スマホメモの是非
日々考察-ヒビコウラジオ。このチャンネルでは、広島でサラリーマンをやっているたしづんが、日常の出来事についてあれこれと考察をしていきます。
第267回の放送ということで、 今回のテーマが、スマホにメモを取るのはあり?という問題提起ですね。
皆様、メモを取りますよね? 仕事でメモを取る機会が多くあると思います。
えーっとね、 そうするとですね、メモは紙に書くに決まってるだろうと、そういう声が聞こえてきそうな気がします。
最近の若い人って、スマホにメモを取りたいんじゃないかなって思うんですよ。
ミドサー?30代半ばの私ですら、そっち派です。 プライベートだと、メモは確実にスマホですよね。
結構買い物のリストとか作って、メモをスマホにしてるし、 やることリストみたいなのも、アラームまで設定して、スマホに全部覚えてもらってます。
ただ、会社での仕事になると、 メモは紙に書けという、
そういう意見が多数派だと思うんですよ。 じゃあ、紙に書け派が多いのはなぜでしょう。
私が思うのは、 メモを取るイコール、紙に書くっていうのが当たり前になっている。
ただそれだけのことだと思うんですよね。 つまり、メモを取る側の人とそれ以外の人たちの間でですね、
メモは紙に書くものだという合意が取れている。 こういう状態だと思うんですよね。
つまり、 メモを取らない人、別の人にとって、
メモを紙に書くっていう行為はね、もう予想ができている状態なんですよね。 手帳とかを取り出したら、今の話メモを取るんだなって瞬間わかるじゃないですか。
だからね、相手にとっては何の驚きもないんですよ。 ところが、
スマホにメモを取る作業ってどうですか? 仕事の会話中ですよ。
会話中にスマホを取り出す。特にお客様先とかでいきなり スマホポッケから出したら、なんだこいつって思いますよね。
それはおそらく相手側にとっては常識の範囲外である っていうことなんですよね。
ですから、会話中にスマホを取り出して操作をするということ自体が 常識の範囲から外れているっていうことがまだまだ多いんじゃないかなって思うんですよね。
非常識だってことですよね。
同意を得る重要性
やっぱり、
特に仕事でコミュニケーションっていうのは 自分がどういうふうにしたかではなくて、
相手にどう伝わったか、これが重要ですよね。
ですから、相手にとって
非常識だっていうふうに、 そういう行動をとってしまっては自分が非常識の人だということになってしまいます。
これ本当に良くないですよね。 だから、
やっぱりね、相手の常識に合わせた上での行動を取らなきゃいけないということで、
じゃあ、スマホにメモを取りたい場合、ありますよね。 どうすればいいと思いますか皆様。
ちょっとお考えになっていただきたいんですけど、スマホにメモを取るためには自分はどうすればいいか。
これめっちゃ簡単で、答えはもうとってもシンプルなんですよね。
よろしいですかね。答えを言ってしまいますけれども、 自分以外の人に、その相手の人にあらかじめ同意をとっておくってことですね。
もうこれだけです。 要は、ちょっとメモを取りたいんですけど、紙がないので代わりにスマホに取ってもいいですかと。
これで ok です。 紙があったとしても、スマホにメモを取らせてくれよって思うじゃないですか。
でも、ちょっとメモ帳を忘れたみたいな言い訳を1個作っておくといいんですよね。
で、相手の方に許可を求めるってことですよね。
本来なら紙の方がいいんでしょうけど、スマホで一旦メモを取ってもいいですかと。
そういうふうにして相手側からイエスを出してもらう。 そうすると、
相手と自分との間でメモをスマホに取るっていう行動に対してのね、同意が取れるということになります。
そこまでやった上で、メモを取りましょうということです。 これね、要はコミュニケーションの問題であって、行動の良し悪しの話ではないんじゃないかなっていうのが
私の結論です。 ですから、
最近の若い子は非常識だとかってどうしても言われてしまうと思います。 でもそれはもう相手と自分の中で常識っていう言葉のね、表す意味が異なっているので仕方がないことです。
であれば、その常識っていうのがね、最初に話したように、 元から相手と自分の間で同意が取れているものごと、これを常識っていうふうに言うと思うんですよ。
ですから、常識外の行動に関しては、一個一個丁寧に双方の同意を取っていくっていうのが大事です。
指導と共通認識
ですから、これっていろんなところでこの問題って起きていると思うんですよ。
まあ、行動の良し悪しの問題のように見えて、実はね、コミュニケーションによって解決できる問題だったと、実はそういうことが世の中結構あるように思います。
まあ、そういう後輩の立場とか自分が下の立場で、 最近の若い者の常識が云々って言われる場合は、とにかくこういうふうにしてもよろしいでしょうかと許可を求めるってことですよね。
逆に自分が強い立場の場合だと、そのハラスメントが問題になってきます。
でも、ハラスメントもある程度は相手と自分の間で同意を取った上での行動、これで解決するチャンスが出てきますよね。
ですから、最近の子は打たれ弱いとかね、怒られ慣れてないっていう意見も聞くことがあります。
実際私もそう思われていると思いますし、今の20代前半とかの社員さんには同じように思うんだろうなって、そう感じています。
ですから、会社の仕事でそういうどうしても厳しく注意をしないといけない、そんな場合があります。
なぜ厳しく注意するのかと、それをしっかり相手と自分の中の共通認識として、
そこを話を詰めて同意を取っておく、こういうことをまず最初にやるべきだと思うんですよ。
ですから私はやっぱり中途採用の社員さんの教育をする場面が何度かあったんですよ。
