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2022-10-30 25:33

#107-1 企業価値とは何か(書籍紹介:ワクワク会社革命 三冨正博著 前編)

企業価値は、目に見えない資産から作られる。文化を育み、見えない資産を増やすために必要なこととは?株式会社バリュークリエイトの事例から学びます。
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンゼリスト、田中健士郎が、皆さんの眠る良しさをゆったりとしたトーンでお話しさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。
はい、ということで、先週はですね、インドという国について説明をしてみました。
このインドという国をですね、ビジネス観点、働くという面からですね、少し調べてみるということをやってみました。
インドで働くとか、インドでビジネスをするなんて、考えたこともない方が多いんじゃないでしょうか。
そういった中でですね、やっぱりこれからですね、アメリカ中国の次になってくる大きな国ですよね、インドという国。
そして、この日本という国の中で仕事をしていく中で、やっぱり海外と仕事をするっていうことの重要性とか関わる人の多さっていうのはどんどん増えていくんじゃないかなというふうにもやっぱり最近ね、こういった国際情勢とか、円安の世の中とかですね、含めて感じる中でですね、
インドという国もなかなか無視できないんじゃないかということで取り上げさせていただきました。
なかなかね、イメージ湧きにくい国だからこそ、しっかりとウォッチしていくことが大事なんじゃないかなと思いました。
今、アグレスという会社の農業法人のインスタグラムのフォロワーですね、引き続きインドの方が一番多くフォローいただいているということで、やっぱりこの人口の多さと勢いの多さというのも感じる最近でございます。
ぜひ気になる方は僕と一緒にですね、インドについてまた調べていっていただけるといいかなと思います。
ということで今日はですね、企業価値とは何かという話をしてみたいと思います。
この働き方ラジオではですね、主に個人の働き方みたいな観点と、もう一つは会社や組織の働き方とか、その企業について扱うことが多いんですけれども、
今日は公社ですね、企業の話をしていきたいと思います。
参考にする書籍もありまして、ワクワク会社革命という書籍、これは株式会社バリュークリエイトの三富雅宏さんが書いたこの書籍をですね、参考にさせていただいて、
三富さん最近もですね、もう一つ書籍があるんですけど、見えない資産経営という書籍もですね、より詳細で面白い書籍かなと思っております。
まだしっかり全部まで読めてないんですけれども、ぜひ参考にしていただくといいかなと思います。
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早速ですね、本編に入っていきたいんですけれども、企業価値とは何か、皆さん考えたことありますか。
はい、なかなかね、いきなり抽象的な話でわかりづらいんですけれども、そもそも会社というのは、企業価値というものを大きくしていくことが大きな目標になっていくというふうに三富さんは言っているんですね。
企業価値、企業が世の中に提供する価値、あるいは生み出す価値、社会においてその企業が存在する意義みたいなものが、この企業価値というものなんじゃないかなというふうには思っています。
はい、じゃあその企業価値ってどうやって測るの、みたいな部分ですよね。
一つ思いつくところとしては、売上高とかですよね。
100億円の売上がある企業ですよ。中には1兆円の売上がある企業がありますよ。
じゃあ1兆円の売上がある企業が、やっぱり100億円の会社よりもですね、100倍企業価値、社会においての価値が高いのか、どうでしょうか。話もそうじゃないような気もしますよね。
やっぱり売上がまだまだなくても、世の中にすごく期待されている企業とかっていうのもありますよね。
ってなってきた時に、じゃあ企業価値ってあれかなって思いますかね。
時価総額っていうところですよね。時価総額っていうのは、株主からの期待も含めてですね、株価というところにその企業の価値が反映されて数値化されていったものですね。
なので株価が上がっていくと、時価総額というものが上がっていくというところですね。
じゃあ時価総額イコール企業価値なのかっていうと、これもそうではないと三富さんはおっしゃっているんですよね。
時価総額っていうものが企業の価値であると考えた時に、例えばリーマンショップとかコロナとかによって、株価が世の中で一気にほぼ全ての会社が半分になったりすることが起きるんですよね。
そういうことが起きたときに、その会社が社会において生み出している価値とか、社会における存在意義みたいなものが半分になるんですかっていうところ。
必ずしもそうではないですよね。そんなことあるわけないですよね。その会社の価値っていうものがリーマンショップとか外的な要因だけで、いきなり昨日から今日で半分に下がるなんてことないわけですよね。
ってなってくると、売上でも時価総額でもない、それが企業価値であるというところですね。
