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  2. # 21 ドリラジの池袋ジェイズ..
2025-02-28 40:53

# 21 ドリラジの池袋ジェイズ・バーの思い出

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首都圏と地方都市、それぞれのテイスティング視点を持つ、ちょっとマニアックな飲み手がお届けするポッドキャスト「ウイスキーコネクト」。
今回の収録日は、Drinker's Loungeのホームバーである、池袋J's Bar初代店主の蓮村元氏の一周忌でした。

常連達と飲み明かした後、収録を行い、蓮村さんやJ's Barの思い出、そしてJ's Barについて常連として感じていることをを思うがままに語りました。


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サマリー

ポッドキャストでは、池袋のジェイズバーに関する思い出や、初代マスターの橋村さんの影響が振り返られています。彼の経営哲学や業界への貢献が話題にされ、彼が築いたコミュニティの重要性が強調されています。池袋のジェイズバーは、コロナをきっかけに新しい客層に若返り、ウイスキー文化の変化が進んだ場所として語られています。ビンテージ情報の断裂が生じている中、新しい飲み手が増え、魅力的な雰囲気を生む場としての地位を確立しています。池袋のジェイズバーに関する思い出や体験が語られ、ウイスキーの魅力や店舗の雰囲気について詳しくレビューされています。また、常連客同士の交流や、店主の橋村さんのスタイルについても触れられ、アットホームな雰囲気が楽しまれています。池袋のジェイズバーでの思い出やウイスキー談義を通じて、飲み仲間との交流の楽しさが語られています。

ジェイズバーメモリアル
ウイスキーコネクト。この番組は、ウイスキーのつながりを増やしたいと思っている、ちょっとマニアックな向け2人が、普段ウイスキーを飲みながら感じていることや、昨今のウイスキーについて、地域ままに語る番組です。
ということで、よろしくお願いします。ウイスキーザバーズダイアリーです。
よろしくお願いいたします。Drinkers Loungeです。
今回ですが、ちょうど今日は収録日が2月3日で、おそらく公開される頃とだいぶ時間が空くんじゃないかなと思うんですけども、
ちょうど2月3日といえば、Jays Barの初代マスターの橋村さんの目にちですね。
そうですね。
この年で一周期になりましたね。
はい。先日一周期を一度迎えまして。
3日が目にちでしたっけ?
3日が目にちなんですよ。
なので、収録している今日がですね、まさにこの目にち収録になるわけなんですけども、
このJays Barに行った仕事終わりですぐに行って、ある程度飲んでですね、いろんなお話をして、
収録なのでとかって言いながら、帰ったり、2人で撮ったりしてるんですけどね。
Jays Barでもウイコネが収録が当たり前になっている、ちょっとビクッとするんですか。
ありがたいです。
そうですね。皆さんに聞いていただけるっていうのは本当にありがたいんですけども。
いろんなネタももらったりとかしつつも、せっかくなんで。
せっかくなんでJays Barの雰囲気ってどんなんだろうっていうのを少し何か話せたらなと思いまして、
常連かなりって一体なんか、今日はとても常連らしい雰囲気だったんですけど、
何が居心地いいのかっていうのを教えてもらえたらなというふうに思ったりしてます。
そうですね。確かに以前ダイアリーさんもシャムロックさんっていうミッド原稿製品と呼ばれているバーの紹介をしたっていうのもあるんで、
今回もちょっとそういった流れも組みつつですね、
僕の方からJays Barっていうのはどういったウイスキーバーなのかっていうのをちょっとある程度ご紹介できたらと思います。
それは思い出話の周りでいろいろできたかなと思っております。
そうですね。取り留めのない話になりますが、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
どうでしょうか。今日の様子から聞けば。
そうですね。2月の3日、昨年の2月の3日に初代マスターの橋村はじめさんがおなじみになられてしまいまして、