で、初日でだいたいこんな感じの人なんだろうなって推測ができるじゃないですか、ある程度。
結構ね、ダメそうな人っていうと語弊があるんですけど、ちょっと厳しいかもなーって思わせるようなタイプのね、そういう人が入社してくることが多いです。
やっぱりイケてる人は基本的には転職せずに、一つの会社でどんどん活躍してエースになって役割も上がって給料も上がってっていう、
そういう道を歩きますから、途中で仕事を変えるっていうのは基本的には別の会社を離脱した人、ドロップアウトした人っていう可能性の方が高いです。
あるいはよほど環境が良くないところの会社とか業界に偶然入ってしまったとか。
そういうことで、この人大丈夫そうだなって瞬間思える人はあまり入ってこないんですよね。数人いますけど。
ですから、ごめんなさい話が長くなってます。何が言いたいかというと、
そういうちょっと手こずりそうな部下の方に対しては厳しめに指導をして、ちょっと指導のペースを標準よりも上げてあげないと、
標準的なレベルの人に追いついていかない。つまりその人の社内での評価とか給料がいつまでも上がらないっていう可能性が高いんですよ。
なおかつ、それでお客様に対してもなかなか貢献ができないということですから、誰も幸せになりません。
チームメイトが仕事がうまくいかなかったら、我々先輩の立場の人がそれを補ってあげないといけないわけですから、我々の負担もいつまでも軽くならないということですよね。
このような話を最初にするんですよ、その指導する相手に対して。
スマホと教育の重要性
あなたは例えば30歳の30歳期婚者の男性社員がこの会社に中途で入ってきました。
最初の数日間指導をする中で物覚えが悪かったり、仕事に対する考え方が甘く、例えば1週間の指導の中で思ったほど伸びなかったと。
その基礎の基礎という部分の習得のペースが遅い、こういう場面の場合ですね。
まず最初に前提条件をお伝えします。
どういう話をするかですけど、例えばあなたは30歳でもう結婚もしている。
しっかり会社で給料をもらって家庭を支えないといけない立場だよねって聞くんですよ。
そしたら大体の人がはいそうですって答えるんですよ。
となればやっぱり会社での評価を上げていかないといけないから、それが他の若い子だったらのんびりやってもいいし、
そういう独身の子だったら自分だけの問題だけど、あなたの場合はもう結構年齢がいってしまっているので、
何も知らない人があなたのことを見ると中堅だと、そういうふうに見出してしまいます。
だから、相手から求められるレベルも若い子と比べると高いレベルを求められる。
その上で結果が出なければ家族にも迷惑がかかります。
そういうことがあって、そんな中で苦戦、この仕事に苦戦してしまうと、こっちも気の毒に思うし、誰も幸せにならないから、ちょっとペースを上げて成長していった方がいいと思うんだよねって。
こういう言い方をすると、半分から6割ぐらいの人は、まあそうですね、僕もそう思いますみたいな、そんな言い方をしてきます。
この説明をした時点でピンときてない人はもう諦めます。
この人はエースになってもらうのは難しいから、どうにかやめない程度に下っ端としてしっかり働いてもらおうと。
そこで方針を変えるんですよね。厳しいんですけど、会社でチームで戦っていく上ではやっぱりそういうふうに見極めをするのが必要になってきます。
で、その方針を理解してもらった場合に、ちょっとのんびりやってると他の人ともどんどん差が開いていくし、会社での評価が低いままで辛くなりそうだから、
ちょっとペース早めに指導するけど大丈夫って聞くんですよね。 その時にちょっと釘を刺すんですよね。
そのペース早めが嫌でゆっくり育ててほしいっていう意見なんであれば、この人ちょっとエースとしては難しいなというふうに僕も判断して、
エースではない下っ端っていう感じの扱い方になってしまうんだけど、どうするって相手に選ばせます。
で、 活躍したいって言ってくる人が多いんで、
その上で、
じゃあちょっと頑張るのでしっかり指導してください、みたいな言い方をする人が多いんですよね。大概の場合は。
そうなって初めてビシバシしごくわけです。 多指寸の罠にハマってしまってですね、しごかれるんです。でも、
それでやっぱり半年ぐらいしごかれると、だんだんまともな人材になってくれるんですよね。
どっかで気づくんですよ。 ですから、
まあでもそれを何も話をせずにいきなり入社して2週間目でガーンと厳しめに指導するっていうのを始めてしまったらですね、
この会社ダメだな、ちょっとパワハラっぽい雰囲気だな、みたいに思ってしまいます。
ですから双方の同意を取った上でやり方を決めるっていうのがとっても大事なんですよね。
話をちょっと膨らませすぎてしまいましたが、 スマホにメモを取るっていうことに対して最近の若い子は非常識だなって思われるというのは、
双方の同意が取れていない状態です。
いろいろな具体例があると思います。皆様、 今回の放送をお聴きになって、
何らかの方針を決めるというきっかけの一つとして、まずは同意を取っておくっていうのをいろいろな場面で活用してみていただけると嬉しいです。
コミュニケーションの役割
部下だったり後輩あるいは先輩や上司、いろんな人との難しいやり取りみたいなそういうエピソードがあったら是非コメント欄に書いていただけると嬉しいです。
私の学びにもつながりますので、是非是非よろしくお願いします。
はい、ちょっと教育論の話に力が入りすぎてしまいました。ごめんなさい。ちょっと長くなってしまいました。
ということで日々考察日々考ラジオ第267回の放送
スマホにメモを取るのはあり?ということでお話をしていきました。 ここまで聞いてくれてありがとうございました。