2025-09-12 29:50

#26 日本伝統完全栄養食②〜日本の衰退産業を世界の成長産業に〜MISOVATION代表取締役 斉藤悠斗

前回に引き続き、株式会社MISOVATION CEOの斉藤悠斗さんへの特別インタビュー回。日本の伝統食「味噌」の可能性を世界に広げる挑戦に迫ります。直近35年で約400件の味噌蔵が廃業するなど、日本の味噌文化が直面する危機に対し、MISOVATION(味噌ベーション)は「完全栄養食 MISOVATION」や「MISOBOX」で新たな価値を創出。斎藤さんは「日本の衰退産業は世界の成長産業」という視点から、高価格帯でのアメリカ市場参入や、嬉野の大豆を活用した「味噌湯」構想を通じて、日本発の食文化を世界に発信する。日本の食文化への「確信と自信」を胸に、世界の食をリードする壮大な挑戦が語ります。

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サマリー

このエピソードでは、MISOVATIONの代表である斉藤悠斗氏が、日本の伝統的な味噌文化の衰退とそれに対する取り組みについて話しています。MISOBOXや完全栄養食MISOvationなど、健康的で多様な食文化の存続を目指す彼のビジョンが深く掘り下げられています。また、日本の味噌と大豆産業の成長可能性が探求されています。斉藤氏は、グローバル市場における日本のスーパーフードとしての味噌の重要性を強調し、それを通じて日本の衰退産業を再生するビジョンを共有しています。さらに、味噌を通じて日本の食文化の重要性と、世界市場への展開についても言及されています。日本の伝統食品の持つ可能性を活かし、衰退産業を成長産業へと転換するための戦略が示されています。

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たべものインテグラル 前回からの続きです。
はい、ということで、本日も前回に引き続き特別インタビュー会です。
本日招きしているのは、株式会社MISOVATION CEO 栄養士の斉藤悠斗さんです。
あのー、最初にね、ちょっとあの、お聞きしたいことがありまして、
はい。
えっと、さっき前編の収録中にですね、あのちょっとMISOBOX
ちょっと買ってみようかなと思って、あの指令の裏側で、僕あの購入ボタンページまで行ったんですけど、
はい。
あの、結局お話の中でMISOBOXとか斉藤さんが作られている商品、
僕はいまいち分かってないことに気づいたんですけど、
あの、結局僕はMISOBOXを買ったらいいのか、他の商品を見たらいいのか全く分からないってことに気づきまして、
あの、そのあたりちょっとサクッとまとめてご説明いただければ助かるんですけども。
もちろんです。ありがとうございます。
あの、大きく2つの我々商品サービスを展開してまして、
1つが完全栄養食MISOvationというプロダクトになってます。
こちら、冷凍食品になってまして、
瞬間冷凍した野菜であったり、鶏団子だったりとか、具材、味噌、出汁というのが全てパウチに詰まったミルキットみたいな商品になってます。
1食800円前後からですね、販売させていただいている商品で、1食置き換えでですね、食べていただくような商品になってます。
もう1つがMISOBOXというサービスで、こちらは日本各地にあるご当地のフリーズドライ味噌汁を詰め合わせでお届けしますよというサービス付のサービスになってまして、
だいたい価格帯がですね、1食あたり300円前後の価格帯で、いろんな各地のお味噌汁を毎月あそうとしてお届けしているというフリーズドライの詰め合わせのボックスのサービス。
この2つを今展開しているという形ですので、1食置き換えで健康的な食事をしたいという場合であれば、冷凍のMISOvationの方が適切かなと思いますし、
純粋にお味噌汁が好きで、いろんな地域の味を楽しみたいということであれば、MISOBOXの方が日本各地を旅するようにですね、いろんな地域の味を楽しんでいただけるんじゃないかなと思ってます。
味噌文化の存続への課題
じゃあ最初にあのめっちゃ具材入ってるっていう話をしたのは、この完全英語食MISOvationの方?
