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日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 月曜日は、法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。 おはようございます。
さて、今日はどんなニュース・話題でしょうか? はい、皆さんね、3月、ミモ座がたくさん売っていて、国際女性デーがあったりとかして、少し女性の権利とか地位向上とかに意識を向けてくださっているかなと思うんですけれども、
そんな中、先日、世界から遅れる日本の性教育という、学習指導要領の歯止め規定が維持されるという記事が出ていました。
非常に地味な記事だと思うんですね。何だそれ?と思っている人もたくさんいらっしゃるかなと思うんですけど、
そんな記事が出たのと、私は神奈川新聞に、国際女性デーの日にインタビューを答えたことが、この性教育に関してとか、あるんですけれども、ちょっとそんな話をしたいなと思います。
要は、性教育、学習指導要領の話なんですけれども、
正式には、学習指導要領の制限規定というふうに、覚えておいていただきたいんですけれども、
1998年に、当時の文部省が設けた内容で、例えば小学校5年生の理科では、受精に至る家庭は取り扱わないとか、
中学校1年生の保健体育では、妊娠の経過は取り扱わないものとする。
要は、性のことを教えるに歯止めを設けましょう。というので、生死と乱死が出会って命が生まれる仕組みとか、
妊娠がどのように進むかとか、そういったことを学校では原則として教えてはいけない、というふうに定めています。
今年、学習指導要領の改定時期で、およそ10年に一度の見直しサイクルで、
今年の夏に議論がまとめられて、来年の3月に告示される予定なんですけれども、
次の10年、どういうふうな日本が教育をやっていくかというので、すごく重要な回をやっているわけですね。
ところが、取材のニュースによると、今回の改定でも、この歯止め規定の撤廃というのは議題に上がっていないと。
実にもう28年の間、この歯止め規定というのが使われているので、この約30年の間に学校で性教育を教えてもらった人たちは、
妊娠の過程を知らないんですよ。
まあまあちょっと、そうなんて年配の方とかは思うと思うんですね。保健大学で習ったよね、みたいな。
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若い方は知らないってことです。こういうことを話すと必ず聞こえてくる声として、子どもに性のことを教えるのは早いとか、
寝た子を起こすなとか、家庭で教えればいいというのが主な反論として出てくるんですけれども、
寝た子っていないんですよ。だから薄目開けて起きていると思っておいていただいたらいいんですけど、
昔からそうじゃなかったですが、親とかがコソコソ話してて寝なさいって言われても、ふすまの隙間から聞いてみるみたいな。
多分だから性ってそういうもんだと思うんですけども、特に取り分け現代はスマートフォンとかインターネットがあって、
SNSでも性的なコンテンツっていうか日常的に溢れてますよね。
実際、実はすごく残念なことに、アダルト動画で性を学んでいる子どもも少なくないっていうのが
研究結果でも出てて、本当笑い話みたいな話がいっぱいあります。でもそれって結局何につながるかというと、
犯罪につながりますね。今性的同意がないと性行為をしてはならないっていうのはあるんだけれども、
子どもたちとしてはならないことの情報はあるけれども、何がそれにつながるかってことがわからない。
だから正しい情報が与えられずに、インターネットとかの誤った情報に頼った結果っていうのが犯罪につながるっていうのがあればですね、
教えなければ安全っていうのはとっくに崩れてるんですよね。
じゃあ例えばリスナーさんとかも家庭で教えればって言われてもですね、
いや例えばその30年間の間に教えられてない親御さんもいらっしゃるでしょうし、
親が知らないと子どもも知らないし、何て教えていいかわからないっていう人が大半だと思うんですね。
じゃあその連鎖を断ち切るのが実は公教育の大切なとこなんですね。
だから結局教育の機械格差っていうのは、性教育であっても出てくるので、家庭の環境の格差に直結するんですね。
それでいうと知識のある家庭の子は守られて、知識のない家庭の子は守られないということになるので、それは平等な教育、公教育とは言えないと。
で、文科省はですね、性教育ちっちゃなグループの個別指導はやっていいですよって言うんですよ。
