SBCast. Ch2向け ちえラジChatまとめ
サマリー
オンラインでのコミュニケーションの質を向上させるためには、単にITツールを利用するだけでなく、効果的に活用することが重要だと考察されます。特に、サイドビーチシティのディスコードコミュニティでの経験を通じて、オンラインとオフラインのコミュニケーションの違いや、その改善策について探求されます。このエピソードでは、ITコミュニケーション戦略において、単なる利用から有効活用へと進む重要性が議論されます。特に、サイドビーチシティの活動が新たな関心を引き寄せ、その結果として新しいコミュニケーションの課題が浮かび上がっています。
オンラインコミュニケーションの壁
こんにちは。今回はですね、オンラインでのコミュニケーション、それからITツールの使い方、この常に変わっていくテーマについて、ちょっと深く掘り下げてみたいと思います。
手元にあるのはですね、知恵ラジチャットというポッドキャストの配信者さんが、2023年から2025年にかけてご自身の経験とか、特にサイドビーチシティという団体での活動を通じて考えたこと、その記録なんですね。
今日の探求のポイントは、単にツールを使うんじゃなくて、どうやったらオンラインで本当に繋がれるのか、意味のある対話ができるのか、その難しさと面白さみたいなところを一緒に見ていくこと。これがミッションです。
まさにそうですね、ここで見えてくるのって、ツールを単に使えるっていう状態と、それをコミュニケーションとかコミュニティを豊かにするために本当に活かしきる、その状態との間に意外と深い溝があるっていうことなんですよね。
そしてその水を越えられない個人的なあるいは組織的な壁って一体何なのかなと。これもデジタルで繋がるのが当たり前になった今、私たち全員に関わる問いだと思うんですよね。
では早速一番古い記録からいきましょうか。2023年5月のものですね。これが結構なんていうか、縄々しい悩みから始まってるんですよ。
ご自身が関わっているサイドビーチシティのディスコードコミュニティがあるんですけど、そこのメンバーがなかなか会話に参加してくれないと。
他の場所、例えばクラブハウスなんかだと結構みんな喋ってるのに、なぜかディスコードだと静かになっちゃう。
もしかして自分と喋りたくないのかな、なんてちょっと落ち込んでる感じが伝わってくるんです。
なるほど。オフラインだったら普通に話せる人たちがなぜオノラインだと壁を感じるのか、その理由が掴めなくて自分のやり方がまずいのかなみたいなかなり正直な気持ちが出てますよね。
うーん、その壁の正体、気になりますね。プラットフォーム自体の使いにくさなのか、それともまだ距離感のある相手と画面越しに話すことへの、もっと根本的な抵抗感みたいなものなのか。
で、興味深いのは、この悩みを持っているご本人は、実はオンラインもオフラインも本質的にはそんな変わらないんじゃないかって考えてる点なんですよ。
あー、そうなんですね。
ええ。これはご自身が地方に住んでて、もともとオフラインで会うハイドルがたとかったりとか、あとオンラインゲームの経験が大きいのかもしれないですね。
ゲームだと、顔も名前も知らない、時には国も違うような人たちと限られた時間で協力したり、コミュニケーション取らなきゃいけない場面ってあるじゃないですか。
はいはいはい。
まさに一騎一遊というか、迷っている暇があったらまず話しかけてみようみたいな、そういう感覚がたぶん染み付いてるんでしょうね。
そうなんですよ。だからこそ、自分たちの地域の中だけで考えていても、どうしようもない課題っていくらでもあるでしょって、オンラインで特に普段なかなか会えないような遠くの人とつながることの価値をすごく強調してるんですね。
開講後都市警官まちづくり会議っていう例を挙げて、外の人と話して初めて、ああそういう見方もあるんだって気づくことがあるんだと。
最終的に目指しているのは、オンラインで始まったつながりが、いつかやっとリアルで会えましたねって、笑顔で再会できる、そういう関係づくりみたいですね。
ここで少しご自身のオンラインでの関わり方、ちょっと振り返ってみると面白いかもしれませんね。
あなたは、新しいつながりを積極的に求めているタイプですか?それとも、まあいつもの居心地の良い輪の中にいることが多いでしょうか?
