道場での体験
朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術、こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
今日は、旅の話です。
北海道旅行記、3つの話をしたいと思うのですが、
今日は、初日の大東流合気武道の話からしたいと思います。
だいぶマニアックな話になりますが、お付き合いくだされば嬉しいです。
初日ですが、土曜日に、ルベシベという地域に入りました。
そこの公民館、公民館じゃない、体育館でですね、
大東流合気武道の演舞会の前日合わせみたいなのがありまして、
初めて会場で稽古させてもらいました。
そして、いろんな道場の偉い人にちょっと手を取っていただきまして、
私は少し感じるところがありました。
まず、競技人口の少なさですね。
競技人口という言い方はおかしいのですが、
大東流合気武道という同じ門羽ですね、
たくさんの門、派閥に分かれておりますが、
私が所属している部門では、おそらく全部で30人ぐらいが来ていたと思います。
もちろんね、北海道なので来れていない人もいると思うんですが、
それも合わせて倍ぐらいがいいところなんじゃないかなと思っています。
全国で60人ぐらいが武田人志先生のお弟子ということになるわけです。
すごくですね、少ないですよね。
私はその少ないことがいけないと思っているわけではないです。
合気道という武道をご存知かもしれません。
合気道はですね、世界中におそらく何万人も門徒がいます。
私の近くの小学校でも合気道を教えている人たちもいるので、
こんな田舎の小学校でもやっているぐらいなんですね。
そして海外でもやってますし、有名なところではスティーブン・セガールとかやってますよね。
合気道の祖先にあたる大統領合気武道という合気柔術といったりもしますが、
大統領がですね、大師匠の武田人志先生の曹家のお弟子さんと正式に名乗っている人たちが
これぐらいしかいないということなんですね。
これはなかなか面白いですよね。
面白いというのは、みんなやっぱり尊敬はする。
合気道の生徒も尊敬はするんだけども、
大統領の曹家に弟子入りしているわけではないということですね。
これがまず1個目の驚き。
そして良かったのは、取り組んでいる人たちのマニアックさですよね。
わざわざ北海道の破綻寸前の自治体まで集まってくる人たちがいるわけです。
何を求めてきているのか、真剣に技に感動してロマンを求めてきている人たちが多いわけですね。
後曹家の武田人志先生は、60代半ばだと思います。
そんなに年じゃないです。若々しいです。
技の研究と表現
みなぎる感じですね、力がね。
お腹周りもしっかりありますし、姿勢もめちゃくちゃピンとしてますね。
3人がかりでかかっていっても、ポイポイと投げられてしまう。
全員まとめて固められて、よいしょってされてしまうというのが、最後の演舞で見せていただきました。
そしてその中の、そこに加わっている2人がですね、私が知っている大東流合気武道大和会の三重県支部ですね。
三重県の先輩弟子の方々だったんですけども、2人ともですね、素晴らしい人ばっかりなんですね。
その人たちが、いとも簡単に、おそらく本気でかかっていっているんだけども、投げられちゃうということになるわけですね。
さらにですね、もう1人、3人のうちもう1人は、私が初めて小級審査を受けた時ですね。
その時に手を取ってもらった北海道の三段の先生だったんですけど、
最初の方をね、向こうが面打ちをしてくるんですけど、片手で。
それがですね、受けられずにズドンとくらって、こっちが崩れ落ちるというものすごい人なんですね。
分かっていても受けられないっていう体感の強さ、姿勢の強さの人なんだけれども、
対極拳の達人でもあるみたいなんですけども、そんな人も一緒にかかっていってましたけれども、
ぽいぽいと固められていましたね。
って思うとですね、孫択があるのかないのか分かりませんけども、
孫択することがかえって、失礼になると思ってきっとね、しっかりかかっていっていると思うんですよね。
そんな兄弟子の、兄弟子というか先輩方の技を全部受けて軽々とこなすという先生なんですが、
その先生がおっしゃっていることが面白くて、
型というのを発表するのは、もちろん型はあるんだけれども、失敗したとかうまくいかなかったとか思ったとしても、
最後まで自分の技としてやりきってくださいと、やり直しなんかないんだということを言われたんですね。
前に名古屋に来た時も、技を止めないで最後まで決めきれということを言われました。
そこから感じたことはですね、私が思ったのは、技は一人一人違うし、相手が変われば変わっていくものだと。
なので自分一人一人がどんな技を出すのかは、相手との関係もあるし、自分の研究の成果をここで見せればいいんだよってことをおっしゃっているんだと思います。
型はね、一応名目上118本あります。
ただ、そこが重要なんじゃなくて、自分が感じたままに何を表現してくるか、そこが重要なんだよってことをおっしゃっているんだと思いました。
で、それを今回感じられたのが良かったなと思います。
自分勝手でいいとは言いませんけれども、自分の研究成果を見せる場だよというのが非常に良かったなと思っています。
実際ね、それを裏付けるようにですね、大統領の型の発表もありましたし、小野派一統領という剣術の型を披露している人もいましたし、
常術とかですね、傘を使った技を披露している人なんかもいましたし、もう自由でしたね発表は。
そういうのが許される雰囲気を宗家が作っていると。
自由にお前たちは研究しなさいと。で、私は私の技を見せてあげるよというスタイルがですね、なんか美しいなというふうに思いました。
今後もですね、ちょっと機会があればですね、宗家の手を取って技をかけてもらってですね、自分の何かに生かしたいなと思いました。
今日はね、大統領合気武道の演武会というものがどういうものかが分かったよということですね。
それが嬉しかったという話をしてみました。
技を研究する人をね、奨励して作っていく場だというのが私の結論です。
今日はここまでです。
いささかマニアックな話になりましたけれども、自分の体一つで何かを難しいことをですね、やっていくっていうのの楽しみ。
興味がある方は大統領合気武道を取り組んでみてはいかがでしょうか。
明日はですね、ちょっと打って変わって札幌市内に移動した時の話と朝日山動物園で見た話、その辺りを話してみようと思います。
今日はここまでです。ではおやすみなさい。バイチャ!