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楽天・浅村選手ら不起訴 オンラインカジノでの賭博疑い
2026-03-23 11:59

楽天・浅村選手ら不起訴 オンラインカジノでの賭博疑い

日替わりコメンテーターによる解説で、きょうのニュースを深く理解する『BRUSH UP』毎週月曜日は、法学者・谷口真由美さんです。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

プロ野球選手らがオンラインカジノでの賭博容疑で書類送検された件を受け、アスリートがギャンブル依存症になりやすい背景と、その対策について法学者の谷口真由美さんが解説。アスリート特有のリスクテイク気質や、引退後のセカンドキャリア問題との関連性を指摘し、罰則だけでなく治療や教育、キャリア支援の重要性を訴えています。

アスリートのギャンブル依存リスクとその背景
日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げます。 月曜日のコメンテーターは、法学者の谷口真由美さんです。
先日、プロ野球の楽天イグルスの浅村選手とコーチのお二人が、海外のオンラインカジノで賭博をした疑いで書類送検されたという事件を受けて、3月18日付で仙台地検が起訴猶予として不起訴処分にしたというものですね。
これを受けて、最近多いよねって思ってらっしゃる方がいらっしゃると思います。 ただね、これプロ野球だけの話ではないし、スポーツ界全体で日本でもギャンブルの問題がよく出てきているということで、なんでこんなに続くのかという話を掘り下げて考えてみたいなと思います。
そもそもリスナーさんとかも、なんでアスリートがギャンブルにはまるのかというふうに思っている方もいらっしゃると思うんですけど、意思が弱いとか、お金があるから調子に乗っているとか、そんな単純な話ではないんですね。
ヨーロッパのEUアスリーツという団体があるんですけども、少し古いんですが、2016年に行った調査によると、プロのアスリートは一般の人に比べてギャンブル依存症になるリスクがなんと4倍も高いと。
4倍?
4倍。
衝撃ですね。
衝撃でしょう。
それがなんでかというと、アスリートはリスクを取ってでも結果を出すという気質を持っている人がすごく多いんですね。
確かに。
それが競技では強みになるので、アスリートの特性としては素晴らしいんですけれども、一旦それがギャンブルに向かってしまうと、その気質がそのまま依存に繋がりやすいということなんですね。
あとね、シーズンオフとか怪我で試合に出られへん時期っていうのは、時間がぽっかり空いちゃうんですよね。
だからずっと競技中心の人生を送ってきた人が、急に時間を持て余すということになって、今そのスマホでオンラインカジノ開いたら、24時間いつでも遊べるし、手軽にスリルが得られるし、
ということになると、これの時間があるとリスクを取ってでも結果を出すっていう組み合わせって、混ぜるのは危険なんですよ。
今の日本ってオンラインカジノ、国内からアクセスすること自体は刑法上の賭博罪にあたる可能性があるんですけども、
今回不寄所になった理由の一つは海外のサイトであること。それが法的にグレーゾーンなので、選手の中にも大丈夫だろうという気持ちでアクセスした可能性があったりとか、
これグレーやでっていうので、芸能界とかスポーツ界で広がってるなというので言うと、制度の問題もあるなというところなんですね。
海外のスポーツ界におけるギャンブル規制と対策
世界の方がひどいっちゃひどいんで、どうしてるかっていうので言うと、例えばアメリカですね、メジャーリーグベースボールMLBは、自分が関わる試合にかけたら永久追放というルールがあります。
ピートローズという昔すごく有名だった選手が、今でもツーサンダースは歴代最多ですけれども、自分が監督を務めるチームの試合にかけてたことが発覚して、89年に永久追放になってるんですね。
亡くなった後の2025年にようやくリストから除外されたというような状況です。
あとフットボールですね、NFLも2023年に一度に10人以上の選手が賭博規則違反で処分されています。
実はNFL以外のスポーツへの賭けは許可されてるんですね、選手は。
いいんですかね。
