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2025-08-21 15:10

#90 「おしゃべりな理科」教科書×Podcastの誕生秘話|ゲスト: 森田雄介さん

【今月のゲスト】

東京書籍株式会社 理科編集部 森田雄介さん

【今回のトークテーマ】

・「おしゃべりな理科」教科書×Podcastの誕生秘話

・等身大の先生が伝わるオフ回「休み時間」の注目エピソードは「先生の」忘れ物?!



東京商工会議所北支部会⻑である越野充博が

王子飛鳥山の邸宅の談話室で、北区内外の多彩な起業家、経営者の方々をお招きます。

情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。

グラスを傾けながら、北区の未来を語り合います。

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サマリー

ポッドキャスト『おしゃべりな理科』には、理科教科書編集者の森田さんが現役の小学校理科の先生たちとともに、教科書や授業についてお話ししています。リスナーの声や教室での実践に基づくエピソードを通じて、教育現場のリアルな声が紹介されています。また、このポッドキャストでは、理科教育における新しいアプローチやリスナーとの対話の重要性が語られています。森田雄介さんは、教育現場の実情やリスナーの反応を通じて、多様な視点での学びの価値を伝えています。

ポッドキャストのコンセプト
飛鳥山の窓から、TOKYO NORTH MOVEMENT。
東京都北区飛鳥山。暖炉のある小篠光洋さんの部屋には、未来を思うさまざまな人たちが遊びに来ます。
情熱とアイデアが交錯した素敵なおしゃべり。さあ、今夜はどんな話が飛び出すんでしょうか。
こんばんは、小篠光洋です。
今月のゲストは、東京書籍・理科編集部の森田さんでございます。
理科の教科書編集のお仕事と、そして森田さんはラジオのパーソナリティをおやりになっているということで、お仲間なんでございますけれども、
今日はその辺のお話を詳しく伺ってまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
さて、第1話の時にも伺ったんですけれども、改めまして、ポッドキャスト番組おしゃべりな理科、これはまずどういうコンセプトでスタートした番組なんでしょうか。
この番組はですね、週2回配信しているんですけれども、先生によるポッドキャストというのをコンセプトにですね、現役の理科の小学校の先生ですね、
割と教科書編集者である私が、小学校理科の教科書や授業、あるいは子どもの様子なんかについてあれこれおしゃべりするという、そういう番組です。
このポッドキャストで、まず森田さんがこの番組をやろうというきっかけは何だったんですか。
先生方の反応と工夫
それはですね、結構明確にあって、私がもう2年ぐらい前になるんですけど、育休を1年ぐらい取ったんですね、子どもが生まれて。
その時に、家事や育児の合間にポッドキャストをすごい聞くようになったんですよ。
もともとラジオは結構聞いてたんですけど、ポッドキャストはそこまで聞いてなかったんですけれども、プロの語り手じゃない人が、いろんな分野の専門家みたいな人たちがいろんな番組配信していて、
それがすごく面白いなと思って、それで聞いていくうちに、これ教科書でもできるなと思って、やってみたという感じですね、復帰してから。
これって、会社の一つの流れでやられてるんですか?
会社の一つ、そういう流れがあってということですか?
というか、ごめんなさい。会社の業務の一つとして。
もちろんです。
そうですよね。
そうすると、これ最初に企画を出した時に、スッと通るもんでした?
意外とスッと通りましたね。
さすが東京商席さん。
今、やっぱり新しいことをいろいろやっていこうみたいなのもあったし、なんだかよくわかんないけど、とりあえずやってみればみたいな、そういう感じはありましたかね。
そうですか。
これ、今、森田さんは理科ですけれども、別の科目の部門をおやりになられてるんですか?
そうですね。小学校の英語も今年から始まりました。
それは、やっぱりその部門の編集長、編集者の方が仲立ちになって先生を呼んだ。
そうですね。英語の場合は外国人の先生も一人。とてもいい番組です。
それぞれの編集長に、いろいろやる気とあれがあれば、あらゆる科目で全部できるってことですもんね。
もっと展開できるかなと思ったんですけど、まだちょっと。
なかなかおしゃべりするって、得意不得意あるからどうかもあるんですけども、でも面白い方向性だな。
