相手の気持ちを疑似体験する方法
まてぃ
こんにちは。このTFCチャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、相手の気持ちを疑似体験する方法をテーマにお届けします。
根本Deacon雅子
はい、皆さんこんにちは。相手の気持ちを疑似体験する方法、何かご存知ですか?
こちらの言っていることが、なかなか相手に伝わらないな。
でも私は、相手のことをすごい考えて伝えているにも関わらず、いまいち分かってもらえない。
そんな体験をした方、結構いらっしゃるんじゃないでしょうか。
相手の気持ちというのは分かっているようで、ひょっとしたらもう少し分かる余地があるかもしれませんよね。
それが、この相手の気持ちを疑似体験する方法なんですけれども、これが相手の靴を履くというエクササイズがあるんです。
ちょっとね、不思議な名前のタイトルのエクササイズかもしれませんけれども、やり方は非常にシンプルです。
まず自分で自分の靴を履いてもらいます。
いつもどんな靴を履いていますか?というようなところから、その自分の靴を履いていただくんですけれども、
でもその靴を履いていただく、どの靴を履いている自分の状態を選択するかというのは、
相手に自分の気持ちが伝わってないなというふうな体験をしているとき、
例えば、部下にこのことを言ったんだけども、毎回伝えてるなぁ、何度言っても同じようなミスをするなぁ、
何度言っても、一生懸命伝えてるのに、むしろ不満そうな顔して聞いてるなぁ、私の言うこと。
そんな場面があったら、相手の気持ちといったものをどうやったら理解できるのか?といったことを知りたくなりますよね。
その瞬間に自分がどういう靴を履いているのか、それをイメージしていただきたいんですよね。
そしてもう一つが、そのときのお相手の靴のイメージですから、この場合だったら、部下の方がどんな靴を履いているのか、
イメージをしていただく。自分の靴を履いているときには、自分の今いらっしゃるデスクなり自分のポジションで、
そのとき自分がどんな気持ちなのか、相手に対してどんなことを期待しているのか考えていただき、
そして相手の靴を履いていただくときには、ちょっと自分が今立っているところとは違う場所に移動していただくと、
イメージしやすくなります。そして三つ目のポジションというのが実はありまして、三つ目のポジションというのは、
相手の靴を履いている状態、そして自分の靴を履いている状態、この両者のやりとりを見ている、
壁に止まっているハエというポジションをとっていただくんですよね。つまり全くの客観的なポジションになります。
この三者を自分一人が靴を履くというようなイメージをしていただくことによって、
ご自分の中で、あの人にはなかなか伝わらないなぁというようなところが、
実は彼はこんなことを考えていたんだ。彼女はこんなことをしてもらいたいと思ってたんだというのが見えてきます。
これは部下や上司、同僚というふうに、お仕事の関係だけではなくて、パーソナルライフ、ご家庭の中でも非常に有効なんですよね。
私の言っていることを夫に何度も、音楽の位置の場所を言っているんだけど、何十年も言っているんだけど、また同じことを聞いてきた。
何でこの人は私の言うことを聞いてくれていないんだろう?この人は私のことを真剣に思っていないのかしら?愛してくれていないのかしら?
そんなことを思う瞬間って皆さんありませんか?
ぜひそう言った時には、このご自分の、お家の中だったらひょっとしたらスリッパかもしれないし、裸足かもしれないし、
そしてご主人はどんな状態なのか、それこそ靴下なのか、スリッパなのか、ご主人が普段履いていらっしゃる靴下あるいは裸足、
見えてくる相手の気持ち
根本Deacon雅子
その状態に立っていただいて、ご主人の気持ちを考えていただく。
その二人のやり取りを見ている、壁に止まっている、ハエの状態になってみると、
ああ、なんだ、夫は別に私じゃなくて、ゴミ箱に全く興味がないんだ、というようなことが見えてくるかもしれません。
これは子育てにもそうなんですよね。
夫に、配偶者に対しても非常に感情というのは、いろんな意味で入りやすいけれども、
子育て、お子様に対してだと、余計その感情というのが、
どうして私はお母さんとして、こんなに一生懸命なのにこの気持ちが伝わらないんだろう、
あの時にあれも言ったのに、この時にあれもしてあげたのに、とかいろんな感情が入り混じってしまいますよね。
そうすればするほど客観的に見ることが難しくなっちゃうかもしれない。
ご自分の靴、お子さんの靴、そして壁に止まっているハエの状態をイメージしていただくと、
今ご自分が一生懸命なんでだろうと思っているところの、
甲斐が見えてくるかもしれません。
ねえ、マティさんいかがでしょうか。相手の靴を履いてみる。
まてぃ
それは私はやったことがないんですけど、やっている方のシーンは何度か目撃していて、
皆さん霧が晴れるように、こんなこと思ってるなんて思わなかったっていう感想をおっしゃっているのが
いつも印象的だなっていう感想を持っています。
根本Deacon雅子
いや本当にそうなんですよね。先ほどもね、とある方のセッションさせていただいてたんですけれども、
彼は部下のことは大好きだから一生懸命指導をしてるんだけども、全く聞こえない。
どころか、こちらが一生懸命言えば言うほど、むしろ部下の方は不満げな顔になっちゃってるんですよね。
こちらは指導のつもりで言っているのに、彼のために思っているのに、彼の未来のために言っているのに、
どうしてこの平行線が留まらないんだろうっていうようなところから、相手の靴を履いていただいたところから、
相手はやっぱり言葉にしてみると当たり前なのかもしれないんですけども、
相手は本当に何でもかんでも否定しないでほしい。少しはこちらのEVも組み取ってほしいっていうような思いをものすごいやったっていうのが見えてきた。
彼としてはそのことは十分してきたというふうに思ってはいたんですよね。
でも相手の靴を履いてみたら、あ、全然足りてなかったんだ。
そして彼は今の状態を良くしたいっていう気持ちもちゃんとあるんだっていうことが見えてきた。
そしてハイさんは面白いこと言ったんですよね。
嘘でもいいから、なるほどなるほどっていうふうにニコニコしながら、相手の言っていることを頷いてみる。
自分と相手の気持ちを把握する
根本Deacon雅子
そうしたら一旦はレクトルが近づくから、そこからまた始めてみればいいんじゃないかっていうね、
非常に賢いハイさんが出てきたんですよね。
そんな感じで本当に自分の中で伝わらないんだろうっていうふうに思っていることっていうのが、
靴を履くこと、そしてハイさんに登場していただくことによって見えてきます。
といったところで本日の問いに行きたいんですけども、
まず皆さんの中でコミュニケーションがこの人にはなんかこううまく伝わらないなぁなんていう人っていますか?
相手の気持ちをもう少し理解したいなぁっていう人がいますか?
その状況をちょっと紙に書いていただきたいと思います。
紙に書いていただくと、まずじゃあその時の自分の靴は何だ?相手の靴は何なんだ?っていうふうにして、
このエクササイズのベースになります。
そして紙にたまるハエっていったところのイメージも格段と上がっていきます。
ぜひこれをトライなさってみて、ご質問等ありましたらお気軽にご連絡してください。
まてぃ
はい、ということでご質問やご要望リクエスト等がありましたら、
スタンドFMのコメント欄から出たTwitterのハッシュタグ、
TFCチャンネルか私金本さんのTwitter宛にお送りいただければと思います。
本日もありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。