そう、アメリカ史の勉強です。
へえ。
すっごいざっくりいきますからね。そんな細かくやってたら大変なので。
まあまあ。
はい。ということで、まず移民の段階を大きく分けて3段階です。
3段階。
はい。移民国家、アメリカの構造、第1段階は初期移民です。
初期移民。
はい。一番最初はイングランドからバージニア植民地っていうのが作られますね。
はい。
イギリス人がやってきて、今のバージニア州に植民地を作ります。
その後に前回までにお話をしたマサチューセッツのプリマスのピルグリムファザーズの植民地ができる。
この辺りの話ですね。
はい。
これが初期段階で、イングランドだけじゃなくてオランダもアメリカにやってきますね。
オランダもやってくる。
はい。ニューアムステルダム。
アムステルダム。
はい。どこだ。
ニューアムステルダムだよ。アムステルダムは今のオランダにあるからね。
ニューアムステルダムは名前が変わっていますよ。
ニューアムステルダム。
はい。
ニューヨーク。
その通りです。覚えてたね。
ニューで覚えてたね。
そうか。
エーラン戦争3回やりましてね。
で、最終的にはスリナムとニューアムステルダムを特改行して、ニューヨークという風に名前が変わりましたね。
ヨーク港。ヨークから取ってニューヨークでございます。
ヨーク港って言ってたね。
そうそう。後に王様になるジェームス2世ですね。
の名前を取ってニューヨークという風になっていくところが一つね。
あとはフランスですよ。
フランス。
前回の話出てきましたね。
はい。
でかいルイジアナとか、ケベックとか。
ケベック。
あの辺りですね。
この辺りに入ってきましたということで、ヨーロッパからは主に3つの国の人たちがやってきたのが初期移民です。
あとはね、一応カッコ書きで言っとこうかな。ユダヤ人も来始めてますね。
そうなんだ。
セファルディムと呼ばれるイベリア半島からオランダに移ったユダヤ人。
ほうほうほう。
これね、限定の方で書くにはユダヤ人の歴史をざっくり紹介したんですけど。
ローマ帝国時代にユダヤ人はディアスポラって言ってあちこちに離散をしますね。
散らばっていって行った先がスペインの方とか、真ん中辺の方から北に向かって行った人たちとか。
あとはイスラム方面に行った人たちとかこうバラバラになるわけですよね。
スペイン方面に行った人たちはスペイン王フェリペ2世とかあの辺がスーパーカトリックマンなので、カトリック以外は認めんとか言うんで、ユダヤ人生きていけないですから。
同じスペイン寮だった、スペイン寮って言うとおかしいな。
ハプスプルク家の寮内だったオランダ辺り。
あちの方に逃げて行くと。
そっちはプロテスタント系なので割と迫害が少なかったんでそっちに逃げて行った。
この人たちのことはセファルディムって言うんですよ。
彼らはちょっと補足情報ですけどお金持ちになっていく人たちが一部出てきます。
全員じゃないですよ一部の人たち。
なぜならば土地を持つことができない。
それからギルドに入ることもできない。
だから物流をやる以外に商売のやり方がない。
その物流をやっているうちにだんだん金融業銀行業みたいなものを始めていってお金持ちになって金貸しを始めるっていう感じの流れの人たちがオランダにいたので
この人たちも一緒にニューアムステルダムに行きます。
ニューヨークになってもそこに残ります。
つまり後のニューヨークの原型を作る人たちはもうこの時点で入ってますよって話ね。
こんな感じです。
これが17世紀1600年代の出来事で18世紀に入るとですねあんまり外から新しい人たちは入ってきません。
入ってこないんだ。
植民地の中で移民同士の勢力争いしてます。
オランダ出てきてはもうやっちゃったんで主にはイギリスとフランスがバチバチ戦ってますね。
前回言った通りのフレンチインディアン戦争別名AF2植民地戦争ですね。
フランスと戦ってるんですけどイギリスが勝ったのでフランスと先住民を追い出して作る植民地。
そんな感じかな。
これが一つの大きな植民地戦争ですね。
もう一つは1775年から1783年にかけて起こるアメリカ独立戦争ですよ。
植民地側がお前ら出てけここは俺たちが独立するんだみたいな感じになってイギリスと手を切るわけですよね。
これが結構大事なポイントなんですけど。