そこから昨年本当に様々な運営を曲折というか、本当にもうJays Barをがむしゃらにひた走りましてですね、こうやって一周期を迎えることになったわけですね。
今日は常連さん以外、新規のお客さんは入れないという割と特別な形の営業をしていまして、基本的にもう椅子は全部撤去。
橋村さんの影響
スタンディングで。
メニューも特殊で、普段のメニューではなくてですね、だいたい飲めるボトルはあらかじめ決まっていました。
じゃあボトルが決まっているというより、ハイボール1000円、チェイサーのビール1000円、あといわゆる通称3倍セットと言われているボトル群の中のものは全部1000円。
なるほど、なるほど。
というような形で、都度都度飲みたいときは都度都度お金を払うっていうような感じで、あとはその常連の方々、皆さんからの持ち寄りのボトルがいくつかあったりとか。
そうだったんですね。
僕自身も全部を楽しんでいただき、楽しんできたわけじゃないんですけれど、本当に意外と静かに始まって、8時ちょっと過ぎぐらいに僕伺ったんですけど、ゆっくりと静かに始まって人が増えてくるに従ってどんどんワイワイとして、今は多分大変なことになっているんじゃないかなと思っています。
3日明けるまでやるんですかね、今日は。
そうでしょうね。今日は多分このお会計の感じからしても、多分みんなもうぐでんぐでんになるまで飲むんじゃないかなとも思いますね。
まあそうですよね。
なんかあっという間ですね、1年っていうのも。
早かったですね、気が。
つい最近、いやちょっと前まで橋村さんと会ったような、なんかそんな雰囲気というかそんな感覚でしかないので。
そうですね。J's BARの初代店主である橋村さんというのは、ウイスキー界隈というか、シングルモードが好きな人たちの中でもモルト・ザムライっていう名前でも知られている方で、ブログとかもYouTubeとかも始めていたので、検索すれば映像はたくさん残ったりしていますね。
ボトルもありますしね。
メガネ、内緒はサングラスの白髪、髭面の陽気なおっちゃんなわけなんですけれども。
そうですね。
名言も多いですしね。
そうですね、いろいろと。
昔は20人ぐらい前ですかね、僕が多分ウイスキー飲む前からブログをやってらっしゃったんですよね、きっと多分前から。
そうですね。
で、テイスティング系のこと書いてあったりとか。
で、多分日本国内でまだウイスキー人口が少ない時代にシングルモードのテイスティングとか載せていって、界隈のトップランナーの一人だったというような認識なんですけど、そんなようなものでしょうかね。
そうですね、彼自身はおそらく、彼自身もというかですね、本当にウイスキーに感銘を受けてバーを始めたっていうようなタイプの方ですね。
それを本当に昔からやってらっしゃって、今に至るまでずっと続けていた方ということになりますね。
ウイスキーとは何ぞやみたいな、そういったお勉強とかお作法的なこと以上に、自分自身が飲んで感じたことを何とかして答えるために、その言葉を紡ぐということに。
紡ぐということですか。
非常に注力していた人だなと僕は思いますね。
そうですね、難しいことに傾倒しすぎるなみたいなニュアンスのことが多かったりとか。
そうですね。
前の回でもありましたけども、人生の勉強をウイスキーを通して行うみたいな、そんなニュアンスに近いような感じでしたかね。
そうですね、本当に学問とかお勉強とか、教養としてのウイスキーっていうような視点ではなくて、ウイスキーというのは非常に楽しいものであるっていうことをですね、バーテンダー人生を通して伝えていた人だなと僕自身は思ってますね。
もしくはというか、普段はただのヨーロッパラインなんですけども。
そうですね、僕がそんな関わりすごい深いわけではないっていうのはあるんですが、一元的にこうってくくれない感じがありますよね。
そうですね、例えばその都内には池袋のジェイズバー、池袋にあるわけなんですけれども。
例えばもう少し古いボトルだったりとか、高額なボトルだったりとかっていうのを担当いているバーだったりとかですね、スコットランドから直接買い付けたりとかお客さんが買ってきてくれたりとかするっていうようなバー全然あるんですけれども。
そうではなくて日本国内で流通しているある程度手に取りやすいボトルをそのバーの商品の主軸に置いていて。
有名なのは3倍セットというセットが今もあるんですけれど、対象のボトル山のようにある対象のボトルから3倍選んでいつも行って描くみたいな。
