1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. 「シリア内戦」アサド政権の崩..
2025-02-11 24:01

「シリア内戦」アサド政権の崩壊とその後の混沌とした現状

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歴史ある地シリアではアサド政権が長らく独裁を行っていた。

アラブの春をきっかけに反政府組織が次々と起こり群雄割拠の内戦となる。

アサド政権崩壊後はどうなったのか?についても解説してます。

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サマリー

シリア内戦は、アラブの春の影響を受けたアサド政権と反政府組織との間で勃発した複雑な対立を描きます。2024年12月にアサド政権が崩壊した後も、シリアの状況は依然として混沌としており、その後の展開に注目が集まっています。シリア内戦は、アサド政権の崩壊を背景に勢力図が変化し、イスラム国やクルド人勢力が関与する混沌とした状況へと進展します。また、ヌスラ戦線による政権掌握とシリアの現在の状況も描かれています。シリア内戦の進展とアサド政権の不安定さがもたらす混沌とした現状について語られ、報道の偏りや今後の状況についての懸念が示されています。

00:04
スピーカー 2
小説家シガナオヤは言った。 幸福は弱く、不幸は強い。
始まりました。「大人の近代史」宜しくお願いします。
スピーカー 1
宜しくお願いします。言葉の通りなのかなとは思うけど、実際こう人生ってさ、辛いことが9割、いいことが1割ぐらいじゃん。
まあ実際ね。 だからこそその1割のいいことがいいことに思えるんだけど、まあ冷静に考えると辛いことの方が多いじゃん。
あー確かにね。 なんかそれを言ってるのかなーっていう気はしたけどね。
スピーカー 2
あとさ、なんかこう辛かった時の方が記憶に残ってること多いよね。
スピーカー 1
まあ嫌な思い出の方がね、やっぱ記憶には残っちゃうよね。
スピーカー 2
確かに。いやー今日は長丸の和術でどんな強弱をつけてくれるのか楽しみです。
スピーカー 1
いやーもう今日はあれだね。本当はね、順番的には今日は小片郎の回だったから、あれ?ここで今長丸をやるの?みたいなので、多分ちょっとこうね、切ろうとしてる人多いと思うんだけどちょっと待ってくださいと。
スピーカー 2
いやいやむしろ逆にありがとう。長丸でありがとうって。
スピーカー 1
いないいない。いやもう本当にちょっと申し訳ないんですけれども、今日は長丸がやります。で、久々にちょっと番外編っていう形で日本の近代史っていうものから離れてちょっとやりたいと思ってます。
シリア内戦の発端
スピーカー 1
おー楽しみです。はい。で今日早速なんですけれども、シリア内戦についてやります。
うわーすごいね。はい。で、もう早速入っちゃうけれども、この収録が2025年2月の上旬にやっているんだけれども、
ちょうど2ヶ月ぐらい前、2024年の12月9日にだいたいどこの民放でももうニュースで速報みたいな感じで、アサド政権、シリアのアサド政権が崩壊したっていうニュース出てたんだよね。
はい。で、アサド政権が崩壊してその反体制派が勝利して、まあ勝利というかあの実験を握って、こうわーってなんか喜んでるようななんか映像だったりとか、
反体制派の、まあその実験を握ったグループのリーダーが会見というかなんかテレビに出て、なんかこう喋ってるような映像が多分流れた、
あ、そんなのあったねみたいな記憶ある人いると思うんだけれども、実際さ、まあ2ヶ月今経ってシリアのニュース流れてる?
いやーあんまり、なんかやっぱりウクライナとか多いよね。そう。で、なんでなんだろうっていうのはさ、まあ1回置いといて、
じゃあシリアって、なんかその12月の時のアサド政権崩壊ってニュースでさ、すごいわーってみんな民衆が盛り上がっててさ、
え、なんかじゃあシリア戦争やってたけど終わったんだ、良かったねっていう感じなのかどうかっていうところをちょっと今日やりたいなと思ってます。
スピーカー 2
あーはい。お願いします。
スピーカー 1
で、まずシリアって、ちなみに小片郎シリアってさ、なんか馴染みある?
スピーカー 2
いやないね。なんか具体的にどこって言われるとちょっと迷っちゃうかもしれない。
スピーカー 1
シリアってね、多分あんまり馴染みある人の方が少ないと思ってて、例えばさ、まあうちらで言うとさ、世界史選択者だったからシリアっていう単語はもちろん出てきてて、
セレウコス町シリアで多分初めて出てくるのかな。ちょっとごめんなさい、もうちょっと前に出てくるかもしれないけど、
アレクサンドロス大王が大帝国作って、で、その亡くなった後にアレクサンドロス帝国が3分割になっちゃうんだよね。
スピーカー 2
そのうちの一つがセレウコス町シリアで、そこでシリアっていう名前が多分出てくるんだけど、それ以降全然シリアなんてまず出てこないんだよ、ほとんど。
スピーカー 1
だからそんなにさ、こうメジャーな国じゃないっていうのがまず一つあるんだよね。
スピーカー 2
だから日本人にとってはそんなに馴染みがない国。で、シリアってじゃあどんな国なのかっていうところに入るんだけれども、まず人口は2000万人ぐらいいるんだよ大体。
スピーカー 1
2000万が多いか少ないかっていうのはちょっともう感覚的なものになっちゃうんで、まあ2000万人ぐらいで、で、面積は18万5000平方キロメートルぐらいだと思ってくれればいい。
だから大体日本の半分ぐらい。だから日本の半分ぐらいの土地に2000万人ぐらいが住んでるから、人口密度で言ったら日本よりも全然スカスカだよね。
で、地理的な部分で言うと、まあ場所だね。場所っていう意味で言うと、北側にトルコがあって、東側にイラク。で、西側にレバノン。南にイスラエルとヨルダンがあるんだよね。