オンラインとオフライン、どっちがより話しやすいと感じますか?もし差があるとしたら、それってどうしてだと思いますか?
ITツールの利用と活用
さて、そのオンラインでの温度差みたいな悩みから、まあ1年ほど経つとですね、今度はもっと具体的なITの使い方、その質についての考察が出てくるんですね。
2024年の9月と10月の記録です。ここで非常に重要な利用と活用っていう言葉の使い分けが出てきます。
利用と活用。
例えば、Zoom会議を設定して、ただ話すだけなら利用。でも、Zoomのブレイクアウトルームとかチャット機能とかを駆使して、参加者が主体的に関われるような場を作るのは活用。
SNSで、今日こんなことありましたって投稿するのは利用。
だけど、その投稿を見た人が、うわ、ここ行ってみたいとか、このイベント参加したいって、心が動くように工夫するのは活用。
スラックやTeamsで業務連絡するのは利用。
でも、それを使って、まるで隣にいるかのように、こう深い議論とか意思決定までスムーズに進められるなら活用。
いやー、この違いちょっと考えさせられますよね。
この利用と活用の区別、これはかなり白心をついてますね。
利用っていうのは、ツールがそこにある、使えるっていう状態に過ぎないと。
一方で活用は、そのツールが持っている力を最大に引き出して、目的達成のために戦略的に組み込むことなんですね。
ここでICT、情報通信技術っていう言葉が出てくるんですけど、
多くの人が、ITツールは使っているけれど、コミュニケーション、つまりICTのCの部分が抜け落ちちゃってるケースが多いんじゃないかと。
あんたの使ってるのはICTじゃないよ、ただのITだよって言いたくなるくらい、かなり挑発的ですけど適応しているのかもしれない。
ここで言うDX、つまりデジタルトランスフォーメーションっていうのは、単にデジタルツールを導入するだけじゃなくて、
それによってビジネスプロセスとか組織文化そのものを変革していくっていう意味合いですけど、
やっぱりこの活用レベルに達しないと本当の意味でのDXって難しいのかもしれないですね。
コミュニケーションの質の向上
そのもどかしさみたいなものが、2024年10月の記録だと、さらに具体的なエピソードとして語られてるんですよ。
ツールはあるのに、コミュニケーションが空回りしてる例、SNSで投稿の意図を全然組み立ってもらえなくて、
何か見通しがいな返信が来る。いわゆるクソリプってやつですね。
ああ、ありますね。
あとは、スラックとかディスコードでチャンネルは作ってあるのに、肝心な情報が全然供与されてないとか、
特に、えっと思ったのが、オンラインで何度も会議を重ねてきたはずのプロジェクトなのに、
その背景にある一番大事な理由とか具体的な進め方とかが、結局後日わざわざ集まったオフラインの場で初めて説明されるって話なんです。
へー、それは。
え、なんでそれオンラインのミーティングで言ってくれなかったのって、これは何かがっくりきますよね。
せっかく会議したのに、ビデオ会議ツールを使えばそれでオッケーってもんじゃないんだなと痛感しますね。
そうなるとやっぱりリモートワークとかオンラインでの共同のメリットって薄れちゃいますよね。
ですよね。
時間とか場所を選ばずに効率よく仕事を進められるはずなのに、結局大事な話はやっぱり集まらないとね、みたいな感じになっちゃう。
じゃあこの話はリモートでやりましょうが通らなくなりますからとご本人が言うように、移動の手間とかコストがかかって、かえって非効率になる。
うーん。
これって結構あるあるじゃないですか。
あるかもしれないですね。
オンラインとオフラインのコミュニケーションの質をどうすれば近づけられるのか、単にツールの使い方を知ってるっていうデジタルリテラシーだけじゃなくて、そのツールを使って意図を正確に伝えたり、相手の意図を汲み取ったり、深い対話を生み出すデジタルフルエンシー、つまり使いこなす力が必要なんだってことなんでしょうね。
そこで話がまたサイダーVCDに戻ってくるんですね。
はい。
IT利活用の支援とその課題
彼らのミッションというのは、まさにこのIT利活用の支援、DX推進のサポートなんだと。
だからこそ、ツールを単に利用する段階からちゃんと活用できるようになるためのヒント、自分はこう使ってるよとか、あの人はこんなふうに工夫してるみたいだよっていう実践的な情報を共有していくことにすごく責任を感じているみたいなんです。
