採用の期待と満点の状態
まてぃ
こんにちは。このTFCチャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、進む道はいろいろある、満点を目指さなくても大丈夫、をテーマにお届けします。
根本Deacon雅子
はい、皆さんこんにちは。進む道はいろいろある。まさに文字通りそうですよね。
にもかかわらず、いろいろあるからこそ迷っちゃう。迷うっていうのがいろいろあるんだけれども、
どうしても満点を目指した方がいいのか。完璧であるにはどうしたらいいのか。
そんな思考が常に頭の後ろにあるかもしれませんよね。
先日もセッションでこんなことがありました。
とある会社で、ある部門のリーダー職として新しい方を採用したんですよね。
リーダー職として採用したわけですから、その方のご経歴、あるいはね、
当然3回くらい面接をしてね、入られた、その方の入社を決めたっていうことを会社側のスタンスだったんですけれども、
実際にフォアを出して会社に来ていただいて始めてみたら、
ご本人はまだ私は全てが分からってないからちょっと今まだ仕事ができませんとか、
もうちょっと理解をしてからでないとやっぱり私が全てをやるのはちょっと違うと思います。
みたいな感じで、いわゆるそのオブザーブ機関というのかしら、その観察機関というかしらね、
観察してますみたいな、そういうポジションでこれこれ1ヶ月半ぐらい過ぎそうな方がいらっしゃっていて、
採用した側の会社側としては、あれ、どうしたんだろう。
あの時には職務経歴書でも面接の時でもこのポジションはできますっていうふうにおっしゃっていて、
その前職でも部下が3人いらっしゃったとおっしゃっていたので、
いろんな意味でもマネージメントのところまで期待して採用したんだけど、
なんか違うなというふうに感じられてモンモンとしていらっしゃるんですよね。
採用した側の会社側としてのその期待って言ったところを、その方にまだお伝えがしきれてないみたい。
つまりその採用した中途で採用した人が、もう私はこれがまだまだできませんとか、これが分かりませんといった
先方の言葉を尊重しているというようなところで留まっているって言ったところだったので、
先方の言葉を尊重しつつも、先方がどうしてまだ分からないからできませんというふうにおっしゃっているのか、
そこをもう一歩突っ込んで聞いてみるとしたらどんなことが聞けるかなというようなお話をしたんですよね。
そうするとやっぱり先方としては自分がせっかく入った会社なんだから、
この中でよくやった満点だというようなところを目指していらっしゃるのかもしれないといったところが見えてきたんですよね。
そうするとその満点を目指しているからといって、まだ見てますとか観察してますっていうのは考えてみてください。
満点を目指しているにもかかわらず、今の場所にずっと留まっているということなんですよね。
完璧を目指すと動けない
根本Deacon雅子
今の場所に留まってたら絶対満点のところには近づけないっていうのは明らかなんですけれども、ご本人の中ではそれに理がかなっている。
だとしたら、その満点を本当に目指したいんだとしたら、自分が持っているその満点の像を一回手放してみるっていうのが実はいいのかもしれないんですよね。
そういうのは満点の状態というのは変わるかもしれない。
その方の会社の例でも業界的にもサービス業なので、サービス業というのはそれこそ環境だったり世界経済っていうような要因で、いくらでもビジネスモデルが変わったりだとか、サービスのやり方というのが変わる可能性がありますよね。
ということは満点の状態自体が変わっちゃう可能性が強いわけですよね。
少なくともこの3年間の間でも、その会社の中でのその満点の状態というのは毎年変わっていくようなそれぐらい変化激しい業界だったので、確かにでも彼女が満点を目指しているんだとしたら、満点の状態はないっていうようなことはお話ができるかもしれませんなんていうことがセッションを通して見えてきたところなんですよね。
これは一つの例かもしれませんけれども、皆さんもついつい完璧を目指す、満点を目指すというようなところから、今いらっしゃるところから結果的に一歩も動けてないっていうようなことってありませんか?
だとしたらそれはすごくもったいないですよね。
ご自分が目指しているその完璧な像というのもひょっとしたら変わっていくかもしれない。
何しろご自分が一歩踏み出してみると、一歩前に出たところというのは、今いるところと見えている景色が違います。
今見えている景色と違う景色が見えてくると、目指している理想の像というのも違った角度から見えてくる可能性が高いですよね。
そうすると進む道のいろいろといった方向性も、もっとビリッドに鮮明に見えてきそうです。
ご自分自身が今、満点を目指している状態でしょうか?完璧を目指している状態でしょうか?
ちょっとそんなところを振り返っていただきたいなというふうに思っています。
いかがでしょう?マティさん、ここまでお話しさせていただきましたけれども。
まてぃ
私はたくさんバッターボックスに立つっていうことを大事だと思っているので、ホームランを打とうって思っているのって絶対無理じゃないですか。
一応だって、10回バッターボックスに立って3割なわけですよ。打てる確率って。
そう考えたら、一応が3割なら私も3割頑張ろうって毎回思うんですよね。こういう話が出てくるとき。それを久しぶりに思い出しました。
根本Deacon雅子
素晴らしい。そうですよね。野球だったら3割出したって言ってね、もうスターですよね。
3割を目指すって言ったところからだったらね、満点を目指すんではないの。随分違いますよね、ニュアンスがね。
じゃあそんなところからね、3割を目指していただく、そんな感じで捉えていただきたいと思います。
マティさんさすがありがとうございます。ありがとうございます。
はい、じゃあ今日の問いと言ったところなんですけれども、皆さんどうですか。今、ご自身は完璧を目指そうとしているものがありますか。
満点を目指そうとしているものがありますか。あるとしたらどんなところでしょうか。どんな点で完璧満点を目指していますか。
何がそうなのかが見えてきたら、そのこと自体をちょっと横に置いてあげてもいいかもしれない。
一郎も3割なんだね。最後のマティさんの言葉を思い出していただきたいと思います。
まてぃ
はい、ここでお知らせがあります。9月26日火曜日21時からねもとさんのウェビナーがあります。テーマはワークショップ、自分の強みを最大限に生かすストレングスファインダーの使い方、強みを知る編です。ぜひご参加ください。
ご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、スタンドFMのコメント欄か、レター、ツイッターのハッシュタグ、TSCチャンネルか、私かねもとさんのツイッター手にお送りいただければと思います。本日もありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。