いいんですよ。ただチームの施設内でスマホを使ってかけたら6試合出場停止。
NFLの試合にかけたら最低1年の無期限出場停止というので、
あとNBAですね、バスケットは2024年にジョン・ティ・ポーターという選手が賭博業者に、
今日はコンディション悪いから途中退場するという機密情報を漏らして、就寝追放ですね。
なのでこのイギリスとかも、例えばサッカーは世界で最も厳しい規制で、
世界中のどこで行われるサッカーの試合にもかけてはいけないというルールがあったりとか。
ただイタリアがちょっと面白いというかですね、先進的というかですね。
賭博スキャンダルで発覚したときに処分の中にギャンブル依存症の治療プログラムで参加というのと、
地域の学校とか支援施設で教育活動というのが義務として組み込まれていて、
協力して早期に自分から言ったらケーキが短くなって治療をやると。
単なる罰則じゃなくて、校正と教育がセットになっているというところで、
日本のギャンブル依存症対策とセカンドキャリア問題
ギャンブル依存症って日本ではギャンブルそのものが違法行為だという認識のもとで罰したら終わりなんですよね。
だけど依存症なんで、ある意味病気だから治療しなきゃいけないというところが、
今の日本では抜けているので、ここがすごく重要かなと私は思っています。
実はギャンブルの問題って、選手のセカンドキャリアの問題とも根っこでつながっているなというのがあって、
さっきのバスケットのNBAの選手なんかは、約6割の選手が引退後5年以内に深刻な財政難に陥るという報告があります。
フットボールですね、NFLの選手に至っては約8割が引退後2年以内に経済的困窮化破産の状態になると。
そうなんです。
日本でも実は、NPB、野球が2024年に分かって選手292人に調査をしたところ、
34%が引退後の生活に不安を感じているというので、中身の1位が収入面、2位が進路なんですね。
だから、若くてプロになって、大体30代前半ではほとんどの方が引退するという世界の中で、
人生で一番稼ぐことに、いろんなことを考える時期っていうのが、ものすごく短くて、次のキャリアの準備は何もできていない。
引退した瞬間に、スリルも仲間も収入も全部なくなるという状況があるんですね。
だから、これでぽっかり空いた穴を埋めようとした時に、ギャンブルに向かってしまう人がいているというので言うと、
一種の問題ではなくて、本人の。社会としてのアスリートのセカンドキャリアとか、それからそういうもののサポートができていないということが問題なんですよね。
やっぱり日本でセカンドキャリアを実施している競技団体って、文科省の調査によると約16%しかないんですね。
それもほとんど届いてないという状態なんで、だからもう浅村選手の問題も不寄想で一段落したみたいな感じになってるんですけども、
ここで終わらせるんじゃなくて、選手個人を攻めたりとか吊るし上げるっていうのは簡単だし、でもそれやっちゃダメで、
制度がザルのままで、予防も教育もなくて、引退後の人生設計の支援もないままルール守れっていうのはちょっとやっぱり責任ですよね。
だから選手はロボットでも消耗品でもないので、一人の人間として競技の後の長い人生をどう生きていくかっていうことを社会も真剣に考える。
それが結果的にギャンブル問題とか野兆の問題とか、そういったことも防ぐことにつながるんじゃないかなというふうに思っています。
今日はそんなお話をいたします。
セカンドキャリアへの多様な視点と今後の課題
確かに目の前をやることを突き詰めてっていうその後、時間をかけ方が全く違ってくるわけですしね。
結構私が大学の時はセカンドキャリアについて学ぼうとしている人がわりと多くいて、もしかしたらその見方だったり考え方だったりっていうのも今多様化というか変わってきつつあるのかなというのは在学時には感じましたね。
NPBであり、国であり、いろんな下支えが必要だという側面も本当に大きなものになってきますね、今後ですね。
そうですね、すごく大事だと思います。
ということで谷口真由美のブラッシュアップでした。谷口さんどうもありがとうございました。
お問い合わせご予約はスタービル博多祇園のホームページからどうぞ。
11:59

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