東京書籍のイベント出展
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT
東京都北区飛鳥山
暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思うさまざまな人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
東京書籍理科編集部の森田さんをお迎えしての今月ですけれども、あっという間にラストの回になってしまいました。
今回は、理科教育のこれから森田さんの思いについてお話を伺ってまいりたいと思います。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、前回は森田さんがパーソナリティを務める小学校の理科をお題にいたしました
ポッドキャスト番組、おしゃべりな理科について取り上げたんですけれども、
昨年日本で一番のポッドキャストの祭典、ポッドキャストウィークエンドに行った際に、
とにかく一番大きな展示を出していたのが東京書籍さんだった、こういう報告なんですね。
どんな出展内容だったか教えていただけますか。
ありがとうございます。そうですね、ポッドキャストウィークエンド、ちょっとつながりがあって協賛させてもらったんですけれども、
我々としてはなかなか教科書の内容ですとか、教科書というもの自体が一般の方にリーチできる場っていうのがないので、
それでいい機会かなと思って展示させてもらったんですけれども、
それがブースとしては教科書展示ですね。教科書、いろんな年代の教科書を展示して、
全体のコンセプトとしては、お久しぶりです、東京書籍ですっていうキャッチコピーを考えて、
皆さん小学校、中学校の時に使ってた教科書を年代別にですね、
例えば1980年から84年生まれの人はこの英語の教科書を使ってたかもしれませんみたいな形で、
たくさん教科書を置いたっていう、そういうブースでした。
地域活性化の可能性
僕は1965年、昭和40年に小学校1年生になったんですよ。
それですね、変な小学生でね、あの頃からこの教科書ってどういう会社が作ってるのかなって見るのが好きで、
おくづけのもののように書いたじゃないですか。
それで、そこで僕の小学校では新しい算数だけが東京書籍だったので、
それだけは東京書籍さん版で、
それでその東京書籍株式会社って見た時に、北区織船なんとかって書いてあって、
あ、なんだ、うちの父親の会社の近くじゃんって思ったのがね、
まさにね、今のお久しぶりで思い出しましたけどね。
そうだった。
そうだったんですよね。
そうなんですよ。
そういう人ね、別におくづけ見てる人はあまりいないと思いますけど、
あ、こう表紙を見てね、あ、これそうだったんだってね、思う人たくさんいるし、
そこからまた先週お話したような学び直しみたいなのが出てきた。
面白いですよね。
そうですね。
先週もリスナーの方の反応とかちょっと伺ったんですけれども、
ポッドキャスター同士でのリアルな場所での交流っていうのもあったんじゃないかと思いますが、
その辺はいかがでした?
そうですね。
それこそ渋沢くんFMさんとそこで初めてお会いして、
それが怖いかったですね。
そうですね。
なんかいるなと思って。
おうじの人たちいるなっていうので、
そうですね、盛り上がりましたし、
あと横のつながりっていう意味では、
そうですね、いろんなつながりが生まれて、
コラボとかもちょっとさせてもらったりとかっていうのはありますね。
とても面白い体験でしたね。
なるほど。
帰宅の人たちって外から言われるとみんなすごいねって言われるのは、
どの人に会っても帰宅の話をするとすごい喜ぶっていう。
私、帰宅に住んでるんですって言うと、
すごい喜んでくれるのは帰宅の人以外いないんだと思うんですよね。
このポッドキャストの会場に行ったときのうちのスタッフの心理もそれで、
ああ、帰宅の東京小関さんだって言って嬉しかったんだと思うんですよ。
これはね、僕もそうなんですけど、
国内最大規模の日本で一番大きなポッドキャストイベントに、
東京小関さんが座ってすごく大きく展開してくれてるって、
すっごい嬉しいわけですよ。
わかります?この感覚。
私が渋沢くんFMさんを見つけたときも同じような感じだったので。
