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TimeTreeラジオ。
TimeTreeラジオは、カレンダーシェアアプリTimeTreeを運営する私たちのメンバーが、
普段の仕事に関係することも、そうでないことも、大体15分くらいで1つのテーマを話し切るインターネットラジオ番組です。
今日のゲストは、TimeTreeのAndroidエンジニアで、あの芸人の雷の学ぶにすっごいそっくりな、
今年起きたハプニングは、子供が生まれたTimeTreeリオこと鈴木と、
そうだ、おめでとうございます。
ありがとうございます。
今年起きたハプニングは、なんだろうな、TimeTreeに転職したことのスティーブこと渡辺がお送りします。
ようこそ。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
そうだそうだ、リオはもうつい最近育休から復帰して、
そうですね。
一休いただいて、
本当におめでたい。
ありがとうございます。
どうですか、めちゃくちゃ久しぶりな仕事は。
そうですね、1ヶ月ちょっとお休みいただいてたので、その間は娘を産めてるだけの生活してたので、
やっぱり仕事復帰して、リズムが違うというか、ちょっとシャキッとしましたね。
シャキッとしました。
はい、もうシャキッとしました。
初めの1週間は、おやおやって感じだったんですけど。
スラックも終えないって言ってましたもんね。
そうそうそうそう。
更新頻度がすごすぎて大変だったなっていう。
スティーブはどうですか、今年TimeTreeに入社。
4月に入社してもう半年以上経ってるんですけど、あれなんですよね、一応初のリモート入社。
そうなんですよね。
リモート入社社員として道を切り開いてきたジフは。
間違いない。めちゃくちゃ大変だと思いますよ。
あるんですけど、もう慣れてきて。
良かったです。
やっぱりみんなとオフィスで楽しく仕事する日をまだ夢見てやってますね。
なので今日もリオとはオンラインでの収録録音なんですけど、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
今日のテーマがですね、TimeTreeのリオが考えるユーザーインタビューのポイントということで、
リオにお話してもらおうかなと、紹介してもらおうかなと思っています。
リオはプロジェクトの中でよくインタビューの設計とか、実際にユーザーさんにいろいろ声を聞いて回ることが多いと。
そうですね。メインの仕事はAndroidのアプリの開発をしていて、ユーザーインタビューとかがプロジェクトに必要になったときにやらせていただいてるっていう感じですね。
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結構社内ドキュメントとかを僕もいろいろ覗かせてもらって。
そうですね。
結構そのいろいろなノウハウをもとにリオなりにインタビューを設計しているんだなということが垣間見れたので。
全部自己流なんですけど、そのときに学んだインタビューの仕方とか、どういうポイントを見ていけばいいかとか、そういうのは社内ドキュメントにまとめて残してあるんですよね。
なので、その話をいろいろ中心に聞けたらいいなと思っております。
はい、よろしくお願いします。
まずはなんですけど、基本の基本としてそのユーザーさんの声をちゃんと聞くこと、それをちゃんと理解して何かプロダクトの開発につなげるということは大事だと思うんですけど、
リオなりに考えている大切なポイントってどういうところがありますか。
そうですね、おっしゃる通りでユーザーの声を聞くっていうのは本当に大切な行為だと思っていて、
よく言うユーザーの欲しがるものを作るみたいな考え方を大切にしているんですけど、
その中でも僕は壊れていても使われるものっていうのを見つけるのが大切っていうふうに考えています。
ユーザーの皆さんが壊れていたとしても使い続けてくれるもの?
