1. シリアの希望- 2024年12月8日からの記録
  2. Month 4 (2025年2月末-3月末..
2025-04-15 1:01:51

Month 4 (2025年2月末-3月末)まとめとふりかえり

1 Gift

2025年2月末-3月末にかけ、いろいろな大きな動きがありました。今後月1回収録を目指します。

この期間の大きな動き

  1. 2025年2月25日 国民対話会議(National Dialogue) が開催
  2. 2025年3月8日前後 地中海沿岸エリアでの衝突でアラウィ派市民に多数の死傷者
  3. 2025年3月10日 北東シリアのシリア民主軍と現政権間の合意
  4. 2025年3月13日 暫定憲法のドラフトに署名
  5. 2025年3月29日 移行政権(5年間)の設立 新内閣の任命

メディア情報

国民対話会議

https://jp.reuters.com/world/us/6X6DXEPWWNIVTGQE3T5I2FNVEE-2025-02-25/

https://www.rudaw.net/english/middleeast/syria/25022025

 

地中海沿岸での衝突

https://www.bbc.com/japanese/articles/c0q1754lwz0o

https://www.bbc.com/news/articles/c17q9dv5225o

https://www.aljazeera.com/news/2025/3/10/syrias-al-sharaa-vows-to-punish-forces-responsible-for-mass-killings

https://reliefweb.int/report/syrian-arab-republic/syria-coastal-massacres-alawite-civilians-must-be-investigated-war-crimes-enar

 

シリア民主軍との合意
https://jp.reuters.com/world/security/EEDQRN3735M7VMX4I66E76J4RY-2025-03-11/

https://www.washingtoninstitute.org/policy-analysis/facilitating-new-sdf-agreement-key-stabilizing-syria

 

暫定憲法
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250314/k10014750301000.html

https://www.bbc.com/news/articles/c70ely2p6e4o

 

移行政権の設立
https://www.aljazeera.com/news/2025/3/30/syrian-president-unveils-transitional-government

https://syrianobserver.com/syrian-actors/autonomous-administration-rejects-new-syrian-government-calls-it-a-continuation-of-one-party-rule.html


Chat GPTによる移行期政権の呼称に関するまとめ

サマリー

2025年2月から3月にかけて、シリアでは重要な国民対話会議や衝突が発生しています。新憲法の議論が行われる一方で、民間人の死傷者が出る衝突が報告され、政権の動向に対する懸念が高まっています。2025年3月、シリア民主軍(SDF)と暫定政府の合意が発表され、北東シリアの未来に向けた新たな動きが注目されています。しかし、暫定憲法の草案にはイスラム法が大きな役割を果たしており、多様性を求める声も高まっています。シリアの移行政府の樹立と新内閣の発表が行われ、各閣僚の任命や新政権の目指すべき方向性が示されています。しかし、北東シリアの自治行政が新政府を強く非難しており、依然として政治的対立が続いていることが明らかになっています。2025年2月末から3月末までの様々な出来事を振り返り、重要な話題や今後の予定を整理しています。

