第41回 気候と建築 Part2 〜環境負荷はバランスが大事?〜
2026-07-10 20:11

第41回 気候と建築 Part2 〜環境負荷はバランスが大事?〜

前回に引き続き、環境対策として建築家には何ができるのか?という深いテーマを考えていきます。環境対策の裏に起こる不具合についてなど、リアルな側面も話す議論回です!


●今回はマキの意見も聴きたい笑

・既存の設えが図面と合わなかった事例

・結局工期が伸びてプラスマイナスゼロになってしまうこともある?

・いろんな試行錯誤をしなきゃいけない時代

●チャレンジを続けるしかない

・最後までやりきったときにCO2削減は見えてくる

・無駄に思えるかもしれないけれど、新しく作るよりは有効なはず

●運搬まで意識しないといけない設計

・施工者だけじゃなく設計者も意識しないと

・加工できる場所が限られていることも

・運搬は時間もお金もかかるもの

・修正材工場も限られている

・遠回りの運搬ルートになることも

●設計者の検討する範疇の拡大

・環境対策設計のプロが必要?

・チームワークの大事さを改めて

●気候変動への適用のしかた

・冷房の温度を更に下げるのは悪手

・気候も変わっていることをまずは認識

・冷房温度を上げたことの失敗例もあり

・生産性が下がっていく懸念、人命の危機

・部屋の温度を下げて、地球の温度を上げる?

●パッシブな設計を心がける

・昔までは感覚で設計していたけれど

・今は気流解析などをしやすくなっている

・新しい技術でパッシブ設計をする

●人工集中も問題なのかもしれない

・適応していくには分散型社会?

・シュリンクしていくことも必要

・インフラは非効率になってしまう

●うまく配分する考え方が大事?

・負荷のかけ方にもバランス感覚が必要

・地球への負荷を受け流していく

・優秀な人間がたくさんいたらいい笑

●議論すること自体が大切

・仕事ではなく友人と議論できて満足なトッキー

・色んな分野で同時に議論してるはず

感想

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サマリー

建築家が気候変動に対してどのように貢献できるか、前回の続きを議論する。環境負荷軽減のために既存資材を再利用する際、手間や工期の遅延、予期せぬコスト増といった現実的な課題に直面することが語られる。また、運搬コストや加工工場の制約など、設計段階から考慮すべき範囲が広がっている現状も指摘される。気候変動への適応策として、冷房温度を下げるだけでなく、パッシブデザインの重要性や、都市への人口集中といった社会構造の問題にも触れ、負荷のバランス配分と多分野との連携の必要性が強調される。議論を通じて、課題解決には至らないまでも、社会課題について考え続けることの重要性が確認される。