ありがとうございます。
そういう意味で、地域活性化とポッドキャストの可能性みたいなもの、
ちょっと教科書のお話とは離れるんですけど、
どうですかね、森田さんがご覧になってて。
そうですね。
そのポッドキャストウィークエンドのときは、
近所の人もフラッと寄ってくれる感じがあったんで、
それすごくいいなっていうふうに思いますね。
街おこしみたいな文脈でポッドキャスト活用しようという動きは、
全体的にあるのかなというふうに思っていて、
始めやすいっていうのは一つありますよね。
あと、コミュニティFMみたいなものよりも、
やっぱりいろんなところにどこででも聞けることができるので、
すごくいい取り組みだなとは思いますけども、地域活性化という意味ですね。
今の森田さんのお仕事とはちょっと離れてしまうかもしれないですけど、
本当に僕たちにとって子供の頃から親しみのある教科書を作っている
東京書籍さんの会社が我々の地域にあるって、
やっぱり僕らの誇りの一つなんですよね。
よく我々はシビックプライドという言い方をしますけど、
グレードの高いメンバーが一緒にいてくれるっていうだけで、
勝手に誇りに思うみたいな感じのところなんだけど。
そういう意味では今は理科の教科書の話ですけれども、
教科書全体に広げられた中で、
それが地域活性化につながってくると面白いかもしれません。
確かに地域の方々とのつながりとか、
もっと認知されたいみたいな思いはやっぱりありますので。
教科書とポッドキャストの相性
教科書の博物館だってね。
すごい国王数ですかね。
重要文化財です。
すごい数のものがあるんですけど、ああいうのも含めてですね。
いろんな点で東京取材室さんにはまたお世話になることも多いと思いますけども。
さて、ご自身の番組に戻りたいと思いますが、
今後こういう展開をしていきたい、チャレンジしてみたいという企画があったらしいです。
そうですね。まず全単元網羅するというのが一つ、
番組を始めたときの目標だったので、
それに向けて淡々とやっていきたいということと、
あとは実際の授業の様子とかを録音してというのが、
前に一回やったことがあるんですけれども、
それもやってみたいなというふうに思ってますね。
あとはリアルイベントをやってみたいなという気持ちもありますね。
番組のイベントとして200回記念とかのときにやってみたいなという気持ちはあります。
それはいいですね。
さっきの地域活性化との絡みという中では、
サテライトスタジオ的に地域の中でやっていただいて、
フォクトピアのところとかそういうのでやっていただけて、
そうすると区内外の小学生もいっぱい来るとかね。
面白いですね。
それからこれも先週があったように、
おしゃべりな小学校英語という東京書籍さんでは、
英語教育のほうでもポッドキャストと教科書の掛け合わせにチャレンジをされているんですけれども、
これは逆におかめ8目といいますか、
ちょっと離れたところから見ていて、森田さんどういうふうにお考えですか、掛け合わせというのは。
掛け合わせ、そうですね。
教科書って結構ポッドキャストと相性はいいかなというふうに思っていまして、
というのもまず長く使うものなので教科書って、
子どもにとっては1年間同じ本を使いますし、
先生にとっては4年間書いていないので4年間使われ続けるもの、
同じものが使われるので、
そういう意味でポッドキャストと相性がいいかなというふうには思っているところがあります。
それはアーカイブ的にアーカイブを受けるという。
あとは作っている、私が言うのもなんですけれども、深さみたいなものがあるので、
1つの写真を撮っても何でこの写真にしたのかという先生や編集者の思いがそれなりに入っているので、
そういうところを語れるとか、あとは単純に知識的なこと、
ナレッジ的な面白さみたいなものもやっぱりあるなというふうに思うので、
入り口として例えば小学校の理科とかはちょうどいいかなというふうに思っていますね。
空気の話とかがあったとして、それが入りとしてはすごい簡単なんですけど、
発展させていったらそれこそどこまででも別に発展させることができるので、
イベントと理科教育の可能性
そういう面白さは相性の良さはありますね。
これウェブサイトとの連携みたいなのはされているんですか?