国家の在り方に関する国民対話会議
2024年12月4日からのシリアの記録。
こんばんは、AKIKOです。
今回、2025年4月14日に録音しています。
この番組では、2018年からイラクのドホークにて、NGOによるシリア難民支援や、クロスボーダーでの北東シリア支援に携わっているという私の立場から、
2024年12月8日以降にシリアで起こっていることに関する情報収集をまとめ、所感を語ります。
現在は、ヨーロッパに本部を置くNGOに所属し、シリア人の同僚たちは、北東シリア在住のクルド系のスタッフが多いという立場で情報収集をするため、
中立性を心がけますが、どうしても自分自身の焦点またはリーチする情報範囲が偏る可能性が高いと自覚しています。
この番組を聞いていただく場合、その点ご了承、ご注意をいただければと思います。
前回収録、1月半ばから3ヶ月ぐらい経過してしまいました。
早く収録したいと思いながら、このタイミングになってしまいました。
この間、シリアでは複数の大きな動きがありました。
まず、箇条書きであげたいと思います。
1番、2025年2月25日、国民対話会議、ナショナルダイアローグが開催されました。
12月の暫定政権発足以来の公約であった、広く様々な民族・宗教から参加を得て新しいシリアの国家の在り方や新憲法についての議論を行う国民対話会議が開催されました。
2番、2025年3月8日前後、ラタキア・タルトゥースなどの地中海沿岸エリアにて、現政権のシリア軍と旧アサド政権支持勢力の間で衝突がありました。
民間人の死傷者も多数出たとされています。
3番、2025年3月10日、北東シリアのシリア民主軍とタマスカスの現政権が、北東シリア地域の将来的な位置づけに関する合意を行いました。
4番、2025年3月13日、現政権が暫定憲法のドラフトに署名をしました。
5番、2025年3月29日、去年、2024年の12月当初に設立された暫定政権が、複数の大臣を改めて移行政権として発表されました。
女性の大臣も任命されました。
では、一つ一つについて関連する記事を読んでいきます。
まず1番、2025年2月25日、国民対話会議について。
こちら、ロイター日本語版にちょうどよくまとまっている記事がありましたので、そちらを読みます。
読みます。
シリア国民対話会議開催、新憲法や国家の在り方、同義。
2025年2月25日、ダマスカス25日ロイター。
アサド独裁政権が昨年12月に崩壊したシリアで、25日、新憲法のほか、地方制度や国家機関、経済モデルの構築などを協議する国民対話会議が開かれた。
首都ダマスカスで1日の日程で開かれた会議には数百人が参加。
ただ、シリア北東部のクルド人主導の自治・行政関係者や、米国が支援するシリア民主軍のメンバーのほか、シリア駐在の外交官らも招待されなかった。
外交筋によると、会議の主催者は国連による支援の申し出を受け入れなかった。
アラブ諸国と欧米諸国は、制裁措置の解除を含むシリア新指導部との完全な関係回復をめぐり、新指導部が進める政治プロセスが民族・宗教的に多様なシリアの住民を包括しているかを注視。
今回の会議について、前例のない出来事として歓迎する声がある一方、シリア新指導部による見せかけの移行プロセスに過ぎない可能性があるとの懸念も出ている。
シリアのシャラー、通称ジャウラニ、暫定大統領は、国民対話会議の開会にあたり、シリアは自力で解放を成し遂げた、自力で国を再建するとし、
我々は歴史的な機会を手に入れた。国民と国家の利益のために、この機会の一瞬一瞬を活用しなければならない。と述べた。
会議は、3つの作業グループに分かれ、移行期の司法制度、憲法、国家機関の構築、個人の自由、将来的な経済モデル、市民社会の役割について討議。
討議は非公開で行われ、会場からの資料の持ち出しは制限された。主催者によると、暫定政府は今回の会議で合意された提言を検証し、新統治体制の基本原則を示す憲法の形成に役立てる。
以上、ロイターの記事でした。
今の記事の中には、「クルド人自治政府の関係者は招待されなかった。」との一文がありました。
沿岸地域での衝突とその影響
この部分、私の把握している限り、より正確にはクルド自治政府関係者も参加できるように事前調整をしようとしたが、合意に至らぬままに開催に踏み切ったという状況のようです。
クルド系の国際メディアルダウが、この会議についてどういう記事を掲載しているのかも記録しておきたいと思います。
ダマスカスにてシリア国民対話会議の開催。
2025年2月25日。
以下、読みます。
2月25日火曜日、シリア各地からの参加者が一堂に会し、かねてから期待されていたシリア国民対話会議が開幕した。
ただし、クルド人が支配する北東部からの代表は参加していない。
暫定大統領アフマド・アルシャラー氏は、会議の冒頭で演説し、
シリアを共存の模範であり、世界が学ぶべき学校と称し、
