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このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
1週間の終わりの息抜きに聴いてください。
当事者による、糖病の不安に寄り添う短歌をご紹介いたします。
セミの声、眩しく耳をつんざいて、歪んだ脳に生きろと響く。
セミの声、眩しく耳をつんざいて、歪んだ脳に生きろと響く。
26人のガンサバイバー、あのかぜプロジェクトの短歌で、セミの声、眩しく耳をつんざいて、歪んだ脳に生きろと響くという短歌をご紹介いたします。
この短歌は、ちょっと特別な短歌なんです。
歌人のお名前をですね、プロジェクト名でご紹介したんですけれども、
この短歌が載っている本は、26人のガンの糖病生活を経験された方が読んだ短歌が収録されている歌集に収録されている短歌になります。
一人一人、多分本の中にはお名前があるんだと思うんですけれども、
私いつもですね、本を買わないと読めない短歌ではなくて、ネットでどなたでも見れる短歌をご紹介しているので、
Amazonの紹介ページでは、この短歌を読んだ方のお名前までは掲載されていなかったんですね。
なので、今回はプロジェクト名で歌人をご紹介させていただきます。
このガンサバイバー26人の方が読んだ短歌が収録されている歌集のタイトルは、
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黒い雲と白い雲との境目にグレーではない光が見えるという歌集です。
歌人の岡野大治さんが監修されていまして、実際にガンを経験された方に岡野さんが短歌の作り方をレクチャーして、
それで糖尿生活中に感じた気持ちなどを歌にした短歌が収録されているそうです。
生きろっていう風に聞こえてるっていう、今回ご紹介する歌は、糖尿生活を続けた方ならではいました。
私はガンになったことがないので、ありふれた情報でしか知らないような、
本当に想像でしかないんだけど、きっと薬の副作用とかすごく大変だっていう話は聞くので、
そういった治療のすごく苦しくてしんどい状況の中で読んだ短歌なのかなって思いました。
自分の今まで経験してきた病気なんてもしかしたらへでもないくらい辛いかもしれなくて、
想像することしかできないんですけど、すごくしんどいときって、
蝉の声なんてなんだろうな、本当に辛く響くんだろうなって思うんです。
普通の風邪とかお腹痛いとかそういうときだって、ちょっとでもしんどいときって、
周りの元気なときならなんでもないようなことが耳障りに聞こえることっていうのはあるので、
少しだけ、ほんのちょっとだけかもしれないけど、そういう気持ちはわかります。
それがすごく苦しくて辛くて、しかもやっぱり今は治る病気になってきたけれども、
やっぱりショッピングじゃないですか、その言葉自体が今まですごくすり込まれてきたショックっていうのは大きいし、
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やっぱり治るようになってきたとはいえ、中には助けられない人もいるわけなんで、
そういう不安とか治療の辛さ、病気の痛み、それからがんっていう病名のショックの大きさとか、
生死の不安、自分の命がどうなるかっていう大きな不安、
そういうのが全部の感じがこの歪んだ脳にっていう言葉に込められているような気がしています。
そういう中に耳障りな蝉の声が眩しく耳をつんざいてきて、きっとすごく辛いと思うんだけど、
その声がどこかで生きろって言ってるように聞こえるっていうのは失礼かもしれないけど、
すごく命への執着心というか、いい意味でね、
人の強さ、この短歌を読んだ人の強さを感じる歌だね。
この本を出版したきっかけ、このプロジェクトが立ち上がったきっかけっていうのが、
糖尿の不安とかに寄り添う短歌集を出版したいっていう思いから生まれたそうなんですね。
ファウンディングで病院とか糖尿生活に取り組む団体とかに不良で配布をされたそうなんですけれども、
ページにも書いてあったんだけど、糖尿中ってすごく不安があって、糖尿中に寄り添える本ってなかなかないんですって。
例えば体験談とかね、ブログとかそういうのはあるけど、
そういうのを読むとネガティブな体験談にどうしても目が行っちゃって、
