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2022-12-04 22:08

#110-1 「起承転結」でチームを作るとうまくいく(前編)

新規事業や企画を進めるときの最適なチーム体制について、オムロンの竹林一さんが提唱している「起承転結」の考え方を紹介します。
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャット番組になります。
今日も働き方バンデリスト、田中健士郎が皆さんの眠れ寄せをゆったりとしたトーンでお話しさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。
先週は、ライターゼミというものを思いっきり特集するような形でやってみました。
年に2回やっている大きなライターゼミのお祭りがちょうどありましたので、それに合わせて、ライターゼミの中にある見えない文化というものは何なのかというのを公開録音をしながら、
実際にライターゼミのメンバー、最終的に10人くらいいたんじゃないかな、もっといたかな、多くのメンバーの方と一緒に対話をしながら文化を炙り出していくみたいなことをやってみました。
改めて、コミュニティについてその価値は何なのかとか考えるきっかけになったかなと思います。
その時にも結構言ってたんですけれども、やっぱり人って1日に3万5千回意思決定している中で、一個一個変えていくのはもちろん大切なんだけど、自分が身を置く環境だったり文化が変わるだけで、大きくその3万5千回の意思決定が一個一個どんどん変わっていくっていうところで、
どういう環境に自分を置くのか、どういう文化の組織とかコミュニティに自分を置くのかっていうので、自分がどんどん変化していったり成長したりできるんじゃないかっていう話をしました。
ということで、今日はまた別のテーマで話していきたいと思うんですけれども、
起承転結でチームを作るという話をしていきたいと思います。
組織の話とかチームの話とかって働き方などでも結構やってたりすると思うんですけれども、そんな中でですね、かなり最近しっくりきている組織論の考え方ですね。
特に新しいことに挑戦するチーム、新規事業だったりとか、あるいはベンチャー企業だったりとか、あるいは何か企画を考えるような仕事、いろいろあると思うんですけれども、世の中ってすでにやり方が決まっていて、それをどんどん効率的に回していくような仕事と、新しい企画を作ってゼロから立ち上げるものって大きく分ける2つあると思うんですけれども、
その後者の方ですね、新しいことをやっていくときに必要なチームということで、この起承転結っていうチームの作り方を知っておくと、まず自分自身も仕事がしやすくなるし、どういうメンバーと一緒に組んでいくといいのかっていうことが、なんかより分かってきたりとか、人を生かしたり成長させるポイントっていうのも結構分かってくるのかなと思いますので、今日はちょっとこの話をですね、していきたいと思います。
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結構前から起承転結の話をするすると言って、なかなかできていなかったので、今日はそんな話をしていこうかなと思います。
はい、なんかこんな悩みですかね、例えばなかなかこういろんな仕事は進むんだけど、いきなり新しいことをやろうとするとなかなか進まないだったりとか、あるいは逆にアイディアどんどん出てくるんだけれども、全然なんかアイディアだけ出て形になっていかないとか、いろんな組織で結構経験あるんじゃないかなと思うんですけれども、そういった場合にどうすれば物事がまとまっていくのか、
そんなところを考えるきっかけになるかなと思っております。
これをまず考えたきっかけなんですけれども、これですね、僕のフェイスブックの投稿にですね、結構長々と書いているので、まあそれをぜひ読んでいただければと思うんですけれども、リボンでですね、支援している会社の中で、
新規事業のチームを作った時のストーリーをちょっとフェイスブックに11月の19日に書いてるんですね。
僕のフェイスブックぜひ申請いただければ承認しますので、このラジオを聞いていただいている方はぜひ。
結構ツイッターだと短い分なんですけど、僕短い分に収めるのがどうも得意じゃなくてですね、割とだらだらと書いていくのが得意みたいな。
フェイスブックでたまにこういう投稿をしてたりします。
その投稿はですね、組織は起承転結で分けるとうまくいくのではないかっていう、まあそういった問いの形で割と僕は投稿しているんですけれども、はい。
ちなみにフェイスブックはケンシロー田中でローマ字で調べていただくとですね、出てくるかなと思いますので、気になる方は申請をぜひしていただければ承認させていただきます。
