怠けることの重要性
ちえラジChat、火曜日始まりました。今回はですね、プログラミングについてということで、がんばる日本人とプログラミングっていう話をしようと思います。
プログラミングって、怠ける気持ちが原動力になる、という話、何度かしたかなと思います。
やっぱりプログラミングって、なんだかんだ言って、めんどくさいな、これサボりたいなっていう気持ちが原動力になるのかなと思ってて、
それで初めて、じゃあこうしようかな、ああしようかなって考えることによって進歩するっていう可能性が生まれてくるのかな。
やっぱり怠ける気持ちがないと、結局知識だけあっても何の役にも立たないってことが結構ある技術分野だと思っています。
アプリを作るかどうかっていうもの以外にも、プログラムコード時代もそうなんですよね。
同じようなことを何度も書くっていう行為を、それ自体めんどくさいな、もっと短くできないかなって思う。
なんかもうちょっと楽できないかな、少し楽に書けないかなって常に考え、そこからやっぱりコードもどんどん綺麗になっていくんじゃないかな。
未来をめんどくさがるために今全力を尽くす。それが自分の思うプログラミングと思っています。
自分の最近聞いているスタンダイフェムの配信で、日本のお母さんってつい頑張っちゃうんですよねっていう話をちょっとライブで聞いたんですね。
で、ついつい頑張って限界を超えちゃうっていうような話。
だから燃え尽きちゃう人って多いんじゃない?って怠けるほど考えた方がいいよねっていうような話をこの間してたんです。
ただこれ話聞いてみて、やっぱなんかお母さんに限った話じゃなくて、日本人みんなそうじゃないの?っていうふうに思ったりしたんですよ。
よく言いますよね。やっぱり日本は祝日が多いのに休むってことができない人が多いから、やっぱり休み方を知らないっていう人が多いみたいな話。
それと同じで、効率を良くして少しでも怠けようっていう気持ちがあんまりない方多いんじゃないかな。
無理に怠けようって言うとすぐこの人手抜いてんじゃないの?って思われちゃって。
だから頑張るざるを得なかったり、怠けたいことを美徳にしちゃったりする。そんなケースっていうのがあるなって思います。
だからっていうのもあって、なんか頑張っちゃう人が多い?怠けない人が多い?
それってプログラミングと本当に相性の悪い考え方なのかな?って思ったりするんですよ。
プログラミングってやっぱり怠けるための技術だと思うので。
プログラミングの価値を高める
だから本人に怠けたいっていう気持ちがないとその力を存分には発揮できないんですよね。
たださっきの通り日本人ってついつい頑張っちゃいがち。怠けないで何でもやってしまいがち。
だからプログラミングの真の力も発揮できないケースって多いんじゃないかな?なんていうふうに思ったりはします。
自分も今プログラミングの授業をやっているわけですけれども、とにかく少しでも怠ける気持ちを持ってほしいな、
めんどくさいなって思ってほしいなっていうふうに言ってはいます。
それがプログラミングの価値を何倍にも膨れ上がらせることができる可能性だと思っているので。
で、その上でめんどくさいなって思ったところから、じゃあこれプログラミングで何かできるかな?
コードを書いているときにめんどくさいなっていうところから、より最適化されたコードが生まれてくるんじゃないかなっていうふうに思っているんです。
そういう気持ちを学生の皆さんには持ってもらいたいな、未来を怠けるために今全力を尽くすっていう気持ち。
怠けようという気持ちを正当化しようっていう考え方。
そういうのが世間にも一般的に普及してくれればいいなっていうふうにとても強く思います。
はい、というところで今日の話はこれぐらいで終わりにしていきたいと思います。
明日は水曜日、サイドビーチシティのウェブ配信お話ができればと思います。
ではでは。