気質が違うんですよ。
社会背景とか政治情勢とかいろんなものが違うんですけど。
もう一つのポイントはね本国であるイギリスっていうのは基本的に安定志向で保守的なのね。
だからニューイングランドの北部の植民地あたりっていうのは植に関しても保守的だったわけでしょ。
だってもう発展しちゃったからどっちかっていうと危ない橋を渡るように安定したいわけ。
ところが植民地の側の多くの人たちっていうのはチャレンジャーばっかりなわけ。
もうこんな世界嫌だって言って新天地求めてやってくる人たちばっかりだから基本的にチャレンジャーばっかりです。
すげえリスク低下。
もうここ一発勝負もうこれ外したらやばいけど行くっていう人がめっちゃ多いっていう感じの土壌がこのあたりで形成されていきます。
この後ですよ19世紀1800年代この人たちがたくさんやってきて俺たちが今のアメリカを作ったんだっていうアイデンティティを持ってます。
この人たち。
この人たち誰かって言いますね。
大きく分けて3種類の人たちがやってきます。
一つのグループは中国人。
中国から来るんだ。
中国人がやってきます。
これはねアヘン戦争の影響です。
アヘン戦争。
もうねアヘン戦争でイギリスにボコボコにやられた後に中国の本土の中をここはフランスですここはドイツですここはイギリスですって横からちょろっとできて日本もちょろちょろしてるみたいな感じになるんでもう嫌ってなって亡命するわけですよ。
この時点ではアメリカっていうのは独自で間もないところなので中国の利器晴らしにまだほとんど関わってませんからね。
じゃあ行こうよっていうのとかあとは労働者としてですね世界各地のプランテーションで労働者が足りなくなっちゃったんですね。
だって奴隷解放しちゃったんだもん。
ということでたくさんいるアジア人をお金で雇ってどれとまではいかないけど低賃金で雇うような労働者会計を欲しいという状態になります。
これも佐藤のシリーズで出てきたと思いますけどもそういう意味で中国人がアメリカ大陸にやってきます。
あとはアイルランド人ね。
アイルランド人。
これジャガイモのシリーズですよ。
ジャガイモね。
ジャガイモ基金でございます。
ジャガイモ基金あったね。
アイルランドにもう飢え死にするかどうかっていうところなので何年かかけてですがおよそ100万人の人がアイルランドを脱出しました。
結構いたっけね。
その多くが行った先というのがアメリカですね。
アメリカなんだ。
ほとんどの人はアメリカに行きました。
だって土地広いもん。
広いよね。
まだ誰のものでもない土地いっぱいあるんだこの時代は。
もうまさに西部開拓時代ですよね。
その時にアイルランドからアメリカに渡っていった有名な一族。
一番名前が知れてるのはマクドナルドですよ。
マクドナルド?
あのファストフードチェーンの創業者であるマクドナルド兄弟のお父さんかなお母さんかなおじいちゃんかなぐらいがこの時にアイルランドを脱出した人ですね。
マクドナルドって名前あったよ。
え、何だと思ってたの?
本当にそのまま名前だと思わなかったから。
わかりやすいのは、僕もあんま詳しくないんだけど、アイルランド系の人の名字って、頭にMCってついたら大体アイルランド系ですよ。
あ、そうなの?
ドナルドの前にマクがついてるって感じね。
はいはいはい。
ドナルド・トランプのドナルドの前にマクがついてるみたいなイメージでマクドナルドだね。
えー。
マクゴナガルとかね。知らんけど。
あ、マクゴナルド先生。
あんな感じのマクがついたらアイルランド系だと思って疑っていいっていう感じですよね。
そうなんだ。
今はね、もうこのマクドナルド系から完全に分離してチェーンテーになってますけどね。
これはアイルランド系でしたという感じですね。
あとは、中部ヨーロッパの農民。
中部ヨーロッパ。
はい。真ん中辺なのでね、ドイツとかポーランドとかルーマニアとかテコとか、ちょっとロシア、ウクライナ辺かな。
あの辺の人たちがやってきます。
へー、あそこからも来るんだね。
そうなんですよ。これがね、実はすごく重要なところで。
なんならこの人たちのパワーがアメリカの土台を作る意味ではすごく重要なんですよ。
そうなの?
これね、何が起こったかっていうと、もともとフランスで2月革命っていうのが起きるんですね。
2月革命?
