1. 田中健士郎の働き方ラジオ
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2021-09-05 14:28

#57 ヒヨコでわかるインナーブランディング

企業のブランディングにおいて、まず手をつけるべきインナーブランディングと、その伝達方法について話しました。
以下、事例として出した会社です。
▼reborn株式会社
https://reborn.inc/company/

▼株式会社ユーザベース
https://www.uzabase.com/jp/about/
▼株式会社ほぼ日
https://www.hobonichi.co.jp/company/philosophy.html
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎が、皆さんの眠りを誘うゆったりとしたトーンでお送りさせていただきます。
皆さんいつもお聞きいただきありがとうございます。はい、前回はですね、ブランドというものの話をしましたが、
今日もですね、それに関連した話をしてみようかなと思います。 ブランドって大企業とか高級ブランドだけが持っていたり扱うようなものではないって話を前回しました。
それこそ中小企業だったりベンチャー企業だったり、場合によっては個人事業主、そういった方にとっても非常に重要な有害に、
そのブランドというものが会社とか個人にあることによって、ものが長く売れ続けるであったりとか高く売れるというところにつながるという話をしました。
マーケティングという概念が売れる仕組み、割と短期的な目の前のお客さんをいかにつかむかというところが、割とメインなのに対して、ブランディングというところはより中長期でね、
よりファンになってもらって長く買ってもらうとか、より高い金額で買ってもらう、そういったものにつながるような概念である、すごく経営や事業をやるときに重要な概念なんですよねって話をしたと思います。
今日は、じゃあそのブランドってどういうふうに形作っていって、どうやって伝えていくのっていうところがわかるような話をしていきたいなというふうに思っています。
前回、ブランドというものはインナーから生まれるって話をしたのを覚えていますでしょうか。
今日はどちらかというと企業の話にフォーカスをしてみたいなと思うんですけれども、インナーっていうのは会社で言うと社内のことですよね。
ブランディングってなんとなく社外、我々の会社ってこんなに価値の高いものを作っているんですよとかね、伝えて高く買ってもらうとかって思うと思うんですけれども、実はそうじゃないと。
社内が非常に重要である。社内っていうのは経営者の発言っていうのももちろんそうですし、
あるいは従業員一人一人の日々の行動とか言動っていうのもブランドにつながるというふうに言われているんですね。
それこそとあるサービスのカスタマーサポートセンターとかコールセンターみたいなところで、そのブランドはすごくラグジュアリーな高級ブランド、例えばレイクサスだったりとかフラダとかね、
そういったところのユーザーサポートがすごい冷たくて、すごく短時間で終わらせるような効率的な接客をしてきたときに、なんかブランドイメージが違うってやっぱり思っちゃうじゃないですか。
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やっぱり丁寧に、そして機品がある感じで接客をしてくれたりとかっていうところがブランドにつながる。
まさにそういったところで、内側がしっかりできてないとそれを伝えるっていう、アウターブランディングとか言うんですけれども、アウターブランディング難しいというふうに言われています。
言動の一致っていう言い方もされますね。生きていることとやっていることが食い違っていると、やっぱり信頼されないしファンになってもらえないっていうところがあると思います。
じゃあ、その会社の中でブランドを作っていく、どうやればいいのっていうところで結構重要になってくる概念として、MVVっていうものですよね。
聞いたことない方も多いと思うんですけれども、ミッションビジョンバリューなんていう言い方をしますね。
わかりやすく言うと経営理念とか、あるいは行動指針とかね、そういう言葉の方が理解しやすいかもしれません。
今日はね、ミッションが何で、ビジョンが何で、バリューが何かって話を細かくするつもりはないんですけれども、
要するに、その会社の従業員がどんな価値観で、日々どんな行動をするのかっていうのを定めたようなものだったりしますね。
具体的な例ですごく僕が参考にしたりする会社さんというと、ユーザベースっていう会社さんです。
ニュースピックスって言われるとピンとくるかもしれないですけれども、ニュースメディアを運営している会社さんですね。
僕も大好きで課金ユーザーだったりするんですけれども、そこのセブンバリューズっていう、いわゆるコアバリューとかね、バリューって呼ばれるようなものがあります。
いわゆる行動指針みたいなものですね。
7つ規定されていて、自由主義で行こうとか、創造性がなければ意味がないとか、ユーザーの理想から始める、スピードで驚かす、迷ったら挑戦する道を選ぶ、家中の友を助ける、異能は才能、こういったね、7つのバリューがあるんですね。
それぞれのバリューに対して、より細かい定義がされていたりとか、さらにその7つの中に、こんな例はOK、こんな例はNGみたいな事例とかも入っている、それが社外にも公開されているというところで、すごいなと思うんですけれども、
ニュースピックスとか聞くと、すごく新しいことやってくれるんじゃないかとか、普通じゃ思いつかないような企画を作ってくれるんじゃないかとかね、やはりどんな会社よりも新しい未来のことを教えてくれるんじゃないかとか、そういったイメージって僕の中にあったりするんですけれども、
おそらく社員一人一人にこういったバリューが浸透していて、その人たちが作るコンテンツだったりとかメディアだからこそ、我々がそういう風に感じているっていう風に繋がっていったりするんじゃないかなと思うんですよね。
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その他にはですね、ほぼ日っていう会社さんがあります。いろんなものづくりだったりとか、場づくりとかをしている会社ですごくファンが多い会社さんなんですけれども、その会社さんの行動指針みたいなものもありまして、それが優しく強く面白くっていう言葉なんですね。
