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2025-10-16 17:02

#98 はてなやLISTENを作る近藤さんが考える「人が豊かになる方法」とは?|ゲスト: 近藤淳也さん

【今月のゲスト】

株式会社OND 代表取締役社長 近藤淳也さん

【今回のトークテーマ】

・「人間らしく生きたいから」ポッドキャスト、トレイルラン始めるきっかけとは

・はてなやLISTENを作る近藤さんが考える「人が豊かになる方法」とは?


東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。

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サマリー

近藤淳也さんがゲストとして登場するエピソードでは、はてなの創業を経て新たに立ち上げた株式会社オンドの事業内容や、人間らしい豊かな生き方の重要性について話しています。温かみのある事業を通じて、人と人のつながりを生むことや、満足感の高い生活を提案しています。近藤さんは、現在の生活の中で豊かさや楽しさを見つけることの重要性について語ります。また、トレイルランニングやポッドキャストの経験を通じて、楽しむことができるインターネットの可能性についても触れています。

近藤淳也の経歴
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光弘さんの部屋には、未来を思うさまざまな人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光弘です。
今月のゲストは、株式会社オンド、代表取締役社長近藤淳也さんでございます。
3回目になりましたけど、今回もよろしくお願いいたします。
はい、お願いします。
前回は、はてな、ご創業からその仕事ぶりについて伺ったんですけれども、
はてな、創業から15年経って、事業は他の方にお任せになられたというふうに伺ったんですが、これは何かきっかけだったんですか。
そうですね、会社が大きくなっていって、人も増えていって、百何十人とかになってきて、
なんかその、自分で新しいものを作るというよりは、本当そのマネジメントとか系みたいな仕事が増えていって、
なんか多分他の人がやった方が上手くやるんだろうなっていう。
やっぱり基本新しいことをやりたいという性格なんだなって自分で今になったら思うんですけど、
当時は何かちょっとしっくりきてないというか感じで、新しいことをやるために社長をお願いして、
自分が新規事業の担当になるという決断をしました。
なるほど。じゃあ、いきなりポンと事業そのものを売ってしまったとか、そういうことではなくて、
その組織の中には残られながらという感じだったんですか。
最初はそうでしたね。
結局はその時立ち上げようとしていた事業を買い取って、今温度という会社で外に出てやっていて、
はてなは株主ではなくて、その間に上場しているので、外部の株主さんもいっぱいいらっしゃいますけど。
なるほど。
そういうプロセスを経てると、急にもう何というかやっぱり、
近藤さんのやり方とか近藤さんのそういう新しいものに向かっていくものについていきたいと思っていた社員さんもたくさんいる中で、
何かその形が変わっちゃうということに対処抵抗とかそういうのはなかったんですか。
その時はもちろんずっと悩んでいたというか、どういう形が一番いいんだろうというのは思っていたし、
できればはてなの中で新規事業を立ち上げて、新しいこともやるし、既存のものも伸ばすしというのが両立できたらというのが一応思っていたんですけど、
ちょっとその時は難しいと思いましたかね。
わかりました。
株式会社オンドの事業内容
さて本論に入っていきたいと思いますけども、はてながらリスツに温度への移っていくということなんですけれども、
じゃあまずこの現在の温度の事業内容についてお伺いしたいと思いますが、ご紹介いただけますでしょうか。
はい。第1回の時にちょっと自己紹介でもお話ししましたけど、物件のメディアの物件ファンというのと、複合施設アンノン京都というのと、
あとGPSトラッキングのいぶき、そしてポッドキャストサービスのリスンという、大きく4つ今展開しております。
なるほど。どうですか。軸にしているものとかというのは。
そうですね。後付けかもしれないですけど、ちょっと技術とかを使いながら人のつながりを生むようなものが多いかなというのと、
温度感のある事業ということで温度車という名前にも込めていますけど、あんまり僕多分真面目じゃないんですよ。
だんだんそういう気がしてきましたね。
一生懸命やっているんですけど、真面目に何かやらなきゃいけない事をやるというのは多分絶対できなくて、
何か面白い事をしたいと思っていて、例えば物件ファンとかも普通の新築のタワーマンとか紹介したりは全然しないです。
いつもちょっと個性的な古い建物を他に見たことないようなリノベをして、すごい面白いデザイン性のある建物をしていますとか、
そういうのばっかり紹介していたりとか。
