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2024-05-06 23:24

#154-2【出張収録】町工場は日本のクラフトマンシップの象徴。世界でブランド化できる(ふぁん・じゃぱん代表 五木田貴浩さんゲスト回1/2)

後編です。マレーシアが拠点のふぁんじゃぱんTAKAさんから、海外でビジネスするために「まず相手を理解すること」「アクションをすること」の重要性について教えていただきました。後半ではSessionCrewとしても関わっている「町工場」を世界ブランドにできる可能性についてディスカッション。今後に繋がるワクワク回です。
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まず、どうしても自分を知ってもらおう。自分たちの価値を認めてもらおう。
やっぱり認めてもらわないと対等にできないんじゃないかって思うから、自分はアピールしがちですけれども、そこを逆にまずは相手を知るっていうところですね。
もちろんね、自分としてのアイデンティティーをしっかり伝えていくっていうのも重要なんですけど、お互い信頼を得るためにやるんですけど、まずは知る姿勢と言いますか。
特に文化も違えば宗教も違っていて、特に色濃く宗教色が出るエリアだったりするからこそですね。
お互いがよくわからないっていうことを前提に、まずは相互理解をするっていうことから、焦らずにというかやっていく。
そうですね。本当に急がば回りじゃないですけど。もちろん出張するってことは大きな経費がかかっているのが事実で、時間もないっていうのもありますけどね。
そこで何を持ち帰るかっていうところ。それもちろん一番いいのは案件を取ってきましたみたいな、一番のビジネスの経過なんですけど、そこにつながる過程って本当はもっと長いはずなので、
そこを長さをショートカットするためにできることっていうのは、やっぱり提案型っていうんですかね。理解をした上で提案をしていくっていう形。
こういうものがあるんだっていうよりは、プロダクトアウトじゃなくてマーケットインナー。
まずは相手のことを理解して、そうしたときにきっとこの人はこういうことに困っているとか、こういうものがあったら助かるんじゃないかっていうのが見えてくるので、そこで初めて提案をしてみるということですよね。
ビジネスのほとんどが問題解決、ソリューションっていうところがビジネスの一番の目的というところじゃないですか。ただ気づいてない、問題じゃなくて潜在的にこうすればいいよね、問題って顕在化してるじゃないですか。
気づいてないようなところに対して新しい価値を提供する部分っていうのは、新たな気づきを与えられるとか、新たな価値を与えられるようなものを、やっぱりバックグラウンドから考えて、これこれこういう状況でなんでこれを持ってきたんです、みたいなところがいいんじゃないかなと。
問題を解決するというよりは問題を発見する力が割と大事。
そう思いますね。
そういう観点で言うと、やっぱり理解してないと問題を発見できませんよね。
まずは相手を知らないと発見はできない。
特に固定関連ってそこは当たり前だと思いすぎちゃってるので、何の疑問を持たない方が多いわけですよね。
よく言うイノベーションを起こせる人、若者、馬鹿者、よそ者っていうところで言うと、外国人である我々ってよそ者でチャンスがあるわけですね。
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なんでこういうやり方してるんですかとか、なんでこういうものしか売ってないんですかとか、なんでこういう売り方なんですかとかっていうところで疑問を持てると思うんですよ。
そこに新しいエッセンス、日本ならではのエッセンスで持っていって、現地と掛け合わせて新しい売り方でもいいし、新しい商品でもいいし、新しいサービスでもいいので、作ることってできるんじゃないかなと思うんですよね。
だからこそやっぱり、たかさんが日本をバックグラウンドにしてて、かつマレーシアという多民族国家にいるっていうのが結構そこでも効いてくるってことですよね。
現地の方に言わせると、お前は典型的な日本人とは違うなとよく言われますけど、日本人はもっとコンサバティブだろうみたいな。そんなとんでもないだろうみたいな。
逆に言うと、その意見ってすごく貴重で、日本ってそう見られてるのか、どう日本人が見られてるのかっていうのも知るのは大切ですよね。
よくメタ認知とか言われますけど、問題発見能力が大事ってなってきていて、やっぱりそういう時に海外というか、世界的な視野で見れるかどうかっていうのは僕も大切だなと思って、
もう一回やっぱり30代40代は海外ビジネスをやる必要性を感じてるんですよね。コミュニティ作りとか国内でやってるところはあるんですけど、やっぱり常に海外含めてグローバルに。
言語の壁とかってAIもこれだけ発展するとなくなると思うんですけども、今見えてない問題をいかに発見するかとか、あるいはもうちょっと一人一人の人間の中にあるものというか、その人が本当に本質的には欲しているものとか、
不安なこととか、感情にひも付いたものみたいなのが大切になるなと思った時に、やっぱりグローバルで見て、かつそういう人たちのことをちゃんと理解するっていうのが大事なんだろうなと思ってマレーシアに近づいてきている。