国際社会に対して同国の苦しみを軽減するための支援を呼び掛けた。
自由を求める戦いの中で、私たちは流血を防ごうと努めてきたし、今後もそうしていく。
と彼は述べた。
我々の安全と団結を脅かし、シリアの悲劇を自らの利益に利用しようとする者すべてに警告をする。
この部分、英語のままでも引用します。
アフマド・アルシャラー氏は、会議の冒頭で演説し、
シリアを共存の模範であり、世界が学ぶべき学校と称し、
国際社会に対して同国の苦しみを軽減するための支援を呼び掛けた。
自由を求める戦いの中で、私たちは流血を防ごうと努めてきたし、今後もそうしていく。
と彼は述べた。
我々の安全と団結を脅かし、シリアの悲劇を自らの利益に利用しようとする者すべてに警告をする。
国営メディアの映像では、参加者たちが会議場に到着し、会議が始まる様子が映されていた。
議題によると2つのワークショップが開かれる予定だという。
会議で演説したアサード・アルシャイバーニ外相は、
シリアは一つであり、分断されることはないと改めて強調した。
会議の準備委員会メンバーであるフダ・アルアッタ氏は国営メディアに対し、
私たちは全国各地から到着する代表団を待っており、国民対話の日が始まるのを心待ちにしている。
これは国民が新しいシリアの運命を決定する歴史的な日だ。
と述べた。
しかし、この会議は排他的であるとして非難されており、
特にシリア北東部・ロジャワのクルド系政治勢力からの批判が強い。
会議開催前日の24日月曜日、
クルド国家評議会ENKSはこの会議について、「性急すぎる。」と批判し、
代表性の偏りは国民的な協力関係という原則を損なうものだ。として遺憾の意を表明した。
この部分、英語では、
ロジャワに拠点を置くクルド主導の自治政権も、
同様にこの会議から排除されたと非難している。
会議の準備委員会の報道官であるハッサン・アル・トゥゲイム氏は、
木曜日ルダウ通信に対し、
クルド人は正式な代表団としてではなく、個人の立場で会議に参加する。と語った。
委員会の情報によれば、約400から600人の参加が見込まれている。
この会議は、政治的移行を進めるための重要な一歩とみなされており、
これはハイヤー・タハリーラルシャム・HTS引入反体制派による12月8日の攻勢の後に続くもので、
その攻勢によってバシャル・アルアサド政権は崩壊した。
1月29日、HTSの指導者シャラア氏シリアの暫定大統領に任命され、
国民対話会議を開催し、新たなシリア政府の自立に向けた道筋をつけることを約束していた。
次に、2番、2025年3月8日前後のラタキア・タルトゥースなどの地中海沿岸エリアにおける暫定政権と旧アサド政権支持勢力の間での衝突について、
旧アサド政権を支持する勢力が現政権に対して蜂起を行ったというだけの事件ではなく、少数派であるアラウィ派の民間人の死傷者が多数出ています。
シリア人権監視団SOHRやアムネスティなどの国際人権監視機関は、これを強く非難し調査の必要性を訴えています。
また、シャラア暫定大統領も、政府軍による民間人への暴力があったことを認め、調査の上、法によって罰するというふうに発言しています。
シリアの現政権が真に融合した民主的な国づくりを進めていくのかについて、懐疑的なスタンスを取る立場から、内外の多くがこの件は心配していたことが起きてしまったように感じており、
単なるアサド政権残党との衝突と軽視すべきではないとして懸念の声明を出しています。
アルジャジーラの報道では、シリア人権監視団が3月6日から8日の間に1500人の死者、うち830人が民間人と報告している。
責任追及と国家の安定化
とあり、死傷者数、また実際に何が起こったのかについて関係者間での混乱、または情報操作がある可能性も疑われます。
以下、アルジャジーラから読みます。
2025年3月10日、アルジャジーラ、シリアのシャラー暫定大統領、大量殺害に関与した勢力の処罰を誓う。
2025年3月10日、シリアの暫定大統領、アフマド・アルシャラー氏は、数日前に同国の沿岸地域で発生した大量殺害事件に関与した者を、たとえ最も身近な者であっても処罰すると述べました。
この暴力により、アラウィー派の少数派を含む数百人が死亡したと報告されています。
また、元大統領バッシャール・R・アサド氏の支持者とみられる者たちによる待ち伏せ攻撃で治安部隊も犠牲となりました。
これに対して治安部隊が報復攻撃を行ったと批判されています。
シャラー氏はロイター通信とのインタビューで、
我々は抑圧された者を守るために戦った。いかなる不当な流血も、たとえ最も身近な者であっても処罰と責任追求なしには許されないと述べました。
また、多くの勢力がシリアの沿岸部に入り、多くの違法行為が発生した。これは報復の機会となったとも語りました。
アサド氏はアラウィー派であり、彼の政権の多くの主要メンバーも同派に属していました。