環境負荷軽減の現実的な課題
このチャンネルは、大学の同期で、それぞれ建築関係の仕事に携わる、マキ、シュン、トッキーの3人が、毎回一つの日常のテーマと建築の接点を探りながら、ダッダーするトーク・バラエティーです。
では、ちょっと前回に引き続きになりますが、トッキー、今日のテーマは何でしたっけ?
今日は、気候と建築パート2です。
きた、パート2。盛り上がった時に出るパート2。
喋り足りない時があるパート2。
前回、実はマキがあんまり喋れなかった。出るタイミングをマキが伺ってたら、16分ぐらい経っちゃったっていうところで、今回はマキにも話してほしいなと。
変にスポットライト当てないであげて。
確かにね、マキの意見も聞きたいところあったね。
環境負荷を減らすときに、回収とかで既存のガラスを再利用しますとかってなってたけど、やっぱり本当に手間を要するなと思っていて。
今、外壁の回収をやったことがある。結構大規模なビルの。
それで、下地は再利用しましょうみたいな。金額も抑えるし、新しく鉄骨発注しに行って済むからっていう形でやったんだけど、
元の図面がある程度残ってるんだけど、それが今施工されてる状況とかなりずれていて、それを基準に再設計したり現場で調整したりとかってなると、
意外と人間の時間的な構想もそうだし、現場でこういう部材も必要だっていうのは新しく新規の部材も出てきたりとかして、
さっき言ってたこの人間に優しくないみたいな。環境負荷を軽減しようとして再利用のものとかっていうことを考えると、
かけたコースに対する得られた結果が合理的に考えるとあんまりよろしくないみたいなのはやっぱり伴うなと思って。
さっきのガラスの回収の話も、集めてちゃんと保証されるために検査してとかっていうのの時間かけるのであれば、
その分工期を短くして新しく作っちゃった方が、現場の稼働時間が抑えられるから、
そもそもの全体的な事実配出量で見ればもっと軽減できるんじゃないかと。
それってきっと多分何回も何回もいろいろ試して調整していかなきゃいけないタイミングなんだろうね。
蓋開けてみたら抑えられなかったみたいなことって多分これからめちゃくちゃ出てくると思うんだよね。
あると思う。
実際結構ね、やり切んないとCO2排出量とかは下がりにくいとは思う。
完全に新しいもの作るよりは下げられるってこともまた逆に一方で多いと思う。
俺がやってたプロジェクトとかは、ドバイの万博から大阪万博につなぐってプロジェクトだったから、
ドバイから運んできてるわけ。だから運搬コストも結構でかいから、
そこでもCO2排出量があるわけじゃん。
それをトータルで計算するときに抑えられてるっていう結果に落ち着いたけど、
だから有効ではあると思う。CO2とかは抑えられる可能性はあるけど。
運搬と加工の制約
面白いのがさ、運搬のことってさ、今までうちら関係なかったじゃん、割と。
そうだね。
関係ないっていうのは難しい。関係ないとは全く言えないけど、
業務の中で運搬にどれくらい時間かかるかっていうのは、
それこそ施工の段階でやっぱりこっちからみたいな話で調整することも多かったし、
でも多分割と設計段階から、どこから何を持ってくるかとか、
どういう過程でその材料を加工していくかみたいなところも、
我々が追っていかなきゃいけないっていうのは結構大変だなって。
道数。
加工できるのがどこにあるかにもよるね。
結構ガラスとかってさ、旬とかもやるけど、
加工できる場所が中国の一部にしかないとか。
うん、そうだね。
そうするとどうやっても運搬が必要になるのか。
運搬はね、CO2も出るし運搬はコストもかかるし、コストが跳ね上がってるしみたいなのもあるね。
私聞いたことあるのが、地場産材を使いたいっていうことで、
その地域の木材を使うんだけど、
それを加工する、CLTとかに加工する工場があそこにしかないみたいな。
もう4件、5件先にしかないみたいな。
だから結局そっちに持ってって、また戻ってくるっていう。
謎ルートをたどるっていう。
加工場みたいなものも実は足りてないけど、
でも新しく作るっていうのも、なかなか難しい話。
木材のね、普通の加工場は全然あるんだけど、修正材を作るところが限られてるって話だよね。
そうね。
いろんな問題があるよな。
設計者の役割拡大と専門職の必要性
リアルをめちゃくちゃ知ってて、
そういう一応設計者に対してアドバイスする仕事とか儲かりそうだね。
