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辛い時、悲しい時、自分って変かなーって思った時、
そばに短歌があれば大丈夫。 こんばんは、短歌の世界の歩き方です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌の世界の楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜夜8時に配信しています。 今回は、モグラ生活の時に読む短歌をご紹介します。
短歌がもっと好きになる15分です。
卵を産む、ウミガメの背に飛び乗って、手榴弾のピン抜けば朝焼け。
短歌の世界の歩き方、モグラ生活の時に読む短歌、というテーマでお届けします。
ご紹介する短歌は、小村ひろしさんの、卵を産む、ウミガメの背に飛び乗って、手榴弾のピン抜けば朝焼け、という短歌です。
この短歌の世界の歩き方で、一番最初にご紹介したのがこの短歌です。
そして、私が短歌を好きになったきっかけ、また自分で短歌を作るようになったきっかけが、この小村ひろしさんの短歌なんですね。
この短歌を読んだ時に、手榴弾のピン抜けば朝焼け、という霜の雲の朝焼けの眩しさ、それに涙をした記憶があります。
もうね、この短歌すごいですよね、本当に。
小村ひろしさんといえば現代歌人で本当に有名な方ですけれども、
その中でも私が、その中でもって言っても、私そんなにたくさん短歌を読んでるわけじゃないですけど、本当に好きな短歌です。
卵を産むウミガメの背に飛び乗って、手榴弾のピン抜けば朝焼け、
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ウミガメのね、こういる浜辺ってすごく想像ができますよね。
湿った砂浜があって、そこに卵を産んでるウミガメ。
夜明け前なのかなっていう想像もできますよね。
卵を産むウミガメっていう単語から、すごくそのビーチ、浜辺の想像が膨らむ。
なんかこの言葉のチョイスもすごいですよね。
短歌って31文字しか使えないので、一つ一つの言葉、どういう言葉を選ぶかっていうのがすごく難しいところでもあり、面白さでもあるんですね。
その中で卵を産むウミガメっていう、それだけで砂浜の感じ、夜明け前かなっていう感じまで想像できちゃうっていうのは、言葉のチョイスがすごいなと思います。
さらにここからはファンタジーの世界になるんですけど、
そのウミガメの背に飛び乗って手榴弾のピンを抜く。
抜けば朝焼け。
その朝焼けって本当にその眩しい感じが、その手榴弾を投げた時の爆発の閃光のように目に刺さる。
そしてなんか暴力的なまでの眩しさっていうんですかね。
この朝焼けを見たこの主人公、この短歌の主人公が、一体どういう風にその朝焼けを感じているのか。
ああ眩しいっていうその感じがすごく伝わってくると思います。
今回のテーマが、モグラ生活の時に読む短歌っていうことなんですけれども、
まさに今、そろそろ皆さん外に出ていらっしゃるかと思うんですけれども、
お仕事がね、在宅勤務まだ続けてるっていう方もいたりとか、
あとはもともと家に引きこもるのが好きだとか、
そういった理由であんまり外に出ないで、
お家の中でモグラのように生活してる方もいるかなと思います。
私もまさにその中の一人でですね、
未だにお家で仕事をしているので、
お仕事が忙しい時は一歩も玄関の外に出ない日が何日か続くっていうことがあるんですね。
で、もちろん窓から太陽の光はいつも見えてるんですけど、
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そんなにね、うちが北向きっていうこともあって、
そんなに太陽眩しいっていう感じは家の中にいるとほとんどないんですよね。
特に眩しいの苦手とかね、完全に引きこもってるのが好きみたいな方は、
遮光カーテンなんか閉めて生活してると、
余計そのお日様の眩しさを見ることってないと思うんですけど、
たまにこう、モグラがね、土から顔を出すように、
ひょこっとこう外を見た時に、
わー太陽の光が眩しいって、こう目に痛いくらいの、
本当にこう、敏感されたような衝撃を感じることがあって、
なんかその衝撃と、今回ご紹介する本村ひろしさんのなんか、
の衝撃っていうのがとっても似てるなと思いました。
卵を産むウミガメの背に飛び乗って、
手榴弾のピン抜けば朝焼け。
