1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #149「帝国主義とはなにか?」

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イギリスでは他の国に先駆けて市民革命や産業革命が起きた。そのことで資本家が生まれ国内の市場規模で賄いきれない分を海外領土へ求めるようになる。そのようにして世界は帝国主義の時代となり、日本もその流れに自ら身を投じることとなった。 ------------------------ ★番組運営のため寄付を募集しています☞ https://otokin.com/sponsorship

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サマリー

イギリスの産業革命により、資本主義経済が発展し、大英帝国が生まれます。帝国主義は、広大な領域の統治を目指す考え方であり、イギリスを初めとする国家が国外市場を求めます。帝国主義の起源や帝国主義政策の目的、帝国主義の結果として起きた戦争などが述べられています。また、日本の帝国主義政策の遅れ、帝国主義の終結、そして現代の帝国主義の形にも触れられています。中国、アメリカ、帝国主義、日本、GDP、ナンバー4。

目次

帝国主義の起源
スピーカー 2
人と人は全部知っちゃうとつまんないんだよ。
スピーカー 1
始まりました。大人の近代史。よろしくお願いします。
よろしくお願いしまーす。
スピーカー 2
なにそれ。
これね、芸人の出川哲郎がある番組で言ってたんだよね。
なんか、まあわからなくはないけどね。
ある人がね、旦那にはGPSを絶対つけてほしいって言ってて、それに対して言った言葉だ。
スピーカー 1
おが太郎あれだよね。GPSつけられてるよね、確か。
スピーカー 2
俺はもう体の中埋め込まれてる。
スピーカー 1
すぐバレちゃうんでしょ。
なんでこれ言ったかって言うとさ、
スピーカー 2
うちの子供にも小学校行ったからさ、GPS持たしてんの。
スピーカー 1
なんか携帯みたいな?
スピーカー 2
携帯ではないんだけど、そういうちっちゃいのがあって。
スピーカー 1
それでさ、今日お昼頃にさ、GPSが急にさ、いつも学校にいるのにさ、学校じゃなくて近くの川に行っちゃったのよ、位置が。
スピーカー 2
ヤバッと思って、急いでさ、今日俺お昼ちょうど泊まり明けで帰ってきた時だったからさ、川まで走ったよね。
スピーカー 1
マジか。
スピーカー 2
マジで、いや川でどうしたんだろうと思って。
で、行ったらいなくてさ、で、あの学校に電話したらさ、普通に今目の前にいますよって言われて。
そう、だからたぶんGPSがね、狂っちゃったんだよね。
スピーカー 1
何、持ってはいるけど狂っちゃってるの?完全に。
スピーカー 2
そうそうそう。
スピーカー 1
いや、なんか落としたとかだったらね、なんかすごい分かるんだけど。
え、なんかそういうのあるとちょっとやだね。
怖いよね。
スピーカー 2
うん。
だから知らない方が良かったんじゃないかっていう思いもあって、ちょっと今日は冒頭に。
スピーカー 1
よく分かんねえ。この冒頭何なの?
スピーカー 2
そうなんだよ。まあ今日は長丸がどの時代の位置情報を知らせてくれるのか楽しみです。
スピーカー 1
いや、どうせ近代史でしょ。
スピーカー 2
あ、そうなの?
スピーカー 1
え、そうじゃないの?大人の近代史だよ。
スピーカー 2
いやいや、番外編で来るかなって思ったからさ、今日は。
スピーカー 1
いや、番外編はね予定なかったね。
あ、そうなんだ。
スピーカー 2
うん。
どんなテーマでしょうか?
スピーカー 1
今日は帝国主義とはっていうテーマでやります。
スピーカー 2
うわー、またなんか興味をそそるタイトルですね。
スピーカー 1
うん。ただ今日はね、多分主義とか思想系だからつまんない人にはつまんないと思うから、あくびが出そうになったらチャンネルを変えるでいいかなと思います。
スピーカー 2
いやいや、大丈夫。長丸の和術があれば。
スピーカー 1
いや、無理無理。これなんだろう、ちょっとやろうと思ってさ、自分でさ、ちょっとこうね、本読んだりとかしてさ、まあなんかネットでこう引っ張ったりとかしたんだけどさ、やっぱね概念って難しいんだよね。
歴史ってそうだけどさ、概念的なものとかさ、抽象的なものになっちゃうとさ、より理解が難しいというか、具体的なものってわかりやすいじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
なんか抽象的じゃん、帝国主義っていうの。
スピーカー 2
思想系って特にむずいよね。
スピーカー 1
そうそう、だからそういうものだから、ちょっと今日ねつまんない回になってしまったらちょっと申し訳ないけれども、ちょっと帝国主義とはっていうところでテーマやらさせていただきます。
はい、お願いします。
早速だけど帝国主義って聞いて、どんなイメージを思い浮かべる?