アサド政権は2024年12月に崩壊し、国のスンニ派多数派の多くが反体制派に関連するシリア人の大量殺害で知られる国家によって疎外されていると感じていました。
アルシャラー氏は、木曜日に発生した暴力の勃発を、外国の支援を受けた旧政権の支持者に責任があると非難しました。
しかし、彼はその後、政府軍による攻撃が行われたことを認めました。
この事件は、長年の戦争と継続する経済危機からの安定化を試みているシリアに衝撃を与えました。
英国に拠点を置くシリア人権監視団SOHRは、木曜日から土曜日の間に約1500人が殺害され、そのうち830人が民間人であったと述べました。
同団体は、治安部隊と同盟勢力が沿岸部のアラウィエ派の中心地で多数の民間人を殺害したと報告しています。
アルジャジイラはこの報告を独自に確認することはできませんでした。
アルシャラー氏は、200人の治安部隊員が殺害されたと述べましたが、
独立委員会による調査が進行中であるため、死者の全体数は明らかにされませんでした。
シリアは法治国家である、法はすべてのものに適用されるとアルシャラー氏は述べました。
アラウィ派のメンバーを含む独立委員会が日曜日に設立され、30日以内に殺害事件を調査し、加害者を特定する任務を負っています。
アルシャラー氏はまた、地はさらなる地を生むため、市民の平和と和解を維持するための第二の委員会も設立されたと述べました。
彼はまた、朝戸氏の弟マーヘルが率いる軍の第四支団と同盟を結んだ外国勢力に属するアサド支持者が、
木曜日に衝突を引き起こし、不安を煽り、共同体間の不和を生み出すことを目的としていたと述べました。
外国勢力。シリアの指導者はその外国勢力を特定しませんでしたが、
シリアの新たな現実から利益を得られなくなった勢力と指摘し、これは長年、アサドの同盟国であったイランを暗に示しているとみられます。
ダマスカスにあるイラン大使館は依然として閉鎖されています。
テヘランはこの暴力に関与したとの示唆を否定しました。
サウジアラビア、カタール、トルコは、最近の国内衝突の中でアルシャラー氏を強く支持しています。
一方、アサドの元同盟国であるロシアは深い懸念を表明し、イランはいかなる集団も抑圧されるべきではないと述べました。
ワシントンは、外国のジハード主義者を含む過激なイスラム主義テロリストが暴力の責任を負っていると非難しました。
以上、アルシャジーラの記事でした。
次に3番。
SDFと暫定政府の合意
2025年3月10日。
北東シリアのシリア民主軍と現政権の北東シリア地域の将来に関する合意。
こちらはロイター日本語版3月11日の記事を読みます。
以下読みます。
シリアのクルド系勢力、暫定政権参加へ。
軍事機関統合などで合意。
2025年3月11日ロイター。
クルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍SDFは、
10日シリア暫定政府に合流するため同政府との合意文書に署名した。
シリア大統領府が同日発表した。
SDFはシリアでも有数の産油地帯である北東部を実行支配している。
これまで暫定政府の統治下に置かれていなかった。
シリア暫定政府を主導するシャラー通称ジャウラーニ暫定大統領と
SDFのアブディ司令官がダマスカスで合意文書に署名した。
両者はSDFの統治地域にある石油、ガス田、空港などの管理を暫定政権に移情することで一致。
アサド旧政権の残党に協力して対処することでも合意した。
アブディ司令官はXへの投稿で、今回の合意は新しいシリアを建設する真の機会を意味すると述べ
正義と安定を求めるシリア国民の願望を反映した。
過渡期を保障するために重要な時期にシリア暫定政権と協力していると強調した。
年内に履行する予定。
一方、これまでの協議で主要課題となっていたSDFの軍事活動をシリア国防省にどのように統合するかについては、合意文書に明記されていない。
以上、記事でした。
もう一つ、The Washington Instituteという、おそらくThink Tank。より詳しい解説記事を見つけましたので、
こちらも一部を二言語で読みたいと思います。
以下読みます。
Facilitating the new SDF agreement is key to stabilizing Syria.
新しいSDFとの合意をファシリテイトすることは、シリアを安定化させるための鍵である。
3月10日、シリア民主軍SDFの司令官マズルーマ・アブディは、数ヶ月間にわたるアメリカ主導の交渉を経て、暫定大統領アフマド・アルシャラーと暫定合意に署名し、
クルド人主導のこの組織を新しいシリア軍に統合するための取り組みを開始することになった。
この合意は、ワシントン、欧州連合、国連、その他の関係者によって公に歓迎されており、シリアの安定化と経済回復にとって鍵となるものである。
これらはSDFが支配する北東部地域の将来を扱わずしては実現できない。
