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2025-11-23 12:28

294 日記 | 新しい学び方

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jkondoさんの朝の散歩(11/22)を聴いて。

参考:文科省調査結果(不登校児童生徒について把握した事実)

#声日記 #不登校

サマリー

近藤さんの声日記では、AIを活用したトップダウン型のアプローチが新しい学び方として紹介されています。また、現在のカリキュラムが子どもたちの興味に合わず、これが不登校の一因となっていることも指摘されています。

久しぶりの声日記
2025年11月23日日曜日午前9時56分です。
声日記を久しぶりに収録したいと思います。
今回はトランシーバー声日記ではなくて、少しだけ長めに録る予定です。
昨日、jkondoさんの朝の散歩の配信を聴きまして、
LISTENの運用というか、そのサービスを実現するためのサーバーのシステムの話、
新しいやり方を導入したという話があって、とても興味深く聞いたんですけれども、
近藤さんにとっても新しいものを学びながら、何とか実現したという話の中で、
私にとってはとても興味深い話がありましたので、
そのことをちょっと今回は取り上げたいんですけれども、
近藤さんが言うには、これまでそういう新しい技術的な学びをするときには、
詳細なドキュメントというのがあるんで、それをまずちゃんと読んでから、
理解をした上で何か新しいことをするという、そういうやり方をとっていたんだけれども、
最近はもうそういうドキュメントなどは読まないで、
いきなりAIにこれやりたいんだけどどうしたらいいかなというような感じで聞いて、
その答え通りにやってみて、うまくいかない場合が多いんですけれども、
そうしたらこんな風になっちゃったんだけれど、どうすればいいかなというような感じで、
どんどんその解決方法もAIに聞いて、それでやっていくという。
もちろんその中には自分が理解できない概念、用語等も出てくるので、
そういう場合はそれもAIに聞いて教えてもらうと。
そういう風にしてだんだんと、うまくいくまでやるわけですけど、
うまくいったとともに、その過程でそれがなぜうまくいくのかということまで含めて、
きちんと学んでいくということができるようになったという話がありました。
新しい学び方の考察
これはAI時代の学び方ではもうスタンダードになっていくんじゃないかなというふうに思うんですね。
これまでは何か新しいことを学ぶときには、まず基礎からきちんと積み上げていってですね、
最終的にやりたいことができるようになるという、そういう積み上げ方のですね、やり方を良しとしてきたと思うんです。
特に数学とかですね、その他カッチリとした体系のあるものについては、
そういうことが大事だというふうに言われてきたわけですけれども、
でもそれ以外のやり方もあるんじゃないかということですね。
つまり積み上げじゃなくて、積み上げというのはボトムアップですけれども、
トップダウン型というんでしょうかね、先にもうやり方をつかんでしまって、
それがうまくいくのはなぜかということを深掘りしていくという、そういうやり方ですね。
こちらのほうが目的意識が非常にはっきりしているので、
途中で学ぶことの意味が非常によくわかってくるわけですよね。
逆のボトムアップ型だと、今基礎をやってるけど、これが実際にどういうことにつながるのかというのは先には見えてないわけですよね。
山を登っていって、頂上までいってやっと全体が見えてくるという感じでしょうか。
これだと途中でやる気がなくなって挫折してしまうということも多いわけですよね。
ですけれども、もうゴールが見えていればそこへたどり着くためのことだということで、
非常にモチベーションも高まるということだろうと思うんです。
この近藤さんがそのことをお話ししている中で、非常に興味深い部分があったので、
ちょっと紹介したいんですけれども、こういうふうにおっしゃっています。
「なんかずっと人の話聞いてるのってだるいじゃないですか」
というこの一言ですね。
またその後続けていますけれども、
「ずっと一方的に人の文章を読んだりとか話を聞くのって、
僕基本だるいし、早く自分で行動させてくれっていうか、実践させてくれみたいな気持ちにすぐなっちゃうんで、
なかなかこうずっと耐えてるのってしんどいなって思うんですけど」というふうにおっしゃっています。
この感じがとてもよくわかって、私もそうなんですよね。
私もそういうところがありまして、一方的にずっと人の話を聞くっていうのは耐えがたい体になってしまいました。
ですので、職場の会議なども最近は議論させてくれないで、
ただ一方的に報告事項を聞かされるだけっていう会議に大学もなっちゃってですね、
昔は結構議論してたんですけど、今はもう議論ほとんどないですので、
ただ聞く一方ですので、もうそんな感じなんですけども、
ですが考えてみるとですね、大学の授業なんてのも基本そんな感じなわけですね、講義に関しては。
