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我妻幸長さんという方が、こういうことを言っていました。YouTubeでです。
大学のバラ売りをしてほしい、という趣旨なんですね。 YouTubeの概要欄に書いてあることを、ちょっと引用して紹介したいと思います。
「個人的に、大学の『バラ売り』が進んでほしいと思っています。 大学がこれまで、頭脳を学内に囲い込み、それにアクセスするためには、高額な講義のセット販売と時間、場所の拘束を受けるしかなかったのですが、
必要な授業を必要な時に受講できるようになれば、多くの人にとって使い勝手がかなり向上するのではないでしょうか」。
実際のYouTubeの動画は5分ほどですけれども、ここに書かれている概要で、大体言っていることの趣旨はよくわかると思います。
私もこの大学のバラ売り、正確には大学の講義のバラ売りということだと思いますが、これはぜひやるべきだというふうに思っています。
そのことを、noteというサイトで書いたこともあるのですけれども、今、大学の教員は簡単にできるのですよね。
コロナ禍の中で多くの教員が自分の講義をビデオ化したと思います。あるいは、Zoomでライブ配信をしたときも、録画を学生に提供するために自分のところに持っているのではないかと思うんですね。
それを適当に加工しまして、それで一般の人に何がしかの対価を求めて売るということ、これはやろうと思えば簡単にできる時代になったと思うんですね。
ですが、これをやっている人は、私の知る限りほとんどいないような気がします。
ですので、現在インターネット上にあるさまざまな講義というのは、大学の教員というよりはむしろ我妻さんのようなインディペンデントな、つまりそういった大学に属していない、そういう方が多いのではないかと思うんです。
でも、やっぱり大学というのは非常に大きな知の拠点であって、知識が集積しているところですから、そういうところにいる人がもっと、学生という高額な商品を買ってくれている人に貢献するのはもちろんなんですけれども、
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それを大学の学生以外にも提供するということはあっていいんじゃないかなと思うんですが、これは本という形ではいくらでも今までやられているわけですよね。
講義録などを本にして売るというのは何の問題もないというふうに考えられていますので、それと同じことを動画とかあるいはポッドキャストなどでやるというのも何の問題もないと私は思うんですけれども、どうでしょうか。
ということで、それではまた。