その地域には国内の石油・ガス資源の95%が集中している。
この文書に署名することで、当事者たちは8点の主要なポイントに合意した。
その内容には、クルド人を先住コミュニティとして認め、市民権及びそれに伴う憲法上の権利を保障すること、
北東部のすべての民間及び軍事機関、国境検問所、カーミシュリー空港、石油・ガス田などを統合すること、
国内避難民の帰還と保護を確保すること、全面的な停戦を施行することなどが含まれる。
合同委員会は年内に合意を実施することを目指しており、
対アイシス有志連合は、3月19日にアルシャダーディ基地で初の準備会合を主催した。
委員会の作業は今月初めに開始される予定である。
しかし、この合意の実施には多くの障害が存在する。
ダマスカス政府とSDFの間では、将来の国家統治の在り方、地方分権化するか否か、軍事統合の度合い(SDFは自立性を維持したがっている)、
アラブ人多数派地域やISの収容施設に対するSDFの関与につき意見が相違している。
特にIS、アイシスの収容施設に関する問題は、シリアにおける米軍の今後の駐留についての議論で最大の懸念点の一つである。
さらにSDFとトルコ支援の勢力との間で戦闘が続いており、
トルコ政府は自国国境沿いの武装クルド人の存在に依然として反対している。
この姿勢は、クルディスタン労働者とPKKとの最終的な和平合意を目指すトルコの新たな取組の結果によって大きく変わる可能性がある。
PKKとSDFの関係についても議論の過中にある。
実際、これら複雑な問題のいずれかの交渉において行き詰まれば、シリア合意の枠組み全体が崩壊する恐れがあるため、
国際社会の継続的な関与と後押しが今後の困難な作業を支える上で不可欠である。
中央政権vs連邦制
バサール・アルアサド政権を打倒した諸政力は、中央集権国家を構想しているのに対し、シリア民主軍SDFは地方分権化を望んでおり、
この対立がそれぞれの声明や文書にも表れている。
1月29日の勝利演説で、アフマダ・アル・シャラー暫定大統領は、
シリアの主権は一つの大統領である。
シリアの主権は、一つの大統領である。
シリアの主権は、一つの大統領である。
1月29日の勝利演説で、アフマダ・アル・シャラー暫定大統領は、
シリアの主権は一つの権威の下で行使されると述べた。
また、3月13日に採択された暫定憲法では、
国家の統一の維持が強調され、分裂を主張するあるいは、
その目的のために外国の支援を求める勢力を犯罪とする条項が盛り込まれた。
彼の1月29日の勝利演説で、アフマド・アル・シャラー暫定大統領は、
シリアの主権は一つの主権のもとで行使される
また、3月13日に採択された暫定憲法では、
国家の統一を保持し犯罪を防ぐために、
分裂を求めるあるいは外国の支援を求めるという条項を強調した。
新たな憲章では、正式名称としてシリア・アラブ共和国が維持され、
クルド人の政治的・文化的権利には一切言及されなかった。
これに対し、SDFの政治部門であるシリア民主協議会は、
3月の声明で、国家は分権化されるべきだと強調した。
また、アブディ司令官も1月に、
国家は文献化されるべきだと強調した。
また、アブディ司令官も1月に、
ダマスカスは北東部だけではなく、
シリアの他の地域にもより多くの自治を認めるべきだと主張している。
以上です。続けます。
4番。
暫定憲法の草案とその影響
2025年3月13日、現政権が暫定憲法のドラフトに署名しました。
こちらは、NHKウェブ2025年3月14日の記事を読みます。
以下、読みます。
シリア暫定憲法の草案。イスラム法が立法の根拠と明記。
2024年、独裁的なアサド政権が崩壊したシリアで、
暫定大統領は正式な政権への移行期間を5年とすることなどを定めた
暫定憲法の草案に署名しました。
ただ、この中にはイスラム法が立法の根拠となると明記されていて、
キリスト教などの少数派を含む国内の安定化を進めることができるのか
見通せない状況が続きそうです。
シリアのシャラー暫定大統領は、13日、暫定憲法の草案に署名し承認しました。
この中では、正式な政権への移行期間を5年と定めているほか、
表現の自由を明記し、女性の社会的地位や尊厳を遵守することなどが盛り込まれています。
一方で、大統領はイスラム教徒であることが条件と定められているほか、
イスラム法が立法の根拠になるとしています。
シリア国内には、クルド人やキリスト教などの少数派も多く、
クルド人勢力からは、多様性のあるシリアの現実と矛盾したものだと反発の声も上がっています。
シャラー暫定大統領は、13日、「シリアにとって新しい歴史が始まる。」などと述べ、
暫定憲法の下での統治を推し進める考えを強調しました。
しかし、シリアでは3月、暫定政権下の部隊と旧アサド政権を支持する勢力の衝突が相次ぎ、