特徴的で海外の輸入とか多くなった昨今でも、そこまでやっぱり国内の流通がメインで海外の直輸入とかあんまりしなかったっていうのもあえてやってる感じがしましたよね。
そうですね本当に直輸入してたのはお客さんとかに本当にとの話の間で僕ちょっと今回これ買おうと思うんですけど橋村さんいりますかとか本当そんな感じで始まるようなことでたまに入ったりとかっていう感じだったので。
なんか裏を読むと酒屋さんとかインポーターさんもすごい大事にしているからこそそんな風にやってるのかなっていうような印象を受けたんですけど。
まさにそうだったんだろうと思いますね。とにかくちょっと変わったこのウイスキーを詳しくなろうっていうような時に十分チェイズバーでも詳しくなれるんですけれど、まず皆さんが考えるようなちょっとお勉強をしてとかっていうところとは少し違ったところに立ち位置のあるバーとバーテンダーでしたね。
コロナと経営の試練
非常に味方も多くですね敵も多いというなかなか面白い波乱万丈の人生だったんだろうと思いますね。
決してなんか僕らではわからないところもたくさんあったんだろうなとか思いますね。まあでもなんか人として曲がったことをしてなかったら必ず味方してくれるというか。
そうですね。あとやっぱりちゃんと商売人だったっていうのを僕は結構ある意味尊敬してるところで。ちゃんときっちりお店を盛り上げるっていうのももちろんですし、金管事をちゃんとしっかりやってました。
あと従業員にちゃんと給料を渡すっていうようなことも。従業員にちゃんと給料渡していたよとかって当たり前の話なんですけど。
いや、でも当たり前ですけどね。
遠慮不自由は全然させなかったっていうのは僕は従業員じゃないんであれなんですけど一応聞いてはいます。
だから今もこういうふうに残ってるんですよね。
そうなんですよね。
恨みがあるような運営してたらこんなことなってないですよね。
本当にちゃんとやってましたからね。
そうですよね。やっぱりそこのあたりで直近で言うと印象的というか思い出すのはやっぱりコロナの時も結構業態とかを責めながら東京都の職員と話しながらかなりリスクを持ってやってましたしね。
コロナの時はですね基本的に飲食店は時短営業はないしは時短営業は強いられていたわけですよね特に飲食店。中でもそのバーであったりとかいうのは夜営業ができなくなっていましたので。
そうでしたね。
やっぱり経営に対する打撃が非常に大きかったんですね。
我々もそんな時期に何とかバーテンダーさんというかバーを救う方法はないだろうかみたいな感じでいろいろ話し合ったりとかしてたんですかね。
話してましたね。結局いろいろあって。
実現には至らなかったんですけど。
そうですね。ちょっといろいろとありまして関わってくださった方々には申し訳ないなという思いで終わったんですけども。
それはそれとしてですね。
そんな非常にバーが営業しにくいような時に補助金なども出てみんな細々とやっていただくかもしれないんですけれど。
うちは補助金いらないんで営業することにしますっていうような宣言をしてですね。
そうですね。
ジェイズ・バーの変遷
その宣言の前に夜できないんだったら昼やりますって言って、昼からウイスキー飲める店っていうのがコロナを境に今の本当に始まったんですけれど。
それ以降はもう夜もやりますと言ってですね。
ただ本当に今というか当時も思ったんですけれど、あの判断はですね。
多分かなりお店にとってはもう営団そのもので。
そうですかね。
あのおかげでですね。
僕が見ていても思うんですけど、僕結構ジェイズバー歴若干長めなんですよ。
長いですかね。
そんな僕が見ていてもやっぱり思ったのが、お客さんの層が完全に若返ったんですね。
今まで来ていなかったような、来れていなかったような方々のウイスキー飲み始めてとかっていうような方々がですね、本当にすごく頻繁に来るようになって。
常連さんも来るし、新規のお客さんも来るし、新規のお客さんも新しく常連になるしっていうような非常に良いサイクルが回り始めて。
あの決断が今のジェイズバーの、ジェイズバーの一つの飛躍のうちの一つだったなと思いますね。
ウイスキー文化の変化
いや本当にそうだと思いますね。僕やっぱりここ地方都市で、ジェイズに4年間行ってなかったんですかね。
たぶんコロナ前の2020年の秩父の前日の時にジュニアさんがいらっしゃって、っていうのが僕がコロナ前に行った最後なんですけども。