スピーカー 2
帝国主義?
スピーカー 1
うん、もう率直に。
スピーカー 2
え、なんか俺はパッとさ、植民地支配の時代を思い浮かべちゃった、今。
スピーカー 1
いやー素晴らしい、俺が求めてた回答ドンピシャだよ。
スピーカー 2
あ、そう?
スピーカー 1
この回答をね、もう求めるまでね、ずっと言い続けようと思ってたんだけど、あの、一発で出てきてよかったよ。
あ、そうだった。
そう、で、帝国主義っていうのはさ、多分大半の人がさ、この植民地戦争とか植民地をめぐった争い、植民地を獲得するこう、なんだろう、動きみたいなところを想像する人一番多いと思うんだけれども、
うんうん。
スピーカー 2
これ、必ずしも帝国主義イコール植民地戦争ではないんだよね。
スピーカー 1
あ、そうなんだ。
そう、結果的にそうなっているかもしれないけれども、あの、別に帝国主義が植民地戦争のことを言ってるわけではないんだよ、まず、前提としてね。
はいはい。
そう、で、レーニンっているじゃん、ソ連の。
うんうん。
レーニンが、この帝国主義っていうのを一応定義付けてるんだけど、資本主義の最終段階を帝国主義だっていう風に定義付けてるのね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
そう、ちょっとね、いろいろ、いろんなこと言ってる人いるんだけど、自分的にはこのレーニンが言ってるこの定義が一番、あ、なるほどねって思ったんだけど、資本主義っていうのはこう発展していくじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
発展していくことによって、その自分の国内の市場っていうのが飽和して、それで、もう国内、じゃあ、もうまかないきれないんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そうなると、国外へ市場を求めるようになるっていう風になっていって、それがまあ要は極端になると、そういった帝国主義っていうものになるっていうような形で、まあレーニン言ってるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあこれが一番しっくりきた説明かなと思ったんだけど、っていうところでちょっと冒頭で紹介させていただきました。
スピーカー 2
あ、確かになんかわかる気がする。
スピーカー 1
うん。で、ちょっと改めて帝国主義のさ、帝国ってあるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
帝国ってじゃあ何なのっていうところからなんだけど。
うん。
帝国って聞くとさ、国、何を思いつく?
スピーカー 2
え、強権政治というか独裁支配みたいな。
スピーカー 1
あー、国の名前が欲しかったな。
あ、何々帝国って言うと、どういうのを一番に思いつく?
スピーカー 2
ローマ帝国。
スピーカー 1
だよね。ローマ帝国、そう、その通り。もうこれを求めてた。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、ローマ帝国だったりさ、新生ローマ帝国も一応帝国ってつくけど、あとは例えばさ、オスマントルコ帝国とかさ、ビザンツ帝国なんか、まあビザンツってローマだから結局一緒なんだけどさ。
っていう感じでさ、帝国って言うとさ、まあなんか多分一番に来るのはローマ帝国じゃん。
帝国主義の定義と特徴
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ローマ帝国ってさ、ちょっと尾形を言いかけたけどさ、結構強権的なみたいなこと言ったじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ローマ帝国って必ずしもそうではなかったんだよね。
あの、途中から先制君主制みたくなってるけど、もともとはさ、ローマってさ、ローマ共和国っていう形で民主主義の国だったわけじゃん。
はいはい。
まあちょっとこれはお時にでもいつか触れたいなって思ってるけど番外編とかで、いろいろこう争いがあって、やっぱり強いリーダーが欲しいつって、アウグスプスが初めての皇帝になったわけじゃん。
そこからローマ帝国になってるんだけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
必ずしもそれが強権的かっていうと、まあ多分独裁的でもないし、強権的かっていうと、強権的ではあったのかもしれないけど、多分我々が想像する独裁政権のような強権性はなかったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうそう。で、話し逸れちゃったけど帝国っていうのは、要はさ、いっぱい国とか民族とかが集合して広大な領域を統治するような状態のことを帝国って言うんだよね。
ローマ帝国って言ってもさ、みんなローマ人じゃなかったわけよ。いろんな人種民族がいたわけよ。で、あといろんな国をどんどん統合していってローマ帝国みたいな感じになったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ローマが一番わかりやすいからさ、ちょっとローマ帝国って挙げたけど、他にさっき言った帝国っていうのはみんな同じ、民族はいろいろいるし、その周辺国家っていうのをどんどん自分の帝国内に入れてってっていう形のタイプが帝国なんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、帝国主義なわけだからさ、要はさ、言いたいことはちょっと伝わったと思うけど、その帝国のような考え方っていうのを思想にこう入れたっていうことなんだよね。
