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どうも、たねしです。
たにもとです。
デザインについてちょっと最近考えたことが2、3あったので、ちょっと話してみたいんですけど。
なんかやっぱデザインってすごいなーって思ってるのと、
あとそのデザインに対する感度というか、みたいなのって本当に人によってばらつきがありすぎるというか。
それを思うのは、バーを運営しているので、何か告知をするときに告知用のチラシみたいなのを作ったりとか簡単にするときがあるんですけど、
逆にその間違う場所でイベント告知の何か白画像とかチラシとか見る機会も多いんですけど、
これを良しとした意味がわかんないなみたいな。
そこら辺の感覚って、本当にすごいばらつきがあるんだなーとか思ったりすることがあって、
それはすごい不思議。どうやって養われていくものなんだろうとかすごい興味があるなーっていうのがあったりするんですけど、
デザインの敗北みたいなのを感じる瞬間があって、よく有名なのだとコンビニコーヒーの機械があるじゃないですか、
あれにめちゃくちゃテプラのシールが貼ってある画像見たことあります?
佐藤嘉洋のやつでしょ。
佐藤嘉洋のやつだっけな。
あのデザインが良くなさすぎてテプラがめちゃ貼ってるみたいな、確か。
操作がわかんねぇっていうね。
そうだよね。
その数年前にネタ的にすごい盛り上がってた。
なんかああいうのを経験するたびに、マジで何とかしてほうがいいんじゃねえかって思うんですけど、
最近ここ数ヶ月飛行機に乗る機会が何回かあったときに、飛行機の席を間違えてることってめっちゃありません?
一律間違えてたりとか、逆側に座ってたりとか、あれってもうちょいサインで解決できるんじゃねえかって思ったんですよね。
なるほど。
間違い起こりすぎだろうと思って、そんなに頻繁に乗らない自分でも遭遇してる回数めちゃくちゃ多いから、
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なんかそのデザインで解決できるのかなとか思ったりね。結構その列の表示がわかりづらいんだろうなってシンプルに。
座席に3Cとか書いてくれればいいのね。
確かに。別にそれでもいいですよね。間違いないっていうことだけをあれしたら。
そうそうそうそう。
なんかその荷物の上に入れるとこの微妙な細いラインに振ってあるから番号と席があるとかが。
一回間違えてると超入れ替わるのめんどくさかったりするし、間違えてますよっていうコミュニケーション取るのもめんどくさいとかちょっと嫌じゃないですかお互いに。
そうだね。
もっと減らす努力してくれよとか思ったりとかしてたりとか。
あとやっぱなんかデザインってすごいなーって思うのが結構こういうポッドキャストとかやってると言語優位になるというか。
自分の性格上もそうなんですけど結構言語化することに喜びを感じるタイプなので。
なんかその言葉で何でも伝わるとすごく過信してるところがあって。
だけど言葉じゃないところでいかにその本質的なものを伝えるかってことをデザインはすごい考えてると思うんですよ。
だからなんかデザインって2段階あると思ってて。
例えばチラシとかを作るときに見やすいとか情報が入ってきやすいっていうのが多分非デザイナーでもたどり着ける領域の1段階だと思ってて。
そこはある程度勉強すれば見やすさとかわかりやすさとか伝わりやすさみたいなところまでいけると思うんですけど。
そのもう1個奥のステップに本当に伝えたいメッセージみたいなものを非言語的な情報として込めるみたいなところは本当にデザイナーしかできない領域だなって思うんですよ。
なるほど。
で、ちょっと面白かった事例2つぐらいあって。
この間東京に行ったときに松陰神社前駅っていうのが世田谷区にあってですね。
世田谷線か。東急世田谷線になってますっけ。
世田谷線。
かわいい路面電車みたいなトラムの電車があるんですけど。
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松陰神社前駅っていうのがあって、ちょっとそこで時間があったんで、ふらって通ったコーヒー屋さんに入ってコーヒーを飲んでたんですよ。
で、商店街の中でおそらく普通の住居だったであろうところをリノベーションして、その元々の梁とか柱とかを残しつつコーヒー屋さんにしてるようなところで、すごく雰囲気が良くて、店内でコーヒー飲んでても良いお店だなとかって思ってのんびりしてて。
で、ふと柱が目に入ったんですけど、そこの柱によくお家とかである兄弟がいついつの時に背の高さがこれぐらいでみたいな。わかります?