はい、ということで、そこではですね、ざーっと大きく書くと、ある若手のメンバーがですね、退職したいというふうに言ってきたと。
すごい期待している若手のメンバーだったので、すごくもったいないなとか、ちょっと個人的にも寂しいなみたいな思いがあった中で、その彼と対話をする中でですね。
新規事業のチームに移動してもらうと、今まで新規というよりも既にある意味形ができているものだったりとか、ある程度やり方が決まっているような中で、そういった作業をやっていくという仕事をやっていたメンバーだったんですけれども。
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それを新規事業に移動させたことによって、すごく歯車があっていて、かつその新規事業もなかなかうまく進みづらいフェーズだったんですけれども、そこが一気に歯車が回っていったような、その新規事業のチーム自体も勢いがついたみたいな話がありまして。
ここで非常にプラスになった考え方が既承転結というものだったんですね。
簡単に言うと、人には素養みたいなもの、もともと持っている性格とかっていうもので、人は既承転結のどれかが得意である可能性が高いということですね。
もちろん既と承ができるとか、私は全部まんべんなくできるという方もいるんですけれども、どこかがより尖って得意なことが多かったりするんですね。
その若手の彼は既承転結でいうと、承が強かったんですけれども、前のチームでは転結の仕事を割と求められていて、なかなか自分の価値を発揮できないような気がしていて、
それが新規事業で、承のポジションでガンガン動いてもらうことによって、すごく価値も出せるし、周りからもすごく助かるような存在になっていって、実際ビジネスも前に進み始めたという話があります。
なので、いわゆるわかりやすく言うと、適材適所みたいなものですよね。適材適所って割とスキルだったりとか、ポジションみたいなもので言われることが多いんですけれども、スキル、例えばここにデザインできる人がいないからデザイナーを入れるとか、営業できる人がいないから営業の得意な人を入れるとか、それって割と考え方的にはわかりやすいんですけれども、
それだけだと意外と新規事業とかうまく回っていかないことがあるんですね。ポジションとかスキルではなくて、人が割ともともと持っている性格とか素養みたいなものに近い起承転結ではめていくとうまくいくという話がありました。
ここまで言ってですね、じゃあ一体その起承転結って何なんだよっていうところがですね、非常に気になるところかなと思うんですけれども、ここで一個ずつ説明していきますね。
これはですね、オムロンっていうヘルスケアの会社ですね、こちらの竹林はじめさんという方が提唱している組織づくりの理論で、これがですね、非常に面白いんですね。
この自分は起承転結どれが一番強いんだろうみたいなことを考えていくとですね、自己理解も非常に進んでいくんじゃないかなと思います。
まず、キーは何かっていうと、ゼロからアイデアをどんどん出せる人。はい、いますよね。周りにいませんか、アイデアマンみたいな人。
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思考的にアート思考っていうふうに言うんですね。アーティストなんていう方は、結構このキーである可能性が高いかなと思います。
他に特徴的に言うと、結構感情を思いっきり外に出して動いていくようなタイプで、本当にこれが自分が面白いと思ったらガーッと突き進んでいく勢いがあったりとか、
誰もが思いつかないようなことを思いついて、どんどん人とつながっていくみたいな。結構その営業の中でも、このラジオでサードドアって話をしたと思うんですけれども、自分でですね、とんでもない人とコネクションをいきなり作ってつながっていくみたいな、サードドアをこじ開ける系の人もキーの人かなと思います。
なんかやたらいろんな人とつながっているみたいな人も、結構キーの才能がある人なのかなというふうに思います。そんなアイディアも周りにいませんか。これがですね、キーショーというキーになります。
新規事業を始めるときに、まずこのキーの人が必要ってイメージ湧きますよね。
やっぱりアイディア、なかなかアイディアが出てこないみたいなことありますよね。
まずこれがキーですね。ショーはどんな人かというと、キーの人が作ったアイディアをビジネスとして成り立つ形に整理をしていくような人。
思考的にはデザイン思考っていうんですね。最近、デザイナーっていう存在がより重要性を増していると、デザイン思考みたいな話だったりUXデザイン。
