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ひとし
へー、そうなんだ。
はるか
早いよね。
ひとし
逆に、1歳2歳って嘘つかないんだって思った。
はるか
あ、いやもちろん個人差があるからさ、2歳から始めるとかっていうのもあるみたい。
2から4歳ぐらいから嘘つき始めますよって言われてて。
ひとし
はいはいはい。
はるか
で、この時の嘘のタイプがね、願望からくる嘘らしい。
ひとし
あー。
はるか
つまり、悪気がなくて、明日ディズニーランド行くのとかっていうのを、例えば言っちゃったりいかないのにね。
ひとし
はいはいはい。
はるか
これ何でかっていうと、もうこの子はディズニーランドに行きたいって欲望があって、
ひとし
うん。
はるか
これをそのまんま言葉に出して、もう本当に行くかのように言っちゃうっていう。
ひとし
はー、なるほどね。
はるか
で、この子が嘘が悪いことだと思ってるかっていうと、そうじゃなくて、
ひとし
うん。
はるか
もう嘘っていうのが悪いことだっていうのに対して答えられないんだって。別にいいと思ってるっていう。
ひとし
うーん。
はるか
で、なんかこのかわいいエピソードがあってさ、実験で、
ひとし
うん。
はるか
あの、もう絶対にこのおもちゃは見ちゃいけませんって言われたんだって、この子供たちはね。
ひとし
うん。
はるか
もう絶対に見ちゃいかんとか言われたら見たいわけ。
ひとし
絶対見たいよね。
はるか
絶対見たいわけよ。で、そしてさらにはさ、その大人は出ていくわけ、その部屋を。
ひとし
うん。
はるか
で、その後におもちゃがね、チャランチャランチャランって音が鳴り始めるんだって。
ひとし
はいはいはい。
はるか
もう音が鳴ったらもうほぼ見るんだって、反応してバッて。
ひとし
うーん。
はるか
で、この後にあなたはおもちゃを見ましたかって聞いたら。
ひとし
うん。
はるか
だいたい見てないって答えるらしい。
ひとし
へー。3歳。
はるか
そう3歳。なんでかって言うともう絶対見ちゃいけないからねって言われてるから、見ちゃいけないってことはわかってる。
ひとし
うん。
はるか
だけどその後に、あ、見てないんだね。え、おもちゃ何色だったって聞いたら。
ひとし
うん。
はるか
青だったって答えるらしい。
ひとし
かわいい。
はるか
かわいいよね。
ひとし
実験したんやねそれ。
はるか
そう、だからここの実験のポイントは、嘘はつくけど一貫性がないんだなってことがわかったらしい、この時期は。
ひとし
うーん。
はるか
ただ5歳から6歳になると、中でも嘘ってことを自覚し始めるんだってそれが。
ひとし
へー。
はるか
悪いことだけどしちゃったって思い始める時期なんだって。
ひとし
なるほど。
はるか
で、どんな動機であるかって言うと、例えば自分を守る。
ひとし
うん。
はるか
あとは親の気を引くとか。
ひとし
あー。
はるか
例えばかけっこ1位だったんだよって、まあ2位なのに言うとか。
ひとし
へー。
まあそんな俺もしょっちゅうやってたんよ、ちっちゃい頃。
はるか
うんうん。
ひとし
あとは心配かけないための嘘とか。
はるか
うん。
これは優しくてさ、あの大丈夫って言われて大丈夫って、本当は大丈夫じゃないのに言っちゃったりすることはあるんだって、5歳から6歳で。
ひとし
うーん。
はるか
ていうのがあると。
で、まあちなみにだけど、嘘をつく頻度が、ピークなのが10代。
ひとし
へー。
はるか
そう、もう頻度がすごく多い。
で、まさにこの娘さんが中1。