で、そうですね。そこから4年経って、なんかいい意味でやっぱり、なんか違う場所になった。
違う場所になりましたね。
でもやっぱりそれはお店にとって必要なことで、やっぱりこうお店が続いていくっていうことですごい必要なことですし。
なんかまあそこで前の感覚でちょっといて、なんかこう若干僕ソワソワしてしまった自分がいたのも事実なんですが。
いやなんかそのウイスキー、飲み手の歴史みたいなのが仮にあるんだとしてですね。
日本のウイスキー10年史15年史とかみたいな感じの飲み手視点から見ると、やっぱり現行のボトルの本数は増えているけど、
ビンテージも分からないし追えなくなってきたっていうようなことで、その情報に空白が生じた時期っていうのがあったの分かりますかね。
分かりますよ。その情報の空白。何というか、なんか前みたいなトレンドを追うっていう飲み方じゃなくなったと。
そうですね、そういうことですね。2000年代初頭だったり2010年代初頭、コロナ前ぐらい、コロナ前はちょっとあれ言い過ぎですが、2010年代初頭ぐらいまでであればリリースされたボトルのビンテージが主に70年代80年代90年代ぐらいのボトルが多くなったわけなんですけど、
結局そういった同一のビンテージというのが比較的たくさんリリースされたことによって、ウイスキーのビンテージによって味が違うということが広く周知されることになるわけですよね。
そうですね、いろんなそういう人がそういうとこに着目して飲んで、コロナ前は多かったですよね。
ウイスキーがにわかにブームになってきて、そういった古いビンテージがゆっくりゆっくりと市場から姿を消して、ビンテージが90年代の最後半、ないしは2000年代以降に切り替わるぐらいのタイミングから、今まで誰も飲んだことがないビンテージをみんなが飲むような時代に突入し始めるんですよね。
なるほど、2000年代以降からこのビンテージってなんだっけっていうのがわからなくなってきて。
そうです、わからなくなってくるんです。そういうふうになった時、なってるあたりぐらいから飲み手の新陳代謝がゆっくりゆっくり行われ始めてきたと思ったんですけど。
飲み手の新陳代謝。
その飲み手全体の、ただ昔のボトルを飲んでる人たちは今まで自分たちが飲んできた、過去飲んできたボトルと現在、その当時になりますけど流通していったらボトルの味わいだったりとか価格だったりとかですね、さまざまなところからですね、ちょっと高くなっているとかですね。
飲んできたものと味が違っているというようなことだったり、熟成も短くなっていると思うとかですね。
そういったことがあって、少しウイスキーから以前飲んでいた人の一部が離れたりとかすることがあって、代わりに新しい人たちがウイスキーに魅力を感じて入ってきてくれる人たちが増えたわけですよね。
それが入れ替わったと、古いから飲んでた方々が一部ドロップアップとして新しい方が入ってきたのがちょうどコロナ禍。
コロナ禍より少し前ぐらいからですね、2016、7、8ぐらいかなと思っているんですけど、個人的には。それで2019、20の。
緩やかに。
そうですね、緩やかに。
でも2015、6ってまだウイスキーフープが始まったばかりのイメージなので。
なるほど、確かにそうか。
その時はまだ高いよね、やばいんじゃないのウイスキー界隈これからっていうような危機感だったと思うんですけど、2018年から20年ぐらいだと僕は思ってますね。
ちょうどこれは、くしくも別の要因ですけど、松木先生のブローの更新が毎日じゃなくなった時ぐらいだと思うんですけど。
なるほど、なるほど。
これは松木先生がドロップアップとしたのではなくて、これは別の理由で松木先生は引っ越されたっていうところが原因なので、ただ偶然ですがあの時期だったんじゃないかなと。
確かにそうですね、感覚が間違ってますねそれは確かに。
2018年から2019年ぐらいんじゃないかなと。
そうですね、本当にコロナ直前だったんですねよく考えたら。
うん、と思うんですよね。
コロナが2019、20っていう感じなんで。
僕が、これ多分第1回第2回あたりの収録、第2、3回ですかねのウイスキーの10年ってところでもちょっと言いましたけども、今改めて振り返ると、コロナ禍で地方都市にいた僕は取り残されたと思ってたんですよ。
なるほど。
でも蓋を開けてみたら、それは東京にいるような最先端のウイスキーバーですら同じ状況が起きてたと。