要はいろんな国だったり民族だったりっていうのがこういっぱい集まってそれを統治しますよみたいなそんなイメージなんだよ。
はいはい。
そんな感じで帝国主義のちょっと歴史の部分に入りたいんだけど、帝国主義ってどこから生まれたかっていうと、まあもちろんね、大英帝国なんですよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、なんでこれイギリスで帝国主義が生まれたかっていうと、ここからレイニンのさっきの冒頭の話がすごいピタってくるような話になってくるんだけど、イギリスってさ、なんでじゃあ一番初めにさ、大英帝国みたいな世界一の国になれたと思う?
え?それは長丸がこの前言った産業革命がいち早く発展したから?
そう、その通り。産業革命が起こったことによって資本主義経済っていうのが、正確に言うとイギリスっていうのは市民革命も起きてたよね、それより前に。市民革命も起きてて、王権っていうのはイギリスは日本のさ、今の天皇制とちょっと近いところがあってさ、立憲君主制でしょ?
はいはい。
だから王権っていうのはそんなに強くないんだよ。別に絶対王政じゃないから。
うん。
だから、市民が活躍できるような土壌があって、かつ産業革命によって工業国としていち早く名乗りを上げることになったんだよね。で、そのことによって資本主義経済っていうのがものすごく発展してったんだよ。
はいはい。
でさ、イギリスってさ、国土日本よりも狭いんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でさ、人口も今日本より少ないけど、人口だって要はさ、当時の島の人口だからさ、ほんと1000万とかそんぐらいしかいなかったわけよ。
はいはい。
だからさ、単純にさ、やっぱりさ、マーケットとして弱いじゃん、そんな少ない国。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
いくらどんどんさ、生産、例えばさ、大量生産で何々をこんなだけ生産できるようになりました、つったってさ、買う人がさ、もう母数が限られちゃってるじゃん、それだと。
はい。
そう、国内の市場っていうのがすぐ飽和しちゃった。だから、国外へこうとにかく物を売りたいっていう資本化が増えたんだよね。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
で、ちなみになんだけど、イギリスっていうのは当時海外貿易を独占している会社があったんだよ。これは東インド会社。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
この東インド会社っていうのは、だからこの資本主義経済が発展したイギリスにおいて邪魔になったんだよ。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
そう、だからまあ潰されるんだけど、最終的に。ちょっと結論だけちょっと言っちゃうけど、潰されるんだよね、東インド会社って。
うん。
で、そういう邪魔者も排除したことによって、もう自由に資本化が海外と物を取引できるようになるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そう、で、時代でいうと19世紀の前半ぐらいなんだけれども、ここでイギリスでは自由主義っていうものが生まれるんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
自由主義が生まれたことによって、誰でも、まあ誰でもじゃないんだけどさ、要は物を売ったり買ったりっていうのがもう自由にいろんな国とできるようになったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、そうなるとさ、結局さ、物を売れる人がどんどんどんどんさ、お金貯めて強くなっていくんだよね。
帝国主義の結果
スピーカー 1
うん。
で、逆にさ、やっぱりまあ俺みたいな人間、ちょっとこう本当に労働階級の底辺にいるような人間っていうのはどんどんどんどん落ちぶれてっちゃうんだよ。
スピーカー 2
どんだけ悲観的なんだよ。
スピーカー 1
相対的に見てっていう話ね、今のはちなみに。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
別に俺の収入が変わってるわけじゃないからさ、要はお金持ちはどんどんさ富をこう蓄積していくんだよね。だからどんどんどんどんお金持ちになるけれども、俺みたいな貧乏人っていうのは非善を稼ぐのがやっとっていうような状態になっちゃって、こう資本っていうのがさ完全に資本家によって独占されるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そうなるとさ、次にこの資本家が考えるのは国家権力との結びつきなんだよ。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
