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スピーカー 2
J's BARに行った仕事終わりですぐに行って、ある程度飲んでですね、いろんなお話をして、収録なのでとか言いながら帰ったりとか、二人で撮ったりしてるんですけどね。
スピーカー 1
J's BARでもウイコネが収録が当たり前になっていると、ちょっとビクッとするんですが。
スピーカー 2
ありがたいです。
スピーカー 1
そうですね。皆さんに聞いていただけるっていうのは本当にありがたいんですけども。
スピーカー 2
いろんなネタももらったりとかしつつも、せっかくなんで。
スピーカー 1
せっかくなんでJ's BARの雰囲気ってどんなんだろうっていうのを少し何か話せたらなと思いまして。
常連から見て一体何か、今日はとても常連らしい雰囲気だと思うんですけど、何が居心地いいのかっていうのを教えてもらえたらなというふうに思ったりしてます。
スピーカー 2
そうですね。確かに以前ダイアリーさんもシャムロックさんっていうミッド現行聖地と呼ばれているバーの紹介をしたっていうのもあるんで。
今回もそういった流れも組み合ってですね、僕のここからJ's BARっていうのはどういったウイスキーバーなのかっていうのをちょっとある程度ご紹介できたらと思います。
思い出話の周りいろいろできたかなと思っております。
スピーカー 1
そうですね。取り留めのない話になりますので、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
どうでしょうか。今日の様子から聞けば。
スピーカー 2
そうですね。昨年の2月の3日に初代マスターの橋村はじめさんがお亡くなりになられてしまいまして、そこから昨年本当に様々な運営を曲折というか、本当にもうJ's BARをがむしゃらにひた走りましてですね、こうやって一周期を迎えることになったわけですね。
スピーカー 1
今日は常連さん以外、新規のお客さんは入れないという割と特別な形の営業をしていまして、基本的にもう椅子は全部撤去でランディング。
スピーカー 2
メニューも特殊で、普段のメニューではなくてですね、だいたい飲めるボトルはもうあらかじめ決まっていました。
じゃあボトルが決まっているというよりハイボール1000円、チェイサーのビール1000円、あといわゆる通称3倍セットと言われているボトル群の中のものは全部1000円というような形で、都度都度飲みたいときは都度都度お金を払うっていうような感じで、
スピーカー 1
あとはその常連の方々、皆さんからの持ち寄りのボトルがいくつかあったりとか。
スピーカー 2
僕自身も全部を楽しんでいただき、楽しんできたわけじゃないんですけれど、本当に意外と静かに始まって、8時ちょっと過ぎぐらいに僕伺ったんですけど、ゆっくりと静かに始まって人が増えてくるに従ってどんどんワイワイとして、今は多分大変なことになってるんじゃないかなと思っています。
スピーカー 1
三田 三田はけるまでやるんですかね、今日は。
スピーカー 2
おだしょー そうでしょうね。今日は多分このお会計の感じからしても、多分みんなもうぐでんぐでんになるまで飲むんじゃないかなとも思いますね。
スピーカー 1
おだしょー まあそうですよね。なんかあっという間ですね、1年っていうのも。
スピーカー 2
三田 早かったですね、気がつけば。
スピーカー 1
おだしょー つい最近、いやちょっと前まで橋村さんと会ったような、なんかそんな雰囲気というかそんな感覚でしかないので。
スピーカー 2
三田 そうですね。J's BARの初代店主である橋村さんというのは、ウイスキー界隈というかシングルモードが好きな人たちの中でもモルト侍っていう名前で知られている方で、ブログとかもYouTubeとかも始めていたので、検索すれば映像はたくさん残ったりしていますね。
スピーカー 1
おだしょー そうですね、ボトルもありますしね。
スピーカー 2
