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2022-11-06 15:05

#107-2 企業価値を高める人材は誰か(書籍紹介:ワクワク会社革命 三冨正博著 後編)

自分事で、ワクワクと情熱を持って働く人こそが企業価値を高めていきます。
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まず、会社の価値を増やす人は誰なのかという。会社の価値は何かという話です。これは、この会の冒頭にも言ったのですが、まず、企業価値というのは、見える価値と見えない価値、言い換えると、見える資産と見えない資産によって作られていますよということです。
見える資産というのは、金融資産や物的資産のような、実際に商品やサービスがありますよ、それによって売上が生まれています、利益が生まれています、価格が上がっていますというような、見えるものです。
見えないものは何かというと、組織資産や人的資産、顧客資産というものですよという話を冒頭にしたと思います。
こっちの見えない側の資産を増やす人というのは、どういう人なのかというところの話ですね。
ちなみに、組織資産、人的資産、顧客資産ということを、細かく説明するといろいろあるんですけれども、めちゃくちゃこの本でわかりやすく言っていて、組織資産というのは枠であると。
ワクワクしている人たちが集まって何かに向かっているということ、それによって一人一人のメンバーが生き生きして仕事ができると。
生き生きしているというのが人的資産だったんですよね。ワクワクが組織資産、生き生きが人的資産、最後にニコニコというのは顧客資産ですね。
お客さんがニコニコしている。ワクワク、生き生き、ニコニコというループが回っていくことによって、見えない資産の価値が上がっていくんですよというところですね。
組織がワクワクしているとメンバー一人一人が生き生きしていって、最終的にお客さんがニコニコする。
これめっちゃわかりやすいですよね。こんな感じでですね、回っていくことによって見えない資産が高まっていくということ。
この中でですね、こういったワクワクした組織の中で生き生きしていく、人を増やしていくというのが非常に大切になってくるわけですよね。
やっぱりそれを作っているのが人である。この本ではですね、これを4つの証言で、組織の中には4種類の人がいるって話をしているんですよね。
この4証言になった時に、上下の縦をワクワク度合いの代償で、左右を成果の代償。成果というのは実際に数字を上げているのか、上げてないのか、みたいなところですね。
まず、ワクワク度合いが大きい。これワクワクって何というふうにこの本で表現しているかというと、情熱を持つということなんですよね。来ましたね。
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情熱を持っている人なのか、そうじゃないのか。情熱を持つって、つまりワクワクすることなんですよね。何か実現したいものについて、それに向けてですね、工夫をしながら向かっていく。
常にワクワクして前向きにそれに向かっていけるような人を、情熱を持つ人、その人がワクワク度合いの高い人ですね。これが上下にあって、かつ右左っていうのは、左は成果はまだそんなに、例えば売上げの貢献はまだそんなにできていない。
右側は、実際に売上げも出していると。なので、一番企業の価値を想像する人っていうのは、右上の方ですよね。
情熱を持って働く、まさにこのラジオのタイトルコールのところですけど、情熱を持って働く人ですよね。かつ売上げとか成果も出している人っていうのが右上の方。こういった方をやっぱり企業価値を想像する人として、どんどん活かしていく。
場合によっては、そういう人にもっと投資をたくさんしたりとかですね。ある意味、自分ごとでワクワクしている人なんで、自分ごとでこの会社の価値を高めるんだっていうふうに思っている人。そして成果も出している。売上げも出している。こういう人にはどんどん投資をしたり、昇進させたりしていくことが大切ですよ。
で、次に左上ですよね。これはどういう方かというと、情熱を持っている、ワクワクしている。自分ごとで企業の価値向上に向かっている人なんですけれども、成果はまだ出てないっていう人ですね。
ここの方っていうのは、企業価値を想像する人材に成長する可能性を秘めているので、そこに対しては経験とか教育を施すことによって、より右上にしていくっていうことが大事になる。
で、この右上と左上っていう人をどんどん一緒に働かせるっていうことによって、企業価値が上がっていく。言うなれば見えない資産が高まっていくというふうに言ってるんですよね。
ちなみにですね、僕はどんな組織に入っても左上になることが多いですね。成果を頑張って出すときもあるんですけれども、前職とか結構右上にいたのかなとかっていう時もあったんですけども、この方にもあったんですけども、右上に行くとですね、結構会社辞めちゃう人が多いっていうんですよね。
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で、僕も大企業にいるときにそこだったのかなって今ふと考えると思っていたんですけれども、でも最近はですね、だいたい左上のところにいて、まだ成果を100%会社の誰からも認められる成果を出してますという状態ではないんだけれども、
企業価値を高めるために常に情熱を持って挑戦し続けるみたいなポジションにいることが多いし、そこが楽しいんですね。で、いかに右上に行くかみたいなところに挑戦しているわけですけれども。で、じゃあなんで右上の人たちが日本企業とかでは辞めちゃうのかっていうところなんですけども、ここの要因になり得るのが右下の方だって言うんですよね。
この右下っていうのは非常に難しいポジションになっていまして、成果は出している。売り上げとか利益をちゃんと作ってるんですよ。素晴らしいですよね、会社員として。なんですけど、ワクワク度合い、情熱をあまり持っていなかったりするんですよね。
