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朝のコーヒー、夜のビール、ときどき武術。
この放送は、スマホの中の農村、トマジョダオの提供でお送りします。
こんばんは、Takeです。
今日も楽しく話をしていきます。
今日は武術回です。
今日は、間合いの話をしたいと思います。
間合いという言葉、あまりピンとこないかもしれません。
相手との距離と思っていただければいいんですが、
もうちょっと複雑なところもあってですね。
空間的な距離と、時間的なタイミングみたいな間合いと、
2つを含んでいる場合があるんですが、
今日は空間的な距離と言われる間合いをお話したいと思います。
相手との距離を測るときに、どこまで自分の技が届くのか、
相手の技が届くのかというのが重要になってきます。
なぜなら、どれくらいの距離まで相手は有効な打撃を与えることができるか、
それがわかっていれば、それ以上近寄らなければ、
絶対に被弾することはないということになります。
強い攻撃を受けないということになりますよね。
では、それは何で決まるのかという話をしてみたいと思います。
何でというか、判断の基準というかですね。
間合いを測るときに重要なのが、構えたときに後ろの足の位置になります。
前の足ではないですね。体の中心でもないです。
大体ですね、格闘技もしくは武道において、構えは相手に対して真正面を向くことは少ないと思います。
ちょっと斜めになって、体の有効断面積を減らすみたいなことが多いと思いますし、
そういう構えが多いと思います。
その状態で、左が前もしくは右が前のどちらかになるんですが、
そのときの体の後ろに、相手に対して後ろ側になる自分の足、これを後ろ足と呼ぶんですけど、
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人間に後ろ足はないよというふうに嫁さんに言われますけども、後ろ足です。
この後ろ足の位置こそが、どこまで技が届くかの基準になるわけです。
当たり前っちゃ当たり前なんですよね。
要するに、踏み出す足が重要じゃなくて、蹴る足ですよね。
地面を蹴る足がどこにあるかで、どこまで届くかが変わるってことですね。
なので、相手との距離を測るときに、常に相手の後ろ足がどこにあるか、
体の中心ももちろん見るんですが、というのを意識する必要があります。
実際は、相手の後ろ足を見ることはないんですが、どの辺にあるかなというのは無意識に感じていると思います。
それを意識的に感じるトレーニングをした後で、それを無意識に落とし込むというのが必要になってきます。
実際やってみると、後ろ足がどこにあるかで、どこまで届くかが変わるんですね。
例えば、真横に構えます。相手に対して体を真横に向けて構えると、後ろ足はあまり見えないじゃないですか。
そうすると、隠れた状態で後ろ足を寄せることができるんですね。
そうすると、相手から見て全く変わらない姿勢なんだけれども、実は相手に届く距離に寄っているということができます。
なので、そういう技術を使っている人たちもいますよね。
剣道なんかでは当たり前のスキルなんですけれども。
あと、袴を履いている競技は、かなり足の動きが見づらいので、どこに後ろ足があるかというのが非常に重要ですよね。
今日のポイントは、後ろ足がどこにあるかというのをしっかり意識して、自分がどこに置くかですよね。
それによって届く前が変わってくるということになりますので、
もし、ギリギリ相手に届くか届かないかというところの距離感で、相手に有効打を仕掛けたいときは、後ろ足の位置を丁寧に意識したトレーニングをしてみてください。
いろんな人に役立つ話ではないんですけれども、ステップの中で後ろ足を自然に相手に寄せる、遠ざけるということをするだけで、相手はだいぶやりにくくなるんだと思います。
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それをスイッチ、右前、左前を切り替える動きと同時にやっていけば、もっとそれは変わってきます。
そして、後ろ足の蹴り、前足の蹴りと組み合わせていくと、そのバリエーションはかなり変わってくることになると思いますので、研究の余地があるなと思います。
私は最近、長男と一緒によくやっているのが、スイッチしておいて、スイッチした瞬間に後ろ足で蹴るというのを練習しています。
またね、面白い技があれば教えていただければと思います。
今日はここまでです。
マニアックな話、というかものすごいマニアックな話をしてしまいましたが、武術界は喋りたいことが結構あるというのもあるので、またちょっと喋ってみたいなと思います。
おやすみなさい。バイチャ!