店内にいると早々光が入らないんで、夜の照明具合も今ちょっと明るいかな。
気分は早々変わんないよね。
こうも変わんないですね。いい雰囲気で今撮れるなって思っています。
よろしくお願いします。
最初、お店のこととか、あと大堀さんのこととかちょっと聞きたいなと思ってて。
じゃず喫酒って言ってるじゃないですか。
じゃず喫酒ドロシーっていう店名で、ちょっと先に想像すると、ジャズ喫茶っていう言葉もあるし、ジャズバーっていう言葉もあって。
どちらでもじゃず喫酒っていう、間ぐらいのところなのっているなって。
これって雑語なんですか?大堀さんの言葉なんですよ、じゃず喫酒。
結構ね、ジャズ喫茶まで見て、ジャズ喫茶ってもう見ちゃう人の方が多くて。
流れでね、ジャズ喫茶って。
よく店に来てから気づいたりして、っていうお客様が多いね。
酒、茶じゃなくて酒ってなってるのことだよね。
そこを結構見逃しちゃう人が多いね。
やっぱジャズ喫茶って思ってくると、コーヒーとかお茶をメインにレコードを聞くイメージ。
そうだね、昔ながらの本当にジャズ喫茶っていうと、そうだね。
まあでも、うちらら若い頃もね、ビールとかジンライムぐらいは置いてるジャズ喫茶が多かったけどね。
ビールは置いてあるようなもんだね。
これジャズバーでない理由ってなんですか?
ジャズバーはやっぱり昼間、あ、ジャズバーでもないってこと?
そうそう、ジャズバーにしないでじゃず喫酒にして。
ジャズバーっていう、なんかね照れくさいね、それ。
ジャズバーってどうだ?みたいなね。
いや俺、ホームページ、来る前にいろいろ見てて、なんかジャズバーって書いてないですよ。
ミュージックバーとしか書いてなかったから。
だから俺もさっき紹介の時にジャズバーじゃなくてミュージックバーって紹介したんですけど。
実はね、あのホームページ、ちょっと俺の後輩がね、ちょっとプロデュースしてくれて、
あそこの文面は僕の紹介でいいですか?って言って、俺の言葉じゃないよね。
ミュージックバーって言わせしめたのは、ジャズ以外も書かない。
ジャズだけでないっていうのはね、よく話してたから。
ジャズ、ブルース、ソウルミュージックとかね。
広いのはジャズって言っても、どこまでジャズか。
ジャンルでね、どこらがジャズだとか。
ブラックミュージックっていうカテゴリーの中のジャズっていう捉え方。
かといってブラック以外書けないわけでもなく。
ジャズ、ほとんどね、ここにあるレコードのほとんどは1950年代、60年代の、
いわゆるジャズのドストライクなところ。
モダンジャズって言われるところなんだけども、
あんまりそのジャズジャズってこう、当初はねあんまり、
ジャズもほらカタカナでもなく、英語でもなくひらがなにしたのね。
実は。
なるほど。
あれ?今ですか?
気がついた。
気がついた。
あ、俺気がつかなかった。
ひらがなだよ。
確かにそうだ。
うん、そう。
ジャズ。
あー、そういうことなんだ。
まああとは、話長くなっちゃうけど、前も店やってたから、
その前のテイストとちょっと変えたいなっていうこともあって、
まあちょっと奥行かしく、ひらがなで、ジャズ。
前はジャズバーってやつなんですか?
前はね、ウイスキー&スイングボックス。
ウイスキー&…
スイングボックス、オーズバーって店だったんだけどね。
スイングってのはジャズのスイング?