はいはい。で、シリア自体は東地中海にこう面してて、まあ要はその地中海交易とかでもこう古来から栄えてた場所なんだよね。
で、首都はダマスカス。まあこのダマスカスっていうのもウマイア町の首都だったから、そこでああダマスカスねって大体ピンとくる人は多いと思うんだけれども。
スピーカー 2
ちなみにダマスカスって世界遺産ね。世界遺産の都市になってるから。 そうなんだ。ごめんピンとこないわ。
スピーカー 1
ダマスカスは多分超有名な都市だね。で、まあとにかく古来より、もう全然昔からあの交通の要項だったし文化の要項でもあった。
要するに全然そんなポッドでの国じゃなくて昔から栄えていた、ある程度こう人の行き来とか交流とかいっぱいあったようなところですよっていうのがシリア。
で、歴史的な部分で言うとさっきセレオコス町っていう話したけれども、もともとはヒッタイト王国の時代ぐらいからもうそこって人の活動があるんだよね。
もっと前からあるけど正確に言うと。ヒッタイトから、まあ例えばあとアケメネス町ペルシアだったり、
まあさっき言ったアレクサンドロスのマケドニアだったり、その後はローマ帝国の支配下にもなるよね。
で、7世紀にローマ帝国の領土だったところがイスラムの勢力にどんどん侵食されていって、で、ウマイア町の勢力下になるんだよね。シリアは。
で、そこでダマスカスが首都にされて、そこからダマスカスっていうのはもうどんどんどんどん栄えていくっていう感じ。
で、ずっともうイスラム教の支配、そこからずっと20世紀いくまでもずっとイスラムの支配下に置かれるんだけれども、20世紀の初頭にフランスの植民地になるんだよね。ここ。
アサド政権とその影響
スピーカー 1
で、第二次世界大戦後にシリアは独立を果たすわけ。シリアとして。これがちょっとシリアの超ざっくりな歴史。
で、冒頭に言ったアサド政権についてちょっと今度は触れておきたいんだけど、シリアは1946年に独立をして、その後アサド政権っていうのは1970年に軍部空戦を起こしてアサド政権が発足するんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ちなみに、たぶんニュースとかで見ている、あのうちらがそのシリア内戦の時に見ているアサド大統領は息子アサドなわけよ。
スピーカー 2
あ、息子。
スピーカー 1
そう、子供アサド。バッシャルアサドっていうんだけれども、いわゆるうちらがアサド大統領って言ってたのは息子なわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、1970年の軍部空戦を起こしたのはハーフィズアサドっていう父アサドなわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、その1970年からこの2024年までアサド政権っていうのが二大に渡ってずっとシリアの政権を担ってたんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、ちなみにその息子のバッシャルアサドに関しては2000年にその父親ハーフィズアサドが亡くなっちゃうんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それを機になんと34歳で大統領になるんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあアサド大統領についてそこまで触れる気は今日ないんだけれども、アサド大統領自体はなかなか優秀な大統領というか優秀な人で、もともとお医者さんだったんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう、軍医をやってた。で、だからまあ医者になれるぐらいだから優秀なわけよ。
だから34、まあもちろん後継者、まあ後継者はもともと別にいたんだけれども、その後継者も亡くなっちゃって父親も死んじゃったから自分が継ぐみたいな感じで、割と急遽大統領の地位を継いだとも言われてるんだよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあ34歳で大統領になれるぐらいだから、まあその世襲っていうのもあったけれども、それなりにやっぱ優秀だったっていうのがアサド大統領ね。
で、2001年からいわゆるダマスカスの春って呼ばれる民主運動が起きるんだよ。シリアでは。
で、これを要はワッシャルアサドはこれを鎮圧するのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、そこからまあいわゆるさ、そのなんかアサド政権って言うとさ、すごいなんか独裁政権のさ、すごいなんか粛清みたいなイメージが多分ある人多いと思うんだけれども、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
それはこの2001年のダマスカスの春を鎮圧してそれ以降、この息子アサドが個人崇拝とか粛清っていうのを行っていったことによってそういう印象がついてるんだよね。
まあこれは父親の代からやってたことなんだけれども、なんかちょっと強化されたぐらいに思ってくれればいいかな、それが。
うん。
で、早速もう内戦の部分に入るんだけれども、このシリア内戦っていうのはさ、めちゃめちゃ複雑なのよ。まずちょっと先に言っちゃうと。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
よくさ、まあ内戦っていうかさ、アメリカの例えば南北戦争とか思い浮かべてもらうといいんだけどさ、基本的に南対北でしょ?南北戦争って。
スピーカー 2
そうだね。
スピーカー 1
まあわかりやすいよね。まあ要は1対1みたいなさ、なんだけど、このシリア内戦っていうのはそうじゃないんだよ。だから複雑なのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
