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高校部活で不祥事相次ぐ
2026-04-06 12:58

高校部活で不祥事相次ぐ

日替わりコメンテーターによる解説で、きょうのニュースを深く理解する『BRUSH UP』毎週月曜日は、法学者・谷口真由美さんです。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

高校の部活動で相次ぐ不祥事について、谷口真由美さんが解説。暴力、懲罰的指導、性被害など、青春の輝かしいイメージの裏に隠された構造的な問題点を指摘。閉鎖性や結果至上主義が人権侵害を招き、被害者が声を上げにくい状況を生んでいると警鐘を鳴らし、安全と尊厳を最優先する意識改革を訴えています。

高校部活動における不祥事の現状
この時間は日替わりコメンテーターによる解説で日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 月曜日は法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。
おはようございます。さてさて今日はどういったニュースでしょうか。 今日はですね、なんか先週ニュースでですね、
高校の部活で不祥事が相次いでるなぁというのを見てですね、ちょっとまとめてお話をしたいなと思うんですけども、
なんかね、不祥事という言葉すら軽いなという気がしていて、なんか本当に犯罪であったりとかそういうことなのに、なんとなくこう
綺麗な言葉に、綺麗なというかですね、優しい言葉になっちゃってる気がするぐらい、いろいろ考えさせられることなんですけども、
部活と言うたらですね、青春とか仲間とか努力とか、なんかそういうキラキラした言葉で包まれがちですよね。
でもなんかそのキラキラのラッピング外したら、中から何が出てくるんだみたいなのが今回の話で、この1週間だけ見てもですね、
高校の部活をめぐって暴力の疑いであったりとか、 懲罰まがいの指導であったりとか、
外部高知による長年の性被害まで出てきたというので、これはたまたま先週続いただけですというふうに思ったらダメで、
部活の構造そのものを見なきゃいけない段階にやっぱり来てるんだなと思うんですね。
九州国際大附属高校野球部事件
まずね、後藤知、九州国際大附属の野球部の事件ですけれども、
これいろいろ証言が変わってる、なんかその有書によって変わってるっていうのがあるんですが、
春の選抜の大会前に部員が怪我をして入院した事案、それ自体は事実だと。
本人は他の部員から、他の部員から暴行を受けたというふうに主張していて、
学校は高野連に報告して、弁護士も入れて確認中で、警察も状況を把握しているというところまでがわかっていることだと。
だから大事なのは確認中の部分があるということは丁寧に抑えていかなきゃいけないです。
どっちも未成年のことなんで、それでも部内で暴力の疑いが出て怪我人が出てる時点でですね、
ただの部活のトラブルではないということだと思うんですね。
だから強豪校やから慎重にということではなくて、強豪校やからこそ余計に外から見える形で検証せなあかんということで、
勝った負けたよりも先に子どもが安全かどうか、それってそんなに難しい順番ですかっていう話ですね。
先に一番最初に来るのは部活である以上、子どもが安全かどうか、それから強いかどうかっていうかですね、勝つか負けるかみたいな話が来るので、
順番やっぱ間違えたらダメなんじゃないかなと思うんですね。
高松北高校フェンシング部事件
次に高松北高校のフェンシング部の事件なんですけども、
顧問がお弁当の数が合わないということを理由に、部員にファント1,000回というのを指示したというふうに報じられました。
ファントって前足も後ろ足も一緒にワッと伸ばす、なかなか難しいし、しんどい動作ですけれども、
実際には1時間で300回ほどやらせたというので、県教育委員会は文書勲告処分というのにしてます。
フェンシングの関係者の人に聞いても、これだけ反復したら足腰への負担が大きくて故障のリスクがあるというふうに指摘されていて、
お弁当の数が合わないからファント1,000回ってどんなロジックやねんと。
お弁当の数の問題がなんで急に下半身が破壊されるメニューになるのかっていうのが全然わかんないわけじゃないですか。
これ本当笑い話みたいにしたらダメで、笑い話みたいなんですけど、
子どもたちの将来の体のこととか、今やられることによる精神的な負担っていうのは、
ミスとか不適合に対して身体的苦痛で従わせるというものすごく古い懲罰の発想ですよね。
今こんな一般企業でしたら大変なことになりますよね。
だからこれは指導ではなくてもはや支配ですよね。
福井県の体罰事件と指導文化
これがさっき高松来たんで香川ですけども、ちょっと前の話なんですけど、
3月の24日に福井県の教育委員会が県立高校の教諭二人を大罰で定職処分にしたと。
そのうちの一人は部活動で遅れてきた生徒に腕立て伏せをさせながら蹴ったと言われていて、