今まではデザインってバナーを作ったりとかチラシを作ったりとか、ホームページのデザインを作るとかそういう人だったんですけれども、思いっきり経営に入り込んでやっていったりとか、
新規事業の中で割と初期のフェーズでデザイナーが新規事業の設計をしたりすることってよくあるんですね。これがショーですね。
このショーの人っていうのは、僕の個人的な経験から言うと日本で一番少ないんじゃないかなというふうに思います。
このショーっていう人はどうやら鍛えることによって全然作れるし、誰もがショー的な要素を持っていると思う。
僕もショー的なことを担うこともあるんですけれども、正直得意ではないですね。
ただ結構一定能力を高めることによって結構ここできたりとか、それこそデザイン志向の学校とかもあったりしますので、そういったところで学ぶこともできますね。
ショーっていうのはアイデアをビジネスとして整理できる人、デザイン志向できる人、周りにいますか。これなかなかいないですね。
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ちなみに言うと、みんなのカレッジの某学長は完全にこのショーの人で、僕は完全にここを任せているという感じになります。
彼は本当に大学時代からですね、デザイン志向とか学んで、そういったところのスキルアップと、あともともとやっぱり何か物事を俯瞰してみるみたいなことができる人ですね。
みんながうわーって議論している中で、そもそもこれってユーザーの視点になってたっけとかね。
例えば売上目標を達成するためにどうしたらこの売上達成できるのかとか、これをこういう人に売るためにはどうしたらいいかって一生懸命考えているときに、
そもそもこれってユーザーにとって価値があるんだっけ。何かこっちの売りたいっていう気持ちばっかりで、それをどうしたら売れるかだけ考えていない。
ユーザーが何を期待していて、何をベニヒットを感じているのかっていうのをまず考えようとか、結構そもそもとかちょっと引いた視点で言ってくれる人いますでしょうか。
こういう方はビジネスに非常に重要で、特に新規事業で木の人が作ったアイデアをちゃんとビジネスとして形にしてですね、動き出せるように設計をしていくような人ですね。
こういう方が日本には少ない、世界的にも少ないのかもしれないですね。非常に重要なポジションだというふうに僕も認識しています。
さっきの会社の話で言うと、若者はですね、数少ない性の素養を持っていたということで、スキルが高かったわけじゃないんだけれども、何か周りよりもちょっと俯瞰して冷静に物事を見て、物事の本質を捉えていくのが得意だったりするので、性がしっかりハマった人っていう感じなんですね。
はい、ここまでイメージつきましたでしょうか。はい、多分わかったと思うんですけども、この木と章っていうのは特殊な人たちなんですね。
こういう人たちがいるからこそビジネスは動いていく。だから会社の社長とかもですね、木であることが多いと思いますけれども、木とか章とかそういったところがやっぱり得意だからこそ事業を大きくできているというところがあるのかなと思います。
次ですね、点、希少点の点ですね。これは戦略とか戦術を作ってKPIマネジメントとリスク管理ができる人。はい、難しいですね。ただこの働き方ラジオを聞いている人ならなんとなくわかるんじゃないかなと思います。
これはサイエンス思考って言ったりするんですけれども、まあロジカルな方ですね。なぜから旅行文字ばっかりになってますけども、いわゆるビジネス書とかに書いてあることって結構点的なものが多いかなと個人的には思ってます。
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はい、なんでビジネス書に点が多いかというと、日本においてはやっぱり点の仕事っていうのが非常に多いからですね。木、章の人たちが活躍する仕事って新規事業とかが多いんですけど、ある程度の形がビジネスとしてできてきたときには、点、結の2つの人たちでほとんど回していくってことが多いんですね。
なので結構日本のビジネスって言うと、昔からやってる大企業だったりとか、もう何年も続いてる企業とかっていうのはどんどん点、結で回していくことでビジネスを拡大していくんですね。よく01、10、100のフェーズがあるみたいなこと言うんですけども、01がキで10が章だとしたら10、100みたいなのが点かもしれないですね。
そういう方はロジカルに考えてどうすればこの事業を大きくできるのか。その中で大きな目標に対してその達成をさせるためのKPIの設計とか、このラジオで話したKPIマネジメントというもので数値を管理して、メンバーがですね、それに取り組んでいく。
あとはリスク管理っていうことで、ビジネスにおいてやっぱりいろんなリスクっていうものが発生すると思うんですよね。