なんかつける感じ。なんかあれが店内の割と真ん中ら辺にある柱にそういうのが入ってあったんですよ。
で、それってわかんない。多分ですけどお店に来るよく来る常連さんの子供とかがお店の人と話しながらやったのかなって勝手に想像したんですけど。
なんかそれは意図されたデザインじゃないかもしれないけど、なんかいろんな非言語情報をもたらしてるなって思って。
なんかそれを見ただけで、このお店は子供たちとかも出入りするような地域コミュニティに溶け込んだ店になってるんじゃないかなっていうすごいポジティブな想像をしたりだとか。
なんかそれがお店のデザインの一部になってる気がして。空間デザインの中に。
なんかすごくいいなーって思ったっていうのが一個。
なるほど。
なんかそれもそういうデザインだなーって思った。
意図してはやってないだろうけどね。
だろうけど。
でもなんか素敵なメッセージになっているな。
確かに。それを全部消そうとするんじゃなくて、そういうのが残ってても。
そうなんですよね。
建築とかだとすごく綺麗に作ってあって、真っ白い壁でとかそういう風なのが整っていると思うけれども。
必ずしもそれが居心地の良さだったりとか、その店内の空間にもたらす影響がプラスかどうかっていうのは店によるというか。
すごく賢かったフレンチの店だったらそういうのがいいかもしれないけれども。
街の中にあるいろんな人たちが出入りするある種コミュニティになっているコーヒー屋さんであれば、そういうものが柱にマークとして入っているみたいなものもすごくプラスなデザインだなーって思ったというのがあったり。
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もう一個話したいのが、タニオちゃんに送るんですけど。
最近友達というか一緒に仕事している仲間が会社を立てたんですけど、それのオンラインイベントがこの間あってですね。
バナーがとても素敵だったんですよ。
確かに。
このイベントの中でこれをデザインしたデザイナーの人が、休憩時間にバナーのデザイン意図みたいな話をさらっとしてたんですけど、
すごい個人的な感動をして。
イベントするメンバーのことはよく知っているし、これからどういう事業を行っていくのかみたいなのをなんとなく受け取りながら、
タイトルが人と社会をつなぐ豊かな事業の作り方とはっていうタイトルだったから、
人と社会とか人と人とかがいい感じにつながり合うとかってことを考えた時に、
デザイナーさんが言ってたのが、水滴というか雫みたいなのが、雫と雫が一個につながり合う瞬間。
みたいなものをデザイン化したっていう風に言ってて、
そういう混じり合い方とかつながり方が彼らが望んでる社会とか目指したい様子なんじゃないかってことをイメージしたみたいなことを言ってて、
それを聞いた瞬間にめちゃくちゃそういうメッセージを、非言語的に受け取ってるなって思ったんですよ、朝にこのデザインから。
なんか温かみとか優しさとかすごい感じるなって思って、
でもそれはそういう自然物の現象からイメージしてそれをデザインに起こしてるっていう話を聞いた時に、
やっぱデザイナーってすげえなみたいな、思ったというね、話。
だからデザインは本当に興味がつきない、ここ数年。
僕はちょっと仕事の関係で、デザインを学んでる人の学びの場に一緒に同席するみたいな、そういうこととかってちょいちょいあるんですけど、
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結構そういう場でも直感、デザイナー的には直感でやってるっていう部分も結構あったりして、
それが学べるものなのか、それとももう本当に頭の中の世界、センスみたいなものが実際にあるのか、
その辺がすごい気になるポイントではあるんだよね。
さっきのバナーの話でいくと、これもなんか二段階ある気がしてて、
一個は三つくらいか三段階くらいある気がしてて、
まず表現したいものを聞き取る、考えるっていうところと、それを何で表現するのかっていうデザインみたいなのと、
あとは何で表現するのか、だから推的で表現するみたいな、そういう部分。