で、まずシリア内戦のきっかけっていうのが、まあ2010年ぐらいにアラブの春っていうさ、出来事が、まあ世界中っていうかそのアラブ世界で起きるんだよね。
まあアラブの春は有名だからここではちょっと説明は割愛させてもらうけれども、その影響がまあシリアにも来るんだよ、アラブの春の影響が。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、それによって要はそういう独裁政権を倒そうっていう動きが出てくるわけね。まあアラブの春で他の国でこう起こったようなことが、あのシリアでも起こるっていう感じ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それで、いわゆるアサド政権のまあ現体制派と反政府組織っていうのができて、それが対立していくことになるのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、ちなみになんだけど、アサド政権っていうのはイスラム教のいわゆるシーア派の分派なんだよね、勢力的には。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、シリアって国民はほぼイスラム教徒なんだけれども、その中でもスンニ派がほとんど大多数を占めてるのよ。まあ8割ぐらいスンニ派って思ってもらっていいかな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、残りのもう2割弱ぐらいがいわゆるシーア派。要はアサド政権はシーア派側なんだけれども、要は少ない少数派で国を治めてたっていう構図なんだよね。
スピーカー 2
うん。
内戦勃発と勢力の変化
スピーカー 1
で、いわゆる反政府組織っていうのはまあスンニ派を中心とした自由シリア軍って呼ばれる勢力なのよ。まあ数の上ではどう考えたってスンニ派の方が多いじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ただ、あくまでもアサド政権がその時の権力者だったから、アサド政権っていうのは常に優勢に戦いを進めることができてたのよ。まあ簡単に言えば軍を持ってるのはアサド政権なわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、反体制派っていうのはまあ軍っていうよりもどっちかっていうと民兵みたいなイメージだから、そうなるとやっぱさ武器とかそういう面でさ、まあ訓練されてるとかそういう面も含めてアサド政権の方が有利じゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、そんな感じで全然アサド政権の方がもう全然こう強いぞみたいな状況だったところにイスラム国ってあったじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
あれが出てくるんだよ。このイスラム国が対抗してきたことでシリア内の勢力図に変化が起きるんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
イスラム国ってさ、一時すごい勢力を誇ったのよ。今だいぶもう縮んじゃったんだけど。で、そのイスラム国をとにかく抑えようっていう動きが出てくるのね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ちなみになんだけど、反シリア側の組織っていうのはバックにアメリカがついてるのよ。で、アサド政権のバックにはロシアとイランがついてる。
まあイランはさ、もちろんご存知の通りさシア派の国じゃん。だからまあイランがシア派の味方するのは当たり前なんだけど、要はさ、ロシアがアサド政権についてる理由っていうのはアサド政権が反米なんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから共通の敵だからロシアがバックアップについてるわけ。そんなんだからアメリカとしては自分に都合のいい政権がね、シリアを治めてほしいじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だから自由シリア軍のバックについたのはアメリカなわけ。ただそんな状況の中イスラム国が出てきたら、イスラム国っていうのはこれはロシアにとってもアメリカにとっても敵なわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからアサド政権からしても自由シリア軍からしても敵になったわけ。
クルド人勢力の台頭
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だからとりあえず共闘してイスラム国潰そうってなって、まぁ一部戦闘は継続はしてたんだけれどもそのアサド政権と自由シリア軍の間でも、とりあえず矛先がイスラム国側に向かうのよ。両方とも。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そんな状況下で今度クルドジン勢力が出てくるのよ。
スピーカー 2
あぁそうなんだ。
スピーカー 1
そう。クルドジン勢力はまぁなんで出てきたかっていうと、そもそもあのシリアとかトルコとかイラクとかあの辺っていうのはクルドジン。
