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2021-06-21 19:06

#75 長崎での庭師ライフ【ゲスト回】

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Host

ゲストのげべさんの回です(第2回 / 全3回)。

今回は、都会から長崎に行った経緯、どう地元のかたと馴染んでいったか、などの話をしました

湘南・横浜・東京の庭園管理|げべ
https://niwaniwa-gebe.com/

鬼木棚田(きれい)
https://blog.goo.ne.jp/tanadameguri/e/b51c1cbca1f495f1f3a9b034b4c62550


00:01
引き続きゲスト会でゲベくんが来てくれておりますね。
お願いします。
ちょっと長崎っていう共通点が谷本、ゲベにあるから、
なんかその辺の話からもう少し深掘って話せればなっていう風に思ってるんですけれども、
ゲベあれだっけ?
1年ぐらい前にいたんだっけ?長崎は。
去年いて、期間でいうと1年半いたんですよ。
1年半か。
その中でいくと、もう本当に庭師の仕事をずっとやってたっていう感じなのかな?
そうです。
なんかきっかけが仕事百科だったっていうのは聞いたんですけど。
あ、そうですね。
鎌倉の造園屋にいて、3年半ぐらいいて、
ちょっとなんか別のとこでやろうかなって、
なんとなく考えてたときに、
友達がそれを仕事百科、庭師が語りますみたいなのを紹介してくれて、
それがでもその日の夜で、
でも行くかと思って、仕事はいい場合って。
でもその話聞いたら、面白そうやなって思って、
それが長崎の親方で、
ちょうど休日もかけてたから、行っていいすかって言ったら、
よかよーって言われて。
よかよーって言うな、こっちの人。
よかよーって。
それで決めました。
仕事百科って、
求人サイトだけど、ちょっとエモめに仕事の紹介をしてるというか、
そういう感じのね、バイトやね。
その求人も、記事も出てて、
イベントで長崎の親方が東京に来てたっていう。
あ、そういうこと。
そういうことです。
なるほど。
すげー出会いだな。
じゃあもうそこから、その場で決めて、
その後、鎌倉の方の増援業者の方に辞めますって言って、みたいな感じ?
あ、そうそう。
すげー出会いだな。
騒動だな。
面白い。
再開園芸。
あ、そうです。
ハサミ町。
いいなー。
ハサミ町っていう場所が長崎県、ほぼ佐賀との県境にある場所なんですけど、
ハサミ焼きっていう焼き物で有名な町で、
海には面してないけど、
03:01
佐賀にも行けるし、長崎にも出れるし、
一応県として長崎県だけどっていう地理的には位置にあって、
自分が今いるところから車で走らせれば、
40分くらいかな。
30分、40分くらいで。
そのくらいで行けると思うけど。
近いところにいるね。
ちなみに再開っていう名前は、再開市っていう場所がまた別に長崎県にあって、
ちょっとややこしい。
どういう経緯で、ハサミにも再開陶器っていう焼き物会社があったりとか、
岩井さんが言ってた会社は再開園芸っていう。
西に海って書いて再開って言うんですけど。
ハサミに住んでたんですか?
ハサミに住んでました。
へー。
どうでした?生活的には。
生活、そうですね。
ハサミは田舎なんですよ。長崎の田舎って。
田舎ですね。
ハサミ弁ってのがあって、長崎弁ってのがある中でさらにハサミ弁っていう風に文化していて、
長崎市とかの人もハサミ弁わかんないらしいですね。
へー、あれそんなに名乗り強いんだ。
えぐい、特におっちゃんたちがやばい。
本当に何かわからないっていう。
おっちゃんたちは本当にやばいっていうのは俺も感じてて、
最近大工さんと話す機会があって、
自分と話してる時は自分が標準語に近い言葉で話すからなんとなくわかるけど、
地元の人と大工さんが話してる会話は結構わかんないっていう。
いやー、懐かしいな。
ハサミ弁ってどんな感じなんですか?
えー、何が特徴なんだっけな。
アソイギンタとか。
えー、全然わかんない。
え、何それ。
