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自治体の4割「災害デマに法規制必要」
2026-04-13 12:54

自治体の4割「災害デマに法規制必要」

日替わりコメンテーターによる解説で、きょうのニュースを深く理解する『BRUSH UP』毎週月曜日は、法学者・谷口真由美さんです。

田畑竜介
Groooooow Up

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サマリー

熊本地震から10年、災害時に発生するデマや偽情報について、法学者の谷口真由美さんが解説。デマは人々の善意や不安を利用し、救助活動の妨げや差別を助長する二次災害となる。拡散する前に立ち止まり、確認することの重要性を訴え、オールドメディアの役割にも言及した。

災害時のデマ・偽情報問題
この時間は、日替わりコメンテーターによる解説で、日々のニュースを掘り下げるブラッシュアップ。 月曜日は、法学者の谷口真由美さんです。谷口さん、おはようございます。
おはようございます。
さあ、今日は、地震というか、災害、防災に関する話題になるんですかね。
そうですね。熊本地震から10年というのでね、地震そのものの記憶もそうなんですけれども、
災害の旅に繰り返されるものの中にあるデマというものですね。
偽情報というものについて、ちょっと皆さんと考えてみようかなと思います。
災害時に怖いのは、地震とか、水害とか、そういうことだけではなくて、
人の不安とか、善意とか、怒りとか、そういうものが利用されて、情報そのものが二次災害になるという、そういうことなんですけど、
リスナーさんにも少し考えてもらいたいというので、一緒に考えていただきたいと思います。
自治体の4割余りが、災害時のSNS上の偽情報には法規制が必要だというふうに答えたという報道がありました。
気持ちはすごくよくわかりますね。救助の邪魔があるし、行政の対応も狂うし、そもそも人の不安に火をつけるということがあるので、
ただ一方で、法律で全部すぐ止められるかというふうに言うと、それはすごく簡単ではないんですよね。
もちろん表現の自由との兼ね合いもありますし、本当に助けを求めている人の声まで一触させてしまうということもあるので、
だからもう非常に難しい。だから今日ちょっと法規制論というよりも、リスナーの皆さんが偽情報に手口あることをちょっと一緒に考えてもらいたいというようなお話にしたいなと思っています。
デマの手口1:全員に乗っかる
手口の一つ目は、全員に乗っかる。これ一番強いやつなんですけど、よく拡散してくださいとか、助けてくださいとか、一人でも多くの人に知らせてくださいというふうに出てくるんですね、災害時とか。
こう言われると、人は全員でそれを回してしまうということがあって、
ノトハント自身の時は虚偽の救助要請が出て、実際に警察とか救助の動きに影響が出たというのがあって、
デマっていうのはただの嘘ではなくて、人の全員をいわば燃料みたいにしてですね、本当に助けが必要な人のところに行く力を奪ってしまうということがあります。
そうなんです。やっぱり悪い人がデマを拡散しているわけではなくて、誰かを助けたいとか知らせた方がいいかもしれないっていう、そういう気持ちがあるからこそ確認せずに広げてしまうということがありますね。
総務省の資料でも、災害時っていうのは不安と恐怖が高まっているので、そこに助けたいとか支援したいという気持ちが重なって情報が拡散されやすいというふうに整理されています。
なので全員は大事だけれども、その確認のない全員は凶器になり得るってことをやっぱりみんなで考えなきゃいけないと思うんですね。
デマの手口2:画像・動画の悪用
2つ目の手口もこれが熊本地震でもありましたけど、画像とか動画で本当らしさを作ってしまうことですよね。
人はやっぱり文字よりも写真とか映像に弱いんですね。
うわこんなことになってるんやみたいなことがあると一気に信じてしまうっていうことがあって、でも画像があるからほんまということではないですね。
そうですね。
だから別件の画像が使われたりとか、今もう生成AIもありますからもっとややこしい。
よりリアルにね。
そうリアルなんです。
なので一目で見てなんか変やなって分かる時代から見ても分かんないっていう時代に入ってきたんですね。
海外でも同じで、やっぱりアメリカでもハリケーンが起こった時に、AIで作られた被災地から逃げる子供の偽画像とか、別のハリケーンの古い映像とか、CGで作られた被害映像まで出た。
だからこれ世界的な問題なんですね。日本だけじゃない。
どこの国でも人の不安が大きくなると、見たら信じてしまう画像っていうのが出回ってくるんですね。
