1. 飛鳥山の窓から -TOKYO NORTH MOVEMENT-
  2. #69 ハイパーローカルにこだ..
2025-03-27 15:55

#69 ハイパーローカルにこだわる株式会社「コマゴメ区」とは?|ゲスト: 金子智彦さん、権成俊さん

【今月のゲスト】

今月のゲストは株式会社STRUQTURE代表取締役 金子智彦さん、株式会社ゴンウェブイノベーションズ代表取締役 権成俊さん

【今回のトークテーマ】

・ハイパーローカルにこだわる株式会社「コマゴメ区」とは?

・お二人から起業する方へのメッセージ


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サマリー

株式会社コマゴメ区は、ハイパーローカルな地域振興を目指しており、コロナ禍をきっかけに設立されます。地元の飲食店やサービスを支援するために、ネットを活用して情報提供を行い、地域との信頼関係を築いている取り組みが紹介されます。ハイパーローカルなビジネスが注目されており、駒込区の発展と地域活性化に向けた企業活動の重要性が語られます。今後の時代には新しい市場チャンスが求められ、地域の企業がその先導を担うことが期待されています。

コマゴメ区の設立背景
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思う様々な人たちが遊びに来ます。
情熱とアイディアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
金子さんとゴンさんを迎えしての、今月の飛鳥山の窓からも第4話、最終話になりました。
今週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ちょっと切り口を変えて、ゴンさんの最近の取り組みについて伺いたいんですが、
コマゴメ区?
はい。
なんか、23区に反旗を翻したような、なんかコマゴメ区作っちゃえっていう、なんかこんなことやられてると聞きました。
そうですね。株式会社コマゴメ区というのを去年作ったんですけど。
株式会社なんですか、これ。
そうなんですよ。
はい。
ちょっと長くなっちゃうんですけど、ご存知の通りコマゴメ区という区は実際は23区ではないわけです。
発端はコロナの時にですね、やっぱり近くのいろいろ飲食店さんを中心に皆さん、どんどん配慮される方が増えていって、
ちょっと自分が好きなお店もなくなっていくのを見て、なんか支援できないかなと思ったんですね。
それで動画撮ってあげて、ネットで紹介したりとかちょこちょこやったんですけど、
いや、これちょっともっと本格的な取り込みにしていかないと、自分が必要なこの自分が生きる資源であるね、
街のいろんなお店がなくなっていっちゃうんじゃないかと思って、これもちゃんとやろうと思ったわけですよ。
それで会社を作りまして、何やってるかと言いますと、簡単に言うとコマゴメの駅から半径1キロぐらいの狭いエリア、
大体半径1キロというと生活圏半径1キロぐらいというんですけど、そのエリアの地域振興なんですが、
これをやるのにネットを使おうという話なんですね。
一般的に例えば飲食店さんなんかは、ネットを使うというと遠くからお店に来てもらうことを考えがちなんですけど、
ハイパーローカルの概念
それに対してハイパーローカルというちょっとまた違う考え方がありまして、
遠くから来てもらうよりも自分のお店の目の前を通る人、
その中で自分のお店によく来てくれる人なんて1割ぐらいしかいないわけで、
これを単純に2割にするだけで売り上げ倍になるわけですよ。
何で入らないかと言ったら、例えばお寿司屋さんだったら高そうだとか、
あと対象が怖いんじゃないかとかですね、そういうことを考えて入らない方が多いので、
そこをネットでいろいろ情報を提供してあげると入りやすくなって、それだけでお客さんが増えるんですね。
他にもこれ訪問サービス、例えばベビーシッターも、
今普通ベビーシッターを探そうと思うとネットで探すとですね、
帰宅のベビーシッターとかで絞り込みになるんですよ。
でもそうするとちょっと帰宅って言っても遠いですよね。
それはやっぱり同じように怖いよね。
怖いのもありますよ。
家に入ってくるんですよ。
おっしゃる通りですよ。
それが例えば歩いて5分のところにいるベビーシッターを見つけられるようになれば、
2週間前の予約とかしなくても今空いてるって言って来てくれるとかね、
そういう密度の高い信頼をベースにした移動コストをそれで限りなくゼロにしていくことで、
お互いにメリットがあるという。
これハイパーローカルって概念なんですけど。
地域との信頼構築
超地元密着。
超地元密着。
そこでネットを使っていく。
ネットを使うことで地元の資源、
自分が実は資源の1割か2割しか知らないところをネットに情報をどんどん追加していくことで、
掘り下げやすくしていくと。
もっともっと地元を理解していくことで、
自分にとって使い勝手の良い地元をうまく利用していくと。
こういう考え方なんですね。
素晴らしいですね。
たまたまご自身が駒込ということだと思いますが、
駒込に着目されたっていうのは非常にハマってて、
