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2024-08-08 07:13

142 書誌 | 田中浩朗「日本の毒ガス戦の歴史」(2011)

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田中浩朗「日本の毒ガス戦の歴史」『化学史研究』第38巻(2011)210-220頁。

https://researchmap.jp/tanaka_hiroaki/published_papers/14438867(ダウンロード可)

#書誌 #毒ガス #戦争 #歴史 #田中浩朗

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書誌情報メモ。田中浩朗「 日本の毒ガス戦の歴史」『化学史研究』第38巻(2011)210-220頁。以上です。
この論文というか、正確には総説と言いますけれども、この総説文は、私が今からもう10年以上前に書いた日本の毒ガス戦の全体像をコンパクトにまとめるために、
また当時のこの歴史の研究状況を書き留めるために書いた文章となります。
総説というのは、それまで多くの研究者が明らかにしたものをまとめたものですね。
現時点でどのようなことがそのテーマでは明らかになっているのかということを、それぞれ明らかにした人、論文、文献、そういったものを示しながらまとめるというものでして、
この文章の中に私自身が研究したことは、多少書かれてはいますけれども、ほとんどなくて、他人が研究したことを元にしてまとめているものです。
おそらくこの文章は私が書いた論文、その他いろいろな文章の中で一番多くの人に読まれているものではないかと思うんですね。
というのも、私はこの総説文をresearchmapというサイトに掲載しまして、誰でもダウンロードできるようにしているんですね。
そのダウンロードされた回数というものが表示されるようになっていまして、先ほど見ましたらば2000を超えていました。
ですので、単純に言えば2000人以上の人に読まれている可能性があるということでして、他にそんなに多くの人に読まれるだろうと思われる文章を私は書いていないので、多分これが一番多いのではないかなというふうに想像しているわけです。
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何でこんなにこの文章がダウンロードされているのかと言いますと、これも、多分という推測ですけれども、似たようなものが他にないからということではないでしょうか。
日本の毒ガス戦に関する歴史の本は結構たくさん出ていまして、ものすごく詳しく書かれているものもあるんですが、結構読むのが大変なんですよね。何百ページも読まなきゃいけない。
ですが、この論文というか総説文は11ページですので、すぐに読むことができます。だいたい全体像がわかるということなので、とても便利な文献ということになっているのかなというふうに思います。
それで、私この随分昔に書いた文章をもう一度引っ張り出して、読み、そこからまた研究を進めたいなというふうに思っているんですが、それはなぜかと言いますと、
私が総説文が掲載された雑誌が、化学史学会という学会が出している雑誌なんですけれども、その学会が去年、2023年に創設50周年を記念しまして、
それに関連して、この化学史研究の50年、半世紀ですね、これを振り返るというシンポジウムをここ数年の年会でやっているんですね。
私もそこで発表するようにと言われていて、どんなテーマについて発表しようかなと思っていますけれども、やっぱり私がこの化学史、化学史(ばけがくし)ですね、という分野で一番熱心に研究したのはこの日本の毒ガス戦に関する歴史ですので、
これを取り上げて発表するのがいいんじゃないかなというふうに思いまして、その出発点として私が10年以上前に書いたこの総説文、この辺が出発点になるかなと。
それ以降も10年以上経っていますので、その十数年間の発展、これを付け加えることで発表にすることができるのではないかなというふうに思いまして、
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それでまずはこの総説を読み返してみたということになります。
いろんな文献がここで取り上げられています。
もちろんそれらをみな入手してそれなりに読んだんですけれども、
でも、全部をきちんと読んだというわけでもないので、またじっくりとですね、それぞれの文献を読み直してみようかなと。
今の時点で読み直すとまた新たな発見があるかもしれないなというふうに思いまして、
この研究は約1年続くと思うんですけれども、楽しみに進めたいと思っています。
以上です。
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