そうですね。
初めて聞いた。
はい、僕も初めて言いました。
そうだったんだ。
そうですね、これ似た考え方でバーニングニーズっていう考え方がありまして、
お客さんの生活している人の頭に火がついているような状態。
そういう状態の時ってもうその火を消すしかないじゃないですか。
それぐらい逼迫しているニーズっていうのをバーニングニーズって言うんですけど、
そういう状態の方って壊れていても使うと思うんですよ。
バケツに。
絶対必要だから。
そうそうそうそう。バケツにどれだけ穴が空いてたとしてもそこにバケツしかなければ、
その穴の空いたバケツで水を汲んで頭に頑張ってかけると思うんですよ。
なるほどなるほど。
ってことは今のシチュエーションで言うと、その人のバーニングニーズは何とかしてこの冷たい水を頭からかぶりたいと。
そうですそうですそうです。火を消したい。
なるほど、頭に火を消したい、なるほど。
もう一つあって、壊れていてもっていう表現にしているのは、
僕たち作り手って結構完璧なものだったりとかすごく、何て言うんでしょうね。
初めからきちんとしたものを作りたい。
完成したものみたいな。
そうですそうですそうですっていう欲求はあると思うんですけど、
自分たちは限られた時間の中でそういう欲求を見つけていかないと、使われるものを見つけていかないといけないので、
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まずは壊れているような状態でもいいから使われるものを見つけようっていう、そういうスタンス。
なるほどね。
こう大切にするために壊れていても使われるものを見つけるのが大切っていうような表現。
だからちょっと言い方を変えると、壊れていてもっていうよりは何ていうか不完全な状態でもある程度使えるようになっていれば、
まずはそれをユーザーさんに試してもらって。
そうですね。
本当にそれが必要なものなのか、使い続けてもらえるものなのかっていうのを検証していくのがいいだろうということですよね。
そうですね。まずそれを検証するのが大切かなっていう。
結構それが大前提でディオンの大切としているポイントとしてあるんですね。
そうです。
どこで知ったんですか?僕初めて聞いた。
ソフトウェアのテストのプロダクトを作っているボーシーっていう会社があって、
そうですね。
そうですそうです、その近沢さん。
うん。
そうですって聞こえないのか。
ラジオではね。
近沢さんって方が顧客のバーニングニーズを解決するっていうログを書かれていて、ここで知ったのかな。
本当だ、すごい丁寧に解説されてますね。
海外では他の記事もいくつかあると思いますね。
ここに端的に書いてありますね。
おそらくスタートアップがうまくいかないほとんどの理由がバーニングニーズのないところに製品を作り続けているから。
なるほどね。
で、このバーニングニーズという基本的な考え方を持ちつつ、リオが最近やったインタビューってどういうものがありますか?
最近だとタイムツリーのアプリにトゥートゥリストの機能を提供し始めたんですけど。
あれですよね、その前に結構大幅なリニューアルをして。
そうですそうです。
多分そのリニューアルのプロジェクトと結構関連していろいろインタビューをしてたんですかね。
そうですね。僕もそのリニューアルプロジェクトの中にいまして。
その中の一つとしてチェックリスト機能を提供しているんですけれども、
その時に買い物リストをすでに使っている方っていうのを対象にインタビューをしたんですよ。
タイムツリーにはもともとキープという機能で。
そうですそうです。
メモ機能がありましたよね。
はい。
それを買い物リストとして自分なりにアレンジして使っているユーザーさんがいて。
そうですそうです。
その方々を対象にインタビューしたんですけど、
その時に一人の方はすでにキープで買い物リストを共有されていて、
僕たちはタイムツリーをどういうふうに使っているかっていうのを
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お伺いしますし、
どういう目的でどういうシチュエーションで使っているのかとか、
何のために使っているのかとか、
そういうことも聞いてくるんですけれども、
そのインタビューにはたまたま旦那さんも奥さん側にお話を聞いていたんですが、
たまたま旦那さんもお話ししていて、
そこでタイムツリーでなんで買い物リストを共有しているんですかっていう質問を
させていただいたんですよ。
そしたら共有してたら帰りに一緒に買ってきてくれるかと思ってみたいな。
なるほどね。
そこまでは結構そうだよねと思うじゃないですか。
その旦那さんがその声を聞いて、
え、そうだったの?っていうリアクションをしたんですよ。
それ結構面白いなと思って。
だから共有してるだけだと機能してないじゃないですか。
だから共有する目的とか正しくお互いに理解していただいて、
使っていただく必要があるんだなっていう発見がそこで一つあったなっていうお話。
もう一つ買い物リストのお話があって、
これはキープ機能じゃなくてまた別のトゥーズリストアプリで
買い物リストを一人で管理されている方、
共有するんですね、のお話なんですが、
その方にタイムツリーにこういうチェックリスト機能ができるんですけど、
こちらでも買い物リストって言うか、
といった質問をしたときに、いやしないと思いますみたいな
印象をいただいたんですよ。
で、詳しくお話を伺っていくと、
共有しても意味がないからみたいなことだったんですね、結果。
で、何で意味がないかっていうと、予定はシェアしてるんですよ。
で、今のタイムツリーのコーナーで、
で、何で意味がないかっていうと、予定はシェアしてるんですよ、もう既に。
