日本のリゾート化の動向
こんにちは、小畑翔吾です。 たねいちあきらです。
この番組、テクノロジーとカルチャーの種あかしでは、ファッション・ウェルネス・食・スポーツ・Web3など、
感度の高い大人が気になるこれからの話題を日常目線で緩く語っています。
一緒にお届けするのは、Beams出身で、今はフリープランナーとして活躍するたねいちあきらさん。
それぞれの視点で、ちょっと先のライフスタイルを考えていきます。
12回目ですね。
石口海のこれ、たぶん最終章だと思うんですけど。
これはね、もう期待ですよ。
そうですね。
僕の将来のいろんなことにも、
繋がる。
繋がります。
どう繋がるんですか?
がんがんばって、わわわ聞いてみてください。
日本のリゾートのこれからっていうところを、ちょっと今日話を聞いていきたいなって思ってるんですけど、
白馬の土地がものすごい上がってると。
これもう、結構前から言われてるんですけど、
日経新聞で見たんですよ。
やっぱりスノーリゾートだと思うんですよ。
白馬にセコって言われてますけど。
その辺がどういう風になっていくのかなみたいなところとかを、
石口さんいろいろやられてるところもあると思うんで、
日本のリゾートっていう角度でお伺いしていきたいなって。
日本のリゾートがどうなっていくかというか、
石口くんが街づくりだったりホテルだったりいろんなことやってるから、
ここからね、よく一緒にスノーボード、サーフィン、旅していってるんで、
ここからリゾート開発だったりとか、多分いろいろ関わったり、
そこでのプロジェクトっていうのもね、聞いてたこともあるし、
どういう目で見ててどういう風になっていくのかっていうのはすごい興味があるな。
リアルな仕事上ね、リアルな現場感も含めていくと、
これは僕の試験ね、人によって言うことは多分違うと思うんだけど、
これはね、たぶんね、とどまるところを知らないレベルになると思う。
どういうことかっていうと、日本全国リゾート化。
日本独自の文化と自然
でね、全然国土の大きさとか違うけどさ、
時間のこの推移もそれぞれ違うと思うんだけど、
インドネシアのバリ島なんていうのはさ、
それこそ一番最初に言ったのは20年前とか、
その頃なんていうのは真ん中にあるチャングみたいな、
チャングっていうところなんだけど畑しかない。
でも今言ったらもう本当にリゾートホテルシティだよね。
でリゾートホテルは一個できると、当然ある一定の従業員もいるから、
その周辺の生活インフラも必然的に増えていくわけ。
そういうことを含めるとリゾートホテルが先行するんだけど、
街になっていくんだよね。でそこに生活者も含めて。
でそういうことがインドネシアとかで随時起こってる。
もうその先で行くとハワイとかまさにそうで。
もう一大リゾートシティだよね。
もう日本は全国そういう可能性が秘めてる。
でその背景にはさっき言った自然。
これもかなり日本の自然は世界の中で見ても日本独自。
そもそもが島国だしさ。
イアス式海岸に運ばれてるこれだけの島なんてないに等しいからさ。
でその季節性、気候性もかなりバリエーションがある。
でそこにその地域性、文化性が違う。
あともう一つはなんかなんていうのかな。
よくさ日本の食文化がユネスコの無形文化遺産登録を受けた際に、
料理として無形文化遺産登録がされたわけでもないんだよね。
プロセスというか思想というかそういうことも含めて文化遺産だって言われてるわけ。
で最近日本酒造りも無形文化遺産登録された。
それも酒造りの精神性とかね。
でよくさオリンピックとか国際的なイベントの中で日本人が礼儀正しいとかさ、
終わった後に掃除するとかあるじゃん。
でそういうのを掃除て日本人のもてなし精神とかさ、そういうのを生かすじゃん。
でそういうのがどういうとこに紐づいてんのかなっていうのを自分なりに論文とまで言わないけどさ、
自分なりにこう考えた結果神道なんじゃないかと。
神様。
俺右派じゃないよ。先に言っとく。
神道ってね日本唯一の神羅万象。
全てに神が宿るっていう考え方。
でその対象物は木とか山とか石とか川とか。
自然が神様の対象で僕らは生かしてもらっている。
その自然との関わり方が結果食になり文化になり、
その地域地域の特性になっている。
結構そういう精神性から含めてもだいぶ独自なんだよね日本って。
だから他人の芝は青く見えるっていうのが一番分かりやすいんだけど、
他にないからっていうのはものすごく強い国なんじゃないかなと思うんだよね。
確かに。
日本食ってないんだよ。
出汁ひいてと。