これ日本の、例えば熊本で起きた地震でも海外からその地震のニュースを知って、自分が投稿した画像の再生回数、閲覧回数を増やそうっていうような、そういう目的で投稿してくる人もいますからね、中にね。
そうなんです。だから結果、大変な時と人の善意っていうのを利用して、儲けてる奴がいるってことなんですね。
これほんまに悪い奴です。
ですね。
だけどそれに引っかかってしまうっていうのは、不安だからっていうのがあるからなんですね。
デマの手口3:誰かを悪者にする
3つ目の手口っていうのはね、やっぱり誰かを悪者にするってことです。
これも古くて新しい最悪の手口なんですけど、関東大震災の時に朝鮮人が井戸に毒入れたとか暴動を起こしたっていうデマが広がって、虐殺につながりました。
だからやっぱり災害時のデマっていうのが、単なる勘違いとか間違いでは済まずに、人の命を奪う暴力になることを日本は歴史でも知ってるはずなんですね。
ところが同じことは繰り返されて、例えば東日本大震災の時は外国人窃盗団が横行してるとか、ノット半島の時もそんな根拠のない情報が出回りました。
こういう情報っていうのは相手を傷つけるだけではなくて、あの人たちが危ないらしいとか、社会に線を引いて差別とか排除を正当化してしまうということがあります。
広げてる人たちには差別の自覚がない。親切で教えてあげたって思ってるから厄介なんですね。
デマの手口4:びっくりする話を投げる
この4つ目がライオンです。びっくりする話を一言で投げるってやつですね。
熊本地震の時ありましたよね。
熊本地震の時のライオンが放たれたっていう画像付きのデマですけれども、それはびっくりしますよね。
びっくりするからこそ人はそこに押し寄せるんですけども、当然熊本の動植物園に問い合わせが殺到して業務に支障が出ました。
投稿した男性は逮捕されましたね。そういうので言うと悪ふざけでは済まない。
この手口のポイントは短い強い絵があるんですよ。
だから長い説明がいなくて、やばい危険逃げて拡散っていうこの4つの言葉とかで十分なんですね。
そういう短い言葉って本当にそうならニュース出てきますし。
だから偽情報っていうのは事実で人を動かすんじゃなくて、感情で人を動かすっていうことがあるので、そこを見抜かないといけないと。
デマに騙されないために
何よりも聞いてる方もそうなんですけど、自分は騙されないと思ってる人ほど危ないです。
総務省が紹介してる調査だとデマに接触したことのある人の77%が自分が騙されてることに気づかなかったっていうのがあります。
高い割合ですね。
そう、高いんですよ。だから人事じゃなくて、若い人だけの問題でもなくて、自分は見抜けるとそんなもんに騙されないと思ってる人ほどその自信が足元を救われることがあると思っていただきたいですね。
だからデマには形があるってことがわかってきて、人は善意でも広げるし、差別を煽る手口は昔からあるし、画像があっても本物とは限らないし、怖がらせるかどうかそれほど儲かる仕組みもあるっていうこともわかってきた。
だからこれだけわかってきたら次何かそういう災害が起きたときには、これ見たことある手口やなっていうことに気がついていただくことがすごく重要かなと思うんですね。
だから慌てずに立ち止まる。災害時に人を助けるのは確かに情報なんです。だけど人を傷つけるのも情報なんですね。
だから助けたいと思ったら、だからこそ一回立ち止まった方がいい。拡散より確認。これが重要かなと思います。
オールドメディアの役割
それで言うとラジオとかテレビとかっていわゆるオールドメディアと言われるものの信用ってこういうところにかかってると思っていて、
例えば何かの情報に接した時に、今このスタジオにもたくさんのスタッフの方いらっしゃいますよね。
田畑さんと橋本さんだけじゃなくて。それで言うと何人かの目を通るってすごく重要なんですよね。
だからこそ自分だけで確認できるものでもないので、そういうところに気をつけていただくと災害時って私はラジオとかっていうのはすごく本当の情報が伝わってくる重要なメディアだなって改めて思うので、
ラジオ、最近若い方がどうやって聞けるのっていう質問をするって聞いたことあるんですけど、
ぜひ災害時こそ重要なメディアとして役割を果たしていけたらなと思いますよね。
そうですね。そういうデマみたいなものを広げる方に加担しないようにね。
ついつい情報の正しさの根拠を拡散数とかいいねの数とかでこれ本当なんだって思ってしまう人もいるからですね。そうじゃないよってね。
自分も一旦疑ってみるっていうのは大事ですよね。
大事だと思いますね。振り回されないようにしたいものですね。
はい。ということで今日は災害デマに注意ということで解説していただきました。
谷口さんありがとうございました。
ありがとうございました。
この時間、本学者の谷口真由美さんでした。
12:54

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