1000人以上の市民が死亡していて、国内の安定化を進めることができるのか見通せない状況が続きそうです。
以上、記事でした。
もう一つ、この暫定憲法については、BBCから3月14日の記事。
さすがにBBCの記事は情報がよくまとまっており、分かりやすいと感じています。
こちらも翻訳の上、読みます。
以下、読みます。
新たな歴史の始まり
シリアのリーダーが5年間の移行期間の暫定憲法に署名。
2025年3月14日。
シリアの暫定大統領アフマドアルシャラーは、
イスラム主義勢力が主導した反政府構成によってバシャルアルアサド政権が打倒されてから3ヶ月後、
5年間の移行期間を定めた憲法宣言に署名した。
シリアの暫定大統領アフマドアルシャラーは、
5年間の移行期間を含め、
バシャルアルアサド政権が打倒されてから3ヶ月後に、
この文書は、従来の憲法と同様にイスラム教を大統領の宗教と定めており、
起草委員会によれば、イスラム法学を立法の主要な根拠として明記している。
(従来は一つの根拠とされていた)
また、権力分立や司法の独立を明記し、
女性の権利、表現の自由、報道の自由を保障している。
これがシリアの新たな歴史の始まりとなり、
この文書は、イスラム教が大統領の宗教となってから1年後に、
従来のイスラム教が大統領の宗教となってから2年後に、
今、イスラム教が大統領の宗教となってから5年後に、
そして 少女の言の指導とメディア自由を保ちます
私たちは シリアの新しい歴史を目指すことを願っております
私たちは シリアの新しい歴史を目指すことを願っております
私たちが シリアの新しい歴史を目指すことを願っております
国連特使のゲイル・ベダーセン氏は、法の支配を回復しようとする動きを歓迎すると述べ、この進展について、重要な法的空白を埋める可能性があると指摘した。
一方で、シリア北東部のクルド首都の行政当局は、この憲法宣言を批判し、「シリアの現実とその多様性に矛盾している。」と述べた。
しかし、シリア北東部のクルド首都の行政当局は、この憲法宣言を批判し、「シリアの現実とその多様性に矛盾している。」と述べた。
シャラー氏は、新憲法が完成し、自由かつ公正な選挙が実施されるまでの間、国を運営する包摂的な政府を約束している。
シャラー氏は、新憲法が完成し、自由かつ公正な選挙が実施されるまでの間、国を運営する法律的な政府を約束している。
しかし、彼は14年前にアサド大統領が民主化要求の抗議デモを武力で弾圧したことをきっかけに勃発した壊滅的な内戦の後、多くの困難に直面している。
しかし、彼は14年前にアサド大統領が民主化要求の抗議デモを武力で弾圧したことをきっかけに勃発した壊滅的な内戦の後、多くの困難に直面している。
先週、シャラー氏のスンニ派イスラム主義主導の政府を支持する武装勢力が、西部沿岸地域でアサド政権の少数派州派であるアラビー派の住民に対して報復殺害を行ったと非難された。
シリアの移行政府の樹立
これは、旧アサド政権に忠誠を誓う武装勢力によって治安パトロールが襲撃され、多数の死者が出た事件の後の出来事だった。人権監視団体によればおよそ1500人の民間人が殺害されたと言う。
シャラー氏は加害者を裁くと誓い、市民の平和を守ることを目的とした委員会の設置を命じた。しかし、多くのアラウィ派住民やその他の宗教的民族的少数派は、彼がかつてアルカイダのシリア分派の指導者であった過去を理由に、彼の意図に疑念を抱いている。
国連のアントニオ・グデーレス事務総長は、木曜日、「いかなる理由があっても民間人の殺害は正当化できない。」と述べ、シリアが待ち望んできた明るい未来が今や危機に瀕している。と警告した。
暫定当局は、これまで何度もすべてのシリア人にとって、包摂的かつ信頼できる基盤に基づく新たなシリアの構築を誓ってきた。今こそそれを実行に移す時だと彼は付け加えた。
国連のアントニオ・グデーレス事務総長は、木曜日、「いかなる理由があっても民間人の殺害は正当化できない。」と述べ、シリアが待ち望んできた明るい未来が今や危機に瀕している。と警告した。
ケアテイカー・オーソロティーズは、新たなシリアを構築することを繰り返し誓ってきた。全てのシリア人にとって、信頼できる基盤に基づく新たなシリアの構築を誓ってきた。今こそそれを実行に移す時だと彼は付け加えた。
5番。シリアの暫定政権が、複数の大臣を改め、移行政権として改めて発表されました。女性の大臣も任命されました。
こちらはアルジャジーラより、2025年3月20日の記事を読みます。
シリアのアルジャジーラ大統領は、移行政府の発足を発表し、新たに拡大・多様化された内閣に23人の閣僚を任命しました。
3月29日土曜日に発表された内閣には、運輸省に任命されたアラビー派のイアルブ・バドルシア、農業省を務めるドルーズ派のアムジャジーラ大統領、
本日、新政府の受立を発表することは、我々が共に新しい国家を築いていこうという意思表明である、とアルジャジーラ大統領は、政府の発足を記念する演説で述べた。