嬉しいのはやっぱりこうやって来ていただいたっていうのが一つ重要なアクションじゃないですか。
よくある話で、行きます行きます詐欺じゃないですけど、私も忙しくて新しい市場の開拓というところで、なかなか忙しくて行けなかったりすることがあったりしますけど、行ってみようと思った時にやっぱりパッと行けるかとか、そこのアクションってすごく重要なんですよね。
やっぱり日本の方々って教育水準も高いし、いろんな経験されてきていらっしゃる方も多いし、頭で考えて何か思考を深めるってことって、かけてる方っていっぱいいらっしゃるんですけど、一方でそれをすぐ実行できる方々って結構少ないんじゃないかなと思ってて。
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それが一つが一億総評論家みたいな、一つ日本人の特徴を言いましたってあるわけじゃないですか。
みんな評論しかしないと。
いろんな自分たちなりの考え方とか分析で、評論はできるけど、その評論後のアクション、じゃあこうしていった方がいいんじゃないのみたいな、次ならアクションにつながってないケースって多いと思うんですね。
そういったところの中で、やっぱりアクションを起こせる人っていうのは今後ますます価値が出てくるんじゃないかなと思います。
そうですね。去年のラジオ撮ってる時にはもう行くっていうのを決めてて、あとは家族にどうお勧めするかっていうか、まずそもそも何なら移住もちょっと考えてるみたいなことからまず入り、
でも今はフラットに全てを決めてるわけじゃないですけども、うちの妻も一緒に小学校見学とか行って、妻もたまたま教育関係の仕事をしてたりしてて、先進的な教育のモデルを日本で広げていくっていう時に結構海外の先進的な事例をちょうどいろいろリサーチしてて、
そういうのもいい機会だと。じゃあ行こうって。
そこですよね。
そうですね。
僕が行くって言ったら、おじいちゃんおばあちゃんも行きたいって、なんだかんだすごい大規模な家族連携を。
いいあれですね。
でも子供もちょっと見てくれるんで、めちゃくちゃ生活するように。今回アパート借りて、わりとたかさんのうちの近くにちょっと。本当にもし移住したらこんな生活なのかなっていうのを体験してきたっていう感じで。
すごいですね。
今回起業もして、やっぱりより自分の力で仕事を取っていかなきゃっていう前に変わった時に、リスクを取るみたいなことを、今までも大内緒なりやってきてはいたんですけども、ビジネスの本質はそこだなっていうのを改めて感じたし、しかもそれが楽しいんですよね。
リスクってすごく怖いことだったりすると思うんですけども、リスクっていう言い方をするとどういうふうに取れることもあるかもしれないんですけども、
誰かとできるかわからないことをやると決めて、誰かと約束して、それができたときに一緒に喜ぶっていうことの繰り返しがお金も生んでいくんだなっていう、すごいシンプルなことだと思ったときに、
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なんかやっぱりできるかわからないことをやると決めるっていうことがビジネスの本質でもあり、それをやっていくのってすごい豊かだなって、やっぱりより起業して割と感じてるところはありますね。
めっちゃ思いますね。
次はいつマレーシアに来るかを決める。
いやもう最高ですよ。
だいぶラジオで、まだいろんな調整も全然してないですけど、決めることから始まります。
それいいと思うんですよね。あとは当然もちろんいろんなスタイルがあるんで。
要はもうアクションにつながってれば全然いいと思うんですよね。
そういうふうに表現しながら動いていくと仲間も増えてくるしっていう、本当にそれを感じてますね。
ありがとうございます。
あと今日もう一つ話したかったことがあって、今僕会社を立ち上げたって話をしたと思うんですけども、最初の仕事がですね、町工場のコミュニティ作りの仕事っていう。
また面白そうですね。
まさに今日この収録をしているときに、この日に多分プレスリリースが出て、僕の名前も入ったものが出ると思うんですけど。
素晴らしい。おめでとうございます。
初仕事です。
めっちゃ素敵じゃないですか。
町工場プロダクトっていう全国の町工場が、今では割と下請けというか、2Bで依頼をされて作るってことをやった企業さんたちが、自分たちの自社プロダクトを作って、それこそ個人向けのキャンプ用品とか雑貨とか文房具とかっていうものを作って、それを世に出していく。
そういったことを、一社だと大変なところを、ある程度一緒にまとまることによって、例えば渋谷のロフトに一緒に出展をしたりとか、ポップアップショップを出したりとか、空港にもって話もあったり、あとギフトショーっていうところに一緒に出して、法人の商談会みたいなのをやったりみたいなことを、これまでもやっていたところがあったんですけれども、
そこをより今後持続可能なものにして、さらに発展させていくっていうところで、町工場だけのつながりじゃなくて、町工場の枠を超えた業界の方々もそのコミュニティに入れて、かつさらにファン、結構その町工場プロダクトのファンっていうのも、僕自身も実は1ファンだったところ。
なるほど。