これ何でかっていうと、これはすごい簡単な話でさ、国家権力と結びつけばさ、国対国の関係で何かをできるようになるじゃん。
うん。
プロジェクトが国家規模になるって言えばもっと早いかな。
はいはい。
そう、だから国家権力とそういう大企業とか資本家っていうのは結びつくことで、自分の製品を売りやすいところを何とかしろよっていう感じに国にこう、口出しができるようになってくるんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ簡単に言うとあれだよね。植民地取っちゃえよみたいな。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
アフリカ分割とかそんな感じで言えちゃうわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
帝国主義の起源と流れ
スピーカー 1
で、資本家っていうのが要はそういう自分のマーケットを拡大したいがために植民地を求めるようになって植民地拡大政策の帝国主義っていうのがこう生まれていったって言われてるんだよね。
はいはい。
そう、これが帝国主義がこう成り立った歴史なんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、イギリスに続いて例えばスペインだったりフランスだったりドイツだったりロシアっていうのも同様にイギリスに遅れはすれどそういう帝国主義に身を投じていくことになるんだけども、実は日本も大体ロシアぐらい、ロシアよりちょっと遅いぐらいかなに帝国主義にはこう傾倒していくんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、意外なのがアメリカ。
うん。
アメリカは帝国主義今言った国の中で一番遅いんだよね。
スピーカー 2
ああそうなんだ。
スピーカー 1
そう。ちょっと今日のテーマからずれちゃうから軽くだけどアメリカってさ1853年にさ日本にさペリー来国するじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
その時にさ日本との国力差っていうか全然さその近代技術の差から言ったら全然アメリカの方が上だったわけでしょ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからさもさもなんかアメリカっていうのは先進国でもう帝国主義なんだみたいな印象がある人も結構多いと思うんだけどこれ実態は違って。
うん。
ペリーっていうのはそもそもさ芸遊をこう取りに来ててその近くに寄れる港がないから日本を開港させたかったっていうのが第一目的だったわけよ。
スピーカー 2
ああはいはい。鯨の油か。
スピーカー 1
そうそう。そもそもだけどね。
うん。
で、だから日本をこう侵略して植民地化しようとかっていう考えがまあゼロじゃなかったかもしれないけど特段そういう予定はなかったわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、実はこの10年ぐらい後になると今度は南北戦争始まっちゃうんだよねアメリカって。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だからさ対外的な目なんてもうとても向けられるような状態じゃなかった。国がさまあ南北正確に言うと西も分かれてるんだけど3つに分かれてさ戦争してるわけじゃん内戦じゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからそんな状態だからもうまず国の統一が先だっていう感じになってとにかくこう目は内向きになってたんだよねこの1800年代後半っていうのは。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でようやく中はもう大丈夫だ外に出ていこうって思って中国にこう進出したらもう列強の分割が終わった後でしたみたいなそんな話なんだよねアメリカって。
はいはい。
だから帝国主義自体アメリカはすごい一番遅かった、まあ一番っていうかその今言った国の中じゃ一番遅かったんだよね。
うんうん。
で、えーとちょっと話それちゃったけど帝国主義政策をすることによってまあマーケットが広がるじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、プラス原料を供給する地としても使えるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
結構有名なのが砂糖とかさなんかそういう南の島じゃないと取れないようなものとかは有名だよね砂糖ゴムとかコーヒーとか。
はいはい。
で、あと原料だからさ例えばさあの軽工業で言ったら綿菓、綿製品を作るのに工業化してるからいっぱい製品はこう生産できるけど感じの綿菓がなかったらできないじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
だからそういう綿菓とかの供給地としてじゃあ例えばイギリスだったらインドだとかっていう感じでこうどんどん行くわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そういう感じでまあ植民地っていうのを求める傾向がこう出てきちゃったんだよね。