確かに規定では禁止ではなくて、個別指導であればその越えて指導をしてもいいですよって言うんですけど、
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これね、できることとできる環境って別なんですね。
私もこの30年の間にいろんな学校の性教育に呼んでいただいたんですけど、要は先生が教えてはならないと思っている先生も多いんですね、学校で。
で、それぞれの子供に知識の差があるから外部から専門家を呼ぼうというようなことが結構あったんですけども、
例えば子供によって理解の差があるから下ならしてはいけないということで言うとですね、算数とか国語だって一緒ですよ。
だからなんで性教育だけがダメなんですかっていうことの反論にあんまなってないんですね。
で、結局なんか性教育って恥ずかしいこととか危険なことみたいな風に扱われることが多いんですけども、
これねそういうことではなくて子供の権利の問題として捉え直すっていう視点がすごい重要なんですね。
続説ですけど、人間には3大欲求があるって言うじゃないですか。
独欲と性欲と睡眠欲。確かにこれ続説なんですね。ちゃんとしたその欲求化って言われたらまた違うんですけども、
だけど一般的に言われているので言うと、今学校で職については職域やるじゃないですか。
で、睡眠についてはこれだけ安眠グッズとか解眠グッズとか売れて、すごい睡眠の大切さも世の中では訴えられている。
なんで性だけが追い出されているんですかっていうことなんですね。
人としてすごく大事な営みの一つですね。性ってやっぱり性に関することっていうのは。
で、そこで皆さんに国際女性デーもあったんで覚えておいていただきたいというか、知っておいていただきたい言葉として
SRHRという言葉があります。ちょっと聞き慣れないかもしれません。
SRHRっていうのがあるんですけども、これは性と性色に関する健康と権利という概念ですね。
自分の体について知ることとか、例えば誰かに触られるときに嫌だっていうこととか、
望まない妊娠を避けることとか、妊娠をしたい人がどうやったら妊娠できるかっていうことを知ったりとか、
で、性感染症から身を守るとか、これ基本的な権利なんですね。
で、その基本的な権利っていうのがずっとちょっとないがしろにされてきたのが日本の状況ですね。
だから、例えば今同意ってすごい大事ですよって、性的同意って大事ですよっていうふうに言われてますけれども、
性暴力の多くというのは被害者が嫌だと言えない状況。で、嫌って言ったときに、
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嫌よ嫌よも好きのうちみたいなね、謝った感覚。嫌は嫌なんですよ。
だからそこが嫌よ嫌よも好きっていう知人話が勝手に蔓延してるっていう状況ですね。
で、私の体に触れることを許可するのは私自身ですっていう感覚を子供が小さい頃から習ってないんですね。
教えてもらってないし、親も知らないから、そうやって知らないまま生きてるというすごく悲しい状況があります。
だから子供を性暴力とか性の被害から守るためにもですね、
これはどんな立場であっても子供の権利って守られなければならないものだと思います。
で、今この性教育の学習指導要領の改定に反して言うとですね、
性教育の議題化っていうのは優先度が低いというのが政治的な姿勢です。
SNSのリテラシーとかAI教育とか試験者教育とかに比べると後回しにされてしまっているという状況なんですけども、
ここでちょっと皆さんにすごく重要なことなので知っておいていただきたい。
私の体は私のものであるというすごく根本的な話を子供たちにもちゃんと教えないとダメなんじゃないですか、
ということを今日はお話し出したいです。
その辺って世界と比べても日本は遅れてしまっている部分があるわけですよね。
はい、遅れてますね。
ユネスコが国際セクシュアリティ教育ガイダンスっていうのを出してるんですけど、
日本で教えないこと、世界では当たり前に教えています。
日本の企業で言うとサンリオなどは去年SRHR9化っていうのを導入しているところも始めているので、
企業レベルでやっていくっていうのも大事なのかなと今感じましたね。
おっしゃる通りですね。
タリ口さんありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
この時間はタリ口真由美のブラッシュアップでした。
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