高崎子ども劇場の理念
こんにちは。 今回は、あなたが共有してくださった資料をもとに、NPO法人高崎子ども劇場について、ちょっと深く見ていきたいと思います。
ミッションが、遊びと文化で子どもの未来をつくる。 これ、1972年からって、もう半世紀以上の歴史がある団体なんですね。
そうなんです。 NPOになったのは2001年ですけど、活動そのものは本当に長い。
公式情報とか、活動の理念とか、いろいろ資料を見させてもらって、この劇場の本質みたいなところに迫っていければなと。
資料を読んで、まず一貫して感じたのは、やっぱり子どもの時の遊び、この体験がすごく大事なんだと。 それが生きていく力の根っこになるっていう強い信念ですね。
根っこですか。なるほど。 じゃあその根っこを育むために、具体的にはどんな活動を? 資料を見ると本当にいろいろやってますよね。
そうですね。舞台鑑賞も柱の一つで。 あ、そうそう。黒7月24日には人形劇小さな山神鈴名姫っていう公演もあるんですよね。
はい、ありますね。 ただ、舞台を見る、鑑賞するっていうのも大事なんですけど、この劇場の面白いところはそれだけじゃない。
例えば遊び屋、これは何か決まったプログラムがあるって感じじゃなくてですね、もっと子どもたちが自由に主体的に遊ぶ中で生まれる関わり合いを大事にしてるみたいです。
遊び屋。 資料を読むと、そこで大人とか他の子たちとの信頼感が自然に育っていく、そんな場のようですね。
なるほど、自由な遊びから信頼感が。 あと夏休みクラブっていうのも、これ子どもたちが主体でお祭りを作る。しかも3日間かけて。
そうなんです。これもユニークですよね。 うんうん。単なるレクリエーションっていうのとはちょっと違う感じがしますね。
おっしゃる通りです。で、こういう活動の根っこには、やっぱり資料でも強調されている子どもの権利条約、これが意識されてるんですね。
権利条約。 はい。特に、休んだり遊んだり文化活動に参加する権利、第31条とか、あとは集まったり意見を言ったりする権利、第15条、第12条ですね。
だから夏休みクラブなんかは、まさに子どもたちが自分たちで集まって意見を出し合って形にしていくっていう、権利の実践そのものとも言えるんじゃないでしょうか。
なるほどー。遊びが権利の実践。すごく腑に落ちました。
遊びがただ楽しいだけじゃなくて権利であり、自主性を育むものだっていう視点がはっきりしてますね。
で、さっき少し出た人形劇小さな山神すずな姫、これもただの公演じゃないんですよね。
そうなんです。これは高崎財団さんと一緒にやる、あつまれ夏休みの子どもたち2025っていうちょっと大きなイベントの一部で。
あー、教祭なんですね。7月24日。
はい。物語のテーマは、資料によると夢を見る力と自分の可能性を信じる力。
夢と可能性。
主人公のすずな姫っていうのが、自分を生まれするために挑戦していく。
その中でやってみたいとか、私ならできるみたいな気持ちとか、あとは仲間との協力の大切さ、そういうのを描いているそうです。
なんか会員の方の感想も載ってましたね。コロナ禍で色々制限があった子どもたちの心を解放して感動を届けたいみたいな。
そうそう、そういう思いもあるみたいですね。今の時代にすごくひびくテーマかもしれません。
で、こういう体験を通して、いわゆる非認知能力って言われるような、目標に向かって頑張る力とか、人とうまく関わる力とか、そういう数値化しにくいけど生きていくうれで大事な力、それを育むっていう教育的な面も期待されているようです。
地域との連携と未来への影響
なるほどな。地域との関わりっていうのはどうなんでしょう?資料を見ると高崎市とか高崎財団、公民館とか、本当に色々なところと連携しているみたいですけど。
地域との連携はすごく大事にしてますね。市の委員会にメンバーの方が参加していたり、深く関わっている。
その背景には、やっぱり少子化とか、あと子どもが自由に遊べる機会が減っている、みたいな現代的な課題への意識があるんですね。
ああ、確かに。
資料にも、物や情報があふれ、デジタル化が進む一方っていう記述があって、ちょっと問題提起している感じがありますよね。
なるほど。でも、ウェブサイトとか、SNSとか、Gメールへの移行とか、ITの活用もちゃんとやっている。そのバランスが面白いですね。
そうですね。いばば批判的需要っていうんでしょうか。テクノロジーは便利だから使うけど、それによって大事な生のコミュニケーションとか、子どもの主体性が失われないようにっていう。
ああ、なるほど。
同時に、今日だたら日とかで忙しい今の親御さんへのサポートとか、あと子どもの権利をもっと社会に広めようっていう、そういう啓発的な役割も持ってるんだなと感じますね。
高崎子ども劇場って単に遊びとか文化を提供しているだけじゃなくて、子どもの権利を守って、自主性を育てて、地域とか今の社会の課題にも向き合ってる。すごく多面的な活動なんだなっていうのが資料を通してよくわかりました。
7月24日のイベントもきっとそういう理念が詰まったものになるんでしょうね。
そうですね。楽しみですね。最後にリスナーのあなたにも一つちょっと考えてみてほしい視点があるんです。
はい。
資料全体を通して子どもの頃の遊びが作る根っこってすごく大事だって話がありましたよね。でも今の時代って子どもの生活も忙しいし、結構管理されがちじゃないですか。
うーん、確かに。
もし、こういう自由な遊びとか豊かな文化に触れる機会が、社会全体でこの先もどんどん減っていったら、それって長期的に見て、私たちとか次の世代にどんな影響があるかもしれません。