駒込っていう場所は、
豊島区と文京区と北区が入り組んでるんですよ。
ですから取り上げ方として、
街全体というよりは、
それぞれどうしても区なんかが主導すると、
区内のことしかわからないじゃないですか。
そうなんですよ。
だから僕ら東京商工会議所で地域察知なんか作ったときに、
部分部分そういうところは両区審判しろって言って、
構うことないから隣の区でもいいから掛けとかって言ってやったんですけど、
それでもなかなか十分にできないところがあって、
それを今の駒込区っていうことでやっていただけるっていうのは、
僕ら地域のいろんなことをやってる人間としては、
素晴らしい試みというか活動だと思いますね。
要請率にしても何にしてもね、
北区は田畑の方の住宅街から追っかけていくんで、
例えば住宅街の要請率200%とか、
で、豊島区の方はそこは商業として見てるから500%あるよと。
灯台が立つのにっていうのは北区の商業者の不満になるわけですよ。
だからそういうのをやっぱりこれから公民連携でいろいろやっていくときに、
そこをちゃんと折り合いをつけてやってもらわなきゃいけない。
防災もそうですよね。
どこに避難するって言うんだって、
別に何かあったときに北区も分局もありませんよ。
あそこに避難できると思ったら行きたいのに、
いやあなたは北区じゃありませんからあっち行ってくださいってわけで、
本来行かないしやるべきでもないっていうことを、
我々はいろいろやろうとしてるんですけど、
民間の中で平時に楽しくこういうことをやってていただくと、
すごく説得力もあって心強い試みですね。
私の知り合いも実はいろいろ登録させていただいたりしてるよ。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
金子さんは地域っていう切り口で事業生計を見ていったときに
何か考えをお持ちのところはございますか?
そうですね。
たまたま私は三重の出身ですけれども、
こないだNHKのクローズアップ現代を見ていたらですね、
三重県は事業主と後継者というかマッチング率が非常に高いと。
それはなぜかというと、
かつてはその人の持っているスキルとか業界の経験とか、
そこでマッチングしようとしたら、
やっぱりあまりうまくいかないことが多かったと。
だけど商品とかサービスに対する愛着だったりとか、
その地域に対する愛着っていうところでマッチングしたら、
非常にうまくいって制約率が上がっていったという話があったんですよね。
なのでその辺でやっぱり思いで人ってつながっていくのかなということで、
地方の小企業の担い手さんとかを、
そういうことでもつなげるといいなというのと、
あとゴンさんともこの間話してたんですけれども、
ただ単にこういう会社があります、
PL工です、BS工です、いかがですか?ではなくて、
この会社は実はこういうポテンシャルがあって、
こういうところを変革すれば、
ひょっとしたらものすごく跳ねる企業に変わるかもしれませんよ、
っていう情報付きで後継者を探したら、
どんどん応募が来るんじゃないだろうかということも考えてたんですね。
私が父から会社を引き継いだとき、
父が亡くなっても処刑でしたから、
相続的なものはそこで一つ完了するんですが、
振り返って考えてみると、
各大会議所とか、いろんな地域の団体の中で、
父親と交流のあった先輩の経営者に、
本当に育てていただいたなっていう気がするんですね。
この放送局のやられている上岡信佑金子さん、
当時は大地信佑金子さんでしたけれども、
それの前理事長ですとかね、
皆さん、親父と交流のあった年代の方ですけれども、
地域の中でその後の事業処刑を確実なものにしていく力って、
地域はあると思いますよね。
なるほど。
だからやっぱりそういうことも含めて、
まだお父さんお元気で、もしくは事業処刑する前に、
遊びになっちゃいけないけれども、
やっぱり処刑する方が地域にも入ってね、
青年会議所とかいろんな活動があると思いますけれども、
そういうことをやっていると、
自分の父親も実はそういう方たちに支えられてきているんだっていうことが、
肌でわかるじゃないですか。
はい。
だからそれはね、この帰宅って実はすごく機能していると思いますよ。
最近はもうですね、我々も親父の世代になってますから、
だんだん僕らの仲間の息子とかがいろんなところに出てきてですね、
親父よりずっといいなみたいな感じでね、
少し持ち上げながらもね、いろいろやっていくみたいな。
そういうことでね、ぜひこの第2版のときには、
さらに地域とのことも、駒込くんの話もね、
そうですよね。
そうしてね、やっていただけるとね、
地域の活性化にお二人の力がですね、
使っていただけるのかなと思います。
おっしゃる通り、地域社会とかコミュニティと言ったりもしますけれど、
そんなにシンプルにできているわけじゃなくて、
地域との関係性の重要性
縦糸横糸が複雑に折られて成り立っているような
人間関係でできているのかなというのは、
さっきのお話を聞いて思ったんですけど、
そんな中で育ててもらった、恩返ししたい、
じゃあどうしようかってみんなで考えていくっていうのは、
本当にいいことですね。
そうなんです。それでね、やっぱり自分の知らなかった