それも自分なりの、そんなにめちゃくちゃ高くもないけど、コストを抑えながら自分らしい家を見つけれたら、
すごい満足感の高い生活というか生き方ができるんじゃないですかという、
主流じゃないけど、もし自分なりのマッチするものを見つけれたら、すごい多分生き方として満足の高いものができるんじゃないですかという提案とか。
トレラも今100マイルって160キロのレースとかでよく使っていただいてますけど、大体3日間ぐらい走るんですね、山の中を。
豊かな生き方の提案
まあ変ですよね。
確かに。
ただ結局なんでそんな変態的なレースにはまる人が多いかというと、たぶん生きている実感みたいなものを得られる。
生きている、生き物として自分は生きている、人間として生きているみたいなものをたぶん日常生活で満足に得られない人が、
山を走って自分の限界を超えていくことで生きているって思えるみたいな、たぶんそういうのではまる人が多いと思うんですけど。
真面目かと言われるとちょっと仕事じゃないというかみたいなことを、
でも本当はこういうことなんじゃないの生きるってみたいなのをたぶんちょっとやろうとしているところがあるかなと思って。
ポッドキャストも喋っててお金にならないですよあんまり。
ただ人と喋るってめっちゃ面白いじゃないですかっていうことなんで。
本当はこういうことをみんなやりたいんじゃないっていうのを、
もう一回日常の中にどうにか組み込みながら、
豊かにというか、人間らしく豊かに生きていけませんかみたいなことがやりたいのかなという気はします。
やっぱり近藤さんがご自身の感性っていうものに、
ご自身が意識されているかどうかともかくとして非常に自信を持って、
やっぱりそれが一つの基準として何か行動されているっていう感じがしますよね。
例えばオークションを売って、それで何か手数料でもって大儲けするとかっていうような、
そういうことに価値を見るんじゃなくて、
なんか自分の感性で見て面白いとか、
これなんかワクワクするじゃないみたいなものを人にご紹介して、
そこに何か意見が一致するというか、
同じような感性で、いいねこれって言って価値を見出していただけるっていう、
この繋がりができるっていうことに面白みを見出している。
そんな感じじゃないか。
そうですね、確かに。
自己満足で自分だけ楽しいっていうのはあんまり物足りなくて、
実はこれ自分もやってみてやりたかったかもみたいなのが大きければ多いほど、
人の役に立てた人を喜ばせることができたと思うので、
人に喜んでもらうのは好きですし、
自分がやったおかげでそれができましたって言ってもらえるのが多分何よりも嬉しいかもしれない。
いいですよね。
だからやっぱりそれってご創業の頃のブログの話とやっぱり繋がって、
やっぱり自分の思いっていうものが何かそういうものを媒体にしながら繋がりが出てくるみたいな、
そこで楽しい経験をする。
それがいくつも積み上がっていく中で楽しくて生き生きとした社会ができていくみたいなのを理想にされているような。
かもですね。
ね。
だからあんまり経営者向いてないのかも。
そっか、俺もだから向いてないんだな。
でもやっぱり何なんだろうな。
実はこれからの経済成長にも結びつくんだろうけど、
これから経済っていう切り口だけじゃなくて、社会そのものとして成長していくのにはやっぱりそういう要素がすごく大きいんじゃないかな。
それであくまでもそれが継続していくためにマネタイズするみたいな。
そうですね。成長っていうのもそもそも成長が必要なんでしたっけっていうか。
だからなんていうかな、ちょっと言葉の選択が違ったかもしれないけども、
だから子どもが成長していくみたいな感じのイメージでね。
昨日より明日の方が前に進んでる感じがあるっていうのは是非っていう感じでするんですけど、
そもそも人口も減っていく中でね、
例えばGDPが伸びねばならぬとか、世界のGDPランキングで上位を維持しねばならぬみたいなのを必須にすると結構しんどいんじゃないかな。
そうすると結局型にはまった手の打ち方になっていくという感じがしますよね。
数字のために生きてるみたいになると思うんで。
僕なんかも公共事業とか施工で手掛けさせていただいたりしますけども、
でもそういうことをやっていって上数効果ならんだっていうこと。
だけどそれが本当にみんながこれができて嬉しいな、
例えば50年前だったらここに橋がかって本当に嬉しいなっていう人たちの笑顔がそこにプラスされて価値があったんだけど、
今何もそうじゃなくて無機質に寿命が来たから変えましょうとかね。
例えばホクトピアが回収の時期を見つけました。地元の産業文化施設なんですけど。
役所が考えたことは30年経ったから、確かに不具合もいろいろ出てきてるから回収しましょう、2年間休みましょうって話だったんですよ。
やっぱりね、国民の人たちがいよいよちょっと待ってくれよ。
コロナが終わってようやく人が集まれるようになったのにいきなりそこ休まれたんじゃしょうがないじゃないか。
豊かさの探求
で、ちょっと小休止して、そのまま少し古いまま使いながらね、もっと在り方をしっかり考えてやっていこうよみたいなあれになって。
で、区役所も賛同してくれてね。今そんなことやってるんですよ。