おだしょー 眼鏡、内緒はサングラスの白髪、髭面の陽気なおっちゃんなわけなんですけれども。
三田 そうですね。
おだしょー 名言も多いですしね。
スピーカー 1
三田 そうですね、いろいろと。昔は20年くらい前ですかね、僕が多分ウイスキー飲む前からブログをやってらっしゃったんですよね、きっと前から。
スピーカー 2
おだしょー そうですね、はい。
スピーカー 1
おだしょー で、テイスティング系のこと書いてあったりとか。で、多分日本国内でまだウイスキー人口が少ない時代にシングルモードのテイスティングとか載せていって、こう、界隈のトップランナーの一人だったというような認識なんですけど、そんなようなものでしょうかね。
スピーカー 2
三田 そうですね、彼自身はおそらく、彼自身もというかですね、ウイスキーに感銘を受けてバーを始めたっていうようなタイプの方ですね。それを本当に昔からやってらっしゃって、今に至るまでずっと続けていた方ということになりますね。
おだしょー で、ウイスキーとは何ぞやみたいな、そういったお勉強とかお作法的なこと以上に、自分自身が感じた、飲んで感じたことを何とかして答えるために、その言葉を紡ぐということに。
三田 紡ぐということですか。
おだしょー 非常に注力していた人だなと僕は思いますね。
スピーカー 1
三田 そうですね、なんか小難しいことに傾倒しすぎるなみたいなニュアンスのことが多かったりとか。
スピーカー 2
おだしょー そうですね。
スピーカー 1
三田 なんか前の回でもありましたけども、人生の勉強をウイスキーを通して行うみたいな、なんかそんなニュアンスに近いような感じでしたかね。
スピーカー 2
おだしょー そうですね、本当に学問とかお勉強とか、教養としてのウイスキーっていうような視点ではなくて、ウイスキーというのは非常に楽しいものであるっていうことをですね、バーテンダー人生を通して伝えていた人だなと僕自身は思ってますね。
おだしょー もしくはというか、普段はただのヨーロッパラインなんですけども。
スピーカー 1
三田 そうですね、僕がそんな関わりすごい深いわけではないっていうのがあるんですが、なんか一元的にこうってくくれない感じがありますよね。
スピーカー 2
おだしょー そうですね、例えばその都内には池袋のジェイズバー、池袋にあるわけなんですけれども、たとえばもう少し古いボトルだったりとか高額なボトルだったりとかって、
おだしょー 家の王冠と置いているバーだったりとかですね、スコットランドから直接買い付けたりとかお客さんが買ってきてくれたりとかするっていうようなバー全然あるんですけれども、そうではなくて日本国内で流通しているある程度手に取りやすいボトルをそのバーの商品の主軸に置いていて。
おだしょー そうですよね。
三田 有名なのは3倍セットというセットが今もあるんですけれど、大正のボトル、山のようにある大正のボトルから3倍選んでいつも行って描くみたいな。
スピーカー 1
おだしょー そうですね、なんか特徴的で海外の輸入とか多くなった昨今でも、そこまでやっぱり国内の流通がメインで海外の直輸入とかあんまりしなかったっていうのもなんかあえてやってる感じがしましたよね。
スピーカー 2
三田 そうですね、本当に直輸入してたのはお客さんとかに本当にとの話の間で、僕ちょっと今回これ買おうと思うんですけど橋村さんいりますかとか本当そんな感じで始まるような頃でたまに入ったりとかっていう感じだったので。
スピーカー 1
おだしょー なんか裏を読むと酒屋さんとかインポーターさんもすごい大事にしているからこそそんな風にやってるのかなっていうような印象を受けたんですけど。
スピーカー 2
三田 いやそうです、まさにそうだったんだろうと思いますね。とにかくちょっと変わった、そのウィスキーを詳しくなろうっていうような時に十分ジェイズバーでも詳しくなれるんですけど。
まず皆さんが考えるようなちょっとお勉強をしてとかっていうところとは少し違ったところに立ち位置のあるバーとバーテンダーでしたね。
