課題:相手の言葉を理解する
まてぃ
こんにちは、この TFC チャンネルはエグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、「なんでわかってくれないんだろう?」が起こるのは理由がある。をテーマにお届けします。
ということで、根本さん、今日のタイトルも話しかける系で決めてきましたけども、どんな内容でしょうか。お願いします。
根本Deacon雅子
はい、これおっしゃるけど、すごい多いんですよね。特にエグゼクティブの方。
一生懸命、ご自分の思い、ご自分のプラン、ご自分のビジョンをメンバーの方、部下の方にお話ししていらっしゃるんだけども、
その熱い溢れるお話をなさっているにもかかわらず、ご本人たちが思っていたようには伝わっていないというケースが多々あるんですよね。
それがこのセッションを通して、ご自分たちが何をそもそも伝えたいのかということだけではなくて、
その思いから何を作られたいのか、どんな影響を作られたいのか、というようなところも見えてくるようになります。
コーチングというのは、自分の在り方をいろんな方向から見ていくと、その方が今発信しているコミュニケーションにまず影響が作られてきます。
人生というのは、何をとってもどこをとっても、個人で仕事をしていても、結局は人との関わりというのが起きてきますよね。
そして、この何でわかってくれないんだろうといったところも、自分自身に向き合ってみると、
自分がわかっていただけるように伝えていなかった、自分言語で伝えていた、といったところが見えてくる。
不思議ですよね。同じ日本語ですけれども、みんな自分自身の、自分だけの言語を持っていそうです。
そこが見えてくるというようなところです。
方法:相手の言葉を確認する
まてぃ
なるほど。何でわかってくれないんだろうっていう思いは、どうしたら解消できるんでしょうか。
根本Deacon雅子
まずは、自分自身がどんな言語を持っていて、相手はどんな言語を持っているのかっていうのを知ろうとするところですよね。
まてぃ
その言語っていうのを確認するって、どういう作業をすれば、相手と同じ言葉で話せるものですか。
根本Deacon雅子
どんな作業、それは相手に好奇心を持って、相手が言っていることを聞いていく、といった作業を繰り返していくことになりますよね。
例えば、よく会社の中で言われる言葉の単語の中で、戦略という言葉がありますけれども、その戦略という一つの言葉に対しても、
Aさん、Bさん、Cさん、Dさん、全員捉え方が違う可能性がありますよね。
だとしたら、経営者としてAさんはどんなふうにそれを取っているのか、Bさんはどんなふうに取っているのか、Cさんはどうか。
そこを理解することによって、Aさん、Bさん、Cさん、Dさんに届く伝え方というのも見えてきます。
まてぃ
いやいや、僕の部下は30人だよとか、50人いますよという方はどうしたらいいですか。
50人と、よし話そう、君が思っている戦略は何だいって、50人に聞くとすごい時間かかっちゃいますよね。
根本Deacon雅子
おそらく、50人あるいは100人というふうにメンバーがいる方というのは、自身とその間にリーダーだとかマネージャーだとか役職名はいろいろいらっしゃるかと思いますけれども、誰かがいらっしゃるわけですよね。
ですから、その方にきちんと伝わるようにしていれば、そこからまたきちんと伝わるような対話の文化が、組織の中でできている必要があるわけですよね。
ですから、そこのところで相互で、何で分かってくれないんだろうというのが起きないような、相互理解の対話の文化を作っておくといったところが、大きなポイントになりそうですよね。
まてぃ
結構難しいですよね。すぐできるようになることでもないですし、ちょっと時間が必要ですよね。
自己犠牲感から抜け出す
根本Deacon雅子
ちょっと時間は必要ですけれども、何で分かってくれないんだろうの源が自分にあるというふうに認識できると、やっぱり分かっていただけるようにするための努力に今度は転換するだけですから、
何で分かってくれないんだというふうな、自己犠牲感あるいは他者を責めるというような世界観から抜け出せます。
そちらの方が圧倒的に効果的だということが、すぐにこう見えてくるといったところになるかと思います。
まてぃ
なるほど。そうすると、何で分かってくれないだろうの源を、自分の内側にどこにあるのかっていうのは確認できるものですか、自分で。
根本Deacon雅子
何で分かってくれないんだろうのその源は必ず自分にしかないんですよね。
ということは、そこにフラストレーションを溜まっていてもしょうがない。自分が分かるように伝えていなかっただけなわけですよね。
Aさんの言語、Bさんの言語、Cさんの言語に響く伝え方に変えていくというようなコツになってくるというところですよね。
まてぃ
ではそうしましたら、本日の問いに行きたいんですけれども、何で分かってくれないんだろうという状況が起こったときに、
その何で分かってくれないんだろうを感じている自分に対して問いかけたいことはどんな問いでしょうか。
根本Deacon雅子
はい。
何で分かってくれないんだろうの源が自分なんだとしたら、何ができるか。
つまり、何で分かってくれないんだろうというふうな思いが出てきたときに、多くの方は他者を責めているんですよね。
その他者を責めるといった方向にプロセスに行くのではなく、何で分かってくれないんだろうと思ったら、
その源が自分の中にあるんだとしたらという問いをしてあげると、必ず何かきっかけが見えてきます。
最初はちょっと難しいと思うかもしれませんけれども、自分かもというような問いをなさってみてください。
まてぃ
ありがとうございます。
ぜひしていただけたらと思います。
はい、ということで、ご質問やご要望、リクエスト等がありましたら、スタンデイフェイムのコメント欄かレター、
ツイッターのハッシュタグ、TFCチャンネルか、私か根本さんのツイッター宛にお送りいただければと思います。
本日はここまでとなります。ありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。