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辛い時、悲しい時、自分って変かなって思った時、
そばに短歌があれば大丈夫。
こんばんは、短歌のセカイの歩き方です。
このポッドキャストは、毎週一つの短歌を取り上げて、短歌のセカイの楽しみ方をお話ししています。
毎週金曜、夜8時に配信しています。
今回は、周りの評価に振り回された時に読む短歌をご紹介します。
短歌が、もっと好きになる15分です。
ひざげりを、くらいの腹で受けている。世界で一番素晴らしい俺。
ひざげりを、くらいの腹で受けている。世界で一番素晴らしい俺。
くらいの腹で受けている。世界で一番素晴らしい俺。
短歌のセカイの歩き方のテーマは、周りの評価に振り回された時に読む短歌。
ということで、工藤芳生さんのひざげりを、くらいの腹で受けている。世界で一番素晴らしい俺、という短歌をご紹介します。
この短歌は、工藤さんの世界で一番素晴らしい俺、という歌集に収録されています。
この歌集のタイトルもいいですよね。今回ご紹介する短歌の中にも読み込まれていますけど、
世界で一番素晴らしい俺。ひざげりを、くらいの腹で受けている。世界で一番素晴らしい俺。
もし、ひざげりをくらいの腹で受けていたら、自分のことをどんなふうに評価するんでしょうね。
評価って、いわゆる世間一般で言われているものをつい思い浮かべちゃうんですよね。
だから、ひざげりをくらいの腹で受けているっていう状況だったら、なんかみじめだなぁとか、
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ヒエラルキーの下にいるなぁみたいな、やるせないみじめな感じ。
なんでこんなに殴られてるんだろうか。あ、蹴られてるのか。ひざげりされてるんだろうかっていうような感じになりがちだと思うんですけど、
それでもこの短歌の世界では、そんな自分を世界で一番素晴らしい俺って言ってますよね。
なんかここがすごくグッときました。
ひざげりをくらいの腹で受けているっていう状況。
これはもう確実に血闘みたいな双方がよし喧嘩しようって思ってやってるわけではなくて、
受けているっていう言葉からして、一方的な暴力を受けてしまっているっていう状況ですよね。
そんな状況の中で、ひざげりをくらっても俺は素晴らしい俺なんだ、
っていう世間一般の概念とかその基準に左右されない心っていうのがすごくいいなと思います。
そういう心を持っていること自体が素晴らしい俺なんだろうなと思います。
素晴らしいっていう基準ってなんだろうって考えてみたんですけど、
その俺基準であれば、みんなねそれぞれに世界で一番素晴らしい俺、私なんだろうなと思います。
素晴らしいっていうのは例えば、世間一般でいうところの例えばですよ。
頭がいいとか、見た目がいいとか、あとはすごく運動ができるとか、
そういった基準の素晴らしいではなくて、
俺が考えた素晴らしいっていう基準の中では、
俺は世界で一番素晴らしい俺なんだ、っていう風に言ってるんだと思うんですね。
で、その俺の基準っていうのはここに書かれてはいないんだけど、
多分その基準の中では、
暗いの腹でひざげりを受けていたって素晴らしい俺なんだ、っていうこと。
他人に左右されない自分の中で自分にとっての素晴らしいっていう基準を見つけたっていうこと自体が素晴らしいことだなって思いました。
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ひざげりを暗いの腹で受けている、世界で一番素晴らしい俺。
この漫画を読んだ時にふと思い浮かんだのが、岡崎京子さんのリバースエッジという漫画です。
有名なので、読んだことある方もいらっしゃると思うし、
映画化もされたので、映画の方で見たことある方もいるかもしれないですね。
あの、河川敷でね、こうなんかいろいろやるわけなんですけど、
あんまり言うとネタバレになっちゃうんですけど、
暴力があったり、人の生き死にがあったりみたいな出来事が起こるんですけど、
なんかその河川敷の秋冬の草木が枯れた感じ?