刺身にしたってそうだし。
ないんだよね。
だからそういうことを考えるとあくまでポテンシャルっていう意味では、
日本全国リゾートバリュー盛りだくさんみたいな。
本当にいろんなコンテンツがあるってことですね。
自然もあるし、文化的なところもあるし、食もあるしっていうところが。
ただしそういうものを自分たちの価値、言い方から言うと自分たちの芝は青いんだっていう認識を
自分たちが実は一番分かってない可能性がある。
本当そうですよね。
だからなんかよく分かんないお城建てちゃったりとかいうことをしていくとどんどんバリューが下がっていっちゃうから、
グローバル化とリゾートの未来
やっぱり日本人が日本のことをもっと分かって、
日本の良さっていうものをむしろ世界に発信するっていうことを、
もう一回グローバリゼーションがダメだとか、
ヨーロッパナイズ、アメリカナイズがダメだとか、
俺もアメリカのカルチャー大好きなわけだからさ、
それがダメだっていうことじゃないんだけど、
改めて僕は53歳なんだけど、今生きてる人たちが日本っていうものを再解釈して、
自分たちの目線で、自分たちの世界観、グローバル観の中で、
日本って良いよねっていう。
自分たちが良いと思わないものは人に良いって言えないじゃん。
自分たちが良いっていう再認識を持った上でこれからどう考えていくんだっていうことが成り立ったとすると、
日本全国リゾートバリューは盛りだくさんっていうふうに思う。
ただ俺の、これはもう時間なんだけど、
一方でどっかの地方をディスるつもりはない。
だが、リゾート開発の課題は建築、開発、言ってみたら自然を破壊してっちゃう。
残すも残しちゃう。
だとしたときに、基本的には民主主義でいいんだけど、
一部社会主義的な感覚も必要な場面も来るんじゃないか。
どういうことかっていうと、日本ってすごく不動産もそうなんだけど、
世界中誰でも買える。
こんな国も結構珍しい。
中国なんか土地売らない。
インドネシアはそうだよ、外国席売れない。
イギリスなんかはそもそも土地売らない。
日本ってものをある意味で日本の状態にしていく上では、
ちょっとそういう考え方も、
俺赤くないんだけど、そういう考え方必要だ。
その中で誰がそれを判断するのかって極めて難しいんだけど、
基礎とバリュー的にAゾーンとBゾーンと分けて。
Bゾーンはもうとにかく自然に返す。
建物建てないだけじゃなくて、どんどん自然に返していく。
だって人口も減ってくるわけだから。
でもAゾーンはむしろバリューアップしていく。
自然との共生みたいな話。
日本の価値は自然っていうものを大部分占めてるわけだから、
このままリゾート、大国化してっちゃうと、
観光上の問題だけではなく、環境上の問題、文化継承上の問題も、
たぶんこの先、外資がどんどん入ってくる。
外資のクライアントの仕事をやりながら、むちゃくちゃ矛盾してんだけどさ。
カイトのところの仕事もしてるもんね。
そんな気がします。
どうなんだっていうのが理想なんだろうね。
今の日本だったらどこが理想的な感じのリゾート地というか、
どういう形になっていくのか。
いろんな種類があってもいいんだろうなと思う。
だからこれ本当に言ったほうがわかんないんだけどさ、
最近アメリカのトランプ政権になって、いろいろあるよね。
その時にイロンマスクが日本のポテンシャルについて語ってるシーンがあったよね。
その時に、日本の価値は日本人でしか作れないって言ったんだよね。
たぶん今の意味みたいな話なんじゃないかなと。
日本の価値っていうのは、神道とか精神性から紐づいていって、
いろんな価値につながってるから。
てことは何が言いたかったかっていうと、
あいに移民政策はいいと思わない。
そんなこと言ってたような気がするんだけどね。
日本の良さってなんだっけっていう局面に差し掛かってるのと、
一方ではひしひしと感じるの。
ひしひしと仕事してると。
日本でホテルやりたいんですよね。
お金いくらでもありますよ。投資したいです。
一緒にやりませんか。
受け入れしてると背に腹をかえられない部分もあるから、
いいですねいいですねってなってちゃうんだけど、ちょっと待てよ。
大事にしない。
いろいろ深い話だったんですけど、
まずあれですよね。
日本人の多くが自分たちの持ってるアセットに気づいてない。
価値をものすごい小評価してる。
それは結構安定にありますよ。
あると思う。
でもね、ベースとしてはさっき言ったように、ないものが欲しいから。
日本人に価値のあるものが欲しい。
その逆転現象が起き始めてるっていう意識?