そうです。 ってことですね? はい。 ああ、そういうことです。わかりました。
買い物客として代表者に説明させるってめっちゃ贅沢な買い物してるよね。 そんなことです。何でも聞いてください。
聞けるときに聞いておこうかと思って。どんどんポチってくださいね。 ポチっときますよ。
え、MISOBOXは何個からなんですか?MISOBOXは10色から買えます。10色から。
さっきに20色と30色の選択肢もありましたね。 そうですね。10、20、30でお選びいただけますし、法人さんだと80色からの専用のプランもあったりします。
法人ゲオもあるんですね。 ありますあります。はい。 へえ、確かにいいなその会社。
ウォーターサーバーとかで最近簡単にお茹でるものもあったりすると思うので、コーヒー緑茶と同じ並びでお味噌汁をおいていただいている会社さんもいらっしゃいますね。
いいなそれ。 いいよね。 めちゃくちゃ嬉しい。 いいなそれってうち飲食店やけ。
なんだろうね、味噌汁さ、なんか自分一人だけ作るってムズくない? あ、そう、そうなんですよ。
ねえ、なんか味気なくなるから結局あのお中元とかでたまになんかよくわかんない、うちになぜか送られてくるあのフリーズドライ味噌汁がさ毎年あるじゃない。
まあありがたくいただいてますけど、あれやっぱ便利なんだよね。 便利ですし、あれいいですよ。例えば夜一人で晩酌することがあるかどうかわかんないですけど、
最後締めに味噌汁いっぱい飲むと落ち着くんですよ。で、余分なもの食べなくて済むんで。 そういうのでもおすすめです。
確かに、なんかあれだね、味が満足できればお腹もなんか満たされた感はやっぱあるよね、相乗ってね、そういうことですね。
完全に買い物のモードに入っちゃいました。 なんかほうじんさんだとすごく面白いなと思うのが、会議中とかにですね、ブレスの時にみんなでお味噌汁飲んだりとか、
あとカフェインがないので夕方以降コーヒー飲みたくないよっていう方が、 間食とかで飲まれたりとか、残業の夜遅い時間に飲んだりとかっていうケースもあって、
我々はそこに習ってですね、お茶せん時に最近味噌汁を出すようにしたりしてるんですけど、結構議論がいい意味で、
なごやかになりつつ、なんか柔軟な発想になるんじゃないかなっていうプラスボーンを含めてですね、最近出させていただいてたりもします。
味噌ベーションさ、おしるこ缶みたいにさ、自販機買えたらめっちゃ嬉しいわけだもんね。味噌がうまいから、わかるよね。
これあれ美味しくない?なんか疲れた時に、俺あんま甘いもん食べないけどさ、どうしてもお腹減ったけど買いに行けない時になんかおしるこ缶とか見かけると、なんとなくこう買う時がある。
なんか新しいプロジェクトが始まりそう。 ちょっと味噌ベーションさんですと美味しそうだなと思って、それ手軽に飲めたらいいなと思っただけで、すごい個人的な意見です。
ぜひ参考にさせてあげます。缶の商品も味噌汁ありますので、世の中に。 格好適正は物によっては全然あるかなと思ってますし。
個人的には新幹線とかで売られてたらいいのになってちょっと思っちゃったり。 これ今実はちょっとあまり言えないんですけど、それを。
本当ですか? だんだん表に出せない話ばっかりになってきた。
それは空と空とかでもやりたいなとか、最近思ったりしてますね。 公開できる方の話を何か話してもらっていいですか?