なんかその中でいろんなことが起こるっていう、暴力的なことも起こるっていうような状況が、
なんかすごくこの単価の世界と似てるなぁと思いました。
暗い野原というふうに単価では言っているので、
河川敷ではないかもしれないんですけど、
あんまりこうなんだろう…
河川敷じゃないところの広い場所、野原みたいなところって都内にいるとあんまり見ないので、
山の方とかだとあるのかもしれないですけど、
私は個人的にはこの膝蹴りを暗い野原で受けているっていうこの野原って、
なんとなく河川敷のような気がしています。
なんかこの素晴らしいの基準を人それぞれだと思うし、
幸せの基準っていうのも、世間一般で言われている幸せの基準っていろいろありますよね。
だけど最近思うのは、幸せの基準も素晴らしい基準も、
どんな価値観にしろ、自分基準以外の基準って役に立たないなって思うんです。
役に立たないというか、
人が作った基準は自分にはマッチしないっていうことがすごく実感として感じてますね。
例えば幸せの基準っていうと、月並みですけど結構いい仕事、
それからたくさんお金を得ることができるとか、そういったことなんですけど、
私は結婚もしたことがあるし、仕事もね、今いる会社はすごく安定してたり、
お給料も大抵すごく恵まれてるなって思うんです、環境的にはね。
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それで結局今年で会社を辞めることにしたんですけど、
なんか辞めるって決めた瞬間に、
何だろう、初めてこう自分の経験を取り戻して、
自分の経験を取り戻して、
自分の経験を取り戻して、
自分の経験を取り戻して、
何だろう、初めてこう自分の心と体が一致してるというか、
自分全体で、私全部でほっとしてるなって感じたんですね。
それは多分自分の基準の幸せっていう方向に舵を切ったからだと思うんです。
自分の基準の幸せってその仕事とかお金とかそういうことではなくて、
こうやってポッドキャストを配信したりとか、
いろんな自分が楽しいと思うコンテンツを作るっていうのが、
本当に自分が幸せだなって思う時間なんだなと改めて思いました。
というわけで、今回は工藤義雄さんの
膝蹴りを暗いの原で受けている
世界で一番素晴らしい俺という短歌をご紹介しました。
今週の短歌のお供は、ロシアの軍隊格闘術、システマです。
システマご存知ですか?
格闘技好きな人とかだったら知ってるかもしれないですね。
ロシアね、旧ソ連軍の特殊部隊だったんですけど、
システマっていうのはロシア語で、
英語のシステム、仕組みのことだそうです。
このシステマっていう格闘術なんですけど、
すごい特徴的なのが、呼吸法なんですよ。
呼吸法っていうのは、
呼吸法っていうのは、
システマブリージングっていう本もあったりするんですけど、
呼吸がすごい特徴的ですね。
蹴られたりした時にですね、呼吸で痛みを逃したりするんですよ。
なので、今回ですね、周りの人たちに
周りの評価に振り回された時に読む単歌というテーマで、
工藤芳生さんの単歌をご紹介しましたけど、
その単歌の世界にハマっているなと思って、
単歌のお供としてご紹介します。
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工藤芳生さんの単歌が、
その単歌の世界にハマっているなと思って、
単歌のお供としてご紹介します。
工藤芳生さんの単歌が、
膝蹴りをくらいの腹で受けている、
世界で一番素晴らしい俺。
膝蹴りをくらいの腹で受けて痛いと思うんですけど、
なんか私思ったのがね、
システマブリージングをしてたら、
痛くないかもしれないって思いました。
で、痛くなかったら、
痛くなかったら、このくらいの腹で膝蹴りを受けてるけど、痛くない俺すごいって思うんじゃないかなーって思ったりしたんですね。
だからもしかしたら、この単価の主人公はシステマをやってるかもしれないですよね。
先ほど本編でですね、いろいろ自分基準の価値観みたいなことをお話ししましたけど、システマやってる説もあるなと思いました。
システマは本もたくさん出てるんですよ。どういう呼吸法をするかとか、
その呼吸法で体にどういう変化があるかとかですね。格闘術って言うと五神術みたいなのとか、あとはロシアの軍隊で言うと首をかっ切るみたいなのを想像するかと思うんですけど、
もちろんそういった本当に軍隊の実践的な術っていう側面もあるんですけど、
結構マインドフルネスだったり瞑想に近いような効果もあるんですね。
いろんなアプローチでシステマの本が出ていて、ストレスパニックを消す最強の呼吸法システマブリージングっていう本だったり、
あとはですね最強のリラックスシステマリラクゼーションっていう本だったりですね。
あとは癒しを超えた攻めのボディーワークシステマボディーワークっていう本だったり。
あとは人生をどう送るかっていうのをシステマの観点から小説仕立てで紹介した人生は楽しいかいっていう本とかですね。
いろいろ出ております。 私この中で読んだのは人生は楽しいかいっていう本だけなんですけど、
この本を今ご紹介した4つの本を書いているのが、システマ東京っていう団体を主催している北川先生の著書です。
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北川先生はzoomで無料でシステマのプッシュアップとかを毎日ライブ配信されたりしているので、
もし興味のある方はシステマ東京で調べてみてください。
本当にすごい方ですね。youtube 見るといろんな動画が上がってますけど、本当に強くて優しいっていう感じの方で、私は大尊敬しています。
実際そのシステマをやって体を動かすのはちょっとなーって思っている方は、最初はとかかりに本を読んでいただくといいかなと思います。
というわけで今週の単感を伴うのは、ロシアの軍隊格闘術システマでした。
いかがでしたでしょうか。
今回は工藤義雄さんの、膝蹴りを暗いの原で受けている世界で一番素晴らしい俺をご紹介しました。
単価の世界の歩き方は毎週金曜夜8時に配信しています。
また来週金曜夜にお会いしましょう。
それではおやすみなさい。