はい、1848年の、47年かな?48年か。48年の2月に2月革命っていうのが起きるんですよ。
で、フランスの革命っていうのはフランス革命一発じゃなくて、その後何回も何回も革命的なことが起きていくんですね。
で、王様ダメだーって民主化だーって言っても民主化したと思ったら貴族が持っとるんかい貴族ダメだーって言ってまた労働者回帰を持って、
労働者ダメだーって言って貴族回帰に戻って金持ち回帰に戻ってまた労働者回帰に戻ってってずっと揺れてるんですよ。
この繰り返しの中で最終的に本当に自由権を獲得したって言われてるのがこの2月革命なんですね。
で、このフランスの2月革命って革命の輸出が起こるんですよ。
革命の輸出?
輸出。要は人権宣言とともに本当の意味でみんな平等になろうよっていう感じなんですよ。
その2月革命とかっていう1848年革命って言われてますけどね。
これ諸国民の春とかって言ってまとめられるんですけど、選挙制度を確立させてもう完全に民主主義作りましたなんですね。
で、これを見た他の国の人たちは俺たちもって思うわけじゃないですか。
俺たちもそうなりたいって言ってオーストリアのウィーンでもそういうことが起きます。
結果メッテルヒーが失脚してイギリスに亡命するといろいろあるんですよ。
で、ハップスブルク帝国領でもハンガリーが革命を起こすんですよね。
で、ドイツでも革命が起きるんですよ。
で、うまくいった革命とうまくいかなかった革命があります。
要は民衆が放棄してるので国王軍が強かったらその革命失敗するわけですよね。
失敗したら革命軍はその土地で生きていけない。
もう出てくしかないっていう人たちがわんさか出てくるのね。
すんごい量出てくるの。
で、もうね、この3月革命っていうのは1カ国だけじゃないから。
シンセイローマ帝国だけでもでかいのにもういろんなところで起きるからね。
プロイセンになってるからこの時代。
いろんなところで起こるからもうとにかく大量の人たちが難民化していくわけですよ。
で、そんな中で宗教的な迫害もひどくなっていく。
土作作ってやつですね。雑に言うと。
細かいこと言ったら大変なんで言わないですけど。
そういうことが起きるんですね。
で、居場所のなくなった人たちがヨーロッパからアメリカに向かって移動を始めます。
大量移民です。
この時のヨーロッパの出口になった港がハンブルクなんですよ。
それがハンブルクなんだ。
ハンブルクから船が出てニューヨークに向かっていくっていう船になるんですけどね。
この中にね、アシュケナジムも結構混ざってて。
このアシュケナジムっていうのはさっき言ったディアスボラで離散したユダヤ人の一派でスペインの方に逃げたんじゃなくて、
中央辺りからポーランド辺りに住んでいたユダヤ人なんです。
ポーランド辺り?
ポーランドの南部辺りに固まって住んでたんですよね、主には。
だから後に第二次世界大戦でヒトラーが大変なことをやらかすのはポーランドなんですよ。
ユダヤ人迫害するじゃないですか、ヒトラーって。
そうするとユダヤ人が固まって住んでるところをターゲットにしますよね。
強制収容所みたいなのを作りますよね。
それがポーランドの南部なんですけど、そのポーランドの南部こそがアシュケナジムと呼ばれているユダヤ人が固まって住んでた場所なんですよね。
それはずっと後の時代ですけど、ずっと後だって50年後?60年後とかだけどね。
その前の段階でこの3月革命によって居場所を失ったアシュケナジムというユダヤ系の人たちが出ていきます。
この人たちね、イディッシュ語っていう変な言葉を喋ってるんですけど、変なって言ったら怒られちゃうんだけどね。
今のイスラエルの公用語だから。
イディッシュ語。
イディッシュ語っていうのはね、もともとのヘブライ語を、ヘブライ語っていうのはもともとのユダヤ系の言葉ね、アラブの辺りの。
あの言葉をちょっと入れたドイツ語なんですよ。
ちょっと入れたドイツ語。
ドイツ語とヘブライ語が混ざったような言葉。
ドイツ語圏の人たちって英語にすぐ行けるんですよね。
スペイン語とかフランス語よりもドイツ語の方が英語にとても近いので。
どっちもゲルマン系の言語ですから。
なのでこの人たちはアメリカに渡った時にすぐに馴染めるの。
ドイツ民も多い上に英語にも行けるからドイツ語英語両方行ける。
当時のアメリカにおける主要言語2つを同時に操れる人たちなんです、この人たち。
有名なのがリーバイス・トラウス。
で、それぞれの思惑で色々とバチバチ海外と手を組んで戦ったりするわけ。
ほうほうほう。
で、そのうちの左上のところがぶわーっとパワーで持ってあちこちを支配していって、だんだんだんだん南下していくのね。南下していくから南の人たち怖くなって出てくるみたいな。
押し出される形。
そうそうそう。全員じゃないけど一部の人たちが青年党とかって呼ばれてる人たちとかも合わせて出てくる。政治闘争の中で出てくると、もう行き先は新天地アメリカということになりますね。
はあ、そうなんだ。
そしてもう一つはもう何人とかじゃないねこれはユダヤ人ですね。国がないので国を言えないですけどユダヤ人が大量にやってきます。
ああそうなんだ。
旧移民の中にアシュケナジムが混ざっていたんですけど、さっき言ったディーヴァイスとかの人たちですよね。あれはごくごく一部で中央ヨーロッパの農民が中心ですから、別にドイツ人もポーランド人も普通に白人系の人、ケルト系の人、スラブ系の人たちみんな混ざってアメリカ行ってるんですよ。
今回言ってる新移民の時のユダヤ人というのはモロユダヤ人です。どこに住んでいた人たちかというとロシアウクライナ。
ああロシアウクライナ。
そうなんですよ。もうこの話を語りだしたらとっても長くなるんですけど全部語りますか?