そうですね、本当にその通りです。先ほどまで飲み手が緩やかに交代していった飲み手の年代の若返りなのかもしれないですが、古い飲み手がゆっくりゆっくり少しずつ去っていって、代わりに新しい飲み手が出てきてっていうふうなことが行われた結果、情報の断裂がそこで起きたんですね。
池袋の雰囲気
明確な断裂というか一番大きなひび割れが入ったような気がしますね。
たぶんとどめを刺したのはコロナなんですけど、そこに。
そうですよね。
今までそのヴィンテージの特徴であったりとかを追いかけて言葉にしていたような人たちっていうのが知っている人の数が減った結果、そういった情報の蓄積だったりとか、現場で話されるそういった言葉数が少なくなってしまいまして。
そうですね。
そうなんですよね。
コロナがそれにとどめを刺して、それが僕のさっきちょっと言った情報の空白の期間というのになるんですけれど、このヴィンテージのこのボトルはどういった味わいなんだろうみたいな。
空白のところ、県外から出てウイスキーを飲む機会がなかったので、タイムスリップしたような感覚なんですけども、2023年ぐらいですか4年かなに、J'sバーとある東京の有名バーに行った時にですね、客層がガラッと変わってて、何ですかね、J'sバーの熱気ってすごい良いなと思ったんですよね。
そうですね。あれは本当にいい意味で、そのお客さんがあるし若返ったことによって、要はみんな本当に変に忖度しないで、自分の思ったことを言える空気がそこもありますし、もともとある程度あったんですけどね。
で、別に正解間違い、正解がない状態に今突入しているので、そういった熱気はちょっと他のバーに比べてもかなり渦巻いている感はありますよね。
なるほど。逆に僕はそこまでJ'sバーにやっぱり最近も行けてないので、あんまりこうなんというか、お客さん同士のコミュニケーションに入っていけないんですが、でもあの熱気は旗から見てて楽しいですよね。嬉しいですね。楽しいというか嬉しいのかな。
なんかこういう場所が日本にちゃんとあるんだっていうのは嬉しいですね。
そうですね。いや僕も本当に。
あの感じって僕やっぱ結構衝撃受けたところで言うと、台北のウイスキーバーに平日に行った時に、夜中12時ぐらいに平日なのに若い人たちがバンバン飲んでるんですよ。
でみんなウイスキーシングルモードと飲んでて、で日本から来たんだつって。でなんか英語で片言の英語で言ったら、じゃあいいもん出してやるって。なんかクソ高いポートエレの木箱を出してきて、で鍵がねぇどこ行ったんだつって、ごめん開かなかったとかっていう話をバーナマスターにしてもらった記憶があるんですが。
なんかあの熱気ですよね。バーテンダー大量に行って、客もたくさん入ってみんなウイスキー飲んでるっていうのが、台北はシングルモードすごいですからさすがだなと思ったんですけども、あれに近い熱気を感じることができれば、多分全国でも日本では少なくいいと思うんですけど、
チェーズバーは平日でもそういう雰囲気があるなというふうに僕は思ってるんですよね。
はい確かに全然ありますね。もう全然ありすぎて、なんか後半の方とかもう酔っ払いのソークスみたいになってる。毎日。
あれはその池袋っていうニッチもあるんでしょうけど、そことうまくマッチしたというか、他にもね池袋っていろんなバーありますよ。
例えば僕行ったことあるバーだったらナディウラさんとか、もうすごく落ち着いた感じで、ちょっとこうなんていうかホッとする感じのバーですけども、これは怒られるかもしれないけど、池袋らしさっていうところで言うとチェーズバーですよね。
まあ確かに確かに。
よくも歩くのもごちゃっとしてる感じ。
圧倒的にそうです。
あれがいいんですね。
新宿でも渋谷でも銀座でもないって、これが池袋だみたいな感じ。
やっぱファジーな感じで、駅から降りた時のあの空気感ですよね。あの空気吸った延長線上でドンキーを右に見ながら、右手見ながらこうスッと入ってくる感じとか、なんか立ち食いそば食うかみたいな感じの、あの感じの池袋とウイスキーがマッチしたのがチェーズバーな気はしますよね。
確かに池袋の駅からの空気そのままの店ですからね、よく考えたら。
ジェイズ・バーの雰囲気
温まったまま行くって感じですね。池袋来たぜみたいな、サンシャイン通りみたいな雰囲気のまま、なんか通りが違いますけども、あの感じのまま吸っていく感じですよね。
そうなんですよね。だから非常にあそこは僕個人としては非常に居心地が良くてですね。
なるほど。
ただ別に全部が全部完璧なわけじゃないんですよ。言ってみたら別に。
