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では、ここから収録していこうと思います。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今回は、自分が作った会社が6年目になるんですけど、ホームページを作っていったりしてて、
それにあたってインタビューしてもらいつつというか、自分の会社のことだけじゃなくて、
気になっているところとかも聞いてもらえたらいいなと思うんですけど、
そんな感じで喋っていけたらと思います。
じゃあ、この辺聞きたいとかっていうのがあれば、まずそれ教えてもらってもいいですか。
たしろさんは結構いろんな事業をされてて、いろんな行動をされてきたと思うんですけども、
他の人も含めて、こうしたいなっていう大きい枠は決まってて、到達したい目標は決まってると思うんですけど、
そこに行くまでに、まず最初の一歩何をしなきゃいけないのかとか、
その達成したい目標までにどんな立つ手があるのかっていうのを、
どういうふうに明確にされていってるのかなっていうのをちょっと今日はお聞きしたいです。
ありがとうございます。
自分の場合も、今のところ結構いろんな取り組みしてるっていう感じだけど、
事前にちゃんと戦略とか計画立ててできたかっていうと、全然そんな感じではなくて、
手当たり次第にいろいろやっていく中で、形作られてたっていうのが現状のところなんだけど、
でも目標としては、会社とか自分自身の活動でも見せてる通り、
世の中の多くの人、もっと健康になるといいなとか、
ヘルスケアとか、最近だとウェルビーングっていう言葉もあるんだけど、
そういうところにつながる事業はしていけたらっていう大きなところはあったけど、
実際に何してたかみたいなところで、
一つ最近注目されてる考えとして、エフェクチュエーションっていうのがあるんですけど、
聞いたことあったりする?あんまりないかな。
今初めて聞きました。
あんまり大焼けになってないっていうか、まだあんまり広まってない概念かもしれないけど、
結構世の中変化も激しくて、なかなか事前に計画しても思い通りにいかないとか、
不確実性が高い世の中だから、そういう時にどう行動していったらいいかとか、
そういうコツをまとめられてるのがエフェクチュエーションっていう考え方。
一応対比的な考え方として、コーゼーションっていうのがあって、
コーゼーションっていうのは因果論って言うんだけど、難しい言葉を言ってるかもしれないけど、
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原因と結果が結構事前に分かるというか、
だからいわゆる市場規模とかこういう事業をすると、このぐらい顧客になる可能性がいて、
計画が立てた上で行動するっていうのがコーゼーションっていうやつなんだけど、
そういうのがなかなか立てづらい時に使えるのがエフェクチュエーションっていう考え方です。
いくつかポイントがあるんだけど、
ちょっとキャッチーな言葉として、こういう議論がいくつか、
いろんな原則っていうのがあるんだけど、
手中の鳥の原則っていう、手の中の鳥の原則っていうのと、
許容可能な損失の原則ってやつと、
最初言っちゃうとレモネードの原則と、
クレイジーギルトの原則と、飛行機のパイロットの原則っていう5つあります。
あまり統一感ないですね。
いろんなのがあるんだけど、
それぞれが繋がって、先が見えなくても行動する上では意識していくといいよっていうのが、
この5つの原則で言われてますっていうのがあるんだけど、
まず手中の鳥の原則っていうのは、
手持ちの自分が持ってる知識とか技術とか資源みたいなもの。
まず今あるもので始めちゃおうみたいなのが手中の鳥の原則ってやつ。
大きな目標とか立てると全然足りない、まだ足りないところばっかり見えちゃうというか、
何から手をつけていいんだろうっていうのは分からないけど、先に目的から考えちゃうと。
でも手元にあることから始めちゃえばいいよみたいなのが手中の鳥の原則ってやつで、
これが自分の中では起業したとき、
自分の中では起業したときとかは、こういう事業していけたらいいなっていうのはあったんだけど、
自分の中だと病院で働いてたセラピスト的な知見があるから、
個別で依頼があったクライアントの施術をまずしていこうとか、
研究をする中で得た知識だったり、研究のスキルみたいなものがあるから、
とりあえず今あるものを求めてくれる人、まだまだ全然目的には到達するのは遠いんだけど、
まずそこから少しでも始めていこうみたいな感じが実際にやっていった感じだから、
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まず自分の手元のものでやるといいよっていうのがその手中の鳥の原則。
なるほどですね。
確かに結構一番到達したいところを最初に考えるので、
そこから逆算していってもその時点では何もできないなって思っちゃうことも結構あると思うので、
最初の段階で何ができて何が求められてるかっていうのが分かっていると確かに行動しやすいという風に訳そうです。
そうそう、だから困った時はまずやってみようっていうのが一つの原則。
次が損失を許容する原則、損失許容の原則みたいなのがあるんだけど、
許容可能な損失の原則。
これはその手持ちのものから始めるんだけども、
やっぱり最初にコストがかかりすぎるものをやっちゃうと身動き取りづらいし失敗した時に困るから、