なるほどなるほど。
その仲間を増やすための仕組みとして、エージェントっていう関わり方にも触れてるんですね。
これは年会費とかもなくて、団体の意思決定には変わらないんだけど、活動には参加できるよっていう、より気軽な関わりしろみたいな感じですかね。
ただ面白いのは、そういう理想を掲げつつも、組織内部での情報共有とかコミュニケーションがじゃあ完璧かっていうと、必ずしもそうではないとご本人も認めている点ですよね。
ああそうなんですか。
ええ、内部での一貫性を保つ難しさみたいな。そして2025年2月の記録ではまた新しい動きが見えてくるんです。
これまでとは少し違う層、もっとビジネス寄りの団体とか個人から関心が寄せられるようになってきたと。
SDGsとかプログラミング教育とか、サイドビーチシティの活動の特定の側面に興味を持ってくれてる。
What's fascinating here is、これは活動が広がってきた証でもあるけど、同時に新しいコミュニケーションの課題を生んでいるということなんですよね。
そうなんです。その新しい課題っていうのが、これまでのブログ記事とかSBキャストみたいなポッドキャストって、主にNPO関係者とか行政職員とか既に関わりのある人たちに向けて作られてきたという背景があるんですね。
でも、新しく興味を持ってくれた人たちっていうのは、ビジネスパーソンだったり、あるいはNPO自体にはそこまで関心はないけど、活動の一部には興味があるという層、そういう人たちに今までのコンテンツで響くのかどうか。
ご本人もサラリーマン辞めてからかれこれ12年ぐらい経ってますからね、今のビジネスパーソンが何に興味あるのか正直よくわかんないって、ちょっと戸惑いを隠さないんですよ。
あ、なるほど。時代の変化というか。
だから既存のメディアだけじゃなくて、言及されているAIを使った分析資料なんかも参考にしながら、新しい層にどうアプローチしていくか、今模索している最中ということなんですね。
オンラインコミュニケーションの質の向上
ほんとコミュニケーションのやり方ってあっという間に変わっていきますよね。
これは多くの組織とかあるいは個人でも直面する課題かもしれないですね。
ご自身の活動とか専門性をどうやって多様な背景を持つ人たちに的確にしかも魅力的に伝えていくか、相手が変われば使う言葉も選ぶプラットフォームも変えていく必要があると。
情報源で触れられているインスタグラムとかTikTokといった新しいツールへの言及と、それに対する配信者の方の若干の戸惑いみたいなものは、まさにデジタルでの情報発信というのが常に変化し続ける、なんか走りながら考えるものであることを示唆していますよね。
あなただったらどうやって新しい層にアプローチしますか。
さて、こうしてみてくるとオンラインでうまくつながれないっていう、まあ個人的なフラストレーションから始まって、ITツールを単に使うんじゃなくて、本当に意味のあるコミュニケーションのために活用するにはどうすればいいのかっていう大きな問いにつながり。
さらにサイドビーチシティという一つの組織が変化する関心とか、多様な人々にどう向き合おうとしているのか、その現在進行形の挑戦が見えてきました。では、これらすべてがあなたにとって何を意味するんでしょうか。
最後にちょっと考えてみてほしいことがあるんです。今回掘り下げてきた記録っていうのは、コミュニケーションツールを持っているっていうことと、そのツールを通して効果的にコミュニケーションを成り立たせることの間には思った以上のギャップがあるんだよっていうことを教えてくれましたよね。
ツールの機能を知ることはもちろん大事。でもそれだけじゃやっぱり足りない。あなた自身の周り、例えば職場とかコミュニティでオンラインとオフラインのコミュニケーションの間に感じる壁とか質の差みたいなものを本当に乗り越えて、もっと深いレベルでのIT活用を実現するためには、テクノロジーの知識以外にどんな個人的な工夫とかあるいは組織としての文化的な変化みたいなものが必要だと思いますか。
今日からできるオンラインでのやり取りの量だけじゃなくて、その質を少しでも高めるための一歩って何でしょうね。
12:39
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