例えば現行のウイスキー勉強しようと思って、別にあそこでかなりのことを学ぶというか知ることができますし、
自分自身がなんでウイスキーが好きなんだみたいなこととかにも考えたりすることのきっかけとかにもなりますしね。
自分の中での趣味を深めたりするきっかけにもなります。そういった意味で非常に良いですけれども、
例えばじゃあ都内の他のバーと比べてじゃあ明確に弱いところがあるかと言ったら、もちろんありまして、一つはオールドボトルが少ないというところ。
どこからオールドにするかっていうところは。
そうですね。お店の奥の方には意外とというか、例えば10年前、もう20年ぐらい前とかもあるかもしれないですが、そういったボトルが全然ないわけじゃないんですよ。
20年前って言っても例えば2000年代ぐらいのリリースとかになるわけですけど、
それよりさらに古いボトルで、ある種、世界的に評価が確定して、今一本新しいボトルを手に入れようと思ったらかなりの高額なボトルになってしまうような、
例えばマッカランのオールドボトルだったりとかわかりやすいところがあると。
あとそれ以外にも本当にラフローイグだったり、スプリングバンクだったりとか、有名ところのオールド、非常に古い60年代、70年代とかのボトルがたくさん置いてあるかって言ったら、そんなことはないですよね。
確かにあとはジャパニーズウィスキーは、山巻と白州はほとんどの場合においてないですね。
確かに。
ジャパニーズウィスキーすごく実はその場は強い場なんですけど、どちらかというと新興ジャパニーズは非常に豊富です。
山巻と白州は。
そうですね。足しげく通ってボトル手に入れてますからね。
なるほど。
ジャパニーズの用意値も少ないですね。そういったメジャーところ飲みたいってなると、結構飲めるものがなかったりとかするので。
確かに。
そういったところは確かにちょっと弱いかもしれないですけれども。
言われてみるのって感じがしました。
そうですね。
そっか。なんというか僕の中ではですね、よくも悪くもイヤーブックみたいなミスだと思ってるんですよ。
はいはいはい。
伝わりますかね。
いやわかります。ほんとそうですね。
そこはイヤーブックだと思ってるんです。
うん。
なのでそのイヤーブックをどうやって公約するかっていうのは、モルトリスキーイヤーブックっぽいんですよ。
はいはいはいはい。
わかりますかね。
そうですね。いやわかりますよ。ほんとまさにその意味で最初捉えましたから。
なんというかよくも悪くも飲み手の中の層別にギャップがあるお店というか、イヤーブックって初めて飲む人とかちょっと飲み始めた人が見ても面白いなと思うし。
はいはいはい。
で僕らが見る視点はまたその人とは違うだろうし、であと製造とかそういう人が見る視点だとまた違うと思うんですよ。
というように見る人にとって手に取る情報がだいぶ違うっていうのがああいう資料集的な特徴がイヤーブックにあると思うんですけども。
そうですね。年間の傾向みたいな本当に今年はこれが流行ったよねとか、あと昨年と違ってこんなボトル出てきたよねとかっていうことも俯瞰的に足しげく通ってると俯瞰的に見ることもできるようになりますね。
でもそれをどう感じるか結構委ねられてるので。
そうですね。
でもまあそれがなんていうか、Jay's Barの良さでもあるんですよねきっと。
そうですね。他のお店でもそしてそんなことはできないわけじゃなくて全然他のお店でも全然できるんですけど、
その視点が比較的広めにというか、変に深いっていうこともなく、ただ一定レベルの深さを保ちながら割と広くボトル自体を網羅してるので、回転が非常にいいですからねあそこは。
すごいですよね。
すごいですよ。
そういう面白さがバーにはあるなというふうに思わされますね。
そんなわけで非常におすすめのバーですね。特別なボトルもいざ探せばありますし、そうじゃなくて何もわからない状態でいっても結構肩肘張らずに楽しめるっていうところがいいですね。
あそこは本当に全然わからないんですっていうところから、おすすめをというかですね、全然わからない私のために3倍組み立ててくださいから始めて、それでもういくらでももうあそこかしこに扉が開いてるみたいな感じになります。なるのかお店は。
常連客との交流
確かにそう言われればそうですね。で、ちょっとお話を戻しますけども、今日じゃあ盛り上がってから結構いろいろと話をしたりしたんですか?