優良性がありそう。
それこそトキキがさっき言ったように設計者が考える範囲が広くなりすぎてるっていう問題は結構あると思ってて、
全部を把握していくことは必要なんだけど、そこに対する手が足りないとなってくるというか、
っていうのを考えると、こういう環境に対しての視点、
そこのリアルとさっき言ってたコスパタイパーとのバランスみたいなものも含めて、
提案できるような優秀な人が外部から入ってくるとかだとめちゃくちゃやりやすそうだなって思った。
そうだね。チームと建築じゃないけどさ、船の話を前しゅんが知ってたけど、
その中のエキスパート職みたいな、専門職みたいな感じでね、いるといろいろやりやすいのかもね。
っていうところで、環境負荷をどうしたら減らすかっていうか、減らすときの課題みたいなものをちょっと3人で話したから、
気候変動への適応策と課題
次、気候変動に適応していこうっていう話題をちょっと振りたいなと思って。
これ気候変動の適応のあんまり良くない例で、冷房の温度を下げるっていう。
家の中は涼しく保てるかもしれないけど、この分またエネルギーをさらに使うっていう悪循環適応。
そうじゃなくて、やっぱり別の意味で適応していかなきゃいけないのかなっていうふうにはちょっと感じてて。
暑さに対して。
そう、暑さに対してとか、あとはパート1でちょっと話したインフラみたいなところも、
やっぱり元々の気候条件のベースで作ってたインフラが機能しなくなっていくみたいなこともこれからあり得るから、
それをどういうふうに更新していくかっていうのは多分私たちは土木関係の仕事じゃないから、私たちの仕事じゃないけど、
そういう気候自体も変わっているっていうことに対してどういうふうに建築家として関わっていくかみたいなことを。
それ難しいんだよね。
冷房の話とかもさ、昔空調をなるべく抑えましょうみたいなさ、27℃設定にしてクール率で仕事しましょうみたいなさ、あったじゃん。
あれが結局別にあんまり良くなかったみたいな話もあるわけさ。
設定温度を変えたからといってそんなに変わるわけでもないし、根拠のある数字でもないし、
それによってちょっと暑い中で仕事することによる生産性の下がり幅みたいなところを考えると、
あんまりいい政策じゃなかったんじゃないかみたいな話とか、今浮き彫りになるし、
あと高齢化しているこの世の中で冷房をなるべく抑えましょうってすると、
高齢の方たちの中で体がそんなに強くなかったりすると、死者が出るみたいなレベルの暑さになってきてるじゃん。
去年北海道で冷房を使わなかったことでみたいな話とかもあったよね。
亡くなっちゃった方とかいた気がしたけど。
設備機器は使ったりはしつつみたいなのは間違いというわけではないというか、
ただ時が言いたいこともわかんない。
部屋の中の温度を下げるために地球全体の温度を上げているみたいなパラドックス。
どうすればいいのかみたいなのはむずいね。
パッシブデザインと技術の活用
建築家としてどうするかってなった時に、
例えばだけどパッシブハウスの考え方で極力設計しましょうとか、
そういうことは言えるのかなとか思ったんだけど。
それはあると思うよ。
パッシブって前までちょっとうさんくさい感じと言ったらあれなんだけど、
めちゃくちゃ失礼な言い方すると、根拠があるのかみたいな。
風が吹き抜ける家ですみたいなのって言ったときに、
根拠がない状態で言ってたことが多分一昔前だと多かったと思うんだけど、
今って気流の解析とかさ、もっと手軽にできるようにというか、
誰でもできるレベルまで今落とし込まれてきてる。
誰でも言ってたら大丈夫。設計者であればね、あれで考えられる状態。
そこでちゃんとした根拠作って組み合わせていくんだったら、
ありだと思うから、そういう新しい技術でどうやって乗り越えていくかっていうのは、
一つあるのかなって。
人口集中と分散型社会
私さっきの冷房の話に戻るかもしれないけど、
ちょっと本末戦闘かもしれないけど、冷房を使わないで体調を崩して、
医療機関にお世話になってってなると、結局環境負荷は減らせてるけど、
別のところで医療にかかって、別の処置を受けるために、
それもCO2が発生するじゃない。
エネルギーもコストもみたいなところだよね。
先のCO2を減らすために長期的に見て健康を損なったりとかして、
病院にかかりつけになるとかなると、そもそも人生のトータルで見たときに、