それから大学ほどではないにしても、小中高の授業に関しても先生がしゃべっている、あるいは先生が決めたですね、
そのストーリーに従ってずっとそれに付き合わされるということになるわけですよね。
ですので、子どもにとってはそれが自分に今関心のあることではないということになりますとですね、
もうだるいとやる気が起きないと、そういうことになっても全然不思議はない、それは非常に私共感できるところがあるわけですよ。
でちょっとですね話変わりますけれども、私前からですね、不登校の問題に非常に関心があって、
毎年この時期ですね、10月終わりぐらいになると文科省が前の年度の不登校その他の統計を発表しましてニュースにもなるわけですけれども、
ずっとですね、不登校の児童生徒、増加傾向にあるということはよく知られていますが、
じゃあなぜそうなのかということについての十分な議論がですね、ないような気がするんですよね。
で、文科省のこの調査結果ですね、見てみますと「不登校児童生徒について把握した事実」ということで、
これは不登校の子どもが言ってることじゃなくて、それを見ている大人がつまり先生がですかね、言ってることだと思うんですけど、
「学校生活に対してやる気が出ない等の相談があった」と、これやる気が出ないというふうに書いてありますけれども、これが一番多いんですね。
数で言うと10万6000人以上で不登校の児童生徒に占める割合が30%ぐらいということで、
不登校になる子どもたちの外から見た感じはですね、やる気が出ないという、そういうことで不登校になっているのかという感じだと思うんですけど、
このやる気が出ないっていうのは先ほどですね、近藤さんのお話をしましたけれども、
学校の授業っていうのは基本的に子どもからすればだるいわけですよね。
やる気が起きないということでだんだんそれが積み重なっていくともうそんなとこ行きたくないっていう
ふうになるのは、私は無理もないなっていう、非常によくわかるっていう感じなんですよね。
で、今の子どもたちですね、AIっていうのは最近出てきましたけれども、それ以前にもうすでに動画などを見るっていうのは当たり前になってますよね。
動画っていうのは自分の好きなものを次々と見ることができるわけで、自分の興味関心に従って情報を得ることができるっていうことはもう子どもは経験しているわけですよね。
動画が出てくる前はですね、インターネットのウェブですね、ワールドワイドウェブでハイパーリンクを使って次々と情報が得られるっていう段階があったわけですけどもね。
これは基本的に文字が読めないと情報が得られないので、小さな子どもにとってはなかなか難しかったと思うんですけれども、動画が出てくるようになってからですね、
もう小さな子どもでも自分が欲しい情報を次々と得られる時代になってしまったわけですよね。
さらにこれがAIが出てきて、音声でもやり取りできますから、文字の読み書きができない段階からですね、AIと会話をしていろんなことを学ぶっていうことがもうできるわけですよね。
そういう時代に、この積み上げ型のですね、カリキュラムで子どもにそのカリキュラムに沿って学ばせていくっていうことはもう時代にそぐわないんじゃないかなっていうふうに思うんですよね。
その時代にそぐわないことをずっとやっているために不登校が増えているっていうふうにも考えられるんじゃないかなって思うんですけどね。
不登校の問題の考察
これどうでしょうか。
そういうことを言われることもありますが、あんまりそのことについて深刻に捉えて、今のやり方を変えようっていうですね、話が出てこないのが私は非常に不思議に思っているわけなんですよね。
ですので、今の学校に合わない子どもたちのために新しい学びの場、いろいろ用意されてきていて、そこは基本的に積み上げ型ではないやり方をとっていると思います。
そういうところで生き生きとですね、学んでいる子どもたちも多いと思います。
そういうものがだんだんと主流になっていくのではないかなと思うんですね。
今の学校、既存の学校
も、だんだんとそういう方向になっていくんじゃないかな、あるいはなっていかなければいけないという話になるんじゃないかなと思うんですけども、まだまだそれは過渡期ですよね。
でも方向性としてはそういう方向に行くんじゃないかと思ってますし、行ってほしいなというふうにも思っているということです。
ということで今日は、近藤さんのポッドキャストから、不登校の問題のところまでお話をしてみました。
ではこれで終わりにします。
12:28

このエピソードに言及しているエピソード

コメント

こちらの記事の後半で、こちらのエピソードについて思うことを書きました。 あまりにも長すぎたので、コメント欄に入れずnoteの記事に書きました。 よろしければご覧ください。 https://note.com/16164logs/n/n955c40b578b5

たな

noteの記事,拝読しました! 我慢の問題はいろいろ考えさせられました。もう少しよく考えて,機会があったらまた語りたいと思います😊

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