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辛い時、悲しい時、自分って変かなって思った時、そばに短歌があれば大丈夫。
こんばんは、短歌のセカイの歩き方です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
今回は、延長した時に読みたい短歌をご紹介します。
短歌がもっと好きになる15分です。
この岸も、かの岸も共に白くなり、
もがみの川は、おのずからなる。
この岸も、かの岸も共に白くなり、
もがみの川は、おのずからなる。
短歌のセカイの歩き方
今回ご紹介する短歌は、延長した時に読む短歌。
ということで、斉藤茂樹さんのこの岸も、かの岸も共に白くなり、
もがみの川は、おのずからなる。
という短歌をご紹介します。
延長した時に読む短歌。
ツイッターとかフェイスブックとか、
そういったSNSで、そんなつもりはなかったんだけど、
っていう感じで、延長しちゃったりとか、
なんか世間と離れてゆっくりしたいな、
世間の波に疲れちゃったな、
って思うことはありませんか?
今回は、そんな時に読んでほしい短歌をご紹介します。
斉藤茂樹さんのこの岸も、かの岸も共に白くなり、
もがみの川は、おのずからなる。
という短歌です。
斉藤茂樹さんは、この川じゃない、この歌を読んだ時にね、
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どういう場面でこの歌を読んだかというと、
もともと山形県の出身で、東京に住んでたんですね。
で、東京の家が空襲で全焼してしまって、
で、さらにそんな中ですね、
その当時、抗戦的な歌を読んで、
世間から非難されてしまうんですね。
今でいう炎上みたいな感じですよね。
あいつ何やらちょっとけしからん歌を歌ってるっていうことで、
世間から非難されてしまいます。
そういった失意の中で、地元でもある山形県の
もがみ川のあたりに引っ越すんですね。
で、そこでもがみ川を見て、
その川の流れとかに癒されてですね、
そのうち元気になって、また作家活動とか、
そういった創作意欲が戻ったという経緯がありました。
そんな時に歌ったのが、今回ご紹介する
この岸も、かの岸も、ともに白くなり、
もがみの川は、この図からなる、という短歌です。
山形県のもがみ川は、国内で一番長い川として有名ですよね。
もがみ川のことを歌った俳句とか短歌はたくさんあります。
俳句で一番有名なのといえば、
松尾芭蕉のサミダレを集めて林もがみ川ではないでしょうか。
きっと皆さん一度は国語の授業で聞いたことがありますよね。
そんないろんな歌人が歌に読み込むほど有名なもがみ川なんですけど、
斉藤儂さんもそうやって世間で炎上してしまったり、
あとは文字通り実際に自分が住んでいた家が恐襲で燃えてしまって、
そんなすごく悲しい失意の中で、地元もがみ川に癒されて元気になっていったというストーリーは、
今、例えば測らずも炎上しちゃったみたいな時だったり、
世間に疲れちゃったなーっていう時にすごく勇気づけられる歌だと思います。
この岸も彼の岸も共に白くなり。
っていうのは、私もがみ川は実際にリアルで見たことはまだないんですけど、
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写真を見てるとすごい深い山合い、
対岸が山に囲まれた状態で川が、川幅も結構ありますよね。
そういう雄大な川が流れていて、川の対岸同士、こっちの岸もあっちの岸も共に白くなり、
山形なので雪が深く積もる地域だと思いますので、
冬の様子を歌った歌なのかなと想像しているんですけれども、
こっちの岸もあっちの岸も共に雪が積もって白くなり、
そして下野区では、もがみの川は小野津からなる。
小野津からっていうのは、自然にとか、なり雪で、みたいな感じですね。
そうやって対岸にそれぞれ深く雪が積もって、
その雪どけがね、もがみ川に流れていって、
そういう雪どけ自ら、小野津から自然にもがみ川ができているっていう、
その雄大なもがみ川とその周辺の山々の風景を読んだ歌なんだろうなと思っています。
私は現代単歌は割とこうなんじゃないかなっていう、
その歌の状況の想像ができるんですけど、
なんかね、ちょっとやっぱりこの時代ぐらい昔になると、
言葉が馴染みが薄いので、少しやっぱり想像力が鈍ってきちゃいます。
なので、ちょっとポッドキャストの配信の前に、
そういった昔の言葉に詳しい方とかの考察も参考にしたいなと思ったんですけど、
なかなかなくてですね、
なんかこの解釈で合ってるのかしらっていう不安はあるんですけど、
私はそういうふうにこの歌を読み取りました。
もし何か詳しい方がいたら、ぜひコメントDMで教えて欲しいなと思います。
そんな感じでですね、雄大なもがみ川の自然を読んだ単歌なんですけれども、
なんかね、その時の斉藤木地さんの気持ちを想像すると、
なかなか胸にグッとくるものがありますよね。
やっぱり世間から非難されるってすごく辛いじゃないですか。
で、それがね、そんなつもりなかったんだっていう時、余計辛いですよね。
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なんか元々本当にこう抗戦的で、なんかみんなに喧嘩吹っかけてやろうと思ってる人が、