スピーカー 1
おだしょー そうですよね。
スピーカー 2
非常に味方も多くですね、敵も多いという。なかなか面白い波乱万丈の人生だったんだろうと思いますね。
スピーカー 1
三田 決してなんか僕らではわからないところもたくさんあったんだろうなとか思いますね。
まあでもなんか人として曲がったことをしてなかったら必ず味方してくれるというか。
スピーカー 2
おだしょー そうですね。あとやっぱりちゃんと商売人だったっていうのを僕は結構ある意味尊敬してるところで。
ちゃんときっちりお店を盛り上げるっていうのももちろんですし、壁管事をちゃんとしっかりやってました。
スピーカー 2
そんな非常にバーが営業しにくいような時に補助金なども出てみんな細々とやっていただくかもしれないんですけれど、
うちは補助金いらないんで営業することにしますっていうような宣言をしてですね。
その宣言の前に夜できないんだったら昼やりますって言って、昼からウイスキー飲める店っていうのがコロナを境に今の本当に始まったんですけれど。
で、それ以降はもう夜もやりますと言ってですね。ただ本当に今というか当時も思ったんですけれど、あの判断はですね、たぶんかなりお店にとってはもう営団そのもので。
あのおかげでですね、僕が見ていても思うんですけど、僕結構Jays Bar歴若干長めなんですよ。
そんな僕が見ていてもやっぱり思ったのが、お客さんの層が完全に若返ったんですね。
今まで来ていなかったような、来れていなかったような方々のウイスキー飲み始めてとかっていうような方々がですね、本当にすごく頻繁に来るようになって。
常連さんも来るし、新規のお客さんも来るし、新規のお客さんも新しく常連になるしっていうような非常にいいサイクルが回り始めて。
あの決断が今のJays Barの一つの飛躍のうちの一つだったなと思いますね。
スピーカー 1
いや本当にそうだと思いますね。僕やっぱりここ地方都市でJaysに4年間行ってなかったんですかね。
多分コロナ前の2020年の秩父の前日の時に隼屋さんがいらっしゃってっていうのが僕がコロナ前に行った最後なんですけども。
スピーカー 2
そこから4年経って、なんかいい意味でやっぱり違う場所になりましたね。
スピーカー 1
でもやっぱりそれはお店にとって必要なことで、やっぱりこうお店が続いていくっていうことですごい必要なことですし、
なんかそこで前の感覚でちょっといて、なんかこう若干僕そわそわしてしまった自分がいたのも事実なんですが。
スピーカー 2
いやなんかそのウイスキー、飲み手の歴史みたいなのが仮にあるんだとしてですね。
日本のウイスキー10年史、15年史とかみたいな感じの飲み手視点から見ると、やっぱり現行のボトルの本数が増えているけど、
ビンテージも分からないし追えなくなってきたっていうようなことで、その情報に空白が生じた時期っていうのがあったの分かりますかね。
スピーカー 1
分かりますよ。その情報の空白。何というか、なんか前みたいなトレンドを追うっていう飲み方じゃなくなったというか。
スピーカー 2
そういうことですね。
2000年代初頭だったり2010年代初頭、コロナ前ぐらい。コロナ前はちょっとあれ言い過ぎですが、2010年代初頭ぐらいまでであればリリースされたボトルのビンテージが主に70年代80年代90年代ぐらいのボトルが多くなったわけなんですけど、
結局そういった同一のビンテージというのがですね、比較的たくさんリリースされたことによって、ウイスキーのビンテージによって味が違うということが広く周知されることになるわけですよね。
スピーカー 1
そうですね。いろんなそういう人がそういうところに着目して飲んで、コロナ前は多かったですよね。
スピーカー 2
ウイスキーがにわかにブームになってきて、そういった古いビンテージがゆっくりゆっくりと市場から姿を消して、ビンテージが90年代の最後半、ないしは2000年代以降に切り替わるぐらいのタイミングから、今まで誰も飲んだことがないビンテージをみんなが飲むような時代に突入し始めるんですよね。
