漢字の小テストとか
鉛筆で書いて消しゴムで消すとビリビリって破けるやつ絶対
そうなのよ
昭和は本当にそれでね
すごい悩ましかったんだけど
あれ調べてみたら三世紙なんですね
そうそうで、理にかなってるじゃないですか
どうせ練習にしか使わないし
そんなコストもかけたくないし
わらばんしで子供たちに勉強させて
終わったらすぐ捨てるだけだからっていうのもあって
すごい理にかなってんのかなってちょっと思いましたね
お話聞いてて
多少の添加剤は必要なんでしょうね
にじまない、にじむかにじまないかって
結構にじむんだと思うんですよわらばんしって
僕ボールペン使ったことないんで
あれ絶対鉛筆で書かされるじゃないですか子供の頃って
鉛筆でしょ
だからあれにじむかどうかあんま関係ないじゃないですか
まあでも印刷するときににじんだらさすがに困っちゃうから
その程度は
そのために結構多分酸化剤入れて三世にしちゃって
って感じなんですかね
まああったと思います
で、私今回調べるのでやってたら
リグニンの入ってるやつはあんま変質しやすいって
さっき言ったじゃないですか
なんで新聞紙はそっちの紙らしいです
新聞紙ってそんなに長く持たないじゃないですか一般人は
読んだら1ヶ月ぐらいで腰に出しちゃうみたいな感じなんで
だからそっちの紙を使うことが多いって書いてありました
化学薬品でリグニンを溶かすっていうのが環境的にどうなのっていうところが
若干考えられるじゃないですか
実際のところはそこまで
昔はどうだったか知らないですけど今の化学技術だと
リグニンを溶かした薬品の排液を処理することによって
リグニンを燃料に添加させることができ
しかもきれいになった薬品をもう一回使えるっていう
だからそれでリグニンを燃やすことによって発電ができて
実はそれで製紙工場の電力がだいたいまかなえたりするって書いてある
その辺の話は実は公害防止管理者の水質イッシュとかで扱う
大規模水質処理所で製紙工場の排水処理の風呂のところで
乗ってたりするんですよね
じゃあもうそういう排液の調べをするときは
必ずそういうのを知っている人がやってるという話になるんですか
そうですね
ちゃんとあの辺は環境補正のもとになるんで
どうやって処理してるかっていうので
いうことなんですね面白いですね
僕ちょっとリグニンの構造を見てるんですけど
なんかすごい複雑ですねこれ
めっちゃ複雑
これなんかCいくつHいくつっていう風に表現できない
これすごいですね
燃料として利用できるのをなんとなく納得できるような
ロクイン感がめちゃめちゃついてますよね
だからすごいなんか分解してうまいこと使えば
リサイクルして確かに燃料になりそうって
なんか納得しました勝手に
なんかロクイン感があると有機溶剤になるじゃないですか
クロロフォルムとか
クロロフォルムはロクイン感ついてるよな
ついてなかったらごめんなさい
だからこれ分解したら
有機溶剤水と混ざらない物質になりそうだなっていうのは
なんとなくですよ
なんとなく分かるので
燃料確かにいけそう
はい
炭素があれば燃えるから燃料になるんじゃないかなっていう
すごい雑な
確かに
感想が
間違いない
めちゃめちゃ炭素ある
めちゃめちゃ炭素ありますね
これ確かに
うーん
何となくですね
何となく分かるので
燃料確かにいけそうってちょっと思いました
うーん
えっと
最後お締めの感じにいこうかなと思うんですけども
一般の方が
中性子か酸性子かを
簡単に調べたいなと思ったら
簡単な見分け方があるそうです
燃やして灰を見比べてくださいと
黒っぽいのが酸性子で
白っぽいのは中性子です
という感じで中性子のお話を
一通り喋ってみました
感想にした
ホームページを
若干紹介したいと思うんですけども
一番最初にこれを調べたところがですね
フジフイルムビジネスイノベーションっていう
旧フジゼロックスさん
のホームページに
紙の基礎講座
短すぎて意外と知らない紙の世界
っていうページがありました
なんでフジゼロックスなんかなと思ったんですけど
これフジゼロックスって
コピー機の会社ですねもともと
フジフイルムと
ゼロックスってアメリカの会社だったかな
そこの合弁会社みたいな感じで
作られたところで
今ゼロックスとの契約を切って
名前が変わったそうですね
フジフイルム自身も
写真のフイルムとかを
作っている会社ですけども
今それ以外のものも
それ以外のものも
作ってますけども
フジフイルムって
写真を印刷するための
普通のインクジェットプリンターとかで
写真を印刷するための
プリンター用紙もそうだし
あと印画紙っていって
フイルムを実際に
紙に写す
写真用の紙に写すときに
写す紙を
印画紙って言うんですけども
これの中に銀絵
粒子が入っている
もともと写真フイルムってのは
銀絵紙
粒子が入っているやつなんですけども
写真の印刷して
プリントアウトするときの
写真屋さんとかで印刷して出してもらうときの
印画紙と製紙の知識
あの紙が印画紙って言うんですけど
というわけで多分紙に対して
フジフイルムはもともと
結構詳しかったんだろうな
って私はそれで思いました
あといくつか
参照の本を
金曜日に借りてきて
うちの学部の
図書室の方で
うち
入っているのが農学部なんで
農学部といったら木材
ということで
パルプを作ろうとか
そこから紙を作るとかっていう
学生実験やってるんです
なんで
そういう関係の本も多分あるだろうと思ったら
2冊ほど見つけました
1冊目が
大地製紙ってこれこそ本当に製紙会社ですよ
紙を作る会社
そこが出してる
紙の知識100っていう本ですね
読みやすそう
紙の知識100
なかなか100です
ここは
わりと知らん人でも
入りやすいような
紙のいろんな知識が
載っている本でして
紙を
紙の作る
歴史の話とか
例えば包装用紙とか
段ボール紙とかって
こういうものでこういう風に作ってますよ
とか話に載ってたり
先ほど言ってた紙がボロボロになる
理由とか
紙の光沢の話とか
パルプってどんなものがありますかとか
色々
あとは植林をしないといかんので
っていう話にそういうのも載ってたり
してました
ヨーロッパは
コシをどういう風に使ってますか
って話とかも載ってたりする
そういう本でした
研究と図書館の活用
もう一つ京都大学が出している
出版会が出している
本というのもあって
こっちは結構学術的なものが多くて
紙を作るとき
どういう機械でどういう風に
紙をくるくる回して
引っ張ったり乾かしたりしてますっていうね
相当細かいことが書いてあって
なかなか読んでて
難しいなと思うと
今回話す内容の部分だけは
そこだけ読んでいる状態なんですけど
それも読んでみると面白いので
詳細に載せておきます
もし
図書室、図書館とかに
ご用があった時に
そういうとこも見てみたらいいんじゃないかな
なんて思います
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さいぼーと
かりゅーむでした
さよなら
次回もお楽しみに
44:28

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