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7月23日、火曜日の声日記です。
朝、自宅を出まして、近くの銀行と郵便局に行って、用を足して、今、自宅にまた戻る途中です。
昨日、今学期最後の授業が終わりまして、今日から在宅勤務ということで、成績付けの毎日となります。
ずっと家にこもっていると運動不足になりますので、1日1回ぐらいは、こうやって散歩がてら、外に出ようかなというふうに思っています。
今日は晴れでして、太陽が朝から暑いですね。
セミもよく鳴いています。
しかし、木陰に入りますと、結構風が涼しいので、それが救いですね。
まあ、夏だなという感じです。
昨日から、ポッドキャストのコテンラジオを聞き始めましたけれども、
最新回を聞いた後に、特別編でしょうか、番外編ですね。
台本作りと教材研究の類似性
番外編として配信されている台本の作り方に関する配信を大体聞きました。
あのように人気のある番組の台本がどうやって作られているのか、その秘密が明かされていまして、とても興味深く思いました。
細かくいろいろと分析したいところですけれども、今は散歩の途中なので、そんなに細かくはお話できませんけれども、
印象を述べますと⋯。
ちょっと今、人が来ましたので止まってしまいましたが、
印象はですね、私教員やってるんですけれども、教員が授業の準備をしているのと非常によく似ているなという感じがしました。
資料を読んで、それを頭に入れ、その中から面白そうなストーリーを作り上げる、そしてそれをしゃべるというこの一連の流れはですね、
まさに教員が教材研究ということでやっていることと同じかなと思いました。
もちろん違うところもいろいろあるんですけれども、でも基本的には同じだなというふうに思いまして、とても親近感を感じました。
特に共感したところは、締め切りに追われて果たして間に合うのだろうかということで、胃が痛くなるというような話があったんですけれども、
まさに授業の直前まで準備が終わらないで焦っている教員の状況と同じだなと、
特にまだやったことのない初めての授業科目を担当した時のあの大変さというのは、コテンラジオさんがエピソードの台本を作るときとよく似ているなというふうに思いました。
違うところはいくつもあるんですけど、とりあえず思いつくままに言っておきますと、
それはまず多くの教員はだいたい授業の準備を一人でやっていると思います。
もちろんチームティーチングというのもありますから複数でやる場合もあると思いますが、
多くは一人で担当していて、その授業案を一人で考えるわけですね。
コテンラジオさんは4人ぐらいでしょうか、台本作りに関わっている方がいて、
協力しある程度分担してやっているということなので、そこが結構違うかなと思います。
あと台本を3回ぐらい読み直して修正するという話がありましたが、
これ教員に当てはめますと、教員は1回の授業、それで終わるわけではなくて、
同じ授業を繰り返し何回もやることがあると思います。
大学の教員は本当に1週間に3回ぐらい繰り返して同じ話をすることもありますので、
まさにそうやって繰り返す中で少しずつ修正していくということと、
コテンラジオさんが台本を修正していくというのは似ているんですけど、
その修正の仕方が違うなというふうに思いました。
それとも関係しますけれども、完成までの期間ですね。
教員の場合はもうだいたい同じ授業を長年続けるので、
ある一つの内容について何年もやれば、だいたいこれでいいという感じのものになっていくと思います。
それが何年かかるかは場合によりけりでしょうが、
でもかなり長い時間をかけてそれを完成させていきます。
それに対してコテンラジオさんはだいたい一つのシリーズを作るのに2ヶ月と言ってましたね。
2ヶ月で完成版までいくのはこれは大変だなというふうに思いました。
でも複数人で協力してやっていくことで何とかそれができているのかなというふうに思いました。
対話的な収録と先生のアシスタント
あと、これは台本ではないですけれども、収録の場面ですね。
やはりそこに台本を作った人と、それから台本を作っていない人、両方ですね。
つまりその内容をよく知っている人と知らない人と両方がいる中で収録をするというのも、とてもいいものだなというふうに思いましたね。
内容を知らない人がいろいろと質問をしてそれに答えるということが、一方的な情報の伝達ではないものになっていると。
言ってみればリスナー代表みたいなですね、
そういう感じになっているかなと思うんですね。
これ授業ですと、リアルタイムで生徒・学生とやりとりをする。
それが大体当たるかと思うんですけれども、なかなかこれがうまくいかないですね。
大人数の授業ですと、まず質問が出てきませんよね。
ですから一方通行的になってしまいまして、ある種の対話的な場面を作るのは非常に難しいそうなっています。
そこがコテンラジオさんの魅力にもなっていると思いますね。
ということは学校の授業も、ある種の先生のアシスタントみたいな人がいて、その人と授業をやるといいのかもしれないなというふうに思います。
多くの場合、人件費の問題でなかなかそれが難しいんですけどね。
でも対面授業ではなくてオンデマンドにすれば、一度教材を作れば何度でも使えますから、多少コストがかかってもですね、そういったいい教材を作るというのは意味があるんじゃないかなというふうに思うんですけれども。
ともかく今学校の先生は授業の内容をじっくり考えるという時間があまり取れないんですね。
これが最大の問題だと思います。これはどの学年の先生も同じだと思います。
小学校から大学までみんなそうだと思うんですね。
もっともっと先生に自由な時間を与えて、勉強、研究、そういったものをしてもらう、そういう環境が必要かなというふうに思います。
ということで、そろそろ家に近くなってきましたので、この辺で今日の声日記終わりにしたいと思います。