スピーカー 1
2000年代以降から、このビンテージってなんだっけっていうのがわからなくなってきて。
スピーカー 2
そうです。わからなくなってくるんです。そういうふうになった時、なってるあたりぐらいから、飲み手の新陳代謝がゆっくりゆっくり行われ始めてきたと思ったんですけど。
飲み手の新陳代謝。
その飲み手全体の、ただ昔のボトルを飲んでる人たちは、今まで自分たちが飲んできた、過去飲んできたボトルと現在、その当時になりますけど流通していったら、ボトルの味わいだったりとか価格だったりとか、さまざまなところからちょっと高くなっているとかですね。
まで飲んできたものと味が違っているというようなことだったり、熟成も短くなっていると思うとかですね。
そういったことがあって、少しウイスキーから、以前飲んでいた人の一部が離れたりとかすることがあって、代わりに新しい人たちがウイスキーに魅力を感じて入ってきてくれる人たちが増えたわけですよね。
スピーカー 1
それが入れ替わったと、古いから飲んでた方々が一部ドロップアップとして新しい方が入ってきたのが、ちょうどコロナ禍。
スピーカー 2
コロナ禍より少し前ぐらいからですね。2016、7、8ぐらいかなと思っているんですけど、個人的には。
それで2019、20の。
スピーカー 1
緩やかでしたね。
スピーカー 2
そうですね。緩やかに、緩やかに。
スピーカー 1
でも2015、6ってまだウイスキーフープが始まったばかりのイメージなので。
スピーカー 2
なるほどなるほど、確かにそうか。
スピーカー 1
あの時はまだ高いよね、ヤバいんじゃないのウイスキー界隈これからっていうような危機感だったと思うんですけど、
スピーカー 2
2018年から20年ぐらいだと僕は思ってますね。
ちょうどこれは、くしくも別の要因ですけど、松木先生のブログの更新が毎日じゃなくなった時ぐらいだと思うんですけど。
スピーカー 1
なるほどなるほど。
これは松木先生がドロッパーとしてじゃなくて、これは別の理由で松木先生は引っ越されたっていうところが原因なので、
スピーカー 2
ただ偶然ですがあの時期だったんじゃないかなとか。
確かにそうですね、感覚が間違ってますねそれは確かに。
スピーカー 1
2018年から19年ぐらいんじゃないかな。
スピーカー 2
そうですね、本当にコロナ直前だったんですねよく考えたら。
スピーカー 1
うん、と思うんですよね。
コロナ禍2019、20っていう感じなんで。
僕がその、これ多分第1回第2回あたりの収録、第2、3回ですかねのウイスキーの10年ってところにもちょっと言いましたけども、
今改めて振り返ると、コロナ禍で地方不都市にいた僕は取り残されたと思ってたんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
でも蓋を開けてみたら、それは東京にいるような最先端のウイスキーバーですら同じ状況が起きてたと。
スピーカー 2
そうですね、いや本当にその通りです。
今先ほどまで僕飲み手が緩やかに交代していった飲み手の年代の若返りなのかもしれないですが、
古い飲み手がゆっくりゆっくり少しずつ去っていって、代わりに新しい飲み手が出てきてっていうふうなことが行われた結果、
情報の断裂がそこで起きたんですね。
スピーカー 1
明確な断裂というか一番大きなひび割れが入ったような気がしますね。
スピーカー 2
そうですね、たぶん留め目を指したのはコロナなんですけど、そこに。
スピーカー 1
そうですよね。
スピーカー 2
今までそのヴィンテージの特徴であったりとかを追いかけて言葉にしていたような人たちっていうのが知っている人の数が減った結果ですね、
そういった情報の蓄積だったりとか、現場で話されるそういった言葉数が少なくなってしまいまして。
スピーカー 1
そうですね。
そうなんですよね。
スピーカー 2
コロナがそれに留めを指して、それが僕のさっきちょっと言った情報の空白の期間というのになるんですけれど、