例えば納期通りに納品できない可能性がありますよとか、品質がちゃんとお客さんの要求に合わない可能性があったりとか、あとはそれこそ法的なものだったりとか、会計的なところでリスクがあるかもしれない、こういったことを未然に管理をしながら物事を進めて拡大させていくような人。
一般的にはマネージャーみたいな人が10ですね。なんか営業部長とか営業部長、課長とかね、大体世の中の企業でいわゆるマネージャーとして活躍している人って10の人なのかなというふうに感じますね。
割と意思決定もしていくような人だと思うんですけれども、企業には欠かせない人ですね。ただやっぱりビジネスとか結構この10のことが書いてロジカルシンキングとかKPIマネジメントとか、あとは戦略思考だったりとかリスク管理とかね、いろんなものがありますけれども、やっぱりここが非常に多いのは日本においても非常に需要が多いっていうんですかね。
そういうそこをやってる人が多いって感じかな。今必要とされているのは結構希少だったりするんですけども、やっぱり以前10の仕事の総量は多いかなというふうに思いますし、一定の規模まで事業が大きくなっていくともう10がめちゃくちゃ重要。
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10とケツのコラボが重要になっていくんですね。で、イメージ分けましたか。結構10の人はあとはもうちょっと言うと、何て言うんですかね。やっぱりメンバーをモチベートしていくのが得意な人、マネージャータイプとかなんで、どんどんコミュニケーションしていろんな人を巻き込んで事業前に進めていくみたいなことが得意な人も多いですね。
この10の人は章もちょっとできることがあったり、ケツもちょっとできることがあったりするっていう特徴ありますね。これここまで言ってきてなんとなくわかると思うんですけど、奇異章10ケツで近いところは2つできたりすることがあるんですね。
章の人は結構キーができたり10ができたりするし、ケツの人は10ができることもあるとか、そういう風に考えるとちょっと見えてくるんじゃないかなと思います。皆さんの周りに10の方いらっしゃいますか。こういう人がいるとどんどんビジネスが前に進んでいくっていう感じですね。
ケツはどんな人かというとエンジニア志向ということで確実に実行し、それを継続し、仕組み作りと改善をしていく人っていう感じですね。イメージできますでしょうか。エンジニアって結構ここだと思います。
やっぱり最終的にはマネジメントをしつつ、いかに自動化していくかとか、効率的にやっていくかって大事じゃないですか。どれだけみんなで目標達成するぞって言って、10の人って結構場合によっては根性的になっていくんですよね。
もうとりあえずみんなで本気出して達成するぞみたいな感じになっていって、それもめちゃくちゃ大事なんですけども、でもやっぱりそういってもみんなの労働時間も増えちゃう。いかに効率的に同じ成果出すにはどうしたらいいかみたいな仕組みを考えたりとかするのも、このケツの力がある人ですね。
あとはやっぱりこの起承転結の中でケツの人が圧倒的に実務が得意な人ですね。確実にやるべきことをやりきる。脳機が遅れたりせずにですね、しっかりと言われたことを最後までやりきるっていうのはここの方が多いかなというふうに思います。
大企業とかだとやっぱりケツの方っていうのがすごく重要になってくるかなと。より確実にやっていくっていうことが必要になったりとか、さらに確実にやるだけじゃなくて、より効率的にやっていく。
効率化、自動化、そういったところを得意としているのがケツの方かなと思います。
どうでしょうか。自分はどれが一番近いかなって考えるとですね、結構チームで仕事をするときにですね、すごく見えやすくなってくるんですね。起承転結。
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なんかどっかで聞いたことあるチームづくり。今リボンでも結構この起承転結でチームづくりのところをやってたりするので、もうまさにこの話はですね、ちょうど3ヶ月前ぐらいかな。
これを意識するようになってから結構、なんでビジネスが止まっちゃうのかっていうのも結構見えてくるんですね。ここからはよりこの起承転結の話を解像度を上げて理解するために、いろんなパターンの話をしていきたいと思います。
まずこの失敗事例みたいな感じですね。どうするとこの起承転結が回ってないのかを理解するとどうすれば回るのかがわかるので、ちょっとここからですね、そのケーススタディみたいなことをやっていきたいと思います。あるあるあるっていうケースがあるんじゃないかなと思います。
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