本当にいろんな方向性に展開できるっていうのがちょっと頭出しだったかなというふうに思うんですけれど、
ちょっと改めてフードテックベンチャーデイネオでご登壇いただいたときにすごく印象に残っているのが、もちろん味噌汁っていうところを既定にされた、ある種D2Cとかチャンネルを通した販売っていうところなんですけど、
やっぱり生産者さんとのつながりみたいなところもすごく意識していらっしゃるっていう話を聞いて、やっぱり私たちもいかに味噌グラさんが減っていってるっていう話だったり、後継者不足、人手不足。
あと日本人も結構ね、お味噌汁飲まなくなってきてるというか、家庭でなかなか作りにくい、拓郎さんもさっきおっしゃってたみたいに、やっぱり一人だと一人分でなかなか難しくてみたいな、そういう社会背景等々もあって、でも私たちのやっぱりすごく伝統的なものだし、さっきの鎌倉時代からとかいう話もあるぐらいなので、
やっぱり味噌伝承さんとして、この食文化っていうものをどういうふうに存続させていくかっていうところ、その話もすごく印象に残ってるんですけども、ちょっとこの場でも改めて味噌グラさんとの思いみたいな話に聞かせていただければと思うんですが、いかがでしょうか。
そうですね。まず今、日本全国に1200件ほど味噌の製造メーカーってありますと、これがもともと3000件ぐらいあったものがどんどんどんどん今減っていってる。直近35年で400件ほどの味噌グラさんが廃業したよっていうデータもあったりするんですね。
これはつまり日本各地で育ってきたこの味噌の伝統的な作り方とか味みたいなものが失われている。つまり日本の食文化っていうものが失われているっていうことにもほぼイコールだと思ってたりするので、我々のミッションとしてはこの1200の地域の味噌の多様性を守っていくっていうところにあると思っているので、それを達成するためにこのサブスクリプションモデルであったりですとか、
すごく大変なんですけど、毎月仕入れ先さんの味噌グラさんを買えるとか、そういう取り組みをしているという背景もそういったビジョンにつながってくるというところがありますね。
普通に考えると、プロダクトの数とか絞ったほうがいいですし、調達先とかも絞ったほうが明らかに楽だと思うんですけれど、本当に地域に本当に点在してますもんね、味噌グラさんっていうところ。
だから彼らとしてもどうやってこの生活者に届けるかっていうところは、今まで流通に頼っていたのかもしれないんですけれども、結構その辺の悩みとかも聞かれていらっしゃいますか?
そうですね、味噌グラさんによって今までどういうセグメントに売り上げが大きかったかって様々ですと、例えば長野にある味噌グラさんとかだと、全工事のバッグツアーの帰りに絶対そこが立ち寄る拠点になっているので、実は我々の売り上げの8割は観光客さんのお土産需要なんですっていう蔵もあれば、
うちはその地域の飲食店とか大手の調味料メーカーみたいな、業務用の販売がメインですというところもあれば、家庭用メインですみたいな、皆さんその売り上げ構成費が様々だったりするんですけれども、例えばそのコロナによって観光客の方が来れなくなったみたいな、味噌グラさんとか一気に業績も落ちたりしますし、
この時代変化だったりとか、その時の環境によって、すごいいろんな売り上げの落ち込み要因みたいなのが、味噌グラさん各社あるなっていうのを感じていまして、そこをやっぱり救うみたいな観点では、安定的に買い続けるみたいなことがすごく有効かなっていうふうに我々捉えてます。
未来の展望とビジョン
あと、全体に共通しているところでいくと、そもそもその食文化がどんどん養殖化していって、で、13歳の食事を作るような時間がなくなってきたというところから、味噌汁っていうもの自体を家で作らなくなったよね。そもそも味噌って味噌汁に使う用途がほとんどなので、っていうところを考えると、一食主菜として食べれる味噌汁を作ろうとか、
あとは、ワンクリックで日本の各地のいろんな味噌汁が自宅に自動的に作る方が忙しいマインじゃなくて楽だよね、みたいな仕組みを作っていかないと、そこの課題って解決できないと思うので、我々がやってることってやっぱり味噌グラさんがなかなか着手ができない、顧客便宜みたいなものをしっかり作って、商品を届けるみたいなところ、そこは我々のバリューだと思っているので、そこのラットワンマイルじゃないですけれども、お客様に届けるところだったり、伝え方みたいなところをしっかり工夫してやっていくと、