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そもそもね、なんでこんな話をするかというと、自分が働いている会社、あるいは自分が経営している会社、関わっている会社の企業価値を高めていけるっていうことが重要になってくると。
もちろん売上を上げるとか、時価総額を上げるように自分が動くっていうことも大切なんですけれども、やっぱりこれからの時代は特にですね、この企業価値を高められる人材が企業にも求められるし、そういったことに成功した会社が生き残っていくということになるかなと思います。
ということで、早速ですね、企業価値とはじゃあ何なのかというところなんですけれども、まず企業価値を作っているところとして、見える資産と見えない資産があるというふうに言っているんですね。この2つを理解することが大切ですよと。
見える資産は何かというと、さっき言っていたような売上から来る営業利益みたいな、本当にお金とかですよね。お金みたいなものとか、それこそ株価とか、そういったものは見える資産であるというところですね。
なので、さっき言っていたような売上とか時価総額というのは、ある意味では企業価値を表すものである。でもそれが全てではないというところがポイントですね。あと見える価値のもう一つとしては商品とかですよね。例えばアグレスだったらほうれん草とかブロッコリーという商品を持っているということ自体は、それが企業価値につながっていますよと。
このあたりは見える資産、見える企業価値になるのでわかりやすいと思うんですけれども、もう一つ見えない資産というものがあるのが非常に重要なポイントですよというふうに三富さんはおっしゃっているんですね。
その見えない資産というのは何なのかというと、大きく三つの資産があるというふうに言っているんですね。組織資産、人的資産、そして顧客資産。この三つの資産価値を上げていくということが企業価値を上げていくことにつながるんですよというところですね。
この書籍ではこの見えない資産、組織資産、人的資産、顧客資産を高めること、そしてその結果として物的資産、それこそほうれん草とかブロッコリーみたいなもの、そして金融資産、収益、営業利益みたいなものがすべて合わさったものが会社の企業価値になっていくということですね。これを言っています。
これと合わせてこういう資産を高めるために大きな三つのバリュートライアングルというものがありますよと。この見える資産、見えない資産を含めて高めるための重要な要素というのが文化、戦略、成果という三つですよという話をしているんですね。
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特にここには順番があって、ある意味すべての土台になっているのが会社の文化というものですね。文化の上に成り立っているのが戦略、そしてその戦略の結果として生まれてきたものが成果ですよという話をしています。
この辺もですね、ちょっと抽象的なので、ぜひ書籍も読んでいただきたいんですけども、まず成果ってわかりやすいですよね。実際に営業利益として成果が出ましたとかね、売上が立ったとか、実際に成長したという成果があると思うんですけども、この成果の裏には必ず戦略というものがありますね。
戦略というものは、この書籍の説明だと、組織の強みを生かして、さらに最大の機会をとらえ、会社の方向性を明確にすることということですね。この組織、会社の強みというものをしっかりと生かして、チャンスをものにしていくために、この会社の方向性、こういうところに注力していくんだ、戦略というものは戦を省くことですよね。
なので、戦いを逆にしない領域、もうここでは戦わないとか、このビジネスはある意味捨てるとか、そういう省くことも戦略の非常に重要なポイントになりますね。ただ戦略的に優れていても、企業はなかなか成果を出せない。
なぜかというと、その下にさらに根本的な会社の文化みたいなものがあると。この文化というのは、組織のメンバーの情熱だったりとか、組織が掲げているビジョン、こういったものを実現するんだというもの、あるいは価値観ですね。
ある意味その会社の、これ何を良しとして何を良くないというふうに考えるのかというのは価値観というか、行動基準みたいなものですね。どういう行動が称賛されるのかと。
そういったですね、よくカルチャーという、文化もカルチャーも一緒ですけれども、そういった文化というこの三段構成になっていて、しっかりと文化から作っていくことで最終的に成果が生まれていく。
そして組織資産、人的資産、顧客資産という見えない資産と、物的資産、金融資産という見える資産がサイクルとしてですね、どんどん溜まっていくと。これが会社が成長していく非常に重要なポイントですよという形ですね。
このValue Createの三富さんはですね、この手法を使っていろいろな企業の支援をしてですね、鉄鋼系の会社さんの営業利益率を世界一にしたというような実績を持っているわけですね。
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というところが、この書籍で伝えたいことの概要になります。なかなかこうやってですね、企業価値を高めるということを考えることってないと思うんですよね。
まず、見えない資産って何となく言われればわかるんだけれども、それをやることでどう企業価値につながっていくのかって意外と見えなかったりするんですよね。