最後に推的で表現するをどうアートとして表現するのかっていうのが三段階ある気がしてて、
その前プロセスもだからめちゃくちゃ大事なんだよね。
実際に描くっていうところの手前で、これをまずどんなものを表現するようにしたいのかもそうだし、
それを推的で表現するっていうふうに着想するのも必要だし、
この部分にデザインの上手さみたいなのがかなりあるから、そこって難しいよなみたいなのを感じる。
発想って感じですかね。展開させていくときの。
そうそうそうそう。
そうですね。だから、全くそういうアートとかを通ってないとか、自分がそういうアート的なアウトプットをしてこなかった人がそこにたどり着くのはめっちゃむずいそうですね。
そうなんだよね。
だからそれはむずいよな。だけど、仕事で使うってなった場合のそれは別にそこは必要あんまりないからと思います。
あー、そうね。そうそうそう、そう思うそう思う。
僕が言ってた2段階っていうのは、伝えるためのデザインは勉強できるなって感じ。
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はいはいはい、そうだよね。
だから表現するのデザインはむずいなって感じですね。
なるほどね。
さっき前半で喋った自分が非言語的なメッセージを込めるっていうのは表現するの方だから、むずいな、もうもちやもちやだなって感じですね。
確かに。
でもそのカフェの話で、柱に傷がついてるみたいなのってわざとやってるわけじゃないけど、
それをなんかやってもいいってなる環境があるというか、
それをやろうってなる環境みたいなのは、たぶんその店自体が構築してるというか。
間違いなくそうだと思います。
そうだよね。
それが何によって生まれるかみたいな。
なんか前もそういう話なんだっけ、メニュー表だっけ?
うん、した気がします。
僕が空間的には綺麗なんだけど、そういう身近な案内とかサインのデザインがめちゃくちゃパープルで作ってあったりするとがっかりするねみたいな話をした。
はいはいはい。
そうだよね。
サニモがそこに結構関心が。
関心ありますね。
どういう感覚がそれが生まれるのかっていうのを考えてるのかもしれないね。
そうなんですよね。
でも僕、それのきっかけやっぱ新卒で入った会社がそういう空間のデザインだったっていうことも大いに影響があるようするんですけど。
でもその空間から受け取る情報とみたいな。
だからさっきタニオちゃんが前回で話したカレー屋さんもそうじゃないですか、そこから受け取る世界観みたいなのが確実にあるわけで。
それもある意味デザインされてるっちゃされてるんですよね。
うん、そうだね。
その世界観を伝えるために。
確かに。
そういう意味ではさ、やっぱ人な感じがしててさ、森林食堂、カレー屋さんの話で言っても。
やっぱりその人の出したい個性っていうのが結局もう反映されてんじゃないかなっていう空想をして。
松陰神社のカフェの例が、どういう店主の人かはもちろんわかんないけど、きっとそういうふうにもてなしたい、接客したいみたいな。
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多分妄想世界観みたいなのがわーってあって、表現したいものが全部のところに行き届いてるっていう、その人ありきな感じがものすごく。
いやーそうですね。
確かに。
お店とかに関して言うとそうですね、確かに。
でもちゃんとその人の個性が空間にいい形で落ちてる、落とされてるっていうのはとても大事なことだと思います。
逆に言うと、僕はそういう空間とかをアンテナ張ったりとか見慣れているっていうのもあるかもしれないんですけど、なんでこの椅子にしたんだろうとか、この椅子超ダセーなとかすごい気になっちゃう時があるんですよ。
この空間にこの椅子とか、この空間にこの家具は気持ち悪いなーみたいな。
そういうのもある意味お店の人のセンスだと理解しちゃうから、そういうセンスの持ち主なんだなーとかって思っちゃったりはするんですけど。
なるほどね。
そこを見る。
なんも思わない人なんも思わないからなー別に。
そうだねー。
僕みたいな人マイノリティーだなと思いながら。
絶望的に本当にセンスがないだけっていう人もいるからね。