この政府には首相が置かれず、行政執行はアルジャジーラ大統領自身が主導する見通しである。
アルジャジーラのレッスル・サルドル記者は、レバノン・ベイルートからの報道で、アルシャラー大統領はシリアと世界に対して、新政府がシリアの多様性を反映していることを示そうとしている、と述べた。
人々は、暫定内閣において、大統領が親しい友人ばかりを閣僚に任命していた、と批判していた、とも付け加えた。
シリアの新政権は、国内の多様な民族・宗教コミュニティをより包括的に代表する政府の形成を、西側諸国やアラブ諸国から強く求められていた。
今月、地中海沿岸で発生した衝突により、旧政権アサドの出身州派であるアラビー派の市民数百人が殺害されたことを受けて、その圧力はさらに高まっている。
シリアのキリスト教少数派に属し、長年アサド政権に反対してきたベテランの野党指導者、ヒンドゥ・カバワット氏が、社会問題・労働大臣に任命された。
彼女はシャラー首相によって任命された最初の女性となった。
モハンマド・ヨスル・ベルニエ氏が財務大臣に任命され、前の暫定内閣でそれぞれ国防省と外省を務めていたムルハフ・アブカスラ氏とアサド・アルシバーニ氏は再任された。
シャラー暫定首相の下での暫定内閣は、12月に反政府勢力の電撃的な攻撃により、旧アサド政権が打倒されて以来、シリアを統治してきた。
1月にはシャラー氏が暫定大統領に任命され、彼は包括的な移行政府を樹立し、包括したシリアの公共機関を再建しつつ、選挙が実施されるまでの間、最大5年かかる可能性があるとされる。
国を運営すると宣言した。
シャラー氏は、今回初めて緊急事態災害省を設立したと述べ、その長官には、反政府勢力支配地域で活動していたシリアの救助隊、ホワイトヘルメットのリーダーラエル・アルサーレフ氏が任命された。
以上、アルジャジーラより記事でした。
新内閣の任命と意義
この移行政府の樹立・新内閣の任命に関しては、北東シリア政府の見解を紹介しているもう一つの記事も読みます。
こちら、シリアン・オブザーバーより
ソースは、プラス963インデペンデント・ウェブサイト、2025年4月2日。
オートノマス・アドミニストレーション・リジェクト・ニュー・シリアン・ガブーメント・コールス・イット・アー・コンティニューション・オブ・ワンパーティー・ルール。
北東シリアの自治行政、シリア新政府を拒否、一党支配の継続と非難。
以下、読みます。日本語訳して読みます。
北東シリアの自治行政、AANESは、アフマダ・アルシャラー大統領が発表した新たなシリア移行政府を強く非難し、一党支配の継続であり、2011年の反乱の原因となった敗多的な政治体制を再現していると批判しました。
AANES、北東シリア自治政府は、公式声明で、新政府がシリア社会の多様性を反映しておらず、クルド人やアッシリア人などの民族・宗教的少数派を排除していると指摘しました。
また、新政府の構成は、全政権と同様に、単一政党による権力の独占を続けており、シリア革命の目標である民主的変革に反すると述べています。
さらに、AANESは、「新政府の決定を実施する義務を否定し、この政府の設立は包括的な政治解決への一歩ではなく、過去の過ちの繰り返しである。」と強調しました。
この声明は、シャラー大統領が23の閣僚ポストからなる新政府を発表した翌日に発表されました。
シャラー大統領は、「新政府が新しいシリアを築くための共有された意思を反映している。」と述べ、国家機関の再建、経済の安定、投資の促進、通貨の強化、国際関係の安定を主要な優先事項として挙げていました。
しかし、AANESの拒否は、シリアの政治情勢における根強い対立の存在を示しており、
尾行政府がシリアの再建を進めようとする中、政府が本当に法律的で正当化について依然として疑問の声が上がっています。
北東シリアの非難
以上、記事でした。
特に暫定憲法の発表や、
意向政権の設立といった動きがこの間出てきていますが、
日本語で暫定政府と呼んだり、意向政府と呼んだりするものを英語でどのように訳しているか、
もしくは英語でも、シリアの現在の政権のことをどのように呼んでいるかということに、
若干の混乱というか、
統一性はまだないように感じましたので、
この件を私は、
CHAT GPTに質問をしてみました。
シリアの文脈で、
それぞれどのように使い分けられていますか、というような質問をしました。
CHAT GPTの回答は、
シリアの文脈において、
いずれも暫定的な政府を意味しますが、
それぞれニュアンスや使用される場面に違いがあります。
まず、1番、Caretaker Government。
こちらは、意味は、辞任したり、新政権が発足するまでのつなぎの政府、
通常は権限が限定されており、大きな決定は避ける。
次に、Interim Government、暫定政府。