物自体はすごく素晴らしいですし、価値があるものだからこそ、この時代まで1300年以上残ってきてるわけなので、そこの最後の届け方みたいなところをすごくこだわっていけば、全然可能性があるんじゃないかなと思いながら日々向き合ってたりしますね。
今の観点で改めて、ちょっと新しい問いが生まれたんですけど、この味噌グラを救うという、すごい突き抜けた、ある種文化を残していくっていう、突き抜けたビジョンと、だからどんどんどんどん広げていって、究極的には例えば1200あるうちの半分ぐらいが、むしろ斎藤さんの味噌ベーションを経由で売っているとか、
あるいはもっと言うと、たぶん1200から、いや自分やりたいですって人があって、1500とか1800になるって可能性はあるじゃないですか。そういうところまで含めて、たぶん考えることができるなというふうに思った時に、一方でやっぱり今って、たぶん01が終わり、その一重の時に、ある程度すごく広く深くやろうとしていると思うんですよね。
そうすると、やっぱりD2Cっていうモデル自体が持つ制限みたいなのがあると思ってて、味噌グラさんの観点から言う時に、一転突破する一方で味噌グラさんに対して意味が出てくる売り上げ規模みたいなものがあると思うんですよ。
そこを突破する方策っていうのは、どの辺にあると思っているのかっていうのも、すごいね、ビジョンが素晴らしいからこそ、それを持続的にやる方法が欲しいなと思って、それこそ例えばあるホテルみたいなところにバチコンって入るとか、そうすると1日何百食とか、そこが定量的に入るとか、今ってどちらかというと生活者、コンシューマーの便益で話してるんですけども、
結構2Bチャンネルが大事なんじゃないかとか、なんかその辺の突破する方法とか、むしろね、この味噌ベーションさんの思いに共感して、おうちのチャンネル使ってくれよみたいな、なんかそういったようなところっていうのが、どの辺が突破口なのかなっていうのは、ちょっと解像度高い未来像なので、ある種。
はい。
なんか、ある種このアットスケール化する入り口みたいなところっていうのは、斉藤さんどのように考えてるのか知りたいなと思って。
いやー、すごくめちゃくちゃ難しいですし、なんか選択肢いくじゃないなって日々思いながら事業選定してるなとあるんですけど、今の我々が一番こうその突破口になり得るようなものでいくと、グローバルに対して高価格で売っていくっていうところだと思ってます。
なるほど。
で、例えばそのおいしいファームさんってあるじゃないですか、自動化したイチゴを作っておられるスタートアップありますけれども、あそことかって、すごいブランディングも含めて上手だなと思っていて、その最初からそのミシュランシェフに飛び込み営業をしていって採用していって、そこからホールフズが喉から手が出るほど買いたいっていうふうな状態にしてから一気にホールフズに前提配下するみたいな、
やっぱり高価格のラグジュアリーなチャンネルを抑えてどんどん下ろしていくっていうことがすごく大事だと思ってます。
で、日本においてはどんどんその人口も減っていってるので、いかにこれたくさん2Cに向けて売るってのは難しいと思ってますし、結局2Bに売ってもその2Bのメーカーが国内向けに売るっていう文明においてはそこまで広がらないと思ってるので、
いかにこのグローバルのトップシェフであったりとか、グローバルメーカーに対して日本のこのクラフトな多様的で美味しくてストーリーがあって、かつ体にもいいサステナブルな味噌を取り入れてもらうかっていうところがすごく突破口になれるんじゃないかなというふうには思っているので、
今国内でやってる安定的な収益をちっちゃく作りつつ、ここからグローバルにグローさせていくっていう時には、ある種味噌汁にこだわらずに味噌だったり違った料理形態として届けていくっていうことをやりたいなというところも含めて、今実は種をまいてるところもありますね。
知的的には何かあるんですか?アメリカがいいとかアジアとかヨーロッパとかいろいろあると思うんですけど。
アジアの方が比較的重要化見込みやすいっていうふうには思ってまして、味噌汁の売れ筋だったりですとか、日本食の親和性みたいなところを考えると、東南アジアのGDPの高いような国に下ろしていく点もあると思うんですけれども、今俺らが目指してるのはまさにアメリカで、それは市場給与もすごく大きいですし、先ほど申し上げたラグジュアルなマーケットをしっかりとっていくという文脈においては、
アメリカのそれこそ高級レストランであったりですとか、まさにノーマンみたいなところ、まさに電博ですけれども、下ろしていくということはしっかりやって、面を抑えにいくっていうところはやっていく必要があるなと思ってますね。
