1. 田中健士郎の働き方ラジオ
  2. #56 ブランドの基本のはなし
2021-08-29 17:30

#56 ブランドの基本のはなし

個人にも会社にも、サービスにも経営にも効いてくる「ブランド」の話をしてみました。
▼こんな人におすすめ
・ブランディングの勉強を始めようと思っている
・マーケティングとブランディングの違いを知りたい
・サービスの単価を上げたい
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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンジェリスト、田中健士郎が、皆さんの眠りを誘うゆったりとしたトーンでお話しさせていただきます。
はい、いつもお聞きいただきありがとうございます。今日は、ブランドの話をしていきたいと思います。
このラジオでは、結構マーケティングの話とかも最近していたと思うんですけれども、マーケティングと同じぐらい、またはより重要と言っても過言ではないような概念なのかなと思っていますし、ここをしっかりと理解して仕事に活かせるようになると、働くの幅とか、働く力っていうのも増えるんじゃないかなと思って勉強をしていきたいなと思っているところであります。
はい、皆さんブランドって聞くと何を思い浮かびますか?
はい、やっぱりね、ルイ・ビトンとかね、レクサスの高級車とかね、メルセデス・ベンツとかね、思うかもしれませんけれども、どうやらこのブランドっていうのは高級品というものではないんですよね。
例えば、ドン・キホーテ、ね、強安の電動なんて言われますけれども、あれも立派なブランドだったりするというふうにも言われています。
ああ、そうなんですね。ブランドって大企業だけが最終的に持ち合わせたものなんじゃないですかってね、結構思っている方もいるかもしれないですけど、それも違うと。
中小企業だったりとか、最近は個人でもセルフブランディングなんて言い方をね、聞いたことある方もいるんじゃないでしょうか。
ブランドというものは何も大企業、そして高級ブランドだけが持つものではないんですよ。
じゃあ何なんだっていうところをね、気になる方はぜひ今日の内容聞いていただくと少しだけ解像度が上がるんじゃないかなと思います。
はい、でね、せっかくこのラジオで話すので、これまでの流れと合わせて説明していきたいんですけど、まずブランディングというものとマーケティングというものの違いについて説明してみようかなと思います。
マーケティングって何だったか覚えてますか。売れる仕組みを作るって話ですよね。
営業活動みたいな形で、無理やり買ってもらうみたいなことをしなくても、それを潜在的に欲しいと思っている人たちにちゃんと買ってもらえるような仕組みを作るっていうことですよね。
そのためにウェブのサイトを作るだったりとか、記事を書いてそこで購入意欲をつかむといったようなところとかっていうのをやる仕組みだという話をしていたかなと思います。
それに対してブランディングっていうのは、売れ続ける仕組みを作るとか、より高く売れる仕組みを作るっていうところになるんですよね。
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なので、1人のお客さんがより長くその製品とかサービスを好きになってくれて、買い続けてくれるだったりとか、同じような機能を持ったものでも、より高く買ってくれるっていうこと。
やっぱりそうした方が個人とか会社にとっても嬉しいわけじゃないですか。
そこを作っていくような仕組みっていうところですね。
言い換えると、マーケティングっていうのはまさに今目の前の人にどう買ってもらうかみたいな話ですよね。
このサイトに訪れた人に、確かに私これ欲しかったわ、顔をポチって押してもらう、本当に目の前の話ですよね。
一方、ブランディングっていうのは、その目の前の人はもちろんそうなんですけれども、将来顧客になるかもしれない人とか、すでに顧客になったけれども、継続して買いたいと思ってもらうような人、そういった方も対象にしているので、より短期よりも中長期っていうんですかね、長いスパンの話になってくるというところになるかなと思います。
僕の周りの例だと、ライターゼミってマーケティングほとんどしてないんですよね。
3、4ヶ月に1回ぐらいイベントやって、それもクローズドイベントで、そこでちょっと告知をするぐらいで、ほとんど何もしてないんですけれども、
毎月入りたいっていう人が僕にDMをくださって、途中から入会する人もいるようなコミュニティになっていたりするんですけれども、
おそらくこれってマーケティングじゃなくてブランディングをやってるんですよね。
直接目の前に行ってはいないんだけれども、逆にユーザーさん側の方から、そこのコミュニティに入りたいんだけどっていうように言ってくるようなところっていうのは、ブランディングの結果なのかなと思っていたりします。
じゃあどうやってブランディング作ってるのかっていうのが、後半では話をしていきたいなと思います。
まず、なぜブランディングが大事なのかっていうところですよね。これまでも大事だったんですけれども、より重要な時代になってくるというふうに言われているんですね。
やっぱり今って、物は何でも手に入る時代じゃないですか。コンビニとか、それこそイオンとかいったら、もうだいたい何でもあるじゃないですか。
あるいはアマゾンを使ってね。もう見つからないものなんてないんですよね。さらに、安くて高品質っていうものが当たり前になってしまったんですよね。
多分、10年前、20年前、30年前っていうのは、そもそもそのものがなかったとかね。あるいは、あったとしても高くて買えなかったっていうことがあったと思うんですよね。