そうですね、常連さんたちと話したっていうか、オースオースみたいな感じで、いつもと同じですね。橋村さんの前にアメリカンスピリッツっていう煙草を備え、お商工代わりに煙草に火をつけてですね。
あとは、ベルボーイを呼ぶためのベルみたいなのがあるんですよ。橋村さんが話にオチをつけるときによくチーンって鳴らすものがあったんですけど、それを鐘代わりにチーンと鳴らし、橋村さんの前に検配をしていく。写真の前に検配をするという感じになりながらですね。
あとは本当にみんなで何も取り留めもないような話をしてますね。常連さんメインなので、結構みんな見知った顔になるので、割とオースやっぱり来たねっていうような。
なるほど。
本当にこの日しか来ないとかっていう人が逆にいなかったですからね。
なるほど。
いつも通りわちゃわちゃしておりましたね。
話を聞いてると本当にいろんな人が来られたんだなと。
そうですね。僕もちょっと途中で収録のために帰ってきたっていう感じだったので、あれなんですけど。
じゃあ話さなざるを得ないですよね。やっぱりこの話は。
そうですね。
個人的な思い出みたいなものとしては、僕もテイスティングノートとかをSNSだったりブログだったりとかに上げ始めて、業界の方々にゆっくりゆっくり認知され始めてですね。
はい。
はずまなさんに言われたんですけど、君は例えば松木先生みたいに毎日毎日しっかりブログを更新するわけでもないし、
まだやっぱり精度というか深いところまで書いてるようなわけではないと思うけど、君だけができるっていうのは本当に君はとにかく楽しそうにお酒飲むよねっていうのは言われたことはありますね。
とりあえず多分日本で一番君が楽しそうにお酒飲んでるよっていうようなウイスキーで楽しいなって好きだなっていうのが君が見てると伝わるねみたいなニュアンスで、こんな綺麗には言われてないんですよ、ちなみに。こんな綺麗な言葉では言われてないですけど。
そうなんですね。
という人が言われたことがありますね。で、あとは戦術はあるけど戦略はないっていうのは言われたことがあります。
本当にそれまさにその通りで、その限りで結構なんとか上手くやるのはすごい得意なんですけどね、長期的な視点に立って物事を組み立てていくのが非常に僕苦手でして。
なるほど。
本当そうなんですよねとかって言いながら、まあでもお前はそれでいいよみたいな。それでいいかどうかは別としてですけどね。
今日は言いないですけど、下野さんとかも本当に橋村さんの思いが非常に深かったと思いますよ。
金なら払う、金なら払うっていう橋村さんの名言があるんですけど、これは下野さんに聞いた話なんですけどね、金なら払うっていうふうに言った日は必ず僕が怒らされてましたって、下野さん。
ああ、そうですよね。
書いてましたね。
ブログ更新されてましたね。書いてましたね、おかれの言葉。
払うにもことがあるっていうようなわけのわかんないことを言ってましたね。何がそうなのかみたいな感じはありますけどね。
いや、なんかもうまさしく、なんからしさ満点のエピソードですよね。
いやあ、そんな橋村さんの意思を継いで今は二代目、その部純也さんがですね。
彼はまた彼の色を出しながら、ジェイズバーを続けていこうと思っているように僕には見えますので。
やっぱりその昨年1年は本当に非常に忙しかったというかですね、全員がもうがむしゃらにやってきた1年だったと思うんですけど。
でしょうね。
とりあえずまあ落ち着いてというかですね。これからちょっとちゃんと新生にジェイズバーとしてどうしていこうかみたいな考えていろいろ行動に移してとかいうことをやっていくんだと思いますね。