で、ここまではさ単なる植民地拡大政策じゃん。
うんうん。
それだけじゃないんだよ。この帝国主義っていうのはもっと大事なものがあって資本の投下先としてそういったいわゆる植民地っていうのに資本を投下していくんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
これ具体的にどういうことかっていう資本の投下ってちょっと専門用語だからさちょっと難しいんだけど
もうすごい簡単に言うと例えばさ鉄道の不設権とか鉱山の開発権なんかっていうのがそれにまさに当たるんだけど
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
こういうのを牛耳るんだよ。要はその例えばイギリスだったりとかさフランスだったりっていうのは。
うんうん。
で、それを牛耳ることによってそこで生まれた利益っていうのは全部自分の国が吸い取っていくわけよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
要はさあり余ったお金をどこに投下するかって言ったらそういう発展していない国に対して
うちのお金で鉄道敷きますよとか言って鉄道敷いてそこで得られた利益は全部吸い取っていくみたいな。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
ちなみにこれは今アメリカなんか特に似たようなことやってるよね。
帝国主義政策の目的と結果
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
石油とかね。別にアメリカだけを悪いものにしたわけじゃないけど別にイギリスだってやってるし他の国もやってるんだけど。
まあ要はこれは別に帝国主義の時代に限ったことじゃなくて今も形は変えちょっと強制力とかも変えつつ似たようなことはやってるんですよっていうのはちょっと覚えておくといいかもしれない。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で、ここからは次日本の帝国主義政策のところに触れたいんだけど。
うんうん。
日本はさヨーロッパ列強よりもさ帝国主義っていうのは遅れてスタートした。
まあアメリカよりはちょっと早かったけどぐらいな感じね。
はいはい。
で、日本はさ特にね遅くなる理由はすごいわかるじゃん。うちらずっとこの大人の近代史やってるからさ。
開国したのがさだって1854年じゃん。1853年にペリー来航してその翌年。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、1868年にまあそういう江戸時代の混乱っていうのを乗り越えて明治維新になるんだよね。
はいはい。
で、そこから急速な西洋近代化政策を取って欧米に追いついたんだよ。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
で、いわゆる日本が帝国主義政策を行うようになったのはいつからかって言われてるんだけど、
まあこれはあのいろいろさ今日から私たち帝国主義やりますなんてさ言わないわけだから、
いつからっていうのはこうなんだろ厳密には定義しづらいんだけど。
うん。
一般的には日露戦争後って言われてるんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ一般的にはねあのいやその前からも韓国とかもうめっちゃね狙ってたじゃんとかそういうのはあるかもしれないけど、
一般的には帝国主義政策が本格化したのは日露戦争後と言われていて、
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ日本っていうのは日清戦争もそうだけど日清日露第一次世界大戦っていう形でこう大きな戦争を経て、
台湾だったり朝鮮だったり満州だったり旧ドイツ領とかっていうのをどんどん獲得していって、
自分らのその植民地っていうのを増やして植民地経営していくことになるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
で日本の帝国主義政策って他の列強とちょっと違って特徴じゃないんだけど、
日本ってさ国内市場が成熟したわけじゃないんだよあくまでも。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
さっきさ帝国主義のこう歴史とか流れで言った時にさまあまず国内市場が飽和して売り先がなくなったから外に行くみたいな話をしたじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
日本の場合はちょっと特殊で国内の市場が全然成熟したわけじゃなかったんだけど、
全然まだ国内にも余地はあったんだけれども、ただ単純に日本って貧しかったっていうのもあるけど、
やっぱり他の国がさ、やれ植民地だやれ海外にこう物を売るとかっていうのをやってたからさ、もう他の列強がね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから対外的なそういう植民地獲得戦争に触発されたことによってなんか帝国主義の舞台に踊り出ちゃったっていうようなことも言われてるんだよね。
うんうん。