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小さい頃、図工とか技術みたいな授業ってあって、ああいう時に自分の好きなものを作って、ハンダ固定をいろいろやったり、自分の木の作品を作ったりするのが好きな子っていたじゃないですか。特に好きな子っていう。
あのまま結構、仕事をしている方が結構いらっしゃって、めっちゃいいんですよ。休み時間に自分が欲しいフックとかをなんとなくモデリングして作っちゃうみたいな。家のものとかを自分で作りますみたいな。
めっちゃいいですね。
それを第三者が見たら、そのテープカッターめちゃくちゃかっこいいから、商品にしちゃったらって言われて販売し始めたのがきっかけだったとか、結構あるんですよ。
すごく自己表現的なものが世に出てきたっていう。ここに僕は日本の製造業の未来を感じて、何か関わりたいって言ってたら、ちょうどチコアプロダクツをよりコミュニティ化してファンを巻き込んだムーブメントにしていきたいっていう話をもらって、今回僕がずっとやってきたコミュニティ運営のノウハウとかを力になれそうだっていうところで。
なるほど。
いいですね。
マチコーバーって日本の中で言うとブランドだと思うんですよ。
これ、マチコーバーを世界で通用する言葉にしたいですね。
そうなんですよね。
分かりやすいんですが、「かわいい」とか。
世界共通だったじゃないですか。
マチコーバーイコール、じゃあどういうものですかみたいなのを言える何か。
ブランドステートメントじゃないですけど。やってくると、先ほどの話ってすごくいいと思うんですよ。
こうじゃなくて、みんなで競争しながらやってくれるところと、しかもファンも巻き込みながら。すごくいいと思うんですよ。
でも本当にマチコーバーっていう言葉は、マチコーバーの方たちは普通というか、そんなにポジティブに取られないだろうって思ったらしいんですけど。
割と今の若い世代とかがマチコーバープロダクトって言われた瞬間にすごい気になると。
やっぱり自分たちと接点が普段ないところなので、マチコーバー見学とかに行きたいっていう方が結構出てきて。
めっちゃいいですね。
工場見学に行きたいとか、大企業のビール工場とか見学ってあると思うんですけど、
街の数人数十人でやってるマチコーバーに見に行ける機会ってなかなかないけど、そこには職人がこだわりを持ってものを作ってたりするんで。
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それこそ海外の方とか。
日本のクラフトマンシップの象徴じゃないですか。
クラフトマンシップ。
マチコーバーって言葉自体を…
マチコーバーって言うとブランディングしちゃって、ブランド化しちゃっていいと思うんですよね。
日本人だとマチコーバーって言うと、すごく品質いいものを作ってるっていうようなイメージがあると思うんですけど、
それを海外向けにとか、よりせっかくそういう活動になってくるのであれば、
マチコーバーってなんだっけってのを再定義してみる、言語化してみるみたいなところってすごくいいと思います。
そうするとファンも明確というか、よりコアなファンが寄ってくるっていうのがそうだと思いますし。
確かに。
今後コミュニティがどんどん膨らんでいくと、
マチコーバーの定義みたいなのがフワッとしちゃってると、
コミュニティが同じ方向を向けないとか、そんな感じにならない。
そのファッジーな部分を残していくっていうのもグラウンドの考え方もあると思うんですけど、
特に海外から見た時にどう定義されているのかっていうのを。
そうなってくると、もう分かんないですよ。海外のお金持ちがこんなものを作ってとかってあり得るわけじゃないですか。
グラウンドもののなんちゃらっていう定義じゃなくて、
さっきのテープカッターの人、なんでこんな素晴らしいのと。
ビジネス的にどうなのってところはありますけど、
だいたい日本の商品って一生物が多いじゃないですか。
そうですね。本当に長く持つっていうのは、それも当たり前にやってるんですよね。
我々もマレーシアで一番最初、日本のアンテナショップやりました。
伝統工芸品とか、プラフト系のものとかって結構販売したんですよね。
すね切りとか、なんでこんなに綺麗に切れてるとか。
こんなのに感動して買ってきたものいらっしゃるわけですよ。
つばめ三条とかね。
まさしく我々つばめ三条さん。つばめ三条のプロダクト売ったりとか。
薄張グラフ売ったりとか。
なんでそれがいいんだっけっていうところを体感してもらっていって、
ああ、素晴らしいんだと。
そういう新しい価値とか。
まさしく別に極論すればなくてもいいもの。
普通のグラフで飲めばいいじゃないですか。
それがあることによって、より飲み物が美味しく感じるとか、ビールが美味しく感じるとか。
プラスアルファの部分。
そういうところって、今後より物事、情報が溢れてくる世の中だからこそ、
ファンコミュニティっていう中で、よりシャープな情報として、
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逆にシャープな情報がシャープな商品を生んで、シャープな商品の流通につながるみたいなこと。
世界からより評価されていく未来は、僕も結構あると思ってて。
そうですね。
中々言って、ガンガン海外に進出しようと言っても、さっきおっしゃったようなハードルはあるので。
ファンジャパンさんとマチコーバのコラボとか。
全然できるんじゃないかな。
できそうですか?