ちょうどこう、そういう昔の絵がちょっとずつ薄れてくる時期と言いますか。
そうですね。
そんな感じなのかなと。
新たなジェイズ・バーの展望
これは全然薄れてたからどうこうってことでもないですし、ウイスキーは周り何も飲みますし、
橋村さんは確かにこのウイスキーはこういったボトルなんだよとかですね、この味わいっていうのはこれと比べてこうこうなんだとか、
前回出た同じヴィンテージだったりとか同じ似たようなスペックのボトルと比べてあっちはああでこっちはこうとかですね。
結構細かく言葉に落とし込んだりとか、自分の中の言葉をうまく使って、相手の言葉を理解しながら表現するとかですね。
そういったことで結構長けてるタイプの人間だったので。
そうですね。先読みが上手な人でしたね。
先読み上手な人でした。
みんながみんなそういうわけではないんですけれど、またそういったこととは違った新しいジェイズバーがゆっくり始まっていくんだと僕は思っておりますね。
そうですね。また行きたいですね。
ぜひぜひ。
その時はドリアンさんと一緒に飲めたらいいですね。
飲めたらいいですねって言いながら僕は連絡しながらフラッと行って。
そうですよね。
そうですよね。
おめえ何言っとんじゃって感じなんですが。
いやいやいや。
ジェイズバーでの思い出
ということで、ジェイズバーの思い出っていうのを取り留めもなく話しましたけど。
いやまあ本当に、いやなんか1回1回毎回毎回行くために僕楽しく飲んでて、朝村さんとはウィスキー談義をすることが本当に多かったんですよ。
このボトルはどういう感じでとか、あいつはこんなこと言ってんだけどどう思うとか、いや僕はこう思いますねとか、
僕はね実はねそうじゃなくてこう思うんだよとか、本当にそんなことを延々と話しながらポツポツいろんな人の話を聞いたりとか、
自分のことをいろいろ言ってもらったりとかっていうような感じだったので。
いやなかなかその思い出を言葉に仕切るのは非常に難しいですね。
本当にその空気感は僕個人としては本当にいつまでも覚えてるんですけれど。
本当に取り手間のない話になってしまって。
だからこそホットキャストウイコネなんだっていうのは、これは鳥肝寺さんだからなせるとこあるんじゃないかなと聞いてて思いましたね。
ありがとうございます。
モルト侍仕込みだからこそですね。
そうですね、本当にモルト侍仕込みの飲み方になるかもしれないですね、本当に僕は。
そんな人が日本のどこかで発信してもいいんじゃないかなと思いながら聞いてました。
ありがとうございます。
皆さんもそんなバーがあるんだなっていうところで、また全国のバーの話とかしたいですね。
僕金沢バーの話してないですし。
そういえば鳥肝寺さんはこの前札幌行ったときバーストリングスさんの。
そうなんですよ。
この話もどっかでしたいなと思って。
そうですね、本当にダイアリーさんの話を出して、ああって言って。
そうでしたか。
送ってもらって、本当にありがたい限りですよ。
すごい良かったですね。
すごい良かったです。
誤解を恐れず言うと、札幌でここまで組み立ててくれるんだと。
そうなんですよね。
思ったり。これはまた次回話しましょうか。
ということで、またいろいろと話のネタは尽きないんですが、今週はここまでとさせていただきます。
バーの話題の広がり
そうですね。
ということで、皆さん本日も聞いていただきありがとうございました。
ありがとうございました。
はい、ドリンカーズラウンジと。
ウィスキーラバーズダイアリーでした。
それではまた来週。
また来週。
40:53

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