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2025-10-23 16:26

#99 ポッドキャストとは、「ラジオ番組の真似事」でなく「より近い日常でのおしゃべり」|ゲスト: 近藤淳也さん

【今月のゲスト】 

株式会社OND 代表取締役社長 近藤淳也さん 

【今回のトークテーマ】 

・ポッドキャストとは、「ラジオ番組の真似事」でなく「より近い日常でのおしゃべり」 

・世界中のリアルな日常を覗けるLISTENの「声日記」の文化 

東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。

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サマリー

株式会社温度の近藤淳也さんは、ポッドキャストの可能性とリスンアプリの開発過程について話します。特に、日常会話に近い形式でのコミュニケーションの重要性や、AIを活用した文字起こし機能の利点について議論が進みます。ポッドキャストの魅力は、プロによるエンターテイメント作品だけでなく、普段の生活の中でのリアルな会話にもあると近藤淳也さんは述べています。彼は、声日記や地域の文化が広がることで、経済的成長とは別に楽しむことの重要性が増していると考えています。

リスンアプリの開発
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
今月のゲストは、株式会社温度代表取締役社長、近藤淳也さんでございます。
第4回になりましたけれども、今週もどうぞよろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
さて、リスンが先日、スマホ用のアプリをリリースされたということで、おめでとうございます。
ありがとうございます。
大変、たくさんのユーザーが喜んでいると思うんですけれども、
このアプリ開発についてはいつ頃から意識をされていたんでしょうか。
もともと作りたかったんですけど、アプリまで手が回らなくて、去年の末ぐらいにアプリを作ってくれる人が見つかって、
予約着手して、9ヶ月ぐらいですかね、かけて、予約リリースとなりました。
AIによる文字起こしの進化
そうですか、なんか苦心のポイントというか、インフラ部分は近藤さんが担当されたとかなってますが。
そうですね、ほとんどずっと1人に近い形で開発していたのが、今ちょっとチームになってきて、
それが仲間ができてうれしいっていう。
アプリも大変でしたけど、チームになってうれしいっていうのが今大きいですね。
なるほど、そうか。
そういうことで、どんどん進化しているようにお見受けするリスンなんですけれども、
特に僕らこれから使っていくという中でもって、すごい期待値が高い、
やっぱりAIの生成分の精度が上がってくるとかね、その辺なんですけれども、これどうですか。
今、ずっとご覧になられていた近藤さんが見て、相当レベル上がってきているって感じですか。
そうですね、もともとそもそもリスンを始めた理由とかきっかけが、
AIの文字起こしが非常に高い精度でできるようになったっていうことで、
今までやっぱりポッドキャストって、さっきの、前回の本音で皆さんが話しててすごい楽しいっていうのがあるんですけど、
奥の方の後ろの方でなんか面白い話してても、気づかないことも多かったと思うんですよ。
かつ、自分がいつも聞いている番組だったらまだいいんですけど、知らない番組でもっと面白いものがあるかもしれないけど、
中身がなかなかわからない、聞くしかないみたいなところで、文字になっていて検索とか、
まず内容バッと見て、わかったらもっと面白いというか、出会いが多くなるのかなって思ってたんですけど、
その辺りがAIでかなり精度高くできるっていうところで、
最初ちょっと試してたらこれだいぶ使えるなっていうことで、文字起こしのサービスとして最初作ったんですね。
とにかくポッドキャスト登録していただいたら、もう無料で全部文字起こししますっていう、
未だにそれは結構機能としてはあるんですけど、それをたくさんの方が使っていただくっていうところが始まって、
やっぱり実際文字になることで知らない番組を知って、そこから聞き始めたりとか、
今だと検索エンジンから単語を拾って、このことを喋っている番組こんなのあったんだって知って、
再生される方とかも増えてきていて、新しいポッドキャストを知るきっかけになってきていると思います。
ポッドキャストの新たな形
最近この番組も含めてスタッフがノートに起こしてくれているんですけども、
そこではリストの文字起こしを活用しているということで、
ありがとうございます。
こちらこそお世話になっているんだと思いますけども、
そこをさらに進化させるようなリストの活用法はありですか?
by fmstaff っていうメモがあるんですけど、どうでしょうか?
そうですね、そもそもポッドキャストサービスって結構海外のプラットフォームが多いんですよね。
Spotify さんがメインで使われている方がすごく多くて、
ただ、例えば文字だったら、