そういう表現をしたかったわけじゃないけど、できないんですみたいな。
そういう場合だったら、本当にやっぱり専門家に入ってもらうべきだなと思うんですよね。
そうだね。そこの手助けをする人っていうのはやっぱ一定。だからそういう空間デザイナーみたいな人がいるもんね。
でもなんか多分、森林食堂みたいな場所は別に専門家の手がそんなに入ってないだろうが、どうしようもなくその人の個性がちゃんと表現されてるみたいな。
パターンもあるから、そういうところはすごいパワーがありますよね。入った瞬間に。
確かにね。
本屋さんとか行って思いますもんね。
こういう並べ方でこのラインナップをここの場所に置くんだとか、その人のセンス、店主のセンスとかメッセージとか伝えたいことみたいなのすごいわかったりね。
うん。めっちゃ感じるよな確かに。
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極めるほどね。
もう一つ話したのが、めっちゃ簡単。そんな長い話じゃないんだけど。
UXライティングみたいなことを僕最近学ぶことがあって。
なんですかUXライティングって。
そうUXライティングっていうジャンルがあるんですよ。
これはUXデザインじゃなくてライティングっていうので、直感的に使えるようにするとか。
さっきのセブンの最初の話に立ち戻ると、見た人が一発でわかるっていう状態に、とにかくライティングの仕方で書いていくみたいなことを。
だから書き方でも、わかりやすく直感的に使えるようにするっていうのを上手くしつつ世界観を表現するっていうのが、分野としてあるっていうのが面白いなって思って。
めちゃくちゃ面白い。
昔、自分がLPの回収とかを仕事でやってた時に、資料請求っていうボタンを作るよりも資料請求するっていうふうにボタンを入れた方が押しやすいみたいなのがよくある話だし。
あとなんか、すごい一時期話題になったらしい記事で、動物の森の最近のやつ、結構めちゃくちゃUXライティング意識してるんじゃないかみたいな記事があった。
で、そこで例えばだけど、ポイントって言葉を、ポイントが溜まっていくみたいな仕組みがあるんだけど、それはポイントって言わずにマイルっていうふうに言ってるみたいな。
で、それ何でかっていうと、おそらくポイントプログラムっていうふうに言うと、なんかよくある課金ゲームみたいな感じになっちゃうから、ゲームの舞台としては無人島でポイントの利用手段としても、ポイントの利用の目的としても移動のために使うことが多いから、マイルっていうふうに言うことで、ちょっと非日常の旅行してる感覚みたいなのを。
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出しましょうみたいな。
なるほど。
ライティングでも世界観を味わわせるためとか、直感的に使いやすくするっていうことを表現するっていうのができるんだなって思って。
なるほど。めちゃくちゃ大事ですよね。コピーライターがいるように大事ですよね。
だから、CMとかのキャッチコピーみたいなのって、もうその人を買わせるみたいなためのライティングだと思うんだけど、だからこういうUXライティングの領域になると、それが体験っていう中の一個一個にそれを埋めていくっていうか、その世界観を埋めていくみたいなのがあって。
あー面白い。
ライティングで体験を作れるみたいなこととかもあるんだなって最近思って。
なるほど。どういうネーミングにするかとかね、それまさにさっきのポイントとマイルの話じゃないけど、それをどう呼ぶかとか、例えば会員って呼ばずにメンバーって呼ぶとか、クルーって呼ぶとか、会社とかでもあるじゃないですか、クルーって呼びますみたいな。
キャストって呼びますとか。
なんかそういうのもね、あるっすよね。でも意外と組織においての社員の呼び方とか、本当に例えばクルーって呼びますとか言うと、意識、無意識的に所属意識とかにかかってくることだから。
確かに。
うーん。
それも関係するね、言霊だね。
言霊、本当に。
UXライティング、なるほど、面白い。
そうそうそう。
こういうのにちょっと近いなっていうふうに思った。
なるほどっすね。