今そんな感じも思いついたな。
今幸せになっていいと思うんですよ、みんな。
普通に今この時点で幸せになれることっていろいろあると思うんですよ。
さっきの自分らしい家を見つけるとか、山に走っていって充実感を得るとか、そんなにめちゃくちゃお金かけなくても人と喋るとかね。
そういう楽しいことって別にあるじゃないですか。
もっとね、いつか達成できるかもわからない数字を求めるというよりも、
今生活の中に豊かさとか楽しさを組み入れていこうよっていう方が、すごい現実的に人が豊かになる方法かなと思ってて。
そうですよね。別にそれだから、お金を使うとか使わないとかっていうだけじゃなくてね。
やっぱり今とかこの時とかっていうのを楽しもうっていうのは大事なことだと思いますよね。
なかなかね、若いうち生活設計とかいろいろ家族ができればいろんなこと考えていかなきゃいけないから我慢しなきゃいけないことっていうのもたくさんあると思いますよ。
それは時代関係なくね、あると思うけど。
でもやっぱりその中でも何か楽しむっていうね、その感覚は大事じゃないかなって思いますね。
さてですね、先週までの間でもサイクリング、トレイルランという話も聞いてきてますけども、
今の授業の中ではNBO法人市街一周トレイルの代表理事務を務めということなんですけども、このお仕事についてちょっと聞かせてください。
これもお仕事というか、三重県出身なんですね。京都に住んでいて。
三重に山だけ通って帰ろうと思って、自分でコース考えて、都の南側と北回りと2個ルート考えて帰省したんですよ。
そうすると市街の一周山で囲めるルートができたんですよ。
それをブログで発信してたら、市街一周をトレイルでつなげるんじゃないかっていう構想をしてた人たちが集まってきて、
夢のコースなんでこれを大会にしようみたいに盛り上がって、僕じゃない人が一応旗を振ってNBO法人ができたんです。
そこで使って大会をしたいっていう話になったんで、一生懸命ルートを整備して草買って。
そんなことまでやったの?
いや、1年間山のふもとに家まで借りて、一周通って山道の整備をして市街一周トレイルっていうのを、
9割ぐらいはいろんなトレイルがあってつながってたんですけど、残り数十キロ部分がやぶだったんで、
そういうところも整備しながら一周つなげて市街一周トレイルっていう大会もやって、
ただコロナとかでいろいろ活動が止まっちゃって、今結局僕が活動を続ける人がいなくなって、
僕がなぜか代表になってしまって、今市街一周トレイルを使ったイベントを。
それがさっき開発されたアプリとかっていうのを使って適正にできるような形でやってる?
ポッドキャストの魅力
そうですね。440キロある県を一周するトレイルが今つながっていて、
ぐるっと県を一周できる県ってそんなに今ないし、
滋賀県って9割ぐらい山道で回れるんですよ。
すごい山をたっぷり楽しめる、とってもいい道なんでいいんですけど、長いんで。
大会でやるのは結構運営が大変なんで、今は息吹を持って3ヶ月の間に何回通ってもいいから、
軌跡をつないで一周してみましょうみたいなイベントを今年からやってまして、
今年それに出た方が60人以上いらっしゃって。
僕2月に福井県の八王熊川っていう古い宿場町に行ったときに、
初めて僕滋賀の琵琶湖のあそこに降り立ったんですけど、いいですよね。
見渡すと本当おっしゃる通り、ずっといわゆる浅井仲正とかがいたときはみんな山で、
これじゃ柴田勝家応援に来れないよなってよく分かるんだけど、あそこでやってるんだ。
そうですね。
面白そうだな。
さてですね、そしてリッスンってこういうことになるようでございまして、
ここの局の連中も大変お世話になっているようなんですけども、
ここでこのサービスに着目したきっかけ教えていただけますでしょうか。
もともとトレランで長いこと山走っているときにちょっと暇だったんで、
ポッドキャスト聞くようになって、楽しそうに喋っている人が多いんで、
楽しそうっていうのに惹かれるんだよ多分。
なんか山走っている人たちはやたら楽しそうだなとか、
ポッドキャストで喋っている人たちはなんかやたら楽しそうだなって。
インターネットってなんかちょっと怖いってなってたと思うんですね。
ちょっと自分で無防備になんかものを書いたりすると炎上したりとか、
ちょっと怖いものっていうふうに思われてたはずが、
ポッドキャストの人たちって結構素で本音を喋っているし、
喋っているのになんか炎上もあんましないし、
すごい楽しそうで、
ここって本音で喋れる楽しいインターネットがあるなみたいなことにやっぱりすごい魅力を感じて、
自分でも番組始めてっていうのをやっているうちに、
ポッドキャストめっちゃ面白いってなってきて、
サービスが作りたくなって作ったっていう。
そこで作れちゃうのがすごいんだよな。
はい、分かりました。
次週はですね、リッスンを開発された近藤さんに、
専門的なところもちょっと含めてですね、解説していただこうと思います。
ではまた来週もよろしくお願いいたします。
17:02

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