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結果もっと気持ちが落ち込んじゃったりとかするみたいなんですね。
早く回復して元気になりたいから、
がん治療の本とかそういうのを読んで、ちょっとでも早く治るようにとかって勉強しようとする方もいるそうなんですけど、
そういうのって糖尿中に読むのはすごくしんどいっていうことも書いてました。
専門用語が多いし、体がすごくしんどい中で、
自分の知らない医療の分野の難しい話を読むのってすごくパワーのいることですよね。
それで疲れちゃったりとかね、そういうことがあって、
単価なら寄り添えるんじゃないかっていうことで、このプロジェクトが生まれたそうなんです。
単価は言葉は31文字しかないし、疲れてても読めるし、
その言葉からどんな世界を想像するかっていうのは、読者の方に委ねられるところも大きいので、
なり得るし、希望にもなり得るし、癒しにもなり得るんですね。
それって単価のすごく魅力的な使い方だなって思う中の方に向けた単価の加習を監修した他の大臣さんは、
口ずさめるお守りって言ってます。
単価ってね、本当に口ずさんじゃうんですよ、好きな単価は。
31文字で言葉の調子がね、5・7・5・7・7ってリズムがすごくいいですよね。
だからね、歌の歌詞を気づいたら自然に覚えちゃってるみたいな感じで、好きな単価ってね、結構覚えられちゃうんですよね。
それがね、ふとした時に頭にポンって浮かんできて、ふと口ずさんじゃうっていうのは私もよくあります。
だから口ずさめるお守りってすごくいいなって思いました。
単価を形容する新しい言葉ですよね。すごくいい言葉だなって思いました。
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なんか身限らずですけど、糖病して苦しい思いしてる方にすごくお守りになる歌手なんじゃないかなと思います。
蝉の声、眩しく耳をつんざいて、歪んだ脳に生き色と響く。
糖病の壮絶な気持ち、糖病中で今まさに苦しんでる人は同じ気持ちになった人がいるんだって共感して救われるかもしれないし、
この生き色と響くっていう言葉に自分も頑張ってまた元気になれるように。
今日はですね、何よりそう単価をご紹介しました。
で、私今回糖病をご紹介したのはたまたまですね、あるテレビ番組を見たからなんです。
家ついてっていいですかっていうテレビ東京のドキュメンタリー番組があるんですけど、
そこで2019年に亡くなった学習生をですね、放送していて、
それをたまたま気なしに見ていたらですね、その方もがんにかかってしまう瞬間まで密着してたんですね。
で、ここはすごく若々しくてパワフルなんですけど、そんなあそこまで衰弱するんだっていうショックがすごかったですね。
で、今日ね、見てたんですけど、それを。
もうね、リシューブ活動したりしようかなって思ってたんですけど、しようって思って。
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言葉じゃ言えないしか言えない。なんかすごい人だなっていう。
人自身がすごく頑張って強いすごい人だなっていう気持ちもあるし、
ガンってえげつないなっていうすごいっていう気持ちもあるし。
病中で本当はもう立つのもしんどいのに、バンドのステージを最後にされていて、
なんかステージではね、息も垂れないいい笑顔でまたそういうすごいもあるし、
いろんな気持ちを一言で形容するとすごいしかないですね。
なんかそんな感じですね。
私はなんかちょっと初めてガンっていう病気のすごさを今日とても感じたので、
投票に寄り添うような段階をご紹介しました。
もし、電話を聞いている方で投票している方だったり、
大切な方で投票している方がいたら、この歌集を読んでみてほしいなと思います。
実際に同じ体験をしたい人だからこそ寄り添える歌集になっているんじゃないかなと思います。
いかがでしたでしょうか。
今回は、26人のガンサバイバー、あのかぜプロジェクトの
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セミの声、まぶしく耳をつんざいて、歪んだ脳に息色と響く、をご紹介しました。
なんかの世界の歩き方は、毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それでは、おやすみなさい。