この圧倒的な自然光の強さっていう、
それがもう爆弾的な強さだよっていうところに、
こうなんだろうな、自然の光って恵みでもあるんだけど、
暴力でもあるなって思わされるなんかだなって思います。
それがその活動的で外にいるのが好きな人にとっては恵みかもしれないけど、
モグラ生活の人にとってはかなりこう暴力的な光っていう風に感じるんですよね。
だからなんかそのモグラ生活をしてる時に是非読んでもらいたいなんかだなと思いました。
なんかあの、中国の小説の三体って、
もうちょっと前から流行ってますけど、読まれた方いらっしゃいますかね。
この三体の世界って太陽が3つ出る世界なんですけど、
3つ出るとどうなるかっていうと、
だいたい想像つきますよね。
大変なことになるわけですよ。
で、なんかそれをねちょっと思い出しました。
太陽が暴力的ってそういうことだよなって思ったので、
もしあのまだ読んでない方がいたら是非読んでみてください。
3巻買って、私まだ1冊目しか読んでないんですけど、
それぞれ分厚いんですけど、すごくね面白いんで結構読んじゃうと思います。
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是非あのまだ読んでない方、気になった方は読んでみてください。
というわけでモグラ生活の時に読む短編をご紹介しました。
短歌の世界の歩き方
今週の短歌のお供はGoogleマップのタイムラインです。
Googleマップのタイムライン使っていらっしゃいますか?
あのGoogleマップでね、こう履歴が見れるんですよ。
自分がどこに行ったかっていう履歴がマップ上で見れて、
日ごとだったり月ごとだったり年度ごとでも見れるんですね。
いつからこのサービスやってるんだっけな、2020年からかな。
なのでコロナになってから記録をとっているんですけど、
まあ動いてないんですよ。
でもすごい面白いぐらいで、
例えば最近とかだとですね、本当に家から出ないんで、
月ごとに見るとですね、点がほぼ一箇所しか打たれてないんですよね。
行ったところが点で表示されて、
ルートとかも日ごとに見ると、
移動したルートとかも青い線で見れたりするんですけど、
まあ本当に私の2021年の10月のタイムラインをですね、
今目の前に表示してるんですけど、
点1個どこにも動いてないっていう状態です。
さらに日ごとに見てもですね、本当にほぼ動いてないですね。
ずーっと自宅が表示されててですね、
たまにちょろっとスーパーに行ってるみたいなですね。
そんな感じで表示されてても本当にひどいです。
っていうぐらい動いてないんですよね。
で、なんかそれがね、あのー、
モグラ生活の時っていうテーマで今日ね、お届けしてるんですけど、
モグラ生活の人にですね、
Googleマップのタイムラインぜひやってみてほしいです。
自分がいかにずっと同じ場所にいるかとかですね、
それを見るの結構楽しいので、
あー、今日も動いてないなみたいな感じで見てみるのも楽しいんじゃないかなと思います。
あとはこうよく行くところとかね、
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例えばなんか毎週どこか習い事行ってますっていう人だと、
こう普段は全然家から動いてないんですけど、
なんかその習い事の日だけピコって青い線が出て、また動かないみたいな。
なんかそういった自分の行動パターンがね、地図上で見れるのって面白いですよ。
なのであのー、ぜひモグラ生活の人にもやってみてほしいと思います。
あの多分これってね、アクティブな人がやると面白いみたいな感じだと思うんですけど、
多分アクティブな人だとあっちこっち点が散らばっちゃって、
逆にね、なんかもうよくわかんないみたいなことになるんじゃないかなって思うんですよね。
まあそれか、今月もたくさんいろんなとこ行ったなって思うのか、
なんかそんな感じだと思うんですけど、点が動かないのを見るのもね、
これはこれで結構面白いんですよ。
なのであのー、モグラさんね、モグラさんにもぜひGoogleマップのタイムラインおすすめです。
やってみてください。
はい、いかがでしたでしょうか。
今回は本村ひろしさんの卵を産むウミガメの線に飛び乗って、
シュルーダンのピン抜けば朝焼けをご紹介しました。
単価な世界の歩き方は毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。