気がしますよね。
マチコーバっていうものをブランド化して、世界でファンを作っていくみたいなところ。
マチコーバブランド。
そうか。
マチコーバって一般用語みたいだから、それをブランド化するって。
日本人からすると思い浮かばない。
マチコーバって言うと下町ですごいものを作っていくと、3Kの環境でしょうね。
イメージとか。
下町ロケットみたいなドラマとか本があって、
マチコーバの素晴らしさみたいなのが発信されたりしてるところってあると思うんですけど、
ああいうストーリーって日本人好きだと思うんで。
そうなんですけど、マチコーバイコール、別にちゃんとしたあれがないので、
ブランドとして売っていくと。
マチコーバって作られたものってすごいんだよと。
実際そうだと思うよ。
すごいじゃないですか。
世界の名だたる企業がこの工場のこの部品を使って、これじゃなきゃできないっていうものを作ってる。
それって素晴らしいことだと思うんですよ。
だったらマチコーバって偉いブランドだと思うんですよ。
日本ではある程度定義というか認識がある言葉だけ、海外ではないから、それをブランド化して。
それをブランド化することによって、もちろん海外での流通とかってそうなんですけど、
一番はマチコーバが続くことだと思うんですよ。
日本企業にとってのすごく資産だと思うんですね。
そうなってくるとブランド化されることによってそこで働きたいって思う方々が増えてくるっていう循環にもつながらないかなと。
そういうとやっぱりものづくり大国日本という一つの大きなアイデンティティをより強引抗産できるんじゃないかなと。
本当に今マチプロタウンっていう名前でコミュニティを作って、
ある意味街に例えることによって、マチコーバが売ってる人でファンが購入したとかっていう関係ではなく、
本当に同じ街に一緒に住んでいる仲間っていう形で、
そういうことで一緒にコラボレーションをしたりとか、そこに色々趣味的なサークルが起きたりとか、
色んなことを起こしていきたいなと思うので。
今、日本を中心にマチコーバのファンを作るっていう動きを世界中に広めていくっていう時に、
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めちゃくちゃファンジャパンさんのミッションと重なってくるから、
ファンコミュニティづくりみたいなところは、僕がセッションクルーで日本でやって、
その方を世界に広げるときにファンジャパンとコラボしていくみたいな。
海外でのファンコミュニティづくりを一緒にやらせていただくとか。
いいですね。
めちゃめちゃいいですね。
マレーシアでやるべきことも見えてきそう。
来てもらったからこそ、こういうリアルな話も。
本当に今日は現場に来ると、本当に国際色豊かというか、
中華店もいればマレー系もいれば、
みんなすごい良い表情をして働かれているので、
その活気を感じながら、今日は良い収録ができました。
今後のワクワク感も、公開の場で皆さんも巻き込んでやっていきたいと思うので、
今日は来れて良かったです。
本当にようこそマレーシアにお越しいただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
僕はまだあと1週間ぐらいあるので、
色々見て聞いて理解して帰りたいと思います。
是非楽しんでいってください。
ありがとうございました。
今日はファンジャパン代表の小北坂裕さんにお越しいただきました。
ありがとうございました。
今回もお聞きいただきありがとうございました。
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