まあそうだね。
ウイスキーって、あ、お酒のウイスキー。
あ、ウイスキー。
ああ、なるほど。
お酒とまあ、揺れながら飲もうぜみたいな感じで。
まあその横文字テイストは卒業した。
ちょっとひらがなで。
ひらがなと漢字で。
そうそう。
砂の漢字で。
砂の漢字。
でもジャズバーって結構日本の文化ですよね、きっと。
ジャズ喫茶とか、ジャズバーとかって。
そうね、歴史的にはジャズ喫茶は日本で発祥っていう。
ジャズ喫茶っていうその考え方自体が、
こういう飲み物、コーヒー飲ましてレコードをかけるっていうね。
確かにそういう意味だとね、日本で生まれたものだから和のものともいえる。
和と洋が出会ってるものとも。
かけるものはアメリカのものなんだよね。
やっぱね、当時はレコードもね、高価なもんで。
なかなか例えば学生とか若者が小遣い貯めて買うような感じだったから。
パッと買えるものじゃないっていうイメージがあるかな。
ちょっと安いものじゃない、ちょっと高い小遣いで買うもの。
だからやっぱりレコード買えない人がジャズ喫茶に行って聞くっていうそういうこともあったんで。
今みたいな著作権なんかも結構ね、根深く関わってくるんだよね。
結局、レコードかけてお金取るみたいなことがあって。
それでもね、そこに行けば聴ける。
買って聴けないからそこに行って聴くっていう感じの場所だったね。
そこで文化を重要視するわけじゃないけど、音楽とかに触れる。
そうっすよね。個人でね、全部揃えて。
よくこうね、音楽の歴史上語られるんだけど、日本の音楽史上。
他の音楽が出てきた。そっちに目が行く。
ヒップホップとかだってそのいう時代に生まれてくるし。
そもそもマイナーだったのに、なおさら他の音楽が出てきたからみんなそっちに行く。
じゃあいいギリギリのタイミングっちゃタイミングだった。
東京にジャズ喫茶があるのが当たり前の時代をギリギリ経験したみたいな。
もうないっていうお店もまだ全部あったような時代に。
本当にそのお店がなくなる偶然の灯火の最後の頃がね、体験できた。
そこでジャズ喫茶が強烈に。
毎日どんぐらい行ってた中野にいたから名店があったんだけど、
本当にね、俺がこっち帰ってくる直前に辞めちゃって。
ビアズレっていうお店があったんだけど、関東で一番枚数持ってたっていうお店ね。
そこ行くと黒板があってね、みんなリクエストを。
黒板で書いてくるんですね。
こっち取ると書くものもわからないです。
ただそこ行って言うと勉強してたみたいな。
お客さんが書いて、これがジャケットが飾ってあって、メモメモみたいな。
そんな感じでのめり込むように。
いいなと思ったらね、そこ出た後にレコード屋に行って買ったりとか。
覚えて。
今みたいにほら、そこで聞き逃すともう何だったかわかんなくなっちゃうから、本当に。
手帳持ってて、ちゃんと持って。
レコード屋行って、ジャケットを。
当時はレコード屋に行くとレコード屋の店員さんがもう全てを知ってる。
パッて言うと、あ、それは誰々ですねって。
それがレコード屋さんだったね。
ちゃんと、ただ置いてるだけじゃなくて。
そうじゃないと、多分ね、今考えられないけど、
当時を振り返ると、行ってわからないと、え、なんでわからないの?ってなっちゃうわけ。
笑われちゃうみたいな。
調べるものもだって、本とかしかないからさ、レコード屋さん。
で、新風なんて言ったら、もっとアンテナは張り巡らしてるわけよ、レコード屋さんは。
こっちは自分で、今はね、情報つかんでから行くけど。
昔はね、レコード屋さんに行けば安心。これって言えば、はい。
で、届くのも早くて1週間。
あ、その場で買うわけじゃないですか。
あるやつあるけど。
ジャズだから。
当時って、オールジャンルのレコード屋とか、ジャズ専門のレコード屋とかもあるんですか?
ジャズ専門もあったけど、オールジャンル、近場だったのはオールジャンルの普通のレコード屋さん。
街のレコード屋さん。
個人とかがやってる?
うーん、そうだね。
俺は行かなかったな、そのディスクユニオンとかそういうとこに行かずに。
個人でやってるところ。
街の本屋さんみたいな感じで。
そんなところだと思う。
そんなんもうちゃんと知ってる。
すごい、すごい時代だね。
だから普通にほら。
教養の時代っすよね。
音楽も、そうそう、だから80年代洋楽ってあのぐらいからじゃない?いろんなのが出てきた。
まあ、りょうた君も。
ハードロックとかもそういう時代?
ハードロックは古典のロック以外のいっぱいあるけども、
なんかね、もう決まったものっていう、その本当にきめ細かく出始めたのが、
邦楽史だり、80年代、90年代。
その以前は、どっちかっていうとミュージシャンの名前言うとパッとわかるような人たちが多かった。
今はもうね、誰それ?っていう人もいっぱいいるけどね。
そんな時代だったんで、ジャズのレコードなんかもね、すぐ手に入れられて。
ただ、その情報を見逃すと大変なんだよ。
一回情報落としちゃうと。
あったともう、店の人にも聞けないし。
ずっとあれなんだっけっていうのが残りの方が。
そこに留まってられないからまた次々といって、
なんだっけなっていうのが出てくるのが2年が経ったから。
また?
