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ノオト・ブク太郎
特に印象に残ったのが参加の定義についてなんです参加の定義ですかはい
意見表明の機会が保証されているかというのを重視するという視点 これってただアンケート取るとか意見を聞くだけじゃ不十分で時には理解しにくい意見とかすぐには
ノオト・ブク子
受け止めきれないような情報にもきちんと向き合う覚悟が求められるんだと その覚悟っていう言葉はなんか重いですね
多様性を受け入れるっていうのはまあ聞こえは良いですけど 実践するには相当なエネルギーとあと誠実さが必要ですよね
特に中間支援みたいにいろいろな立場の人の間に立つ場合 自分の価値観とか常識と違う意見に直面することはまあ避けられない
それを単に聞きましたで終わらせずに真摯に理解しようと努める姿勢 それこそが本当の意味での参加の保証なのかもしれないですね
ノオト・ブク太郎
まあ簡単なことではないですけど確かに簡単なことではないですよね じゃあ協力体制とか参加の話から少し視点を変えて次は技術と知識のギャップについてです
バイブコーディングっていう言葉が出てきました これ AI に自然言語で指示して行動を生成させる
まあ最近注目されている手法ですよねああはいでもソースではこれは未経験者が魔法のように プログラミングできるようになるものじゃないとかなり高冷静な指摘がされていましたね
ノオト・ブク子
AI が生成したコードってそのままじゃ動かなかったり 意図通りじゃなかったりすることがまあ多い結局は利用する側に基本的な知識とか修正能力が
求められるんだと 熟練者が作業の一部を効率化するツールとしてはまあ有効かもしれないけれど
誰でも簡単にプログラミングみたいなそういう過剰な期待は禁物だということですね あの
AI に指示を出すときの説明が足りないと全然意図しないプログラムができちゃう なんて話もありましたし結局使う側のリテラシーが問われる
ノオト・ブク太郎
まさにそしてこの知識のギャップっていう問題は何も技術分野に限った話じゃない ですよね
日常の面白いエピソードとして牛豚挽肉と合挽き肉の話がありました あーありましたね料理に慣れてない頃この2つが同じものだって知らなくて親に
頼まれたお使いで違う方を買ってきちゃったっていう体験談 なんか笑い話のようですけど深く考えさせられます
ノオト・ブク子
いやーこれは非常に良い例えですよねパソコンの設定画面でオプションとか プロパティーとか設定とか言葉が混在しているみたいに知っている人にとってはまあ
同じ意味でも知らない人にとっては全く別物に見えちゃう こういう知識の非対称性ってあらゆる場面に存在してますよね
でソースで語られてた重要な点は知らないことを責めるんじゃなくて 例えばこれは言い換えると丸々のことですよって補足したり相手が混乱しないように表現を
統一したりするそういう配慮の大切さ はいそして知識がないことで選択肢が狭まっちゃう人を排除するんじゃなくてどうサポート
ノオト・ブク太郎
していくかっていうまあ寛容な姿勢ですね いやー知らない側に立つとそういう配慮って本当にありがたいですよね
では最後に場所による認識の違い まあコンテクストの力についてフットワークの話です
ノオト・ブク太郎
岩手県普代村の人たちの移動感覚が横浜の感覚からするともう驚くほどダイナミック であることに気づいたというログがありました
具体的には車で30分ほどの久慈市とか
ノオト・ブク子
1時間50分もかかる盛岡市へも普通に行くっていう感覚なんだそうです 1時間50分が普通これは日常的に車での長距離移動が当たり前の環境にいると
距離に対する心理的なハードルがこうぐっと下がるっていう非常にわかりやすい例ですね まさに生活環境が価値観とか行動様式を形作るんですね
ノオト・ブク太郎
そうなんです だからこそその地域で何か例えば体験の機会なんかを企画するときには表面的に
丸々市から参加できますかって聞くだけじゃなくてそこに住む人々が持っている フットワークの軽さの感覚つまり心理的な距離感をちゃんと理解することが不可欠だと
しかもそれは少数の人に聞いたくらいじゃつかめなくて多くの地元の人と対話する中で だんだん見えてくるものだと指摘されていますね
ノオト・ブク子
まさにコンテクストの理解ですねそれは 表面的なデータとか言葉だけじゃなくてその土地の人々が共有している
まあ暗黙の了解とか価値観行動パターンを深く知ることが実効性のある企画とか支援の 土台になると
これをまあ全体像と結びつけてみるとですね 効果的なコミュニケーションとか共同のためには相手の知識レベルへの配慮とか
多様な意見と向き合う覚悟そして今お話にあったような地域固有の文脈への理解 これらがなんかすべて絡み合っていると言えそうですね
ノオト・ブク太郎
というわけで今回のディーブダイブでは個人の音声ログというミクロな記録からですね 協力知識伝達
他者理解といったよりマクロなテーマに関する重要なヒントを探ってきました はい効果的な共同を実現するには相手の知識レベルとか
背景にあるコンテクストを想像して多様な意見とか価値観を受け入れる器を持つこと そしてそれを支えるコミュニケーションへの配慮
ノオト・ブク子
これが欠かせないんだなということが見えてきましたね ええ突き詰めれば情報や知識をいかにこう丁寧に扱って誤解なく共有して共通認識を
築いていくか そのプロセス自体の質があらゆる活動のまあ生肥を左右すると言えるかもしれませんね
ノオト・ブク太郎
最後にあなたに一つ思考の種を投げかけたいと思います あの情報源の一つにですねあるインタビュー音声をもとに AI
具体的にはNotebookLM っていうのを使って要約を作ったところ 作業するタイミングによって生成される要約の内容がかなり異なったというちょっと興味深い
報告があったんです えー、タイミングで変わるんですか ええ。で私たちが他の他者と協力したり何かを理解しようとしたりするその以前に
ですね 情報を要約するっていう行為そのものがまあ AI であれ人間であれ
すでに何らかの変態性とか認識の枠組みみたいなものを生み出してしまっている可能性が あるんじゃないかとこの点についてあなたはどう考えますか
少し立ち止まって考えてみるのも面白いかもしれませんね