タイトルおしゃべりな理科っていうのも森田さん考えてますか?
これは私だったような気がしますね。いろいろ案がみんなで出して、その中の一つっていう感じですかね。
ただ、先生方も参加していただいてということなんですけど、教科書の内容を声で伝えるっていうのはなかなか難しいかなと思いますけど、何か意識されていることってあるんでしょうか?
そうですね。そこまで自分に説明能力みたいなものが即興でやる能力がないので、紙面に関する説明は割とちゃんとあらかじめ書いておくっていうのがコツといえばコツですかね。
そこだけはしっかりやって、あとはもうフリーっていう感じでやってますね。
先ほどもパーソナリティで森田さんにお付き合いいただく先生方ということなんですけど、これは固定された方が?
そうです。
じゃあもう1年ぐらいはずっと一緒にやられて。
そうですね。
どうですか先生方の反応というか。先生方も初めてだわけでしょ?
そうですね。私からお声掛けをしてこういうのやりましょうということでお呼びしたんですけども、
もともと編集委員会っていう教科書を作る過程で開く会議帯に来ていただいていた先生方だったので、お互いの関係はできていて、その2人がいいかなと思ってお誘いしたという感じなんですけれども、最初はやっぱり緊張したというふうには言ってましたね。
今はやっぱり続ける中でいろんなところで先生も声をかけてもらえるようになったみたいなことを聞きましたとか、あの内容があったとかっていうふうに、そういうのがやっぱり嬉しいというふうにおっしゃってくれてますね。
リスナーの声とコミュニケーション
なるほどね。先生方はね、これも前の回でいろいろ話を悩みましたけど、小学生たちに分かりやすく説明するっていうのが普段からされてるわけだから。
そうなんですよね。やっぱり自分の中で全然話すのはもうレベルが違うというか、ある意味話すのが仕事みたいなところがあるので。
僕の大好きだった小学校の先生は、当時落語が大好きで、寄せにしょっちゅう通ってて、これがな、お前らな、教室で教えるのにすごく役に立つんだよとかっておっしゃってた先生いたぐらいですからね。
なるほど。じゃあ、そういう良いパートナーのパーソナリティを迎えして運営されてるってことなんですね。
逆に、そういう聞いたよって感想を聞かせていただいたってお話もありましたけれども、その聴視者の方、リスナーの方の声ってのはどんな感じですか?
そうですね。やっぱり先生が一番多いは多いんですけれども、なかなかこういう雑談みたいな理科の話って学校の中でできるものでもないので、
なので隣で誰かが話してくれてるような感じですごく面白いとか、あと授業作りの時に実際に役に立ったみたいなことはありましたね。
そうか、エピソード的なものとか、一つの注目すべきポイントみたいな話がされるから、じゃあそれをちょっと借りてきて教室で使おうかみたいなね。
はい、それはよくありますし、あとその実験のやり方とかも、一回あったのは教科書に載ってる実験がうまくできないっていう悩みが寄せられて、
そういう答えでもいただくんだ。かっこいいな。
それでそれに対してこういうふうにやるといいんじゃないかみたいなのを、実際にその録音して収録してる場所で実践をしてみて、
そしたらやったらうまくいきましたっていうのと、あと他のリスナーの方がこういうやり方があるみたいなことで、別の解決策を寄せてくれたりとかっていう感じで、
そこで結構やりとりが生まれてるのがすごく楽しいですよね。
そうですね。小学校の先生って今でも国語算数理科社会一人の先生が教えるの?
ベースはそうですね。
そうですよね。別にその教科に専門先生がいるわけじゃないよね。
そうすると必ずしも理科の実験とかが好きでもなかったし得意でもなかった先生だっていらっしゃるから、不器用な先生だっていらっしゃるだろうし、
そうするとそういう方にとっては頼りになる部分もあるんだね。
別の先生が聞いてくれてっていうのもありましたね。1年間すごく役に立ったというか、すごく嬉しい。
しかも総合通行で聞けば答えてもらえるというのは。
それだけでもやってる甲斐があったというか、という感じですね。
それは素晴らしいな。やっぱり先生方今お忙しいから先輩に聞くとかっていうのもなんかちょっとはばかられたりとか。
そういう部分もありますよね。
年も違うしみたいなのもあるけど、こういう媒体でっていうのはすごくいいかもしれないですね。
あと結構本音も言ったりとか、ちょっとダメなところとかも。
同僚でないからこそ打ち明けられるって絶対ありますもんね。