買い物リストをシェアしたとしても、旦那さんは買ってきてくれないから。
なるほど。
はい、なるほどと。
じゃあ、例えばですけど、そこに登録した、タイムツリーに登録した買い物リストを
旦那さんが仕事の終わりに買ってきてくれるとしたらどうですかっていうふうに質問したんですよ。
そしたらめちゃくちゃ興奮して、それってUber Eatsみたいなこと?みたいな話になって、
だったらもうめっちゃ使いますみたいな、急に温度感が上がったんですね。
で、これもやっぱり予定を共有してるんだから、そういうチェックリストとか買い物リストとかも
共有するのは当たり前でしょうみたいなふうに思い込んでたら気づけなかったことだと思うんです。
なるほどね。
だから、もし僕たちが作るんだったら、その意味があるものを提供しないといけないなと。
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今、レオからいろいろインタビューで実際に使われ方、自分たちが予期しなかった使われ方とか
ユーザーさんのニーズを見つけたって話を伺ったんですけど、
その前にお話しいただいたバーニングニーズとか壊れているものを、壊れていても使われるものを見つけるのが大切と。
という話と、そんなに1対1でガチッと繋がる話ではなかったんですが、
そうですね。
やっぱりこれは、何ていうんだろう、姿勢とか視点として持っておいた方がいいというポイントだったんですよね、バーニングニーズって。
そうですね、もうまさしくその通りで、確かに今お話しさせていただいた話だと、
使われるものを見つけたっていうお話はさせていただいたんですけど、
壊れていてもみたいな部分はちょっと具体的なエピソードとしては話せていなくて、
ただ今スティーブが説明してくれた通り、壊れていても使われるものを見つけるのが大切っていうのは、
その製品開発論の中で僕が大切にしている姿勢というか、
こういう考え方を持って素早くユーザーの欲しがるものを見つけるのが大切だよ、
バーニングニーズみたいな下級のニーズを持ったものを見つけるのが大切だよ、みたいな考え方をしているという話ですね。
ありがとうございます。
はい、ありがとうございます。
だから、この考え方に骨折して維持でも壊れているものを見つけようみたいなのは、ちょっと本末転倒ってことですよね。
そうですね、もし完璧なものでも素早く見つけられるのでしたら、
完璧なものを使って素早く見つけられるんだったら、その選択肢を取ったほうがいいと思いますね。
なんか聞き出すときのコツとかポイントとして、利用が大事だと思っていることってありますか?
そうですね、一つ挙げるとしたら、ユーザーさんの声、発言を気持ち、考え、事実、この3要素に分けて認識するということですね。
気持ち、考え、事実。
そうですね、ちょっとした例えというか、具体例を挙げてお話しすると、朝ごはんは何が好きですかって聞いて帰ってくる答えって気持ちなんですよ。何が好きか。
なるほどね。
朝ごはんにはいつも何を食べますかっていうふうに聞いて帰ってくる答えは考えなんですよ。
もしくは思い込みなんですね。
これが何で考えとか事実じゃないのかっていうと、これは要約質問っていって、いつもとか毎日とか、必ずしも常に一定の答えが返ってくるとは限らないものに対して、要約した答えを求めているから。
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なるほどね。
はい。で、例えば3日前には朝にカレー食べたんだけど、いつもはコーンフレーク食べるから、いつもコーンフレーク食べてますみたいなふうな返事が多分返ってくるんですけど、それって思い込みじゃないですか。
確かに。
事実は3日前にカレーライス食べてるみたいな。で、事実の質問をするんだったら、今朝は何を食べましたかみたいな聞き方をするといいのかなと思ってます。
常にインタビューで聞く質問によって、今気持ちを聞いているのか、何か考えを聞いているのか事実を聞いているのかっていうのは結構意識してるってことですね。
そうですね。そんなに完璧に僕もできてるわけじゃないんですけど、そういう意識でインタビューを臨んでいるっていうことですかね。
やっぱりそこが明確にわかっていると、インタビューをした内容をもとに何か企画をするとか、何かプロダクトの開発に何か生かすっていう時には大事ですね。
そうですね。
逆にこう、悪いインタビュー、こういうことはしないようにしようというインタビューは何かあるんですか。
そうですね。やらない方がいいなと思っているのは、僕もたまにやってしまうんですけど、その誘導、答えを誘導してしまうとか、
いやこれいいですねってすごい言わせてしまうような状況を作ってしまうとか。
難しいですよね。
本音を引き出せないような状況を作ってしまうようなインタビューっていうのは悪いインタビューかなと思いますね。
そこで気をつけるべきポイントってどこなんですかね。
関係性みたいな話になっているんですけど、一個やっているのはそのインタビューの頭のところで、本日は厳しい意見を歓迎していますと。
それが僕たちの開発の過程になりますので、みたいなふうに伝えると結構笑いも起きたりするんですね。
厳しいこと言っていいの?みたいな。
そういう雰囲気作りみたいなのは大切かなと思いますね。
なるほど。そういうのは率直にこっちからも伝えることによってインタビューの冒頭でちゃんと関係性を作ると。
こんなところでリオが考えるユーザーインタビューのポイントということでいくつかお話ししていただきました。ありがとうございます。
ありがとうございました。楽しかったです。
ありがとうございます。リオはこれ以外にもいろいろ豊富な知識を持っているので、今後もちょっと積極的にこちらで発信していきましょう。
ぜひよろしくお願いします。
ありがとうございました。