今むしろ、欧米の人たちは日本がかっこいいと。
エスプレッソでラテ飲んでんじゃなくて、
抹茶でラテだ。
僕たちが考えてるのは抹茶じゃないんだよね。
彼らにとっては。
日本人にとっては。
日本人にとっては。
日本人にとっては。
日本人にとっては。
日本人にとっては。
僕たちが考えてるのは抹茶じゃないんだよね。
彼らにとっては。
同じ抹茶なんだけど、生活様式が違うから。
コーヒーが抹茶に切り替わっただけで、
例えばアメリカ国内でいくと、
コーヒー市場だけで4丁ある。
それが抹茶に、それが仮にだよ。
半分切り替わっちゃったら2丁産業なんじゃ。
日本国内の抹茶産業って、もうガガガガガガガ。
なんだけど、
気付いてないうちにさ、
ニーズが顕在化してるわけよ。
それはリゾートでも同じことが言えていて、
ニセコっていう場所で例えるうちは話は早いんだけど、
最近になって日本の資本はニセコで開発したり。
だけどニセコがニセコ化したのはもうずいぶん昔なんだよ。
それもそのバリューというかさ、
日本のリゾート化の進展
価値に気付いてたのは日本人じゃないよ。
他の国から見たときに初めてよく見えてる、
他人の芝が青く見えたオーストラリア人が、
ここやべえって言って始まったムーブメントが、
今やこのニセコを一大リゾート化してるわけね。
それと抹茶なんかも同じで、
気付いたら、東京のところそうなんだけどさ、
僕の奥さんがさ、ミッチーがさ、
さっきお茶習ってるわけよ。
で、抹茶買ってきてって言われて、
買いに行くじゃん。
売ってないんだよ。
マジで売ってないよ。
抹茶。
抹茶はいつでもどこでも買えるものだと思ってたんだ。
しかも買う人が少ないと思ってた。
もう売ってないんだよ。
それこそレア冗談の限定発売しますみたいな
レギュレーションかかったら抹茶も。
次の入荷はいつか分かりませんみたいな。
レア冗談と抹茶。
予約とかできませんみたいな。
えーみたいな。
みんな買ってっちゃう。
中にはそれをね、転売しちゃう。
でも気付いた頃には、
抹茶の生産地ってさ、一番宇治。
でも実際の畑は鹿児島だったりするわけ。
もう鹿児島のお茶農場とかスターバックス買収してた。
誰も気付いてない。
ってことは、いつしか
日本人は多分こう思う時が来るんだ。
昔日本人っていうのは抹茶を立てて、
抹茶っていうのは日本のものだったんだよね。
いつの間にか、
抹茶のメインストリームは、
いや抹茶っていうのは抹茶ラテでしょ。
イエーイみたいな。
こっちはもうメインストリームになっちゃってて。
そうすると日本文化とか減ったぐらいの前に、
抹茶がいつの間にか文化として西洋化しちゃって、
こっちは西になってっちゃう。
別にだからってわけじゃないんだけど、
もったいねえなみたいなね。
もったいないね系の日本文化とか、
日本のものっていうのは結構いっぱいあるなと。
そういう観点で見るとリゾートなんかまさにそう。
抹茶文化の変遷
だから早いうちに日本の良さっていうのは、
自分たちもう一回気づき直して、
日本のリゾート、こういう形であったほうがいいよね。
でも残すものは残す。
さっきの日本全体の計画みたいな話も含めて、
考えていくみたいなことを、
本当にそういうリーダーシップを持った政治家の、
昔で言う田中角栄みたいなさ、
日本大改造論みたいな話と一緒で、
これから10年見据えたときに、
文化GDP上げて、
日本の改造計画はリゾートだみたいなこと言って、
ただ環境と開発との共生はこうだみたいなことをさ、
ギャーって引っ張っていくような、