このヴィンテージのこのおとりはどういった味わいなんだろうみたいな。
スピーカー 1
空白のところ、県外から出てウイスキーを飲む機会がなかったので、タイムスリップしたような感覚なんですけども、
2023年ぐらいですか、4年かなに、J'sバーとある東京の有名バーに行った時ですね、
客層がガラッと変わってて、何ですかね、J'sバーの熱気ってすごいなと思ったんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
あれは本当にいい意味で、そのお客さんがあるし若返ったことによって、要はみんな本当に変に忖度しないで、自分の思ったことを言える空気やとこもありますし、
もともとあれだったんですけどね。
で、別に正解間違い、正解がない状態に今突入してるので、そういった熱気はちょっと他のバーに比べてもかなり渦巻いてる感はありますよね。
スピーカー 1
なるほど。
逆に僕はそこまでJ'sバーにやっぱ最近も行けてないので、
あんまりこう、何というか、お客さん同士のコミュニケーションに入っていけないんですが、
でもあの熱気は旗から見てて楽しいですよね。
スピーカー 2
嬉しいですね。
スピーカー 1
楽しいっていうか嬉しいのかな。
なんかこういう場所が日本にちゃんとあるんだっていうのは嬉しいですね。
スピーカー 2
そうですね。
なんかあの感じって、僕やっぱ結構衝撃受けたところで言うと、
スピーカー 1
あの台北のウイスキーバーに平日に行った時に、
なんかこう夜中12時ぐらいに平日なのに若い人たちがバンバン飲んでるんですよ。
で、みんなウイスキーシングルモードと飲んでて。
スピーカー 2
で、日本から来たんだつって。
スピーカー 1
で、なんか英語で片言の英語で言ったら、
あ、じゃあいいもん出してやるつって、
なんかクソ高いポートエレの木箱を出してきて、
で、鍵がねえどこ行ったんだつって、
ごめん開かなかったとかっていう話をバーナマスターにしてもらった記憶があるんですが、
まあなんかあの熱気ですよね。
バーテンダー大量にいて、
あの客もたくさんいて、みんなウイスキー飲んでるっていうのが、
台北はシングルモードすごいですから、
まあさすがだなと思ったんですけども、
あれに近い熱気を感じることができればって、
多分全国でも日本では少なくいいと思うんですけど、
チェーズバーは平日でもそういう雰囲気があるなというふうに僕は思ってるんですよね。
スピーカー 2
確かに全然ありますね。
もう全然ありすぎて、
スピーカー 1
なんか後半の方とかもう酔っ払いのソークスみたいになってる毎日。
あれはその池袋っていうニッチもあるんでしょうけど、
まあなんかそことうまくマッチしたというか、
なんか他にもね池袋っていろんなバーありますよ。
例えば僕行ったことあるバーだったら、
なぎうらさんとか、
もうすごく落ち着いた感じで、
ちょっとこうなんていうかホッとする感じのバーですけども、
これは怒られるかもしれないけど、
池袋らしさっていうところで言うとチェーズバーですよね。
まあ確かに。
よくも歩くのもごちゃっとしてる感じ。
圧倒的にそうです。
あれがいいんですね。
スピーカー 2
新宿でも渋谷でも銀座でもない、これが池袋だみたいな感じ。
スピーカー 1
ファジーな感じで、
駅から降りたときのあの空気感ですよね。
スピーカー 1
あの空気吸った延長線上でドンキーを右に見ながら、
右手見ながらこうスッと入ってくる感じとか、
なんか立ち食いそば食うかみたいな感じの、
あの感じの池袋とウイスキーがマッチしたのがチェーズバーな気はしますよね。
スピーカー 2
確かに池袋の駅からの空気そのままの店ですからね。
よく考えたら。
スピーカー 1
温まったまま行くって感じですね。
池袋来たぜみたいな、サンシャイン通りみたいな雰囲気のまま、
なんか通りが違いますけども、
あの感じのまま吸っていく感じですよね。
スピーカー 2
そうなんですよね。