まあなんかこう言うとさ、ちょっと批判的に言われるかもしれないけど、日本っていうのは結構なんか周りに合わせるというかさ、そういう傾向はこういうところにもちょっと出てんだなっていうのはちょっと思ったよね。
スピーカー 2
あー同調圧力。
スピーカー 1
まあね、なんか他国がやってるからちょっとうちも負けないように頑張ろうとかそんな感じ?イメージ的には。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあ全然いいことじゃないからさ、あのそんなの真似しちゃダメなんだけどさっていうところはあるけどね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
そう。で、ちょっとそろそろまとめの方に入っていくんだけど、まあそんな感じで帝国主義っていうのはさ結局さ、どんどんどんどんさ、いろんな国がイギリス、フランス、ドイツ、ソ連、アメリカ、日本って感じでどんどんどんどんさこう強い国っていうのがさ帝国主義を広げていくわけじゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それはさ、なんか世界をさ今言った国でさこう分割してさ、はいじゃあここは日本、ここはソ連、ここはアメリカとかってやれれば一番早いんだけどさ、そうじゃないじゃん。絶対ぶつかるんだよどっかで。
はいはい。
で、こういう植民地戦争だったり領土拡大政策っていうのがぶつかった末の結末が第一次世界大戦だったり第二次世界大戦になっていくんだよね。
まあ特に第二次世界大戦の方がその傾向は強いけど。
はいはい。
そう。で、第一次世界大戦の後ってとはいえ民族自決っていうさ理念を打ち出して、こういう帝国主義っていうのはやめにしようみたいな流れに一回なったんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
だから帝国主義の周辺って第一次世界大戦までって結構言われるんだけど、実際はね、ご存知の通り第二次世界大戦までも続いてたような風潮あるし、なんならそれ以降だって、なんなら今の世の中だって帝国主義って続いてんじゃねえのっていう人は多分いると思うんだよ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
そんな感じで結局こう自分の国の利益を優先した政策とかそういったものをやっていった結果、戦争に行き着いて世界っていうのは荒廃していったっていう歴史があるんだよね。
日本の帝国主義政策と現代の帝国主義
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあそんな中からやっぱり学び取るものっていうのはすごい多いと思うんだけど。
うんうん。
で最後にちょっと現代版の帝国主義っていう形でちょっと触れときたいのが、第二次世界大戦が終わった後はさ、ソ連とアメリカの二極化だったじゃん。
うん。
そう。でその冷戦構造っていうのが崩れたことによって今やアメリカの一興時代が到来してたんだよね。
はいはい。
でアメリカの言うことはもう全てもうね、日本人なんか特にそう思うと思うけど、アメリカの言うことには逆らえないじゃん日本って。
うん。
まあ要はある意味これはねちょっと語弊あるけど帝国主義に近いんだよ。なんか日本っていうのはアメリカの植民地に近いようなものなんだよね立場的に言ったら。
はいはい。
これプーチンがねあの言ってたんだけど、言ってたって俺友達じゃないから言ってたのを聞いただけなんだけど、プーチンって日本のことを独立国家って思ってないんだよ。
スピーカー 2
あーそうなんだ。
スピーカー 1
お前らは自分の国で自分のことを決めらんないでしょっていうプーチンはそういう目で見てるの。だから北方領土だって絶対返さないよね。
はいはい。
だって要はさ北方領土に日本とさ約束してさ、はいじゃあ米軍基地置きませんとかって約束したとしてもそんなの保護されるじゃんどうせ。保護にされるじゃん。
あーアメリカ次第で。
あーそうそうアメリカがいや置くよって言ったらイエスって言って日本は置くでしょ。
はいはい。
そうだからねだからプーチンはそういう意味じゃあのちゃんとわかってんだよその辺は。
うんうん。
返せよとは思うけどあのやっぱり返さないのはやっぱりそういう理由もあるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
でちょっと話それちゃったけど。でアメリカっていうのはさじゃあ一挙でも何でもやりたい放題かって言うと全然そんなことはなかったんだよね。
2000年に入ってからまあ別に2000年に入る前からもそうだったけど反アメリカ反米っていうのはさ結構世界各地であってさテロだったりまあ紛争だったりとかさまあそういったものっていうのは対アメリカっていうような形で起きてたんだよね。
うん。
やっぱ一番まあ新しいテロで言ったらさまあ新しいっていうかさ印象にあるテロと言ったらやっぱり9.11じゃん。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まああんな感じでまあ各地でそういうアメリカの帝国主義じゃないけど帝国主義的な政策に対する反発っていうのはまあ各地で起きていて反米政権も充実されてるしね。いろんな国で。
うん。
で何よりも中国が台頭してきたじゃん。
スピーカー 2
うんうん。