これだったよこの間のみたいな。
そんな感じだよ。
これね、うちら世代みんなそうだから。
見逃すと、ジャズはさすがにないけども、
普通の洋楽とかだと、店員さんに向かって歌うの。
これ何ですかって聞くと、店員さんちゃんとわかるんだよ。
すごいな。
すごいレコード屋さんはすごいと思う。
実際、会津若松にいたレコード屋さんもすごい人いっぱいいた。
会津若松もレコード屋がもちろん当然あるわけだったわけですよ。
こっち戻ってきてからも、
もうわからないって言わせないって。
例えばうちらがお酒言われて、
何?ってこうなっちゃいけないわけじゃん。
そういうプロフェッショナル感があったね、昔のレコード屋さんは。
今はだって調べればすぐ出てくるから、
それを把握してなくていいのよ。
今だったら、自分で覚えなくても、
スマホとかが一回聴いた音楽を記録したりしてくれるんですよ。
本当にレコード屋さんに行くと逆に音楽情報を取れるっていうか。
確かに全部履歴に残るからね。
YouTubeだったら全部履歴に残っちゃう。
あとはやりながら増やしていけばっていう感じがあったけどね。
そんでも当時はね、
若象がレコードかけてジャズをかけて
店始めたぞなんて噂が広まって。
自分の親みたいなコアなジャズファンが集まってきて。
はい!みたいな。
それしかないのかもレコードをなって言われて。
鍛えられたね。
はい!とか言って。
そうすると、まったく何持ってんだなんてね。
見せてみろなんて。
しょうがねえなって、次100枚くらい持ってくる。
これを聞けよって。
貸しちゃうからみたいな。
いやだなとか思いながら。
ペース乱されるとか思いながら。
でもやっぱり勉強になったね。
すごい。
この針で聞いてみるなんて。
いろいろあるんですね。
勉強になった。
そっからだね。
これはちょっと枚数揃えにはいかんなって思い始めて。
それ枚数始めてからやろうってたって多分。
いつなんだって話ですもんね。
その頃にやりたいと思ってかどうかが問題ね。
最初どっちかっていうとバーテンダー、
バー的な感じで出す要素が多かったから。
ジャズじゃなくてね。
そのBGMとしてちょっと100枚もあればそれかけてればいいかみたいな。
8割バーテンダー、2割ジャズみたいな感じで。
バーテンダーが8割?
そう。
酒グッと並べて。
やっぱりね、サントリー大学で。
そうそうそうそう。
そっちの方でまだ会津若松に早々カクテルバーショットバーって言われるのがなかったから。
そうなんですね。
それもね、お老舗のバーの親みたいな世代の方々に、
なんか若造が東京のあれ持ってきてなんか始めたぞみたいな。
ちょっとね、そんな感じで見られる。
まだね、カクテルがね、そろそろ普及してなくて。
なるほど。
カクテルなんて頼むと、何かっこつけてんだみたいな、そういうか。
人じゃなくてビール焼酎みたいな。
まだアイズの日本酒だってそんなまだ全国的に知名度上がる前ですよね。
まだ1級酒、2級酒の時代で。
まあ大手のね、末廣、栄川、花春とかそういうのがあっても、今みたいなのはなかったし。
まあスナック文化だね、やっぱね。
ボトルキープ置いてカラオケと。
カラオケなんかも早々出始まった頃だ、まだ。
その頃ね。
歌のない歌謡曲って言ってた。
あー、言葉がない、カラオケって言葉がなくて。
そこにこう合わせて歌ってるっていうのがカラオケの始まりね。
やっぱそれでガーッとあの時代広がったんじゃないかな。
当時そのお店始めて、いろいろ大変だったと思うんだけど。
その店やるって大変だったと思うんですけど。
ただまあ今2500枚まであるわけじゃないですか、レコード。
やっぱその地元のレコード屋とか。
それがね、やっぱなくて。
それだけはね、今でも覚えてるけど。
東京行って、あの石丸電機ってね、秋葉原の。
あそこってこう、今はどうなってんのかな。
まあクラシック界とかね。
トップス界、ロック界、ジャズ界ってね。
界でこうレコードが。
電気屋がね。
専門。
それでね、最高10万円分くらい仕入れに行って、車で行って。
1枚3000円とか。
そうだね。
中古っていうのがね、中古市場っていうところまでまだリサーチできてなくて。
新品ばっかり。
とりあえずこう名番って言われるのをピックアップしてて。
それも、でも行ったらもう買ってきて。
今それ、届いて送ってくださいなんていう発想がなかったから。
もう行って、それ持ち帰ってくるっていうね。
ないのはすっ飛ばして。
結構それで、物の本に書いてある名番って言われるようなやつは、
でもまあすっとだろう。ちょっと揃ったっていうのは大したまだまだ。
それでどのくらいになったの?500万円くらいになったのかな。
そんなイメージ。
じゃあ、ここからこれだけ増えて、
これはあとは、
いつまでの流れがまだまだ。
徐々に徐々に、月に2、3枚ずつ買ってた時期もあるし。
またあるときガッとか。
あとこっちにね、中古レコード屋さんが、コロナ禍の前かな。
有名な中古レコード屋タイムっていうのがあって。
最近まだあったんですか?