ウェブとは特にしていないですね。
例えば今言われたようにこういう写真をこういうふうに作ってというのは、
例えば教科書を手元に見ていればそれが分かるということだと思うんですけど、
それをアーカイブと連携してとか文字起こししてとかって。
そこはだからやっぱり著作権の関係が出てきちゃうので、なかなか難しいところなんですよね、写真とかは。
ちょっとふんわりとでもそういうのがあると。
それはそれで入り口としてもね。
まあマンパワーの問題もあると思いますけれども、
いろいろ可能性は感じられますよね。
そういうものがあると地域の中でつないでいくことができるというのはね。
例えば清水坂公園なんかでは今やってるのかな。
野鳥の観察だとかそういうのをあそこのビジターセンターみたいなのでやってたりするんですよね。
そうなんですよ。
結構いろんな野鳥が集まってきて。
そういうのが東京書籍さんの教科書のしかもポッドキャストと連携したウェブサイトとつながってとかっていうのがあるとか。
それから大人足川の川沿いにいろんな野鳥が来るとかっていうのがあるじゃないですか。
ああいうのと連携するとかね。
区のそういう自然生物なんとかってやってるようなことが地域の企業である東京書籍さんのそういうコンテンツと結びつくみたいなのがある。
そうですね。
子どもたちもこれ教科書に載ってるみたいな出てくるかなという気がします。
理科の場合は自然だけじゃなくて技術的なこともあるので。
例えば帰宅の企業さんと何か一緒にやるみたいなこともあるのかなという気がします。
技術的に理科のこういういろんな分野があるのでそれをうまくこういうところに使ってますとか。
っていうのはキャリア教育的な視点からも結構面白いかなと思うので。
今話聞いててそういう方向性もあるかなと思いましたね。
またちょっと僕の話に戻っちゃうけども。
例えばですね帰宅では荒川とかそれからいわゆる釈迦岩の河川生物の生息調査っていうのを一年に一遍。
もう実は40年やってるんです。
そうなんですね。
それでそれはその問わみをしたりなんかしてそれを取ってですね。
でどういう生物が生息してるのかを分析して。
それから帰宅のホームページにも出てるし。
実はこの間僕は着目してそれのための映画をちょっと作ったんですけれども。
ずっと続けてるんですけれども。
なかなかね地味なままでね。
知る人が少ないんですよ。
それからそういう環境大学みたいのもあって見つけた人は来て子どもたちも参加してるんだけど。
でも非常にそれが狭いところでとどまってるみたいな。
でもなんとなく15人20人来るとなんとなく盛り上がった感じになるっていうのが。
もうちょっと広がりが出るといいかなっていうね。
内容的にはあれですね中学校の理科の内容。
どんぴしゃって感じなので。
ちょっとまた番組終わったらそのページのあれとか。
僕が作ったDVDがありますから見てください。
なかなか面白い素敵な事業を帰宅もやってます。
理科の魅力と学び
そうなんですね。
よろしくお願いいたします。
さてお時間もだいぶ迫ってまいりましたけれども。
森田さんにとって理科を学ぶ魅力ってのはどこにあるっていうふうに思えるんですか。
そうですね。
新しい視点で世界を見られるようになるみたいなのは思いますかね。
その辺道歩いてても街路樹とか電線とか。
そういうものが理科の視点で見るとちょっと違って見えてくるみたいなところが。
やっぱり理科を学ぶ魅力なのかなっていうふうに思ってますね。
森田さんが大学で学ばれた農業ってものすごく食というものを通じて。
人間の根源的な産業にもかかわらず今の米問題もそうですけど。
なかなかやっぱり今の現代の日本で難しいですよね。
そうですね。
これがやっぱり理科教育とかそういう生物の教育とかね。
そういうものと結びつくともっと解決の糸口が見つかるような気がする。
そんなことはどうでしょうか。
そういう意味で言うとやっぱり入り口だとは思うんですよね。
理科って生活とのつながりとか技術と生活のつながりみたいなものをそこで接することができるみたいなことで。
そういうところはやっぱり意識してはいますかね作るときに。
最後に理科教育や森田さんの番組に関心を持っておられる方々に一言メッセージをお願いできますでしょうか。
理科はとっても面白いので興味を持って見ていただけるといいかなというふうに思いますし。
あとはおしゃべりの理科は子どもたちの授業の様子っていうのがよくわかるかなと思いますので。
ぜひ保護者の皆さん特に聞いていただけると今子どもたちこういう感じで学んでるんだなっていうのがわかってまた見方がちょっと変わってくるかなというふうに思いますのでどうぞよろしくお願いします。
ありがとうございました。僕も理科を学び直しということにすごくワクワクしてきました。
またぜひいろいろと教えていただければと思います。今回は東京書籍株式会社の森田さんにおいていただきました。どうもありがとうございました。
ありがとうございました。