で、この順番にも意味があるみたいなことを言っていて、全てのまず前提は一番最初の優しくっていうところにあると。で、その優しくを実現する力が強くっていうね、本当に実際実行とか実現する強い力みたいなところで、最後に面白くっていうことで、新しい価値を作るための面白さっていうところ。
この順番も大切なんですよっていうところでね、なんとなくこの会社の前提となる優しくっていうね、他者を助けるとか生かすとかそういった価値観が結構ですね、この会社のブランドを作っているなっていうのはやっぱり僕も客観的に見て感じたりしますね。
こういったものがまさに会社のカルチャーっていうふうにもね、言ったりするんですけれども、それをしっかりと社員で共有をして、それをベースに日々ものを作ったりユーザーさんをサポートしたりしていくことがブランドにつながっていくというところですね。
僕の周りだと、経営も含めて関わらせていただいているリボーンでね、ひよこを飼い始めたんですよね。ご存知の方もいるかもしれないですけれども、ツイッター上にね、今は元気に動き回っているひよこがいるんですね。
何をやっているかというと、ツイッター上でいろんな方をね、褒めまくる、褒めひよこっていうことで、名前はピオーンって言うんですけど、ちょっとよくわかんないですよね。とにかくいろんな方にですね、どんどん絡んでいって、とにかく褒めまくるとか、そういうことをするひよこをね、リボーンで今育てているんですよ。
実はこれもリボーンっていう会社の社内で自分たちの価値観、それこそバリューっていうものをある意味確認し合うようなための存在っていうふうに考えて飼い始めたんですよ。本当に飼っているんですよ。
何が言いたいかというとですね、このリボーンにもバリューっていうものがあって、11個ぐらいバリューっていうものがあるので、今日は全部は紹介しないんですけれども、その中ですごく大切にしているバリューの一つとしては、
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例えば、他人を喜ばせることを喜びとするとか、重ならないところを理解しようとか、他者の良い部分を見える化しようとかね、そういった言葉がバリューとして設定されているんですね。こういったバリューを体現する存在がひよこのピオンなんですよね。
はい。ひたすら自分の投稿を一切しないんですよ。今後するかもしれないですけど、今のところ見たことないですね。で、とにかく誰かに喜んでもらうのを見たいからっていう感じなんですかね。
人に対して共感をするような言葉を伝えたりとか、あるいは褒めたりとかね、あるいは他者の良い部分を見える化しようということでちょっと悩んでいる人がいたら、それに対してでもこういうところを悩むってすごいことだよね。すごいことだピオンみたいな感じで褒めていたりとかね。
重ならないところを理解しようっていうところでも、やっぱりピオンはひよこなんで、全然人間じゃないしわからないことは多いと思うんですけれども、とにかく聞いてみる。聞いたらリアクションしてみるっていうところで、重ならないところをとにかく理解する姿勢とかを持っている。
このひよこをですね、日々育てていると、だんだん会社の価値観というものが自分の中に染み込んでくるというかね、そのメンバーに浸透していく。これも一つの会社のカルチャー作りというかね、インナーブランディングみたいなところにつながるのかなと思ったりします。
他にはね、僕がTwitterでたまにつぶやいてると思うんですけど、意味のない朝会っていうのをね、リボンでやってるんですね。毎朝ただ雑談をするっていう話を前にしたと思うんですけど、これも意味ないと言いながら実は意味がすごいあるっていうところで、
それこそこのバリュー、会社の価値観みたいなものを毎朝ですね、昨日こんなことがあって、リボンのバリューで言うとこれに当てはまるかなと思いましたみたいなことをみんなで共有し合ってるんですね。それも社内でバリューを深く日々理解する目的でやってたりとかするんですよね。
こんな感じでですね、ブランドをまず中で育てていく。それが浸透した状態でそれを外に伝えていくっていうところが次のステップっていうところですね。
なんかちょっとイメージできましたか。前回ブランドライターなんて話をしたんですけれども、ライターさんとかが会社のブランドを外に伝えていくっていう仕事をもしやっていくとしたら、まず中でどんな文化があるのか。文化っていうのは価値観とかさっきのバリューみたいなものだったりすると思うんですよね。
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会社のホームページとか調べると、そういったバリューとか行動指針とかミッションとかビジョンとかそういったものって結構載ってると思うんですよね。理念とかね。
そういったものをまず調べてみて、日々社員さんたちがそういったものに即して行動しているのかっていうところをね、ぜひ知っていただくと、それを今度は外に伝えていくっていうことで、ブランドライターとかね。
あるいはコーポレートサイトとかもそうだと思うんですよね。会社のホームページですよね。これをデザイナーさんが作るっていう仕事をもらったときに、やっぱり会社のホームページとかってLPとは違うので、何か商品をその場でパッとクリックして買ってもらうためっていうよりも、やっぱりその会社のブランドっていうものを伝える場合が多いと思うんですよね。
そのときにやっぱり社内の文化だったりとか価値観、そういったものをベースにしてそのサイトを作っていくみたいなところっていうのもおそらく重要になるんじゃないかなと思ったりします。
もし今後会社のブランディングを手伝うっていう機会が周りにあった場合とかがあれば、そういった中で行うこと、そしてそれをどう外に伝えていくかっていうところで考えていただくといいんじゃないかなと思いました。
このブランドですね、あともう一つ重要な話があって、それは誰に認知してほしいのかっていうところですね。
誰にどのように認知してほしいのかっていうところ、これもですね、非常に深いテーマになりまして、また機会があればですね、このラジオで解説していけるといいかなと思っていたりします。
僕自身もね、今まさにそれを勉強中っていうところで、クラウドワークスのクラウドカレッジでもそういった挑戦をしようと思っていますので、実際に僕がやってみて感じたことをまた含めて共有できるといいなと思っています。
ということで今日は以上にしたいと思います。また来週お会いしましょう。おやすみなさい。
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