嬉野大豆のプロジェクト
なるほど。ありがとうございます。多分これだけで番組終わっちゃうので、この質問はちょっと以上にして。
もしかしたらそこのお話にもつながるかなと思うのが、フードテックベンチャーデイで実は渡辺総省っていうのも実は受賞されていて、そこから実は渡辺総省っていうのは嬉野の旅館の渡辺さんなんですけれども、そちらでもいろいろプロジェクトが動いているっていうふうに聞いてるんですが、ちょっとそのあたりのことも聞かせてもらえますか。
はい。まだ形になって今世の中にお出しできるみたいな、理由との細かいものはそこまでなかったりするんですけれども、やろうとしていることでいきますと、嬉野っていうのが日本でも有数の大豆の生産地でして、かつ嬉野って温泉湯豆腐が名物としてあられる。
つまり輸入品が多い中で国産の大豆をしっかり作っておられて、かつその大豆を美味しく加工して食べるようなフードがある地域なんですね。
っていう意味では、この大豆の持つ素晴らしさだったりですとか、美味しさみたいなものを世の中に拡張して届けていくハブとしてプロモーションできるんじゃないかっていうところで、嬉野大豆を幸福化、価値化するっていう言い方はこのプロジェクトではあまりやらないんですけれども、嬉野大豆っていうものをリデザインしてグローバルに届けていくっていうプロジェクトを今やろうとしています。
その具体の施策として今構想中のものがいくつかあって、これは以前現地渡谷さんでプレスとかもさせていただいたようなので全然公開できるんですけれども、例えば味噌汁に代わる新しい味噌、大豆を楽しむ料理を作ろうと。今、俺らはそれで味噌湯というものをですね、今開発をしようとしています。
見た見た。
具材が入ってない味噌汁に近いようなものではあるんですけれども、いわゆるコーヒーみたいに味噌汁飲む体験を作っていこうと。
お茶とかコーヒーに比べてカフェインも少ないのでリラックス効果があるよねと。それでいて栄養価もすごく高い。一番その大豆を美味しく手軽に飲む料理として手段として味噌湯というものを、実は味噌湯という言葉自体も料理自体も検索するといくつか出てくるので、一般用語ではあるんですけれども、味噌湯というものもしっかり言われる。
渡谷さんと一緒に温泉に泊まりに来た方、はじめとして提供する。それをじゃあ列車だったりとか飛行機、そういった場所で提供するみたいなことまでやっていきたい。味噌湯のプロダクト化みたいなところを今やっていきたいなと思ってたりもしました。
あとは渡谷さんがピエロエルメさんとコラボをしてですね、うれしのお茶ですねをマカロンに使ったりとか洋風の料理とコラボをして新しい商品価値を作っておられたりするんですけれども、それって味噌でもできるんじゃないかなというところで、うれしの大豆を使ったお味噌をですね、海外のそういったブランドさんとコラボをしてスイーツにするだったりとか新しい料理を作ってパッケージ化する。
それを国内そして海外に広げていくみたいなことができるといいなと。なので先ほど申し上げた海外シェフにラクジュアルな形で卸していくみたいなところにも繋がってくる話であるかなと思うんですけれども、そういった他のQBに対してですね、この日本の味噌の美味しさであったり機能性というものを拡張してもらえるようなコラボレーションっていうのをガストロミーの文脈でやっていきたいなと。
日本の産業の再評価
そういうことを今考えていて、来週もまた訪問させていただいて、今度はうれしの大豆を使ったお味噌の調達をしていくというところを今進めてますね。
これはリスナーの皆さんに一つトレンドとしてもお伝えしたいんですけど、今世界でこの斎藤さん取り組みがすごく面白いなと思うのは、世界で実はBeans is Howという取り組みが立ち上がっているんですよね。
これ何かっていうと、豆がHowですよっていう、何のHowなのかというと、この2015年ぐらいから大体プロテインという領域の中でプラントベースのお肉とか出てきたというのはもう皆さん知ってると思うんですけど、なかなかそれってすごいバブル一瞬いったんだけど、今そのバブルが落ち着いて、ある種の顕著になっていますね。
その時にみんな気づいたんですよね。無理に加工して、すごいプロセスしてお肉に似せなくても豆食えばよくねみたいなことを言い出したオーストラリア人がいてですね、ポールニューハムっていう人なんですけど、彼が、岡田さんあれ2年ぐらい前だったっけ、3年ぐらい前かな。
ちょうどGoogleでやってるフードラボというところで発信してて、何言ってたら、2028年までに豆類の消費を2倍にすれば、これは同じぐらい地球環境に貢献があるし、しかも豆食べると土地も強くなるし、体にもいいから、豆食えばいいじゃんみたいな話になったんですよ。