ただ、もう今って、大企業とかが、いわゆる規模の経済ってやつなんですけど、大量にものを作って、それを安く生産することができるような、いわゆるイノベーションが起きているので、どんなものでも結構安く買えるっていう。
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それをひっくり返すと、大企業は体力がある。それこそでっかい工場を作ったりね。海外に店を作ったりとか、たくさんの人を雇ったりとか、たくさんのロボットを導入したりとか、そういったことでコストを下げることができる。
ただ、日本も9割以上は中小企業なわけじゃないですか。で、その中小企業がこれから戦っていくときに、同じ規模の、安くて高品質ってところで戦えなくなるわけですよね。
だからこそ、いわゆる品質だったり信頼みたいなところ、いわゆる選ばれる理由みたいなものが必要になるっていうことなんですよね。
ライターゼミもね、ある意味それを一つの会社というふうに捉えるとしたら、もう世の中にオンラインサロンなんていくらでもあるじゃないですか。
で、ライター向けはないだろうって言っても、ライター向けでも全然あるんですよね。探せば。
マーケティングみたいなのが入っているものとか、それこそ値段ももっと安いところもあれば、高いところもあるっていうところで、なかなか差別化はできない。
あと僕が今関わっているREBORNという会社は、今HAAっていうパーソナルトレーニングの事業を始めたんですね。
パーソナルトレーニングなんて、もう本当にいくらでも世の中にあるわけじゃないですか。
その中で、やっぱり私はHAAでやりたいんだ、あるいはライターゼミに入りたいんだ、っていうのを思わせるっていうのはブランドなんですよね。
だからこそ、ブランディングっていうものが、これからより重要な時代になってくると言われています。
ブランドが実際ないとどうなるのかって話で結構面白かったのが、いくつか僕も書籍とか見たんですけど、ラベルのないお茶みたいなものを想像してみてください。
もしかしたら中身は多いお茶かもしれないんですけども、あのラベルを周りにビリビリととって、透明のペットボトルに緑の緑茶が入ってますと。
しかもそれを売ってる場所が、田中っていうね、僕がそこら辺で店頭で売ってたら買いますか、みたいな。
僕のこと知ってる友達とかだったら買うかもしれないですけど、見知らぬ人だったら買わないですよね、っていう。
むしろただでも怖い、みたいなね。ラベルがないお茶なんて何が入ってるんだろう、しかも個人が売ってる。
これがブランドがないっていうことだっていうふうに言って、なるほどなぁと思いましたね。
ブランドを作っていくっていうことが大事である。
ブランドがあると何がいいのかっていうと、3つあるって言うんですよね。
保証効果と差別化効果と付加価値効果っていうのがあると言われていて、保証効果っていうのは買っても大丈夫。
選択肢に入るっていうところがまず保証効果ですね。
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やっぱりラベルがないっていう時点で、選択肢から外れちゃいますよね。
なんかもう、何入ってんだろう、みたいな。本当に大丈夫なのかなっていう保証がないっていうところがまず一つ保証効果っていうものですよね。
今、リボンのパーソナルトレーニングっていうのは、歯っていう、息を歯ってこうね、吐き出す歯っていうコンセプトを作っているんですけれども、
ノートとか、あるいはウェブページとかも作っていて、やっぱり実際こういうトレーナーが教えてくれるんだなとかね、
あとやっぱり実際にトレーナーの写真とかね、そういったものがしっかりとあって、ウェブページもしっかり作られているっていうところから信頼が生まれるっていうところがありますよね。
それが一つの保証効果になったりすると思います。
2つ目は差別化効果っていうところで、もちろんラベルが貼られるだけでだいぶ変わると思うんですけれども、
その中で、あ、これが他と違うんだな、なんか気になるな、目立つみたいなところ、これが差別効果、これもブランドのなせるところで、
まあ、歯っていうのは息を売ってる、1周年記念で来てくださった歯口さん、今ね、息を売る男みたいな名前をつけて発信してたりもするんですけれども、
息を売るってなんかもう怪しいみたいな、でもなんか気になるっていう意味で、こう目立つみたいなところで、ちょっとその差別化、
今実はですね、あの歯の専用のツイッターアカウントなんかもできたので、ぜひこれからね、いろんなブランディングをやっていくんじゃないかなと思うんですけれども、
ちょっと僕もあんまりよくわかってないですけど、急にこうだいぶそのお面をかぶった人がね、なんか出てきて、
えっと、実際にストレッチやってみたりとか、なんかお菓子食べたりとかするんですけど、でもなんかちょっと違うなっていう、
え、なんだろうっていうね、ちょっと気になる感覚を生むみたいなところはあるのかなと思います。
3つ目、付加価値効果っていうところですよね。付加価値効果っていうのは、まさにさっきのもうブランドの一番肝のところですよね。
そういったところで、このブランドだから買いたいみたいな、ファンみたいなところですね。ここができると高価格でも買ってもらえる。
そういった価値があるので、やっぱりブランドっていうものは大事ですよっていうところになります。
それこそライターゼミとかであれば、多分僕のブランドっていうよりもライターゼミにいるメンバーのブランドだと思っているんですよね。
ライターゼミに所属しているメンバーって、もうなんか僕なんかよりも全然何倍もフォロワーが多い方とか今いっぱいいて、
