自分軸とわがままの関係について
まてぃ
こんにちは。この TFC チャンネルは、エグゼクティブコーチ根本 Deacon 雅子とMCのマティがお届けします。
本日は、「わがままになることが自分軸と勘違いしていませんか?」をテーマにお届けします。
はい、ということで根本さんこんにちは。
根本Deacon雅子
こんにちは。
まてぃ
今日もよろしくお願いします。
根本Deacon雅子
よろしくお願いします。
まてぃ
今日のテーマは、また前回に引き続き自分軸なんですけれども、
自分軸のお話にすると、自分軸はわがままでいいんですか?っていうお話もあるっていうことをちょっと耳に入ってきてまして、
この辺も含めてちょっとお話を伺えればと思います。
根本Deacon雅子
はい、そうなんですよね。自分軸といったことに関して、昨日からお話しさせていただいたところ、
自分軸ってわがままになることなんだ、というふうに思ってたんですけども、
違うんですか?そんなお問い合わせがありましてですね。
どうでしょう?皆さんどんなふうに思いますか?
ひょっとしたら、ご自分自身が池の中にいるお魚の状態だと、わがままになることが自分軸と思ってしまう可能性もあるかもしれない。
一回池の外に出てみて、自分が泳いでいる池自体、水自体、それから一緒に泳いでいた他のお魚を見てみる、
俯瞰をしてみると、わがままっていうことがそもそもどんなことなのか、
というのが見えてくるかもしれませんよね。
自分軸を持つことっていうのは、自分の意見を単に主張することではないんですよ。
昨日、自分軸がないから、Aさん、Bさんのご意見で、自分がゆらゆらしてしまうというような一例をお話しさせていただきましたけども、
自分軸があったら、急に意見を主張したり、言いたい放題になるということではないんですよね。
むしろ、自分軸があることで、A君が、こういう方がいいんじゃないというふうに言ってくださったご意見。
上司のBさんが、こんな視点もあったらいいんじゃないかというふうなご意見。
他者のご意見を受け入れる姿勢が、自分の中にできるわけなんですよね。
自分の中で他者の意見を受け入れる姿勢、受け入れる器は、自分の軸がないと持てないかもしれない。
自分軸の重要性と受け皿の役割
根本Deacon雅子
自分の軸がないから、受け入れるんじゃなくて、そっちに、他者の意見に右往左往、ゆらゆらゆらゆらというふうになってしまう。
その消化をする受け皿が、自分の軸があることによって作れるということになってきます。
消化できる受け皿があることによって、自分の中で消化しながら、相手に対して、
どうしてA君はそうやって思ったのか、Bさんのご提案、示唆はどんなふうな背景から来たのか、
というようなことをお伺いできる。つまり、対話が始められるといったことにもなりませんよね。
まてぃ
それは、私の意見があります。A君、Bさんの意見があります。それぞれ違いがあります。
その違いの差を聞くことができるってことですよね。
根本Deacon雅子
まさにそうなんです。どっちかがAかBかではなくて、そうなんだっていうふうにして、
違いを聞けること、違いを消化できること。そこに大きな違いがありますよね。
自分の軸がないと、相手の意見に対して自分が結局混乱をしてしまうわけですよね。
言われちゃったとか、確かにそうだな、みたいな感じで。
認めるといったステップがない、欠如しちゃっている状態なので、
自分自身も混乱しちゃったり、自分自身も迷っちゃったり。
そんな形で結果的にはグラグラグラグラグラグラグラ。
そして無意識のうちに、相手のご意見、相手の主張、相手に影響されて、
もっとグラグラグラグラグラ、みたいなことが繰り返されてしまう。
そんなことが起きているのかもしれません。
まてぃ
それはよくありますよね。
自分軸を持つことによる揺れなさ
まてぃ
もうちょっと、例えば20代の新入社員とか中堅になる手前ぐらいの時だと、
自分が書いた企画書を先輩とか上司に何か言われると、経験がないが故に不安なわけですよね。
不安が大きいからこそ、自分はこれがいいと思って数字で証明したとしても、
本当にいいかどうかがわからない状態で誰かに何か言われると、
どうしよう、やっぱり経験豊富な先輩が言うことが正しいに違いないとか、
そういうのを全部受け入れると、結局元々良かった企画の種が死んじゃって、
企画が企画でなくなっちゃうんですよね。
根本Deacon雅子
もったいないですよね、それ。
そうなんですよね。それの繰り返しでしたよね、20代の時点で。
それ、マティさんご自身のお話ですか。
はい。
じゃあそこから自分軸っていうのが今絶賛成長中っていうところですか。
まてぃ
そうですね。だからそれをどうしたら揺らがなくなるかっていうのを、
自分の中の基準を作って、例えば自分の得意分野とかですよね。
得意分野で、例えば調べ尽くしてやっぱりこれだなって思えるとか、
誰かに何か言われたとしても、でもこれはちゃんと調べたし、
裏も取ってある。だから大丈夫みたいなところで、
昔はゆらゆらしないように、誰かに何か言われたら、
それいいなって思ったらそれを取り入れさせてもらうみたいなことを、
繰り返し繰り返してきた結果、揺れなくなったみたいなところはあるんですけども、
コーチングをやってからはそこの揺らぎ方が全く変わりましたよね。
そこがさっきもちらっとお話しましたけども、
私の企画はこうですってお話をして、
Aさん、Bさんみたいな方が出てきて、何とか何とかって言われたら、
いやでもこれ根拠あるしっていうところではなくて、
本当にそうですよねってAさんがそのお話されてるのは、
どういう背景があってそのお話されてるんですかって聞けたり、
Bさんのそのお話すごくいいから取り入れたいんですけど、
もうちょっと詳しく聞かせてもらえますかって言って聞かせてもらって、
AさんとBさんの話がすごく良かったので取り入れさせてもらいますって言って、
もともとあった企画のAがA'とかにステップアップするみたいなことができるようになって、
そこはコーチングの自分軸があるってこういうことだなって、
根本Deacon雅子
すごく実感するところでもあります。
素晴らしい。まさにそのところですよね。
1か2か、AかBか、2択じゃなくなってくるところが、
何か新たな可能性を作れるのが自分軸のスーパー素晴らしいところ。
といったところで、今日の問いにしていきたいと思います。
お願いします。
じゃあ皆さん、ご自分の中でちょっと突然に思われるかもしれませんけれども、
周りの人と会話を深めてみてください。
会話を深めるということは、相手と相手の意見との違いを楽しむということです。
相手の意見と違いを楽しんでみてください。
そしてどんなことを発見しますか?
その発見を観察してみてください。それが本日の問いです。
まてぃ
ありがとうございます。これはぜひやっていただきたいですよね。
ということで、ご質問やご要望、リクエストとありましたら、
スタンダイフェームのコメント欄、かれたツイッターのハッシュタグ、
TFCチャンネルか、私金本さんのツイッター手にお送りいただければと思います。
本日もありがとうございました。
根本Deacon雅子
ありがとうございました。