それを見た時に、ちょっと待って、豆だよなと。会議場で豆料理が出てきたんですけど、似た豆にハチミツだけかけたようなものが出てきたりとかして、これおいしくないやと思って。
でもその次の半年後に行った時に、少しスパイシーな汁粉みたいなのが出てきて、確かにこれも豆だよなって当たり前なんですけどね。その時にやっぱり思ったのが、日本って大豆加工食品の本当に世界的に進んでる国なので、
なので今回の斎藤さん取り組みとかも、その味噌という文脈でいくのももちろんあると思うんですけど、これ新しい大豆の豆類の食べ方だよみたいな形で浸透させるっていうのもアプローチがあると思うんですよね。
なので私は斎藤さんのようなプレイヤーがグローバルに行く時に、こういうBeans is Howのような文脈と、それをむしろ日本からカウンターパンチで新しいトレンドワードを作って、世界に投げ込むみたいなところまで含めてやれるといいなというふうに思って嬉しのでね。
それをちょっと嬉野市長とかいるところで話して、なんかそれがね渡辺斎藤から出てきて、なんかすげークールな食体験があるから、これうちの国で食えねーのかみたいな、なんかそこで逆に発注が来るみたいなのが取れるといいですよね。なんかそういうのやりたいなというふうに改めて聞いてと思いました。
まさになんか我々が掲げていた、その大豆自体が栄養価がすごく高いし、それを発酵させたものってより栄養価が高くて消化吸収も良くて、かつそれがストーリー性になるものでもあるよねっていうのを考えると、なんか我々からすると味噌って古臭いものですし、大豆を食べる行為って何ら不思議、なんていうか当たり前すぎる行為だと思うんですけど、それが海外とか他の国から見るとすごくユニークネスだと思うので、
なんかしっかり言語化して伝えていくっていうことが、なんか我々が今グローバルで求められていることなんじゃないかなというふうに、ポジティブな思い込みをですね、していてですね、それを今おっしゃっていただいたワードを作って、我々が日本初で何かやっていけるとですね、よりその大豆の生産者とか味噌の生産者の方々に対してもっと貢献できるんじゃないかなっていうことをすごく思ってまして、
そういう意味ではこのワタヤベストさんってグローバル含めていろんな方が今本当に集まっているハブになりつつありますし、まさにこのうれしの茶っていうものをグローバルに対してブランディングをした新しい貸し提供をされているっていうところは、絶対大豆味噌において転用できるとかあるよねっていうふうに思っているので、そういうビジョンを描きながらこのうれしのからですね、プロジェクトを作っていきたいなっていうところをまさに今話しているところですね。
まず食べに行きたいなあ。うれしのに。最近行ってないので。1年ぐらい行ってない。
アンロックさんも入居されるかどうかみたいな話をちょっとちらっと伺ってたりしてまして、連携密にできればなと思ってます。
いやもう本当にね、そうなんですよ。
なんかやっぱり、すいません、ちょっといっぱい話しちゃってますけど、これね、タロウさんとかタクロウさんとかとも話したことあるかもしれないですけど、
ちょっとネガティブサイドの話、表現を入れると、日本の水帯産業は世界の成長産業みたいなのがやっぱり今たくさんあって、
日本で一見するともうある種人工原とともに水帯とか作り手がいなくなって、取る人がいない。
例えば海藻とか、あとわさびとかもそうだったりとか、あと和食器とかもそうだったりとか、
日本だとなんかもう昔からやっていて、なんか廃れて、もうなんか産業が持たないんですみたいなこと話を聞くような産業が世界でいくと、
いやまさにユニークで、めちゃくちゃクールで、超サステナブルでみたいな、そういうパラドックスって結構今起きてるんですよね。
で、その状況をやっぱり気づくときに、海外のトレンドを結構リアリティ高く見れるかどうかってやっぱりすごい僕は大事だなと思っていて、
このインテグラルのやっぱり目的も、なんかそういうその高点をね、なんかどんどんどんどん作っていきたいなーって思っているので、
本当にこのポッドキャストを聞いている方で、自分たちの産業しんどいなーと思った方は、もう一回海外見てみるとめちゃくちゃもう低手あまたになるので、
もうそれはね本当に間違いないですね。この数年革新に変わっている気がします。
海外ってどうやって情報というか、どんなトレンドとかってどういうふうにしたらわかるんですかね。感じるっていう感覚なんですけど。