組織を良くするとか、いるメンバーの育成をしていくとかね、あるいは顧客視点、顧客規定なんてね、ちょうどこのラジオでも結構マーケティングの話をするときは、顧客をとにかく理解して顧客に価値を提供する。
顧客のファンを作るって話をするとすごく顧客資産ですよね。こういった組織とか人とかお客さんというところに投資をしていくって、なかなか本当にそれをやって売上げ上がるのを結構言われたりするんですよね。
でもやっぱりこういったことが全部つながっているんですよということを明確に言ってくれている書籍なのかなというふうに感じますね。
さらに文化っていうところが大事ですよ。全ての土台になっているのが文化だから、結局文化が変わらないと良い戦略、なんかコンサルが入って良い戦略をやったとしても文化ができていなければ全く成果が出ないということが重要なポイントかなと思います。
自分の会社でも文化作りどうしてるんだっけなとかね。文化ってなんだっけっていうと、それこそビジョン、ミッション、バリューを作るみたいな話ありますよね。
クラウドワークスではまさにカルチャーブックなんていうものがありまして、いわゆる本当にバリューっていう行動指針っていうものが書かれていて、それぞれがどういう意味を持っているのかっていうことだったりとか、
あとはいろいろなポリシーっていう形で行動基準ですね。こういう時にどういう風に判断することが望まれているのかっていうのもしっかりと説明されていたりとか、あるいはそういったメンバーのマインドですね、こういうマインドを持っていきましょうみたいなことが言語化されていて、その研修をやったりとかも結構するんです。
これは文化作りなんですよね。結局この文化っていうものがすべての土台になって、その上で正しい戦略が作られて、ちゃんと成果になっていくというところはやっぱり改めて重要なんだなということが、僕なんか結構おさらい的にですね、理解することができました。
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ここからですね、この本の中で僕がめちゃくちゃ、なるほどと学びになったポイントをですね、二つ紹介させていただきたいなと思います。まず一つは文化を作る前に、土壌みたいなものをですね、作らないといけないんですよね。畑でいうと土を耕すみたいなところがある意味文化作りだと思うんですけども、
ここでやっていること。でもう一つは、その企業の価値を増やす人。人的資産の話に少し近いと思うんですけれども、この会社の価値、見えない資産を増やすっていう人っていうのはどういう方なのかっていうところですね。この二つについて今日は取り上げてみたいと思います。
まず一つ目ですね、文化。すべての土壌になるので、本当に土ですよね。で、土を作っていくんですけど、その前になんかふかふかに土をしておかないといけないみたいなところの話だと思うんですけども、そこで重要になってくる概念がthink straight, talk straight。
事実をしっかりファクトとして認識して正直にストレートに話す。正直に伝え合う。これをですね、まず前提として持たないことには文化は作られないという話ですね。
皆さんが所属している企業の中でですね、言いたいことをちゃんと言い合っていますか?という問いなのかなと思います。いかがでしょうか。
意外とですね、やっぱり組織が大きくなってきたり、新しいメンバーが入ったり、あるいはすごくトップとか上司が強かったりすると、なかなか正直に伝え合うことができないなんてことありますよね。
なんか裏でこそこそ、悪口というか会社のちょっと良くないことを言っていたりとか、でも表だっては言わないみたいなね、ことって結構あるんじゃないかなと、全てが絶対悪いとは言わないんですけれども、
結局さっき言ったようなビジョンを作るとか、バリーを作るとか、それを浸透させるとかっていう文化作りがあったとしても、その前に正直に言い合える環境がないことには、やっぱりそういった文化っていうものも浸透していかないっていうんですよね。
これはね、めちゃくちゃわかるなと思いますね。
このバリークリエイトという会社としてコンサルティングをするときにですね、まずは正直に社内のメンバーが言い合えるようなワイガヤっていうのも言ってるんですけど、ワイワイガヤガヤ、いろいろ言い合って一緒に改善できる。
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みんながより会社を良くするんだというマインドを持って正直に伝え合えるっていう、このTHINK STRAIGHT、TALK STRAIGHTということを実現することがある意味土作りなんだよという話をしてるんですね。
かといってですよ、じゃあ今から会社の悪口も含めて、ぜひこの場でこのミーティングで正直に話してくださいって言ったときに、やっぱり最初はなかなか難しいらしいですよね。
まず、なかなかネガティブなことって言いづらかったりとか、あとネガティブなことを言ったときに、誰かの批判みたいな、営業部はいつもお客さんから無理な要求を持ってきて、こっちの都合も考えないで言ってきますとか、
あるいは営業部が言ってきた要求通りに作っても結局売上がってないじゃないかとか。逆に営業チームから言わせたら、例えば開発商品作りのチームに対して、