最近の世界経済の動向
スピーカー 1
で中国はあの経済的には今やもうアメリカに次ぐナンバー2伸びしろで言ったらアメリカを超えるんじゃないまあ超えるかどうかちょっと微妙なんだけどあの超えるんじゃないかとも言われていて。
うん。
で軍事的にももうとにかく軍事費をあのアメリカに負けないぞっていう形でこうどんどんどんどん継ぎ込んでるからアメリカに軍事的にもこう二画区するような勢いを持っていて現代版帝国主義っていうのは今度アメリカとその中国の二大巨頭になっていくっていうような構図が出てきたんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
ちなみにアメリカっていうのはナンバー2を絶対倒すっていう政策をやってるから日本もそうだったんだよね。
1980年代っていうのは日本がナンバー2だったから日本をアメリカは蹴落としたわけじゃん。
スピーカー 2
あー確かに。
スピーカー 1
そうだからナンバー2の国をとにかく自分がナンバー1でありたいからナンバー2の国っていうのはとにかくこう引きずり下ろしたいんだよ。
はいはい。
そうだから日本っていうのはあの下手にナンバー2にならない方がいいんじゃないかなって俺はちょっと思ったよね。やっぱそういうの感じると。
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
でまぁ日本ちょっとGDPまたもうナンバー4になっちゃったけどナンバー3の位置に行ってナンバー2をアメリカとサンドイッチするぐらいが多分ね日本の立ち位置としてはねベストなんじゃないかなとは思うよ。
日本の立ち位置
スピーカー 2
あーはいはい。
スピーカー 1
そうでちょっとまたなんか話が反れてっちゃったけど結局そういう現代版の帝国主義っていう形で中国は中国でさ、
まぁこれもいちいち細かいところは説明しないけどやっぱり似たようなことをやってるじゃんアメリカに近しいことを。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
アメリカもそうなんだよ。
じゃあそういうのがあのまかり通ってていいのかっていうと、まぁ決して良くないけど結局力を持っているものが正義なんだよねこの世の中は。
うん。
だからそんな中日本っていうのはどんな立ち位置でどういう風にしていくのかっていう。
まぁ日本っていう国で考えなくてもさ個人個人でもいいんだけどじゃあ個人としてどういう風に世界を見ていったらいいかとかっていうところもそういう目線で見ていけるといいんじゃないかなって今日は思った次第でございます。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そんな感じでちょっと帝国主義とはってところを今日はやらさせていただきましたが小片郎の感想で締めてください。
スピーカー 2
いやこれはほんと素晴らしい回。なんか聞いてちょっと足がプルプル震えてるもん。
スピーカー 1
ウッケるわ。
いやいやいや。
震えてないでしょ。
あのこうやってちょっと優雅にさ早く話終わんねえかなとかって思いながらこうやって椅子でくつろいでるぐらいでしょ。
スピーカー 2
すごいねこの話し方というかなんだろうそのやっぱり日本だけの目線じゃなくてその世界のいろんなところの目線が入ってるっていうところがこれは幅広い知識がないと話せないね。
スピーカー 1
いやこれ偏ってるよねでも。
俺クレーム来るんじゃないかな。いつかクレーム来そうだなって思ってるからさ。
いや別にね批判コメントも俺は受け付けるからさ全然バンバン送ってくれていいんだけど。
いやでもなんだろう聞いてて気持ちいい感じの言いっぷりだから俺は好きだけどね。
小片郎はねそう言ってくれるんだけどね世の中そうじゃないんだよ。俺はほらどっちかっていうとこう石をぶつけられてあの生きてきた人間だからさ。
スピーカー 2
でもなんか長丸がちょっと言ってたその現代版帝国主義確かにさなんか帝国主義っていう名前自体がさ公に聞くことってなくなったけどさ今もその帝国主義みたいなさそんな表だったものじゃないかもしれないけど残ってるよねって感じるときはやっぱあるよね。
スピーカー 1
帝国主義じゃないんだよ帝国主義っていうのはさもっともっと強いからさなんだイメージ的にはただやってることは結局ね似たようなことやってるよねっていうところがちょっと今日は言いたがその現代版っていうところでは言いたかったことだね。
スピーカー 2
あーそっか。
スピーカー 1
だから帝国主義って言うとさそれこそ俺批判されちゃうけどさだから帝国主義ではないよっていうのはちょっと一応ね覚えておいてほしいかなっていう。
スピーカー 2
ということで今回のテーマは帝国主義についてでした。
大人の近代史は他にもですねツイッターとかインスタグラムも一緒に上げてたりするのでもしよかったらそちらもフォローしていただけると嬉しいです。
スピーカー 1
そちらでしか知り得ない情報もあったりするのでなんだろうねそれって感じだけどぜひちょっとフォローして一緒に楽しんでいただけたらなと思います。
スピーカー 2
はいそれでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
27:12

コメント

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