え、何だっけ。
要は九州とかだとなんとかやけんって言うじゃないですか。
なんとかだから。
なんとかやけんとかなんとかだけんとか言うのか。
けどハサミはソイギンタって。
全然違う。
それだからみたいな感じ。
そうそう、ソイってのはそれで。
あと、一人称はオイ。
で、お前はワイか。
で、俺たちがオイドン。
06:03
大工さんじゃん。
そこら辺はでもなんとなくわかる。文脈で話は。
ただ単語がもう全然別の単語だったりするから、外国語みたいな。
ソイギンタがきついな。
そうね。きつかったな。
うわー、なるほどね。
結構じゃあ、わりと最初の方はその慣れに時間がかかったっていう感じか。
まあでも、なんて言うんだ。
英語の語学留学に行ってるような完全に姿勢だったので、
すごい勉強になりました。
そんぐらい集中力があった。
会話の時も。
なんとなくシャドーイングしてたもんね。
完全にそうだね、確かに。
英語学習と同じレベルだね。
でも最後の方、帰ってくる1年半ぐらい経った時に、
向こうのおっちゃんとの言ってることが本当にわかるようになって、
もちろん俺がしゃべれるようになったわけではないんだけど、
リスニングがなんとなくいけるようになって嬉しかった。
向こうも気兼ねなくしゃべってくれるようになったのは非常によかったです。
特にそういう職人さんたちの中で一緒に仕事するってなったら、
そういう言葉とかがすごい大事な感じがする。
乱暴な人が多いから、すごい丁寧な言葉遣いはないし、
その土地の言葉がそのまま出るから、それがよかった。
逆に標準語でしゃべってるといじられそうな。
いじられたりとか、ちょっと距離が縮まらなかったりするのかなって思いました。
恥ずかしくなってる、こっちが。
長崎行ってみて、鎌倉でやってた時の仕事での違いとか、
住んでみて感じることの違いみたいなのって何かありましたか?
仕事の違いは、本当にやってる仕事のレベルが桁違いだったので、
それは予想通りというか、いい意味で。
ある期待以上の成果が得られたりしたり。
そういうのはすごいよかった。
でもそれ以上にやっぱり、土地の人との交流というか暮らしなのかな。
09:00
土地の方がなんか深く入ってきたって心に残ってる。
暮らし的にはどういうとこに住んでたの?
普通に民家以降、小民家みたいなとこに住んでたの?
ハサミが田舎だと言ったんですけど、ハサミの中でもさらに田舎があって。
行政区分で言うとハサミ町って町があって、その下に郷があるんですよ。
なんちゃら郷っていう、里ね。
そう、なんちゃら郷っていう文化なんだよな、こっちは。
その近隣の場所も含めて。
地名になんちゃら郷って付くんだ。
俺がいたのがオニギゴっていう、鬼の木って書くんだけど。
ハサミの中でオニギゴはちょっとヤバいとこだって言われてたんだけど。
もう山の中に入ってくんだよね。
ほんとだ、めっちゃめっちゃ山の中だ。
田舎があって、日本名田舎南全みたいなのに選ばれてるすごい綺麗な場所。
小民家もポツポツとあるようなところの、田舎の一番上になぜか一軒アパートがあって、そこに住んでいた。
それはもう自分で探してそうなった?
違います。一回入る前に面接で一泊二日みたいに行ったんですよ。
その時に入社決まって、住むとこも決めたいんですけど何かないですかねって言ったら、そこに飛ばされたっていう。
オニギ住んでることは地元のおっちゃんにも笑われてた。
オニギかよコレ!
オニギは人が住むとこじゃーって。
すげー、地元の人からも言われるぐらいの田舎に。
ハサミの中がほんとに、超田舎っぽい田舎な場所だな、住んでる人たち。
良かったなー。
生活というか、地元の人たちとの関わりみたいなのが良かったなみたいな感じ?
庭師の仕事の中で、山の管理みたいなこともしたんですよ。
栽培園芸って会社が、資材とかいろいろあれは植え替えをしてたんですけど、
その会社の中で山の管理をしてたんですよ。
12:03
その会社が司材とか植え木とかを置いてた山の3つくらいに山の一角を持ってて、
そこをぐるぐる回りながら管理みたいなことしたりもするんだけど。
なんか猪が罠にかかったみたいな話とか、そういうワイルドライブとか。