遠慮しときます。
まあすっごい簡単に言うとですね、迫害されるんですよ。
迫害される。
もともとモンゴルが来たときを発端にして、そこは話しませんが、モンゴル帝国の拡大を発端にして、モスクワを中心としたモスクワ大公国と、あとウクライナですね今の、もともとはキエフ大公国ですけど、その辺のゾーンの人たちが仲が悪くなるんですよ。
モスクワ側がウクライナ側の民族を支配するっていう構図になるんですね。
それはその上にモンゴル民族がいて、ロシア系の人たちを官僚に扱わせて朝政させるんですよ。朝政するやつムカつくじゃないですか。
でも朝政する側化すると言うこと聞けってなるじゃないですか。ここでバチバチする発端が出てくるんですよ。
それが19世紀になってくると本格的にバチバチして、最終的にウクライナ側が民族主義の気持ちが高まってね。
さっき言った3月革命みたいなのもあるからさ、俺たち団結しようぜってなって民族主義で独立しようとするんだけど、貧しいから勝てんのですよ。
ゲリラばっかりやってて。でも貧しいじゃないですか。ゲリラやってる人たちってやっぱり国軍持てないぐらいの断されてる側なんで。
そうするとどっかからですね偉い学者さんたちが集まってとある報告書書くんですよ。
シオンの賢者の議定書みたいなのを出すんですけど、今の経済状況はこうこうこういうふうになってますっていうレポートが出てくるんですね。
そこにはですねなんとユダヤ人がこの主役の公元であるって書いてある。そうなんですよ。それをみんな信じちゃう。
お前らのせいで俺たちは貧しいんだっていうのが一般に広まっちゃうんですね。
へー謎。 謎でしょ。
あとあっちこっちで本当にあっちこっちで暴動が起きて関係ないのにユダヤ人が迫害されるんですよ。暴力でもって。
もう本当にあっち行け村八部じゃなくて本当に殴られる石投げられるっていう感じの世界がここでできちゃうんですよ。
これあのね20世紀の終わり頃になって発覚するんですけど、これ陰謀論だった。
ロシア秘密警察が捏造した偽のレポートだったっていうのが発覚するんだけどね。
ソ連が崩壊した後にその証拠が出てきたんだけどさ。
これの噂がなんとヨーロッパ全体に広まるからヨーロッパ全体でユダヤ迫害がひどくなる。
その中で特にひどかったのはやっぱりウクライナあたりだったからね。
これを歴史の教科書とポグロムって言うんだけど、数百万人が反ユダヤ主義によってリンチみたいなことが起こる。
起こってやられていく。で脱出した先がアメリカ。
アメリカなんだ。 そんな感じになってますね。
今すごい細かくちょっと言っちゃいましたけどこれでもざっくり言ったんだけどね。
第1世代の初期移民ですね。1600年代。
ちょっとぐしゃっとしたときに今度1800年代に第2世代の旧移民。
アメリカを作った人たち。アメリカの形を作った人ね。
で第3移民、新移民ね。新移民はアメリカを成長させた人たち。
っていう感じです。この成長の段階で工業化をして経済成長していくっていう
我々のよく知る今のアメリカ各種国の原型ができてくる感じですね。
というのが大雑把な移民国家の成り立ちでございました。