意味は、新しい制度や政権が確立されるまでの一時的な政府、
やや正式な機能を持つことが多く、ある程度の政策実行権限がある。
そして、次にTransitional Government。
日本語訳は、移行政府。
意味は、旧体制から新体制への移行期に、
意図的に政治的・法的改革を行うことを任務とした政府、
通常は和平プロセスや国際合意に基づいて構成される。
つまり、Caretaker Government、Interim Government、Transitional Government、
この順番に、だんだん権限が大きく、
より正式なものに近いという意味があると理解しました。
では、今日はもりだくさんになっていましたが、
大変重要な動きがありましたので、ここまでの政治的な動きを追ってきました。
最後に一つ付け足して、
北東シリアで人道支援プロジェクトを実施しているNGOとして、
私の所属している団体の重要な動きについて紹介します。
私の所属しているヨーロッパの団体ですが、
北東シリア地域での人道支援プロジェクトを実施してきた団体ですが、
現在、首都ダマスカスの政府のNGO統括部署に登録の手続を進めています。
一般的にNGOというのは、非政府団体と訳されますので、
一般の方々から、政府と反対の位置にあるように誤解されがちです。
しかし実際には、運送や災害などで政府が機能不全になった時に、
人々が必要とする行政サービス、水や医療、教育などの基本的な人権を守るための
行政サービスを政府の代わりに提供するのが人道支援のNGOです。
そのために、その土地を管轄している行政との調整をして、
許可を取った上で全ての活動を実施しています。
北東シリアで活動しているNGOは、今までは北東シリア地域を管轄している
Autonomous Administration of Northeast Syria、AANES
北東シリア自治政府を実質的な政府として受け入れ政府側のカウンターパートとしてきました。
この北東シリア自治政府は、2012年以降、現在まで北東シリア地域を統括する
実質的に政府の機能を担っています。
それが、2024年12月に旧アサド政権が倒れ、新政権が徐々に形作られている中で、
北東シリア地域も元々の2011年の前の全体的なシリアとして統合していく動きが出てきた中で、
現在はNGOとしても、両方の政府に登録して調整していく必要が出てきています。
私の所属するNGOでは、まずはダマスカスにオフィスを借り、銀行口座を作り、
登録のための書類を提出してという手続きを開始していますが、
まだ登録の完了には至っていないというのが、4月中旬現在の状況です。
北東シリアに在住するローカルスタッフ、クルド系のシリア人のスタッフは、陸路で移動してダマスカスを訪問できています。
ヨーロッパの本部の同僚たちも、レバノンのベールと経由でダマスカスを訪問するということもすでに実現できています。
アサド政権時代には、北東シリアに住んでいるシリア人のスタッフたち、特に成人男性は、アサド政権が管轄している地域に立ち入ることができませんでした。
立ち入れば徴兵義務に応じていなかったという理由で、刑務所に収監され、多額の罰金を課せられる。
そしてひどければ、反政府勢力であるとの疑いを受けて、長期間拘束され戻れなくなるリスクもあったからです。
現在では、都市間をつなぐ幹線道路にセキュリティチェックポイントが複数あり、
セキュリティの情報のアップデートには十分注意を払う必要はあるとはいえ、クルド民族のシリア人のスタッフもダマスカスに陸路で訪問できるようになっています。
シリア人のスタッフもみなこれをとても嬉しいこととして見ています。
実際に北都のシリア地域に住んでいても、ダマスカスで大学に通っていたというような人たちもいますし、
戦争前のダマスカスについては、政権はともかくダマスカスという町については、みな首都として美しい町として親しみを持っていた町なので、
私の同僚のローカルスタッフたちは、ダマスカスに訪問できるようになったということをみなとても喜んでいる様子が見受けられます。
さて、本日は以上にしたいと思います。
これからの継続は、月1回ぐらいの収録を目標としていきたいと思いますので、
今回のタイトルをM4、4ヶ月目、2024年12月8日から数えて4ヶ月目という意味を込めてM4というタイトルにしました。
月の振り返り
今日は本当に盛りだくさんになってしまったので、所感のところですとかが少なめになっているのですが、
今まで取り壊してしまった大切な話を収録する回というのも今準備をしていますので、そちらの時には自分の所感などももう少し含めて話したいと思います。
では、長い間聞いていただいて本当にどうもありがとうございました。以上にいたします。
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