だから非常にあそこは僕個人としては非常に居心地が良くてですね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
で、ただ別に全部が全部完璧なわけではないんですよ。
言ってみたら別に。
例えば現行のウイスキー勉強しようと思って、
別にあそこでかなりのことを学ぶというか知ることができますし、
自分自身がなんでウイスキーが好きなんだみたいなこととかにも考えたりすることのきっかけとかにもなりますし、
自分の中から趣味を深めたりするきっかけにもなります。
そういった意味で非常に良いですけれども、
例えばじゃあ都内の他のバーと比べて明確に弱いところがあるかと言ったら、
スピーカー 1
もちろんありまして、一つはオールドボトルが少ないというところ。
どこからオールドにするかというところは。
スピーカー 2
そうですね。
お店の奥の方には意外とというかですね、
例えば10年前、もう20年ぐらい前とかもあるかもしれないですが、
そういったボトルが全然ないわけじゃないんですよ。
20年前って言っても例えば2000年代ぐらいのリリースとかになるわけですけど、
それよりさらに古いボトルで、
ある種、世界的に評価が確定して、
今一本新しいボトルを手に入れようと思ったら、
かなりの高額なボトルになってしまうような、
例えばマッカランのオールドボトルだったりとかわかりやすいところがあると。
あとそれ以外にもラフローイグだったりスプリングバンクだったりとか、
有名ところの非常に古い60年代、70年代とかのボトルがたくさん置いてあるかって言ったら、
まあそんなことはないですよね。
確かにあとはジャパニーズウィスキーは、
山脇と白州はほとんどの場合においてないですね。
スピーカー 1
確かに。
スピーカー 2
ジャパニーズウィスキーすごく実はその場は強い場なんですけど、
どちらかというと新興ジャパニーズは非常に豊富です。
山脇と白州は。
スピーカー 1
そうですね。足しげく通ってボトル手に入れてますからね。
なるほど。
スピーカー 2
ジャパニーズの良い位置も少ないですね。
そういったメジャーところ飲みたいってなると、結構飲めるものがなかったりとかするので。
確かに。
そういったところは確かにちょっと弱いかもしれないですけれども。
スピーカー 1
言われてみるって感じがしました。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なんというか僕の中ではですね、
良くも悪くもイヤーブックみたいに見せたと思ってるんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
伝わりますかね。
スピーカー 2
いや分かります。ほんとそうですね。
スピーカー 1
そこはイヤーブックだと思ってるんです。
なのでそのイヤーブックをどうやって攻略するかっていうのは、
モルトウィスキーイヤーブックっぽいんですよ。
スピーカー 2
はいはいはい。
分かりますかね。
そうですね。
分かりますよ。ほんとにまさにその意味で最初捉えましたから。
スピーカー 1
なんというか良くも悪くも飲み手の中の層別にギャップがあるお店というか。
イヤーブックって初めて飲む人とかちょっと飲み始めた人が見ても面白いなと思うし。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
で僕らが見る視点はまたその人とは違うだろうし。
であと製造とかそういう人が見る視点だとまた違うと思うんですよ。
というように見る人にとって手に取る情報がだいぶ違うっていうのが、
ああいう資料集的な特徴がイヤーブックにあると思うんですけども。
スピーカー 2
そうですね。年間の傾向みたいな本当に今年はこれが流行ったよねとか、
あと昨年と違ってこんなボトル出てきたよねとかっていうことも
俯瞰的に足しきりく通ってると俯瞰的に見ることもできるようになりますね。
スピーカー 1