僕らお客さんの声を届けてるのに、自分たちの作りたいものばっかり作って、全然売れないものをどんどん作ってくるみたいな、こういう責任の押し付け合い、結局成果が出ないのはそっちのせいだみたいな。
自分は悪くないの議論になっちゃうっていうのは、やっぱりうまくいかないんですよね。そんなときに、THINK STRAIGHTっていうところがそれになるのかなと思うんですけども、事実を明らかにするっていうことを目的にするんですね。
つまり、結局、営業部がお客さんの要求をちゃんと聞いてきてないっていう話だったりとか、製品開発のチームがお客さんのことを聞かずに勝手に作ってるっていうのは、同じものを別の観点から見てるだけに過ぎない場合とかもありますよね。
ってなったときに、本当に、じゃあ事実はどうなのか。お客さんの声を本当に聞いているのか。お客さんの声に合った商品を作っているのかいないのかっていう事実。解釈ではなくて事実。解釈と事実をある意味分けて事実をしっかりと明らかにしていくっていうことを常に意識して議論をしていくと、だんだん噛み合ってくるっていうんですよね。
事実っていうのはブレがないものになりますので、それぞれ見方が違ってもだんだん揃ってくる。そうすると異なった見方が出てきたときに、それを許容できるようになるんですよね。このズレは一体何なんだろうかみたいなことを一緒に話せるようになる。
で、最終的には会社が変化するために何をしたらいいのかっていう話に全部変えていくので、それが何か責任の押し付け合いとか自分悪くないような議論じゃなくて、未来に向かってじゃあ事実ってどうなんだっけ。じゃあそれどうやって変えたらより会社は良くなるんだっけっていう同じ方向を向いていくことができる。
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この前提で、じゃあ会社の文化づくりどうしようか。あるいは戦略どうしようか。こういった議論がまともにできるようになるっていうんですよね。この辺りはなるほどなという感じがしますね。
まあ結構小さい組織とかだとまだ言えているものもやっぱり大きくなるとどんどん言えなくなっていくってことはありますよね。そういったときにちゃんと正直に伝えられているのか。ある意味最初はちょっとこう責任の押し付け合いになることもあるんだけども、それをやめずにですね、ちゃんとじゃあ事実は何なんですかっていうファシリテーションしながらちゃんとやっていくことによって議論がかみ合っていくっていうところですよね。
でもなかなか実際にこれ向き合うときにですね、例えば上司とか社長の考え方に意を唱えるみたいなこともしないといけないわけじゃないですか。社長はこういうふうに思ってるけど社員はみんなこういうふうに認識しててそこずれてますよねみたいな話とかってやっぱり言いづらかったりしますよね。
でもこういうことをちゃんとオープンに言える場とか空気作りっていうのがめちゃくちゃ大切ということですね。やっぱ空気読んでやっぱり言わなかったりしちゃうことも僕もめちゃくちゃあるんですけれども、そういった中でですね、ちゃんと伝えるべきことはまずは伝えるということを意識することが全ての前提になってくる。
文化っていうのは会社の企業価値を高めるための本当に土台になるのでそこは投資するべきだと思うんですよね。
社長とメンバーの間で解釈のずれが起きていたりとか部署ごとで対立が起きたりとかする場合が周りにある場合はやっぱり対話をしていくことの大切さ。そんな中で正直に伝え合うということですね。
ここにやっぱり立ち向かうと。ただそういった議論するときに結構重要なところは、これはあくまで事実を明らかにしようとしている場なので、誰かを批判したりとかそれで犯人探しをしたりとかそういう目的ではないですよっていうことをファシリテーターになる方とかその場を作る人がちゃんと認識してそれを伝えるっていうことも重要ということですね。
シンクストレートトークストレートいかがでしょうか。なかなかなんかしんどい場になりそうですけどね。企業の中でやっぱりそういうネガティブなところも含めて正直に言い合うっていうのは、でもやっぱり実際社員今辞めてるじゃないですかっていう話とか、
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じゃあこんだけ退職者が大量に出ているときにこういうことに問題があるんじゃないかと。これってそもそも会社の文化になっていて、例えば一人一人の頑張りが認められないみたいなことがあるとかね、あるいは全て社長が決めたことをただ聞くだけの組織になっていることが全ての原因でやる気がある人がどんどんやる気なくなってやめてるんじゃないかとか。
なんかそういう事実に基づいて、そこに対してこの会社の文化っていうことを捉え直すという場を作るのが大切ということですね。
まずここは僕的にはかなり学びになったところですね。文化を作る前に土作りみたいなところですね。正直に話していくことが会社の価値を高める第一歩になりますよという話です。
次にですね、この会社の価値っていうのを高める人は誰なのかっていう話。これも非常に学びになったところですね。
どうもありがとうございました。
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