政治家とかいたら最高だよね。
うん。
なれば。
やだよ。
やだってなれねえし。
インスタのフォロワー5000人しかいないな。
関係ないでしょそれ。
いやー面白いな。
でもまあ人口やっててるし、
避けられない部分ではあるよね。
外国の方が人間助けていただいてるところもあるし。
これは個人的にはね、
サーファーだから海いろいろ行ってるじゃん。
世界中行ってさ、
ハワイ行ったり、
なんかカレオニア行って、
バス行ったりして、
ナンフツ行ってってやってて、
なんか、
アイデンティティももちろん大切だなって思うけど、
なんかみんなの地球じゃない?
だからね、地球環境が良くなる形で、
それでまあその中で、
いい形でシェアできるんであればいいけど、
なんかその、
さっき言ったね、
抹茶ラテ家みたいなノリになっちゃったら残念だったりね。
これなんかいいバランス、
客地点というかね、
できたらいいなって思うけど。
まあでも待ちづくりしてるね、
関口くんたちが。
そういう良さを気づかせるというか、
前も話したけど、
小畑くんたちのブロックチェーンの力だったりとかで、
世界中の人たちにそういうものがうまく、
いい人たちにちゃんと行くのはいいわけじゃん。
そういう権利というか、
ただお金だけ払って好きなようにさせろ。
ぐちゃぐちゃってなっちゃうのはあんまり良くないけど、
なんかそこのね、
着地が良くなれば、
良くなっていく世の中というか、
良くなっていくんじゃないのかなと。
いや思いますね。
なんか不動産の世界で、
底地と着地みたいなのあるじゃないですか。
それと似てるんですけど、
やっぱだからさっきの関口さんの、
誰でも買えるみたいなのは、
結構異常な感じだと思うんですよ。
で、今は値段上がってるし、
インバウンドインバウンドとかって言って、
この瞬間だけ見たら経済的に良いように見えるんですけど、
中長期見たらどうなのみたいな国として、
みたいな議論は普通にあるべきだと思ってて、
とはいえその経済的に、
色々やっていかなきゃいけないから、
だから本当にその、
こっちは持ったまま、
上の利用するとこだけ流動させるみたいなのは、
これはなんか一つのビジネスモデルとして、
普通にあるなと思ってて、
それが底地と着地に近いんですけど、
そういうのがこう技術でできると面白いかな、
みたいな風に思って、
今改めてそういう風に聞いてました。
結構さっきのA地区とB地区みたいな、
残すところと色々やっても良いところみたいな、
そういうコントロールとかも、
こういう技術を使うと多分やりやすくなったり、
あとは何年で必ずこっちに帰ってくるっていうことが、
技術上できるようなのが、
例えばブロックチェーンとか使うとできたりするので、
もちろん細かいところはいろいろ考えなきゃいけない論点は、
多分超たくさんあるんですけど、
本質的にはそういうコントロールとか制限みたいなのが、
うまくできたりするので、
そういうのがあっていけると、
日本のリゾートのこれからも、
良い感じになっていくのかなって思ったりしましたね。
日本全国リゾート、何て言った?
日本全国リゾートか。
そういうポテンシャルを秘めてる。
今回、これから老舗のもつ焼き屋に行くんで。
ちょっと短いですけど、早くやらなきゃいけないんで。
関西さんをオススメの新橋の神谷。
愛してやまない。
今一応あって言われて。
どの程度?
じゃあ閉めますね。いいですか?
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