マイナスの方が大きいんじゃないかと思っていて。
今の材料の選定とかパッシルとかで考えて、今最高の結果が得られますってなっても、
後々どっかで。
結局無理が出るというかね。
そうそう。そのパラドクスみたいなのもあるなと。
あと都心に人が居すぎっていう問題もあるのかなってちょっと思ってて。
確かにね。分散とかはあるかもね。都心に人が居すぎ。
ドーナツ化現象とかそういうこと?
それもそうだし、都心に人居たほうがいいのかな。みんなギュってしてたほうがいいのかな。
でも適応するって考えると、
人口が減少してて、土地だったりとか、家とか空き家みたいなものが増えてる地域がたくさんある中で、
そこで暮らしたほうが絶対に過ごしやすいと思うんだよね。環境的な意味で。気温とかの意味ではね。
そうね。
あとはトータルの話でいうと、シュリンクしていくみたいなのもあって、
例えば今言ったみたいな地方の分散した都市とかだと、分散しすぎてて、
換算としてるんだけど点々と人口集中してる場所がちょっとずつあるみたいな状態だと、
全部インフラ回さなきゃいけないんだ、結局。
それが結局無駄になってるというか、
薄く広くだと困るから、ちょっとまとめましょうっていう動きも一方であるよね。
東京とかだと逆に過集中になってきてるから、それによる非公理ともまたちょっとあって、
それを最適化していくみたいなのはやっていかれていけない。
それを扇動できるわけではない、我々は。
負荷のバランス配分と議論の重要性
けど、何となく議論する場にいなきゃいけないよねって思う。
そうだね。
結局分配なんだと思うんだよね、今言ったみたいに。
配分というか、地球環境に対する配慮みたいなところも、
それだけガンガンやりましょうみたいなのって多分無理があって、
人間への負荷がどんどん高まるというか、
何に負荷かけるかみたいなところのバランス配分で見るのが、
一つは手なのかなって思ってる。
どんぐらいちょっとコストを上げるか、どんぐらい人の原石コストを上げるか、
それによってCO2排出量を減らしてというか、
遊泳の負荷を減らしてみたいな、地球にガンガン負荷かけてたものを、
他のものにどうやって流していくかみたいな、
バランスの話なのかなって思っている。
優秀な人間をたくさん、そういう気候とかに関連する、
優秀な人間がたくさん育っていくことによって、
私たちも知ってなきゃいけないけど、
やっぱりいろんな人と一緒に業務を分散するじゃないけど、
その方法も探っていかないといけないなっていうふうに今すごい感じている。
もう一人の負担がね。
こういうのを議論するってこと自体が大事っていうのはあると思うよ。
キレ事みたいな話だけど。
そういうところからじゃん。
そうやって考えていく必要があるし、
日常のちょっとしたところからなんとなく考えていくしかないよね。
そうだね。
仕事じゃなくて、友達とこういう話ができて、
いい羽休みになりました。
トッキーから出るバージョン、めっちゃいいじゃん。
トッキーはそういう部署にいるんだもんね。
そうそう、仕事でも話そうよってね。
だけどやっぱりすごい難しさを感じてて、
でもその難しいよねっていう話を今全然こんじゃなくて、
アトリエとか設計事務所とか個人とかで、
今働いている2人といろいろ情報共有できたことが。
よかったっすね。
なんか気持ちすっきり。
問題自体は解決してないけど。
全然解決してないね。
デカすぎてね。我々解決できるものでないから。
でも話すの大事っすね。
これからも積極的にそういう社会の課題に関してはね、
建築家としていろいろ考えていけたらなと思います。
いろんな視点からの考えも知りたいですね、それこそ。
そうだね。
別の産業の人からするとっていうのも多分あると思うんだよね。
メーカーの人もそうだし、そもそも違う分野、
車業界からしたらとかさ、そういうのも多分あるじゃん。
あると思う。
いろんなコメントをお待ちしております。
そんな感じかね。
ありがとうございます、今日は。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
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それでは皆さん、また来週。
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