もうその人たちがライターゼミってハッシュタグをつけてたまに発信してくださったりとか、何かお願いしてるわけじゃないんですけれども、
そういったことがいろんな方に広がっていって、あそこに自分も入ってみたい。そこだからこそ入りたいと。
高価格ではないんですけども、オンラインサロンの中では。
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でも、まだ今募集してないみたいだけど入れる方法ないですかっていう問い合わせが来たりとかね、そういったところはふと価値効果っていうところになってるのかなというふうに思っていたりします。
なので個人の場合は、例えば僕のラジオだと人的指法みたいな話もしたと思うんですけども、個人にとってはそれが働く力の支査になると。
ブランド力があれば、ある意味同じようなスキルを持った個人事業主の中でも全然違う形で仕事を得ることができて、全然それが値段が高かったりするみたいなこともあると思うんですよね。
やっぱり会社にとって単価が高くなるってもうめちゃくちゃ重要じゃないですか。
やっぱり会社って企業の利益を最大化するっていうところは、やっぱり株式会社だと大きな目的になることが多いんですけれども、それを実現するときにやっぱり価格を上げるっていうのはどの会社もめちゃくちゃ悩むし、そこに対してすごく考えている。
だからある意味ブランド戦略っていうのは経営戦略というふうに言われるぐらい重要なものだったりするんですよね。
じゃあブランドっていうものはどうやって作るのって話はちょっと今日はすると長くなっちゃうんですけれども、いろんなところからブランドっていうものは作っていくんですね。
皆さんのイメージしやすいところ、あとロゴを作るとかね、あとウェブサイトとかもあると思いますし、ただウェブサイトとかロゴをブランドイメージを乗せて作るっていうことだけが重要っていうわけではないというか、むしろそこからやってもあまり意味ないっていうふうに言われてます。
何かっていうとブランドはまずインナーから生まれる、内側から生まれるっていうふうにも言われています。
例えばね、そのHAAっていうサービスだとしたら健康生活習慣を整えていくサービスですとか、健康っていうものある意味売っているサービスだと思うんですけども、それを売っているメンバーが全然健康に興味がなかったりとか、すごく不健康だったりとかね、
してしまうと、やっぱり信用できなくなったりしませんかっていうところですよね。
ブランドっていうのは言動の一致っていうふうにも言われます。言ってることと実際にやってることの一致みたいなところですよね。
なんかすごく綺麗なことを言ってるんだけれども、全然社内がそうじゃないみたいな会社結構多いんですよね。
なのでどれだけよく見せようと社外によく見せようとしても、どこかでボロが出るっていうところがある。個人の発信もそうですよね。
以前、川並まどかさんに出演いただいて、セルフブランディングをお話ししていただいたと思うんですけれども、セルフブランディングって自分を本当よりもよく華やかに見せるって結構思われがちだけども、自分のありのままをしっかりと正しく伝えるっていうことなんですよって話をしてもらったのを思い出しました。
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まさにまず自分、インナーですよね。自分の内側の性格だったりとか、そういった考え方とかそういったものがあって、それを正しく伝えていくことによって外からも信頼をしてもらって、さっき言ったような他と差別化がされたりとかね、あるいはこのサービスだったらもっとお金を払いたいとか、そういったブランドにつながっていくっていうところになる。
なのでまずは内側からっていうところですね。で、その内側をいかに外に発信していくか。僕が今考えているのは、結構ライターさんもこのブランドっていうものを伝えていくようなライターっていうのが求められてくるんじゃないかなと思っていたりします。
ライターゼミとかをやってて、結構ライターさんと話すんですけれども、今ね、時代的にはマーケティングものをちゃんと売れるサポートができるライターって求められていますけれども、それと同時に会社の価値とかそのサービスのブランドを社外に正しく伝えていくっていうことができるライターさんなんかはね、すごく求められるかな、それによって会社のサービスの単価を上げることができたりっていう、
ある意味、目に見える成果にもつながるっていうところになるので、それこそ会社の価値観とか文化を伝えていくような書き手、ライターさんっていうのもおそらくこれから求められるんじゃないかなというように感じますね。SNSライターなんかも結構これに近いんじゃないかなと思うんですよね。
ブランドの価値をしっかりと伝えることができるっていうところは、ある意味、目先の購入してもらうっていうような書き方っていうのも重要だけれども、そもそもサービスの価値っていうものを正しく認識してもらって、保証効果、差別化効果、付加価値効果っていうものを埋めるような書き手っていうのを求められるのかなと思っていたりします。ということで今日はちょっと長くなっちゃいましたが、こんなところで終わりにしたいと思います。
少しだけブランドというものが解像度が上がったんじゃないかなと思ったりします。今後もまたこのブランディングについては取り上げていきたいと思いますのでよろしくお願いします。ではまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。
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