例えば本だったら海外の出版社から全員が出版しているみたいな状態なわけですよ。
なんかちょっと残念じゃないですか。
別に海外のプラットフォームが悪いというわけではないですけど、
日本語の中で皆さん日本語を聞く人同士のコミュニケーションというか、そういう場だと思うので、
やっぱり国産で日本人のための日本語をベースとしたプラットフォームがあってもいいと思うし、
そこだからこそできるきめ細かい日本のユーザーさんが楽しめるような場作りとか式能というのがあると思っていて、
長期的にも基本そういうことをやっていきたいと思っています。
今の段階で、そうですね、文字起こしを使っていただいてブログを書いていただくと、
さっき言ったように音を聞いていない人でも番組を知ってもらう人が増えるので、
いい使い方じゃないかなと思いますし、
すごい活用いただいていると思います。
フェイスブックだとかね、それからインスタなんかにも載せているのかな、
すごい載せていただいているので、番組をやっている僕としても改めてそういう要約が出てくるのはありがたい話です。
お勧めとしては、他のプラットフォームにない機能として、
他の番組に言及すると横のつながりが増えていく機能とかがありまして、
例えば概要欄に他の番組のリンクを貼ると、ここで喋っていますよという相手に通知が行くんですよ。
お互いにリンクが貼られて、トラックバックと呼んでいるんですけど、ブログのときにあったような。
そういう形で他の番組と絡んでいくと、向こうの番組のリスナーさんがこっちに聞いてくれたり、
こっちのリスナーさんが向こうに聞いたりみたいな感じで増えたり。
あとは出演者でつながる機能がありまして、
例えば今回の番組に僕が出てますという登録をいただくと、
近藤さんは他にもこんな番組出てますというのがずっと横串で見れるので、
他の番組を聞いている人が、この人こっちにも出てるなと聞きに来たりとか、
出演者で横につながる機能とかがありますので。
横につながるって大きいですね。
そうですね。
僕は別の番組の、これはインターネットの映像でやってる番組なんですけど、
やっぱりそこでの出演者、例えば近藤さんが出ていただきました。
そうするとインターネット上で全く別の話題で近藤さんが取り上げられたところの、
要するに参考画面というかね、こちらもみたいに出るじゃないですか。
あれで結構広がるってあって、本当そこはぜひ聞いてるんで、
FMスタッフぜひご活用ください。
うんうんって言ってますので、ぜひやってくれると思いますのでよろしくお願いします。
さてですね、そこの部分にも関わるのかもしれませんけども、
まさにコミュニティ形成につながるような仕掛けがね、
やっぱりリストにはたくさんあるというふうに思うんですけれども、
この辺、改めてどういう思いでそういう要素を入れられてるんですか?
そうですね、ポッドキャストっていうと、まずラジオ番組の真似っていうか、
ラジオ番組を理想とするものを素人でもできるみたいなものっていう捉え方が、
今まで多分一般的だったと思うんです。
ただ、ラジオ番組っぽいものを作り込むのは結構時間とお金がかかるし、
お金?ちょっと手間かかりますし、
やっぱりそれでラジオ報道をたくさんの人に聞いてもらうものを目指していくと、
なかなかそこに行けない人も多い。
だけどさっき言ったように、日常に人と喋る時間を作ることぐらいは、
誰でもできるじゃないですか。
で、声日記っていうのが今リスンでは結構やられてる方が多いんですけど、
非常にカジュアルにスマホ1個で、
今日はこんなことがありましたっていうブログ書くような形で声で日記を書いて、
5分間だけブラウザに隙間時間で喋って、
その日の声を残していくみたいなことをされている方が今すごい増えてるんですけど、
それもラジオ番組みたいに何千人何万人聞いてもらおうというのは元々思ってなくて、
たまたま同じ日記を聞き合ってるような仲間が数人されていてくれたらそれでいいかなぐらいの、
そんなカジュアルさでやられてる方とかも多くて、
でもそういう普通の人の普通の日常というか、
そういうものがインターネットに乗っかってきて、
たまたまだけどその話すごい面白いですっていう人と出会えたりとかっていう出会いがちょっとあったりするんで、
そういう普通の人の普通の生活の中にもポッドキャストってもっと入っていってもいいと思うんで、
そういうことを普通の人がもっとやって繋がり合っていくみたいなものができるとちょっと面白いかなと思ってます。
なるほどね。一番最初に手掛けられたブログが本当に個人的な日記というところの公開から派生して、
そのことに対する共感とかっていうものが生まれてみたいなのになったのと同じように、
このポッドキャストの世界というものがListenというアプリの中でもって、
よりそういうものが濃密な関係が生まれてくるっていう、そこを思いとしては入れられてるってことですね。
ポッドキャストの魅力
そうですね。今、いろんな方、実際こういう日記書かれてるんですけど、
日本中というか世界中に生の生活を除いてるような気持ちなんですよ。
新潟で建築家やってる方がいたりとか、
イラクで向こうでお仕事されてる女性の方がいてたりとか、