もう不適切にも程があるっていうのは昭和のハラスメントの体質だって言ってギャグみたいに見てましたけども、
これ今でもやってるやんっていう話なんですね。
現実に起きてるってどこか怖いところで、これいわゆる教合校の特殊な問題ではなくて、
普通の学校現場にも罰として体を使わせるとか、痛みで覚えさせるっていう文化がまだ残ってると。
ミスしたら走れ、遅れたら腕立て、いうことを聞かなかったらもっときつくするっていう厳しい指導という名前のもとに生き残ってるっていう話ですね。
外部指導者による性被害
先週最も私が深刻だなと思ったのは、部活動の外部高知による性被害の問題です。
中国地方に住む20代の女性が14歳から6年間にわたって、当時の部活動の外部高知から性被害を受けたというふうに訴えた事件なんですけれども、
去年の7月に刑事酷訴して、今年の3月の末に松江知見が元高知を準強姦罪で起訴したということが会見で明らかになったと。
この女性は、いわゆるPTSDですね。辛いことを思い出してしんどくなっちゃうということを発症して、
会見では正直ホッとしたということ、自分自身と逃げずに向き合いたいというふうに語ってたんですけれども、非常に重い話ですよね。
しかも部活の外部高知っていうのは、学校の先生ではないけれども、子どもに対してはものすごく大きな影響力を持つ方です。
それが強豪の人であれば、進路にも関わったりとか評価にも関わったりとか、当然合宿にも帯同すると。
だけど学校の管理の目は緩いんですね。だからこの責任重いのに監督に対しての目は緩いという隙間に子どもが追い込まれてしまうということがあって、
今、スポーツ庁とかも放課後の部活動の外部指導というのを進めていますけれども、こういう事態がもう二度と起こってはならないという意味でいうと、
やっぱり誰がどのように適切な目を持っていくかということがすごく大事なポイントです。
不祥事に共通する構造と課題
こうやって並べてくると共通項があって、一つは閉鎖性ですよね。
部活の中のことは部活の中でみたいな空気で、外から見えにくいし、中にいてる子はもっと言いにくいと。
だから強いか弱いかみたいな結果とか規律が人権よりも上に置かれやすいということで、
集団を乱さないためにとかいろいろ言うんですけども、結局は我慢しろ、黙っとけ、従えっていうことに寄っていく話ですね。
それから被害を受けた側が声を上げにくい。部活辞めたくないとか、部活辞めたら学校辞めなきゃいけないとか、仲間に迷惑かけたくないとか、
進路に響くからとか、そういう気持ちにつけ込んで問題が長引いていくとか隠蔽されてしまうということですね。
やっぱりこれスポーツハラスメントの問題だと思っていて、厳しい指導という言葉でいろんなことが正当化されるんですけど、
指導に厳しさってそもそもいるんですかっていうことを大人がしっかり考えなきゃいけないんですね。
個人が問題なんじゃないですね、スポーツハラスメントって。
やっぱり見てたらそれを許す監修とか風土とか土壌の問題があるので、
よく昔からそうやとか、それで強くなった人もいてるみたいに風に正当化する。
殴ってくれたから今がある式の美談を持っている大人って結構いるんで、殴られんでも伸びる子はいてます、同じ時代にも。
殴られたことで壊れたこの子はだいたい表に出てこない。
だからそこを想像を私たちもしなきゃいけないってことですね。
解決に向けた提言と意識改革
相談窓口を少なくとも部の外に置くことっていうのはすごい大事ですね。
外部コーチの管理を甘くしないこと、それから練習の中に罰という発想をやめることですね。
これって保護者の方も無関係じゃないんですよ。
保護者の方が怒鳴られてなんぼみたいなね、強くなるんだったら何してもらってもいいですよ先生みたいなこと言っちゃう方がいらっしゃるんですけど、
そうじゃないと子供を壊していいところじゃないから、勝利より先に安全です。
結果より先に尊厳であり人権。大人がそこを理解しなきゃいけないんじゃないかなっていうので、
私とか今スポーツハラスメントゼロ協会っていうので子供のセーフガーディングとか取り込んでますけれども、
やっぱり繰り返し聞かれるのは厳しい指導って重要ですよね。厳しさっていうのは大人になった時に必要ですよねみたいな言葉なんですけど、
理不尽な社会を何とかすることが先であって、理不尽さを前提に社会作ったらダメじゃないかなっていうのを、
続けざまの事件というか不祥事を見て感じたところです。
まとめと今後の展望
確かにおっしゃる通りですよね。やっぱり全国で活躍しているように見える競合校などで、
特にこういう不祥事っていうのがここ最近目立っているので、
そうですね。
やっぱり立ち止まって考えなければいけない地点に来ている状況ですよね。
またなしです。
谷口さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間は谷口真由美のブラッシュアップでした。
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