そうなんですよ。ここが本当にうまくできないとか、教科書に書くわけにいかないようなことを先生結構しゃべってくれるから、そこはやっぱりいいかなと思いますね。
文部省関係ないからね。
リスナーとの対話
なるほど、そうなんですね。これはちょっと素敵なお話を伺いました。
実際にポッドキャストってイベントなんか出て、いわゆる放送を通じてじゃなくて、直接リスナーの方とも触れ合う機会があると思いますけども、そういう時なんか面白い話あります?
そうですね。ポッドキャストウィークエンドっていうイベントに昨年出たりしたんですけれども、その時にいろいろな方が来てくれて、その時に感じたのは先生だけじゃなくて、全然保護者の方ですとか、そういう方も聞いてくれてるんだなっていうのが、必ずしも子どもが保護者じゃない方ですよね。
お子さんいらっしゃらない方も聞いて、自分が小学生だった時のことを思い出したとか、そういう声とかも寄せてくれたので、そこがすごく刺激になりましたね。
僕ももう67歳、70歳が見えてきて高齢者の十分仲間入りなんですけれども、この頃小学校、中学校、高等学校の勉強のやり直しみたいなのを結構やってる先輩たちもいらっしゃってね。
そうなんですか。
そうなんですよ。改めて因数分解を解き始めるとかね。高校生の頃は試験でいい点取るっていうことばっかりでやってたんだけど、余裕を持ってやると因数分解楽しめるみたいな。
だからそういう意味では今の番組なんかもだんだんリスナーの幅が広がってきて、そういう高齢者の人なんかにも広げていくと面白いかもしれないですね。
確かにそうですね。自分たちが教わった時とはまた違う授業の様子なんかも結構新鮮だっていうふうに。今授業ってそういうふうになってるんだみたいな声も聞きますし。
あとは印象的だったのが公務員の方がいらっしゃってそのイベントに。そこでなんで自分が聞いてるかっていうと理科の内容もいいんだけれども、その方は管理職で部下の方への関わり方とか接し方が先生方の話がすごく参考になるって言って。
あと気持ちの引き出し方とかそういうところがすごく参考になるっていうふうに言ってくださったことがありましたね。それはすごく印象に残ってますね。
それと実際にあの番組を伺うとですね休み時間っていう回も何回かあって結構これが子どもたちの喧嘩の仲裁の話とかクラスの席配置の話とか席替えですよね。
先生方すごいラフにお話しされてるんですけどこの休み時間という企画も最初からあったんですか?
教育の新たなアプローチ
そうですね。理科の話ばっかりだと専門じゃない人にはちょっと厳しいかなとか先生以外の人はどこまで聞いてくれるかなっていうのがあったのでその学校のあるある話みたいなものは入れたいなというふうに思ってましてそれで入れた感じですね。
これだったらそうですね一般層の方にもリーチできるかなみたいな気持ちがありましたしその先生って仕事の面白さとか奥深さみたいなものもこれで結構伝わるかなとかあと抱えている悩みみたいなことも含めてですね等身大の先生みたいなものが伝わるといいかなと思って4回に1回ぐらいですね入れてますね。
森田さんとしても初めて聞くとか印象に残るエピソードがあったら教えてください。
そうですね私が好きなのは忘れ物の回ですかね忘れ物っていうテーマをとりあえず渡してで忘れ物についてあれこれ話しましょうっていうふうに言ったら私はその子供の忘れ物の話に重心が置かれるんじゃないかなと思ったんですけどどっちかっていうと先生自身の忘れ物みたいな話にそっち側に転がっていってそれすごい面白かったですね。
忘れ物してすごい大変だった話とか失敗談みたいなものがいろいろ出てきて先生もそれは忘れ物するようなみたいなそういう感じになっていったのがすごく面白かったですね。
小学生のリスナーもいるんでしょ。
どうですか現在収録時点ではもうすでに112話の配信をされているということなんですけどこれそのまあ4回に1回お休み時間だそうですが教科書の単元で言うとどのぐらい何割ぐらい。
6割から7割の間ぐらいですかねおそらく。
そうですかそうするとじゃあまだまだ100、150話160話ぐらいまでいくとだいたい網羅できるみたいな。
そうですねどれぐらいで網羅できるんだったっけちょっと覚えてないんですけどとにかくそこは一旦全部網羅しようというふうに思っているんですけど。
来週は理科教育を声でも教科書でも支え続けている森田さんの今後の展望ですね未来へ向けてのお話を伺ってまいりたいと思いますどうぞ来週もよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
15:10

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