あとは、これ言っていいのかわかんないんだけど、ニュースがないと、
これ言っていいのかわかんないんだけど、入社して最初の週末に、ちょっと今夜の夜12時に会社集合してって言われて、
集合したら数人いて、車乗って、海にまで出かけて、アワビを捕るんですよ。朝まで。
おー、磯で。ただそれ密漁なんですよね。
だからなんか、巡回してる船とかの光が来ると、伏せろ伏せろ伏せろみたいな。
すげー。
この辺はアワビ捕れるんだ。
そう、でも捕っちゃダメですよ。
そっか、地元の人しか知らない。
いやでも本当貴重な経験なんですよね。
大変だったけど。
若手が招集されて。
みんなで食べる用のを捕るってことか。
いや、あのなんちゃったら、別にそれは会社として、もちろん仕事じゃないですよ。
その内輪で、何人かで行こうぜーっつって。
で、会社で焼いて食うみたいな。
楽しい。
楽しい。
いい生活だな。
なんか逆に大変だったことみたいなのはある?
大変だったことはいろいろありましたが、
やっぱり、最初にも言ったけど、
ハサミの地元のおっちゃん達っていうのは、いい人なんだが、
いい人として接してくれるまでに時間がかかる。
それはこっち側の問題でもあるんだけど。
やっぱり、内と外が明確に分かれている、見えない壁があって、
その壁の内側に入れてもらえるまでに、特に俺はちょっと時間がかかって。
うんうん。
15:00
それは結構ね、大変だったな。
そこはなんか乗り越えた瞬間みたいなのがあったの?
瞬間…やっぱりでも、タイミングはあったね。
でもやっぱり、外仕事で現場仕事だから、やっぱり現場での達成感とか。
一緒に一つ山乗り越えたみたいな経験?
汗だくになりながら。
そこら辺はやっぱり気持ちいいし、そういうところなんじゃないですかね。
一緒に現場作業していく中で、やるやんみたいな感じのコミュニケーションが生まれてみたいな。
こっちも多分最初すごい壁を作ってたんだよね。
あんまり意識はしてなかったんだけど。
今思うと、やっぱりすごい変わったなとかって言われたんだよね。
あんまり自覚はなかったんだけど、やっぱり都会のシティボーイだったんだろうね。
入った時は。
実際そうだからね。
そう。なんかそう、鼻につくやつだったんだよな。
変わったなって言ってくれたのは変わったんだろうね。
それ良かった。本当に良かった。
その辺は自分もこっち来て感じてる部分で。
地元の人とどう距離を縮めていくかとかっていうのがやっぱり、
どうしても外から来た人というか、東京から来た人みたいな見られ方をしちゃうから、
それをどう乗り越えていくのかっていうのは、
自分もぶつかる壁なんだろうなって思っていて。
今はそんなに地元の人と関わる仕事がないんだけど、
これから始まっていくから。
でも多分ゲイベさんみたいな、一緒に仕事をやるメンバーだったらいいけど、
自分は場所を持って地域と関わっていくみたいな感じになっていくから、
何か一緒にプロジェクトをやる機会みたいなのがそんなにないかなって思ったんで。
逆にそういう機会を作っていく方が、
例えば一緒にイベントやるとか、一緒に何か共同するみたいなのがあった方がいいのかなっていうのは今話聞いてる。
それこそ一緒に汗流すみたいなことか。
毎日会うって大事なの。
別に何かするわけじゃなくて、毎日会う。
毎日会って挨拶するみたいな。
挨拶ってか、会えば話もするだろうし。
18:03
会うだけでいい気がするんだよな。
なるほど。
何かわかんないけど、スポットで目的があってそのためにプロジェクトのために会いますみたいなことじゃなくて。
惰性でもいいから何か毎日会う機会があるみたいな。
日常の中で。
個人的にはそういうことだったんじゃないかなって。
めっちゃ説得力あるな。
そうか。
単純接触効果みたいな話あるしね。
会うことで好意度が上がるみたいな。
そうだね。いろんな瞬間を共有してるみたいなことは大事なのかもしれないね。
あと俺も多分壁を作ってるんだろうなっていうのはあるから。
それを解いていくみたいな。
大事やな。
うん。
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