そういう方がおはようございます、どこどこに今日はいますとか言って日常を語ってるんですけど、
なんかそれってすごい面白いんですよね。
いろんな、そこの町にそういう生活が一個あるんだみたいなことが、
割とリアルに伝わってきて。
そのバックグラウンドの雑音みたいなのも雰囲気違ったりとかね。
そうですね。もちろんエンタメ作品としてプロが作る番組も面白いし、
たくさんの人がそれを好きだってわかるんですけど、
普通の人の生活にも結構な迫力があって、
なるほど、日本の中にはそういう場所でそういう風に生きてる人がいるのかっていう、
そういうリアルもやっぱり面白いと感じてて、
そういうのがいろんなレイヤーで広がると面白いかなって思います。
なんかついついこの社会っていうものが、
今日よりも明日よくなりたい。前回かな。
成長ってそんな意識しなくていいんじゃないですかっていうお話もあったし、
事実そうだと思うんだけども、
やっぱり今までの成長だったり、
その歴史の中でもって、
本当に一握りの偉い人たちが何かをやったから、
この社会が築き上げられてきたっていうよりは、
本当に一人一人の姿勢の人たちが一生懸命頑張って、
もしかしたらそれは、
今日より明日豊かになりたいっていう目標だったかもしれないけども、
何か一つずつやりながら、
それぞれの努力とかいうものの集合体でなってきたと思うんですね。
そういうのの塊がフワフワとなっている中で、
今、声日記で代表されるような、
このリスンが生み出しているものかな。
なんかすごく期待感があるなっていう。
しかもそれも肩に力を入れて、
こうしなきゃっていうんじゃなくて、
そこで自分の中で楽しさも悩みも、
そこですることに共感が広がっていくみたいな。
すごくこれこそ民主的な、
すごい良い世界だなっていう感じがしますよね。
地域文化と経済
経済成長捨てて楽しみましょうって言ってるんじゃなくて、
僕一周回って経済的にも合理的な考えだと思ってるんですけど、
例えば京都っていう町は、
世界中から人気で観光客が来ますよね。
だけど、数字を追いかけて人気なんじゃないと思うんですよ。
人気などってお寺だったりとか、
自然だったり、紅葉だったりとか、
祇園祭りだったりとかするわけですよね。
だけど祇園祭りって別にお金儲けしようと思ってやってない。
結局僕楽しんだもの勝ちじゃないかと思うんですけど、
みんな祇園祭りの時は7月は仕事止めて、
バカみたいにって言ったんですけど、
経済合理性全くなしですよ。
町中の道を止めて歩行を立てて、
1ヶ月はもうそれかかりきりで仕事にもならないっていうことを、
五福の産業の方々とかがずっとやってきた、
1000年以上やってきてるっていう、
その伝統にみんな惹かれて、
結局は何十万人って人がやってきて経済回るんですけど、
もともとは遊んでるっていうか、
ここにしかない遊びを突き詰めてるだけだと思うんですよ。
結局そういうものが回り回って、
そこにしかないコンテンツになったりとかして、
人を引き寄せる。
だから真剣に遊んでたら、
経済的にも結局は回るんじゃないかなっていうところが。
本当そう思う。
孔子の区別をつけなきゃいけないとか、
それはお金のこととか、
混在させちゃいけないとかってあると思うけれども、
時間は孔子の区別なんかつけないほうがいいと思いますよ。
だって特に僕らみたいに年取ってくると、
眠くなってる時はそこで寝たほうが、
次に効率もいいわけだしね。
だからまさに遊びと仕事が融合して、
というとまた固くなっちゃうんだけど、
すごくリッスンの色々手掛けられてることっていうのは、
本当に未来を切り開いていくような感じがしますね。
さてリッスンのスタジオが東中野にあるということなんですけれども、
ネットのサービスとリアルの融合ということで、
このスタジオの活用、
これ多分このスタッフがここのスタジオの活用とかね、
そういうことも頭において質問してるんじゃないかと思いますが、
これも教えてくれますか。
ちょっとやっぱりポッドキャストをやられてる方は圧倒的に東京に多くて、
来ることが増えてきて、
拠点が欲しいなって、
自分が滞在する場所も含め欲しいと思っている時に、
ちょっと東中野で雑談さんっていうポッドキャストのバーと、
バー兼スタジオが既にあって、
結構ポッドキャストのやってる方が集まる街になりつつあるので、
どうせならそこのすぐ近くでスタジオを作ろうかなと思いまして、
最近予約できてきて、
特徴としては結構ビデオポッドキャストも撮れますっていう、
しゃべるだけじゃなくて、
部屋のあしらいなんかもちょっと映えるような形になっていて、
しゃべっている様子をカメラでも撮ってやったりとか、
あと小規模なイベントとかも何回か今やってますけど、
できる場所です。
こちらでのチャレンジも含めてですね、
次回は温度としての挑戦してみたい分野、
そして今近藤さんがまた新しいことに興味持っているんじゃないかなと思いますので、
そちらの分野についてお伺いしていきたいと思います。
次週もどうぞよろしくお願いいたします。
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