もしこれ失敗しても大丈夫なものをやっぱり最初は手につけた方がいいよっていうのが、
許容可能な損失の原則ってやつで、
例えば自分の場合だと、さっき言った施術とかまず自分でできるなと思ってたとしても、
最初にやっぱり施術の治療院借りるとか、不動産としてとか結構高いベッド買うとか、
そうすると結構やっぱり費用もかかるし、なかなか難しい、うまくいかなかった時に困るっていうのもあるし、
研究のスキルを生かそうとか思ったとしても、
特別な、例えばデータ分析のツールとかあったりするんだけど、それでも結構お金かかったりするから、
本当にまずExcelでできる範囲からやってみようとか、
情報を発信するのも無料でできるSNSからやってみようとか、
あんまりコストかかんないところからやったほうがいいよねと、
そこからだんだんうまくいってきたら投資する額を増やしていくとかいう感じで、
やっていくといいよねみたいなのが、
そういう許容可能な損失の原則みたいなものだから、
最初一歩動き始める時はまず手持ちでできることからやるっていうのと、
コストかかんないとこからやろうっていうのはこういう感じです。
はい、なるほど。
これもなんとなくイメージわくかな。
はい、これは結構あれですよね、2つ重なるところから始めたほうがいいっていうところですよね。
今できることかつ、コストがかかんないところをやったほうがいいように。
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なるほど。
ですね。
で、レモネードとかブレイジーキルトとか、
この辺はイメージが湧きづらいかもしれないんだけど、
レモネードってレモン果汁みたいなものと、
甘いドリンクみたいなのを混ぜて作るみたいな感じじゃないですか。
だから結構最初それが生まれたのが偶然だったっていうか、
それを作ろうと思って作ったっていうよりは、
これ混ぜてみると意外に美味しかったみたいなことから、
レモネードって生まれるよねみたいなイメージでわかりやすいんだけど。
結構その偶然のきっかけとか、
偶然の組み合わせみたいなものも結構大事にするといいよねみたいのが、
レモネードの原則みたいなところであったり、
クレイジーキルトっていうのもちょっと似てるんだけど、
クレイジーキルトって何っていうと、
パッチワークみたいな感じっていうかな、
クレイジーキルトって布の切れ端みたいなやつを
繋ぎ合わせて一つの布にするみたいのが、
クレイジーキルトってやつなんだけど、
だからこれは組織作りとかに関係するようなもので、
最初いったコーゼーション的な、
こういう目的でこういう事業規模見据えてて、
最初に営業の人材このぐらいいるよねとか、
マーケティングの人とか、中の組織いるよねみたいな、
最初に結構カチッとした組織図みたいなやつを作って、
組織を作るみたいなこともあると思うんだけど、
そういう不確実な世の中だったら、
最初にそんだけ人集めちゃって、
事業するのもうまくいかなかったら大変だし、
結構時代の変化も大きいから、
人の役割とかもコロコロ変わっていかないといけないのもあるから、
身の回りの中でいる人で、
この人ができること、この人ができること、
この人ができることっていうのをうまいこと組み合わせて、
そういうクレイジーキルトのように、形は違うんだけど、
デコボコを組み合わせて、一つのチームとか、
そういう布みたいなものを作っていけるといいよねみたいな感じ。
なので、レモネードとクレイジーキルトは似てるような感じなんだけど、
途中で見つかった偶然とか、
新しい出会いみたいなことをうまく紐付けてやるといいよみたいなのがこういう感じ。
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実際に自分も独立して最初の頃って、
そうやって施術できる範囲やってみようとか、
研究の知見活かせるようにしてみようとか、
例えば施術とかだと、もともと病院で勤めてた患者さんとかが退院した後見てほしいっていう人が偶然いて、
その人から派生して、近隣の人にクライアント紹介してくれたりとかっていうので、
事業広がっていったっていうのもあるし、
またそこで見つかった知見みたいなものが他の仕事に来てくるとかが実際にあったし、
特に研究の方とかはそうだけど、
大学院時代に高齢者の介護予防みたいな研究を自分の所属してた研究室でやってて、
そこで使ってた脳の認知機能を測るウェブのシステムみたいなものがあるんだけど、
そこの会社の社長さんとかと独立した時にちょうど話す機会があって、
じゃあちょっと手伝ってくれるみたいな感じで一緒にプロジェクトをやる中で、
最初は見据えてなかったけど、進めていくうちにその周りの人とまた繋がっていって、
じゃあうちもこれお願いしたいとかっていう感じで結構仕事が広がってきたのがあるから、
自分の感覚的には最初の集中の取りと、
その許容可能な損失みたいなのも考えながら、
最初は低コストでできる出来事をやってきました。
そこからさっき言ったレモネードとクレイジーキルとみたいなところで、
ちょっとずつ進めていく中で偶然広がった出会いみたいなことも活かしながら仕事も広がってきたし、
一緒に働く人とかも、大学人時代の後輩とかしぶきくんとかもね、
一緒にちょっと仕事絡みのこともあったりするけど、
これも結構偶然の出会いみたいな感じだし、
しぶきくんだったらPTのこと知ってんのと写真好きだし、