ベタなんですけど、結構意外に足で稼ぐとか、あとは仲良くなって、海外行くじゃないですか。
で、僕の場合は大体そこで何か言うんですよ。そうすると仲良くなって、例えば僕決めているのは海外に行ったら絶対どっかで登壇しようと決めてて、
英語がそんなに別にネイティブでも全然ないし、得意かどうかと言われるとやっぱり話すの怖いのあるんですけど、とにかく発信して、そうするとなんか話してきてくれるんですよ。
日本の食文化とインサイダー情報
かつ日本に帰ると、僕とかはリンクティンとかでいろいろ言ってたら、なんかお前なんか面白いから日本に来たときにちょっと話そうみたいな感じで、めちゃくちゃ来てくれるんですよね。
そうするとそこでコソッと教えてくれるんですよ。そうそうそうそうみたいな。こういう話を話すといやまさにそうなんだよみたいなところから、
だいたい僕の投稿とか動きとかを見てくる人って職領域で狂った動きをしている人たちなので、これでも分かるでしょ太郎さんのところ。
シンポジウムとか来る人ってガストラノミシンポジウムやったじゃないですか。かけがわで2月に。だいたい変態というか熱量高い人たちが来るんで、その人たちの感度ってやばいじゃないですか。
だからねそれがね僕積み重なるので、だから意外にトレンドを知るのってインサイダー同士の情報とあと自分が思っていることをぶつけてリアクションを見て判断するトレンドの僕は取り方をします。
俺こう思うんだけどどう?って言ったら、いやそうだね、うーんとかなんか人によってリアクション違うので。岡田さんだいたいそうだよねオンラインとかでもね。
そうですね、あとなんかもう一つなんかちょっと違う観点なんですけど、トレンドになってるかなってないかっていうのは実は関係ないかもしれなくて、
っていうのも例えばこのミソのような話っていうのは明らかに世界に広がると絶対にいいことっていう確信があるじゃないですか。
あるね。
そういうことはなんていうか海外で流行ってるからそれに乗せようっていうよりはどうやってそこに持っていくかっていうやっぱりこちらのこの発信の仕方とか、あと海外のインフルエンサーみたいなところをいかに取り込んでいくかみたいな感じだと思うので、今までね日本っていろんなところでそこを失敗してきてるんですよねやっぱり。
なんか例えば本当に古い例ですけど、ウォークマンとかゲームボーイとかああいうものっていうのは単品だけで言っても十分通じた話なんですけど、
食品もあるし美味しければそれはそれでいくんですけど、やっぱり今私たちが伝えたいのって美味しさだけでもなくて、美味しいのは美味しいんですよ。
美味しさだけではなくてやっぱり日本人がここのこういう味噌を食べてきたっていうところに持ってるこの思いというか、思いじゃないな。
なんかこの習慣ってすごく日本を作ってきたっていうか、なんかそういうちょっとなんか世界観みたいなところじゃないですか。
ワインとかとも近いのかもしれないけど。
なんか。
なんでしょうね。
これさっきタクロさんがパーフェクトヒューマンのことが流れてるってあれ本編で言ってたんでしたっけちょっと忘れちゃったけど、
完全なんなんだって時に栄養だけじゃなくて、これちょっとあえてポジション取って言いますけど、
日本が持っている食の文化っていろんな意味ですごいこの、そのハンター×ハンターのみずみしきって言っても分かんないよね。
6つの薬と。
分かるんだ。
6つ全部強いんですよ。だからエンペラータイムってあるんですよ。
クラピカが。
僕日本の食って常にエンペラータイム状態だと思ってて。
だから本当に自信持って、今岡田さんが世界を変えるって確信あるって、やっぱり確信持てるんですよね。
僕だから食べラジをどこでも進めるのは確信があるから。
だって面白いもん。本当にすごいし、昨日も今日もいっぱい配りましたよ。
ありがとうございます。
でもねやっぱりその確信と自信を持って、過信はダメだと思います。
だけど確信と自信でやっぱり世界をより良くできるというふうにやっぱり思うものは、世界に発信していくっていうところをなんか改めて思ったし。
まあそれがアンロックス賞だもんねとか言って。
この間前回4月にこのベンチャーデイにお邪魔させていただいた時に実は僕後ろの方で斎藤さんとしこたまは立ち話をしていてですね。
その時にもねちょっと僕話題触れたかと思うんですけど、味噌ってねやっぱり必使用の中でもかなり発展系だと思うんですよ。
必使用シリーズの中で。
このお話は次回へ続きます。
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