でもそれをどう感じるか結構委ねられてるので。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
でもまあそれがなんていうかJ'sバーの良さでもあるんですよねきっと。
スピーカー 2
そうですね。他のお店でもそしてそんなことはできないわけじゃなくて全然他のお店でも全然できるんですけど、
その視点が比較的広めにというか変に深いっていうこともなく、
ただ一定レベルの深さを保ちながら割と広くボトル自体を網羅してるので、
回転が非常にいいですからねあそこは。
スピーカー 1
すごいですよね。
スピーカー 2
いやすごいですよ。
スピーカー 1
そういう面白さがバーにはあるなというふうに思わされますね。
スピーカー 2
まあそんなわけで非常におすすめのバーですね。
特別なボトルも実は探せばありますし、
そうじゃなくて何もわからない状態で言っても結構肩肘張らずに楽しめるっていうところがいいですね。
あそこは本当に全然わからないんですっていうところからおすすめを、
スピーカー 2
おすすめをというかですね、全然わからない私のために3倍組み立ててくださいから始めて、
それでもいくらでもあそこかしこに扉が開いてるみたいな感じになるのがお店は。
スピーカー 1
確かにそう言われればそうですね。
でちょっとお話を戻しますけども、
今日じゃあ盛り上がってから結構いろいろと話をしたりしたんですが。
スピーカー 2
そうですねなんか常連さんたちと、
何でしょうね話したっていうかオースオースみたいな感じで、いつもと同じですね。
早稲田さんの前にアメリカンスピリッツっていうタバコを備え、
お商工代わりにタバコに火をつけてですね。
あとはその、何て言うんでしょうね、ベルボーイを呼ぶためのベルみたいのがあるんですよ。
早稲田さんが話にオチをつける時によくチーンって鳴らすものがあったんですけど、
それを鐘代わりにチーンと鳴らし、早稲田さんの前に見配をしていく。
写真の前に見配をするというですね。
まあいう感じになりながらですね。
あとは本当にみんなで何も取り留めもないような話をしていますね。
常連さんメインなので、結構みんな見知った顔になるので、
割とオースやっぱり来たねっていうような。
スピーカー 1
本当にこの日しか来ないとかっていう人が逆にいなかったですからね。
いつも通りわちゃわちゃしておりましたね。
話を聞いていると本当にいろんな人が来られたんだなと。
スピーカー 2
そうですね。僕もちょっと途中で収録のために帰ってきたっていう感じだったので、あれなんですけれど。
スピーカー 1
話さなざるを得ないですよね、やっぱりこの話は。
スピーカー 2
そうですね。
でも個人的な思い出みたいなものとしては、何て言うんでしょう。
僕もテイスティングノートとかをSNSだったりブログだったりとかに上げ始めて、
業界の方々にゆっくりゆっくり認知され始めてですね、
た時に、
君は、はずまなさんに言われたんですけど、君は、
例えば松木先生みたいに毎日毎日、松木先生とかクリリン君みたいに毎日毎日しっかりブログを更新するわけでもないし、
まだやっぱり制度と制度っていうか、深いところまで書いてるようなわけではないと思うけど、
君だけができるっていうのは、本当に君はとにかく楽しそうにお酒飲むよねっていうのは言われたことはありますね。
とりあえず多分日本で一番君が楽しそうにお酒飲んでるよっていうような、
ウイスキーって楽しいなって好きだなっていうのを君が見てると伝わるねみたいなニュアンスで、こんな綺麗には言われてないんですよ、ちなみに。
こんな綺麗な言葉では言われてないですけど、そういう人が言われたことがありますね。
あとは戦術はあるけど戦略はないっていうのは言われたことがあります。
本当にそれまさにその通りで、その限りで結構なんとかうまくやるのはすごい得意なんですけどね。
定期的な視点に立って物事を組み立てていくのが非常に僕苦手でして、
本当そうなんですよねとかって言いながら、まあでもお前はそれでいいよみたいな。