じゃあこれ一緒にできるかもなみたいな、それを元に考えていったのもあったりするから、
レモネードとかクレイジーキルと的にやってたみたいな感じかな。
だからこれは最初にイメージしきれてなくても、
ちゃんと続けてたら偶然の出会いあるよみたいな。
結構ゴールばっかり考えてしまいがちですけど、
手前でちゃんとできることが何かまず見つけて、
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やり続けていくっていうことの方がレモネードとかクレイジーキルにつながっていって、
ゴールに最終的にたどり着ける可能性が出てくるというか、
そういう流れなんですかね。
そうだね。
多分企業家の話とか聞く機会というか、ニュースでよく見るかもしれないけど、
最初に作ったビジネスアイデアが本当にうまくいく人なんて極一部で、
途中でどんどんピボットして、やっていくうちに見つかってみたいなのって、
結構よくあるパターンだと思うんだけど、
本当に新しいアイデアが出てくるときに、
本当に新しいことを始めるんだったら、
最初にゴールとかそういう方法みたいなのが見えてることなんてなかなかないから、
まあまあこういうもんだよって感じかな。
事業を進めてうまくいくときは。
実際にやっていかないことには分からないことの方がやっぱり多いってことですよね。
全然多いし、
今自分だと会社作って5年目で、
大体10社ぐらい常に入れ替わったりするけど、
コンサルティングとか関わらせてもらってるような感じで、
今後また6年目以降とか、
今もやっぱり一緒に関わってくれる人とか、
仕事のパートナー的な人も増えてきてるし、
今後仕事もまた増えそうな予感もあるんだけど、
5年ぐらいやるとやっと形が見えてくるっていうか、
人も集まりやすくなってくるんだけど、
最初の数年とかって全く見えない感じだったから、
その時は手持ちのことから、
偶然をうまく掴みながらやっていくしかないよねみたいな。
あと最後の、
飛行機のパイロットの原則っていうのがあるんだけど、
これはね、
パイロットっていうののイメージが難しいかもしれないけど、
やっぱり自分のコントロールできる範囲内で、
一旦動き始めた後も進めていきましょうみたいな感じ。
結局飛行機も飛び立って、
飛んでる時とか目的地に向かっている時って、
いろんな風とか外乱とかがあって、
不安定な気流の中に入りましたみたいな時ももちろんあるんだけど、
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そこで急に舵切ったりとかするとやっぱり難しいし、
微妙な外乱刺激みたいなものもあるんだけど、
その中でコントロールできる範囲で、
いろいろ試行錯誤して進めていくといいよみたいなのが、
飛行機のパイロットの原則みたいな。
見据える先がいかに大きかったとしても、
手元の自分がコントロールできる範囲内を見極めながら
やったほうがいいよみたいなのが、この飛行機のパイロットの原則っていう。
なるほどですね。
これは結構進んでいくと、
自分のコントロールできない要因も関わってくるというか、
そういうのを使おうとしてしまうというか、
そういうことがやっぱりよく起こりうるっていうことなんですかね。
うーんとね、
たぶんなんかやっぱり、
授業を進めていくっていう時も、
ずっと右肩上がりで急にグッと増えるのって結構難しいのもやっぱりあるから、
急な爆地をしないとかそんな感じかなと思うんだけど。
いきなり飛躍的になれるんじゃなくて、
コツコツ。
やっていくっていう感じですかね。
もちろん急成長する人の中では、
めっちゃ大胆な賭けとかをして、
わっと伸びる人もいるかもしれないけど、
よくよく見ると、
さっき言った許容可能な、
失敗しても大丈夫だろうっていう種をたくさん打ってて、
その中から目が出たみたいなこともあるし、
自分の手からのコントロールは、
ちゃんと持ち続けましょうみたいなところ。
自分の場合に当てはめると、
会社最初起業してすぐとかは、
あんまり形が見えなくて小さいとこからやっていったって感じだけど、
今自分のベースとしては、
ある程度、
事業の規模も大きくなってきて、
クライアントも増えてきて、
関わるチームも増えてきて、
なんかちょっと伸びていきそうだな、
みたいな雰囲気はあります。
でもここで、
急成長するためにめっちゃでっかいオフィス構えてやろうとか、
融資とか投資もガンガン受けて一気にやるぞみたいなのは、
上手くいくかもしれないんだけど、
ちょっとコントロールを超える可能性があるから、
注意しましょうねみたいな、
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個人的にも思ってるし、
上手くいってるとき、いってないときどっちもあるけど、
その途中で、
コントロールができる範囲ないっていうのを、
ちゃんと見極めましょうみたいな感じ。
こんな感じかな。
だから最初、質問というか、
聞けたらっていうので、
なんかやりたいとは思ってて、
なんとなく大きな方向性は見えてるけど、
途中の過程の中でどうしてたらいいかっていうのは、
この辺りかな、
自分の経験も踏まえつつ、
エフェクチュエーションっていう考え方を紹介すると。
ありがとうございます。
ちょっと参考になればいいかなと。
僕もできることから。
やっていきましょう。
こんなとこにしておきましょうか。
ありがとうございます。
ありがとうございました。