父親の側面みたいなものを教えてもらったりとかね、
そういうことも含めてね、
まあそれはだからいなくなってたから言えたとか、
僕の場合はあったかもしれないけど、
そういうふうに本当にね、地域というものとの関係性は
大事じゃないかなというふうに思って、
ぜひその辺もまたお力添えをいただけるのかな
というふうに思いますね。
さてですね、いよいよ最後になってくるんですが、
今私が会長を務める東京商工会議所北支部もそうですし、
北区でもですね、やはり地域にする企業業を起こすですね、
これも力を入れているということでございまして、
いわば事業承継も、組織は変わらないけれども、
新たな形で業を起こしていくという部分になると思うんですが、
その辺の関連も含めて、企業をする方へのメッセージ、
ぜひゴンさんからいただけますか。
そうですね、やっぱりね、私は自分が企業をするときに
自分に自信があったんですね。
これだったら企業をしてもうまくいくだろうと思ったんですよ。
でも正直やってみたら思ったよりも大変でした。
そうですか、全然スルッとうまくいっちゃったみたいですよね。
やっぱりそこは大変だなというのはまず覚悟を得るというか、
簡単なことではないよというのをお伝えしますが、
ただやっぱりそれがもう必要な時代で、
やっぱり自分が生きていく力を自分の中に持っていないと、
やっぱりこれから人生100年以内、不安がありますよと、
ですからチャレンジするべきで、
今世の中がこれだけ変化してますので、
いろいろ従来の事業は確かに通用しなくなって難しい面もありますが、
逆に言うと新しい市場、チャンスもいっぱい生まれてるんですね。
なので私は駒込区のことも、
駒込区さっき詳しく言いませんでしたが、
実は世界的にはハイパーローカルというのはすごく市場が大きくなると言われていて、
あと数年で1000兆円市場になると言われてるんですよ。
日本ではやってる人はあまりいないんですけど、
そういうチャンスが実はたくさんありましてね、
なのでぜひチャレンジしていただきたいと。
早くチャレンジした方が今の時代得だよと思います。
新しいビジネスモデルの構築
なるほど。
帰宅の企業の場合にはですね、
まさにローカルに根差したコミュニティビジネスというような企業が多いんですよ。
そういう意味では今のゴンさんのお話はすごいヒントになるなと思いました。
金子さんいかがですか。
そうですね。
企業をするということで、私なんかは強制的に企業をしたわけですけれども、
やっぱりアイデアはいっぱい湧いてくるわけですよね。
だけどそのアイデアでどれが一番いいかというのは、
結構意外にそこをみんなスキップしちゃうんですけど、
今日のウェブの調査という話もありましたけど、
調査をまずして当たりをつけるというのは重要かなと思いますね。
それでやっぱり失敗する確率を下げることができるし、
あとは、私もよくわからないんですけど、
セミナーで江戸時代の事業証券の話をしたことがあるんですよ。
結構日本人っていろんな記録を残す人数で、
関西のわからないですけど東京の日本橋とかあの辺の商人の動向というのはかなり資料があって、
それを研究した先生がいらっしゃると、それを見ると意外にビジネスの寿命が短いんですよ。
15.7年とかで。なおかつ当時営業権というのが株というので、
それを売り買いしてたんですよね。
それが息子に相続されたのか誰かに売られたのかというと、
ほとんど第三者に売るというのが半分くらいなんですよ。
相続は全体の10%か20%くらいでちょっと衝撃を受けたんですけど、
多分江戸時代ってもっと今よりも自由でいろんなことにチャレンジして、
ダメだと思ったらすぐ次のことにチャレンジするみたいな社会だったのかなっていうのを勝手に想像してたんですけど、
だからあんまりダメだったらまた新しいことをチャレンジするとか、
それをさっきおっしゃられたいろんな人が周りにいてサポートしてくれるっていうところで、
失敗もするし成功もするみたいな環境が作れたらいいのかなって気がしますね。
大事なことは思いつくっていうのは誰でもできる。
ちょっといろんなことに知識があればこれやったらうまくいきそうだなってあるんだけど、
大事なことはお客様がいるかどうかですよね。
だからその部分、さっき具体的にそこの辺のところを歩いてる人、
ちょっと情報をハードルを低くしてあげたら1割が2割になるっていう、
そういう根っこの部分っていうものをちゃんと見ながら、
そこからもう1回、思いつきも大事なんだけども、
ちゃんとビジネスモデルを構築していくってことは大事かもしれませんね。
本当に4回にわたってお二人からお話を伺っていて、
僕は今東京商工会社北支部の会長っていう立場からすれば、
お二人のような方がまた地域の事業者の方に設定を持っていただければ、
帰宅がさらに発展していけるようになるんじゃないかなと。
もちろんお二人は日本中にそういう設定を持ってということですので、
日本の発展のために今後もご活躍を期待したいと思います。
大変ありがとうございました。
ありがとうございました。
15:55

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