何か世間から言われるってそこまで気にしないと思うんですけど、
そんなつもりなかったのに、なんかそういう抗戦的に受け取られちゃって炎上しちゃったみたいな状況は、
一回炎上してしまうと、その後いくらそういうつもりじゃないんですって言っても、なかなか聞いてもらえないんですよね。
それって本当にね、孤独な戦いだと思うんですよ。
そんな時にね、田舎に引っ込んで、あのもがみ川がね、雪が積もってこの雪が溶けて、
こんなに素晴らしいもがみ川になっていくんだなーって、こう斉藤木さん一人でもがみ川を見つめてたと思うんですよね。
なんかその時の気持ちってどんなだったのかなーって思うと、結構グッと胸に苦しい。
まさに今その斉藤木さんと同じように、なんかいろんな世間からの意見で傷ついてる人。
っていうのは、きっとこの歌のなんかそのなんだろう、心が慰められていくような感じっていうのがわかるんじゃないかなーって思います。
田舎の世界の歩き方
それではここからは私北爪伊達がお勧めする、今週の田舎のお供のコーナーです。
田舎のお供にぴったりの物事をご紹介しております。
今週の田舎のお供は、ハンモックフルネスです。
ハンモックフルネスっていうのは、ハンモックとマインドフルネスを掛け合わせたもので、山の中にハンモックを張って自然の中で過ごすっていうとてもマインドフルなイベントです。
今週ね、斉藤もけちさんのこの岸もかの岸もともに白くなり、もがみの川はおのずからなるっていうね、ちょっと疲れたときは自然の中で一休みしたいよねっていう短歌をご紹介したので、
今すぐ自然の中に逃げ込みたい、自然に癒されたいっていう人に向けておすすめの自然イベントをご紹介します。
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ハンモックフルネスのイベントは概要欄にリンクを貼っているので、気になった方は見に行ってみてください。
今回は川のね、もがみ川の歌なので、自然といって海とか川とか山とかね、いろいろあると思うんですけど、川もご紹介したかったんですけど、ちょっと季節が涼しくなってきてあんまり川遊びはもう寒いかなという感じがしてきているので、山遊びをご紹介します。
私ハンモックフルネスは去年ぐらいから何度かぼちぼち行ってるんですね。
アウトドア今流行ってるじゃないですか、一人キャンプとかね、そういうのも流行ってるし、あとベランダキャンプみたいのも流行ってますよね。
そういうのもキャンプ場行ったりとかベランダでっていうのも楽しいんですけど、やっぱりリアルな自然の中に行くっていうのは、すごく整えられたキャンプ場に行くのとはまた違った良さがあるんですよね。
で、私何がいいかって、やっぱり自然の中ってちょっと危険なんですよ。
例えばそのハンモック張ってる近くがちょっと傾斜がある坂道だったりしたら、ハンモックから転げちゃったらそのまま坂にゴロゴロって転がってっちゃうかもしれないし、雨が降ってきたら寒いし、
あとは何?動物とかもね、私行くところはクマは出ないと思うんですけど、なんか場所によってはね、クマとかそういった獣が出てくる可能性もありますよね。
そういうのももし出てきたら、人間ってなかなか立ち打ちできないし、っていうその自然の中に行くと命の危険があるっていうのが、私はいいなーって思ってます。
でね、自然の中で感じる命の危険ってもうね、立ち打ちできないんですよ。
例えばあの川遊びもね、私この夏に一回、全然なんだろう、他に全然誰も人がいないとこ、私たちのグループしかいないようなところにね、行ってきたんですけど、川も怖いんですよ。
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水難事故って毎年悲しいことに起こりますよね。本当にね、ちゃんとお子さんなんか特にね、ライフジャケットとか着てないと本当に危ないです。
サンダルとかもね、遊びによってはやめたほうがいいのかなーっていう気がしますね。滑ったりしてね、溺れたりしますからね。
私も沢遊び行って、流されたりしたんですけど、安全な範囲でね、そういうことがあったんですけど、やっぱりね、なんかちょっとやばい、死んじゃうって一瞬でもよぎるんですよね、そういう命の危険が。
で、そうなった時に何にもできないんですよ。その流れに身を任せるしかないというか。落ち着いて冷静に対処できれば対処するんですけど、やっぱね、一瞬ちょっとパニックになったりするんですよね。
なかなかその自然相手に対処するっていうのは、これはかなり熟練が必要で、自然って怖いなーって毎回行くたびに思うんですよ。
でもなんかそれが良くって、例えば今回のテーマでいう炎上した時とかもそうなんですけど、なんかその命の危険に比べたら、なんか大したことないっていうか、なんか自分の悩みがちっぽけに感じるんですよね。
それがやっぱり自然の凄さだなーって思います。
なかなかそういう意味でも、やっぱ自然に行くのって大事だよなーって思いますね。
というわけで今回はですね、ハンモックフルネスをタンカのお供としてご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
今回は斉藤もきちさんのこの岸も、かの岸もともに白くなり、もがみの川はおのずからなるをご紹介しました。
タンカの世界の歩き方は毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。