まだある。まだあるけども、日本市場じゃなくて、今海外市場に行っちゃった。
今ね、海外ですごいレコードの人気あるって。
そこの人と交易してる、こっちのジャズ親父がいて。
で、呼ぶんだよ。
そうするとね、数万枚持ってきて。
3日間ぐらいやるのね。
でもそれジャズだけじゃなくて、クラシックもあったり。
そういうとこに情報網が、秘密結社の情報網がある。
行くと怪しい親父がいっぱいいて。
ダンボール1個とか。
そのダンボールも売り物かなって思ってた。
それ俺買ったやつだなって。
下にゴロゴロダンボールが。
パチンコの玉並べてるでしょ。
すごいマニアが。
先輩方がまだいっぱいいます。
あいつはかもしれない。
そこで出会えるからいいですよね。
自分でコでもミスやってても、人と出会う。
仕入れになるのか、仕入れになるのかわからないけど。
最近はね、あまりコレクター的な感じではあんまり集めないかな。
集めたくないんだけどね。
ここが空いてる。
ライブラリーの中間が空いてるっていうとね。
そこ埋めたくはなんだけど。
果たしてそれを聞くのかっていう。
聞きたいのかっていう自問自答すると。
そんなことしてる場合じゃない。
集めるのが目的になってるかなって。
今あるやつをもう1回聞かなくちゃみたいな。
今もう人生もとっくに折り返してるから。
そういう段階ですね。
2000枚超えてたら10年聞いてないのだって。
もちろんあるしね。
本当、手を触れないレコードもあるかもしれないなと思うと。
時々だからね、なるべく入れ替えるようにしてるのよ。
あ、そうなんですか。
ここ以外にもあるってことですか?
そう、そっちにもあるし。
あ、なるほど。
そっちのほら、カウンターの奥の方はなるべく手が届かないところにある。
あ、そっかそっか。
普段立ってる背中側がメインじゃないけど。
リクエストはありそうだなっていうのを置いてあるんだけど。
たまにね、とはいえ上の段の端の方とか。
優先順位で真ん中辺がかかると。
でもこっちも、あ、いいなこれな。
こういうリクエストあったらかけれるなみたいなのが出てくるから。
こう入れ替えたり。
もう手の触れないレコードになるのがかわいそうだから。
そういうこと最近やってる。
リクエストの話が出たので教えて欲しいんですけど、
ジャズバーとかレコードを流すようなミュージックバーをやったことない人って
どうリクエストするか結構難しいなって思って。
というのも、レコードって基本頭出しできないじゃないですか。
曲の頭出しってできないから、
A面B面の1曲目になる?
あの、昔から反目の了解でリクエストっていうと、
A面かB面か、その片面をかけるっていう。
ああ、やっぱそうなんですね。
その1曲だけって、まあ俺もよっぽど最近暇なときはやるけども、
やっぱそのアルバムとして聴いて欲しいっていうのがあって。
かといって両面っていうとやっぱ時間がかかるから、
次のリクエストする人をお待たせしちゃうから。
片面をかけるっていうのがセオリーだね。
リクエストするときって、ざっくりミュージシャン名でお待たせの人もいるだろうし、
レコード指定の人もいれば、レコードでかつA、Bみたいな感じですか?
そうだね。ただそれも、なんていうの?
気持ちとして、いつも聴いてるけどここで聴きたいっていうリクエストをする人もいるし、
聴いたことないから聴きたいっていう人もいるし。
そうですよね。普段聴いてる曲をそこでいい音で聴きたいって、
バック音で聴きたい人もいるし。
ほんとね、必ずここに来たらこれリクエストするっていう方もいるね。