何か、成果は出してるんだけど、どうせこの会社なんて変わらないし、仕事なんてお金もらうためにやってるんだから、そんな無理して頑張る方が損じゃない?みたいな、ちょっとうがったというかですね、離れたところからドライな感じで関わっている方とかって、
組織にいないですか?これが必ずしも悪いことっていう、その人自体が悪いって言ってるわけじゃないんですけども、やっぱり会社の中でですね、そういうポジションになっちゃう方っていうのはいると思うんですよね。
でも、ちゃんと成果は出してると。そこは評価されるべきところでもあると思うんですけども、ただやっぱりそういった意味で、成果は出してるけれども、ちょっとこう、情熱とかワクワクに対しては足りてないっていう方が右下。
で、こういった方が増えてくるとですね、右上にいる方がやる気なくなっちゃうんですよね。こんなに変えようと情熱を持ってやってるのに、同じように成果出してる人が全然そこに乗ってこなかったりとか、ずっと批判をしてきたりとかすると、こんなところでやってるよりももうちょっとみんなで情熱を持てるような会社に転職しようってね。
これ超あるあるなんですよ。っていうことがやっぱり起きちゃうっていうところで、結構この右下の層っていうのは非常に難しい、ある意味企業価値を破壊しかねない人だというふうに言ってるんですよね。
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で、こういう方に対して、外資とかだったら場合によっては解雇みたいな選択肢になるみたいなんですけれども、日本企業ってなかなか解雇できないという中で、やっぱり説得してその人を変えていける、成果出してる人なんで、ちゃんとマインドを変えていけば大きな推進力になる可能性はあるんですけど、かなり難しいらしいですね、ここに行っちゃう人は。
なんでその人にとっても、一旦フィールドを変えて別の会社に入って、ゼロからワクワクできる会社に移っていくっていうのも結構大事なんじゃないかっていうことは、わりと冷静にこの本では書いてあって、なるほどなぁと思いました。
で、最後左下ですね。ワクワクも小さいし、成果も出してない人。この方々はやっぱり会社にとっては、なかなか企業価値向上につながってないってことじゃないですか。
なので、基本的には転職していただいた方がいいってなりやすいんですけれども、ここはですね、意外と上司とか環境の変化で化ける可能性もあるらしいんですよね。
なんかやっぱり自分のポジションが全然、自分が思い描いているものと違うポジションにずっと置かれているとか、上司にずっと虐げられちゃっててもう精神が病んじゃってるとか、そういったことで情熱もなくなっちゃったと、ワクワクも全く仕事にないっていう方はいると思うんですけど、
何かそこを環境を変えてあげたりとかポジションを変えてあげたりすることによって、まずは左上ですよね。成果は出なくても、情熱的になってくれる可能性とかっていうのは全然あるというふうに書いてあって、
なのでここはですね、簡単にこういう人はもう捨てるじゃなくて、そういう人をいかに左上にして、左上の人を右上にしていくのか、成果を出せるようにしていくのかということを考えていくのが大切。意外と一番難しいのは右下のこの成果を出しているけどちょっと冷めちゃっている人たちっていうのをどう活かしていくのかっていうところは非常に難しいらしいですね。
こんなところ。この話するとちょっとリアルに感じませんか?この企業価値っていうところですね。見えない価値を作っていくのはやっぱり人であると。人の中で何よりも大事なのはこの文化の基礎にもなるワクワク、情熱ですよね。
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このラジオでも情熱を持って働く、それを実現するためにこのラジオやってるわけですけれども、やっぱり一人一人が自分の会社あるいは自分の仕事の中でワクワクを感じてですね、前向きに自分ごとで取り組んでいく。
自分たちごとというふうにもリボンでは言ってるんですけれども、自分たちがどんな社会に貢献していきたいのかということを意識してどうやったらより良くなるのか、より企業価値を高められるのかということを考えていく。そういった人を増やしていくことが企業価値にやっぱり一番つながるって言うんですね。
近道を言えばコンサルを入れて戦略を変えて利益を出せるような形に変えましょうっていうのは簡単かもしれないですけれども、なかなかうまくいかない。
っていうのはその根本にある企業文化、そして見えない資産が足りてないからであるというところ。これはすごく時間はかかるんですけれども、やっぱり会社のメンバー一人一人が情熱を持ってこういった企業価値向上に向かっていけるか、成果が出る人も出ない人も一緒にですね、企業価値を作っていけるかどうかが、
この企業の最終的な成果、企業価値につながっていくという話が今回の非常に重要なポイントだったのかなと思いました。いかがでしたでしょうか。ちょっと今回長めになりましたけれども、これから自分が働いていく上でまずは情熱を持っていくということは自分のためにももちろんプラスでありますけれども、
企業価値を上げているということですね。ちょっとドライに会社の悪いところとかを愚痴ったりすることもある。それはいいですけれども、だったらそれをもう一回上司に言ってみましょうと。社長に言ってみましょうと。で、その上で現実を受け止めてどう変えていくのかっていうのをみんなで議論して文化を作って時間をかけてですね、会社を成長させていけば、
このみとみさんが実際に起こしたようにですね、ワクワク会社革命をして営業利益率世界一の鉄鋼企業を作ることができるということですね。非常に勇気をもらえる内容かなと。僕なんか結構関わっている会社も増えてきているので、すべての企業に対してやっぱりそういうふうに向き合っていくことが自分が価値を作っていくポイントなんだろうなというふうにも改めて感じました。
はい、ということで今日は長くなりましたが、そんな感じで企業価値とは何かという話をさせていただきました。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。
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