まぁクルドジンってあの、ワラビスタンの時にさちょっと言ってるけれども、国を持たない世界最大の民族って呼ばれてる民族なわけじゃん。クルドジンって。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、だいたい住んでるのが今言ったシリアとかそのトルコとかイラクの辺りなんだよね。でその辺りにこう住んでるからシリアにももちろんいるわけよ。クルドジンは当然ながら。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でクルドジンからしたらさ、国欲しいわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でさ、とりあえずイスラム国倒せばもしかしたらなんか良いことありそうだなぐらいの雰囲気で戦闘に参加するのよ。クルドジンも。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まぁなんだろうね。あわよくはイスラム国のあの支配地域を奪っちゃえば自分らの国になるかもぐらいには思ってたのかもしれないけどね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
たださシリアに恩を売るのは悪いことじゃないじゃん。いずれにせよ。だからクルドジンも戦い出すのよ。そんな中でイスラム国っていうのは要は全部敵になったわけじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからだんだんだんだんやっぱ勢力めちゃめちゃ勢力あったんだけどどんどんしぼんでいくわけねイスラム国っていうのは。
でイスラム国の勢力が弱まっているところで今度ヌスラ戦線っていうのが台頭してくるのよ。でこのヌスラ戦線っていうのはまぁアルカイイラ系の組織なんだよね。
はい。
もともとは。だからイスラム国はなんかヌスラ戦線味方じゃないかって思ってたのよ初め。
スピーカー 2
うん。
でなんか勝手に当時のイスラム国のトップがヌスラ戦線はシリアのイスラム国のなんか死者みたいなものなんですみたいなことをなんか言ったらヌスラ戦線がいやもう全否定していやいやそんなことないからつって今度ヌスラ戦線もイスラム国を攻撃し出すのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そんな感じでもうシリアにある勢力っていうのは全部こうイスラム国に向かってってでイスラム国の勢力が一気になくなっていくわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でそんな中なんだろう反政府組織側も一枚岩じゃなかったからだんだんだんだん分裂とかいろいろしちゃうわけ。
自由、もともといたその自由シリア軍っていうのも内部分裂したりとかでなんか勢力がこうチリジリになっちゃったりするのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で勢力を伸ばしてたクルド人部隊とまぁこれは合流って言って差し支えないと思うんだけれどもほぼほぼ合流するのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でアメリカもクルド人を支援するようになるのねだから。クルド人結構やるじゃんっつって。
そうすると今度はトルコが出てきちゃうんだよね。
現状と新たな勢力
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
トルコはなんで出てきたかっていうとこのままシリアでクルド人が勢力を伸ばして万が一クルド人がシリアの政権を取っちゃうなんてことがあったらやばいんだよ。
トルコはまぁ基本的にクルド人はまぁなんだろう言葉をちょっと悪く言うと嫌いなんだよね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからそんな人たちに政権なんか取ってほしくないしむしろ勢力的には要待ってほしいんだよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからトルコが今度は参戦してくるの。参戦って言っても直接攻撃をするというよりはどっちかっていうとシリアの中にシリア国民軍っていうのを作るのよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でこれは何かっていうとアラブ人をその反クルド人用にこういろいろ軍事訓練とかしてで政権頑張って取ってねみたいなそんな感じの勢力を作るのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
だからそのいわゆるシリア国民軍っていうのが今度は参戦してくるわけ。
で反政府組織の中でもこうごちゃごちゃさ色んな勢力ができてさあのそこでも戦い出すわけよ今度は。
でそんな中なんとヌスラ戦線は全然警戒されなかったわけ逆に。
冷静に考えたらさアルカイダ系組織なんだからさやばいって言ったらちょっとあれなんだけどさやばそうじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でもそれどころじゃなかったっていうのもあってなんかヌスラ戦線っていうのは割と放置され気味だったのよ。
だから誰からも攻撃されないみたいなそんな感じイメージとしては。
だからヌスラ戦線はヌスラ戦線でもどんどんアサド政権とずっと戦っていくわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でそんな中さなんとあのロシアとウクライナ戦争が始まるじゃん。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
でロシアはさ自分らの今度ウクライナとの戦いが手一杯になっちゃうからアサド政権のバックから手を引くんだよね。
であとイランがいたじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
イランもイスラエルとちょっと関係悪化になってるよね最近。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあお互い攻撃し合ってるじゃん今イスラエルとイランっていうのは。
だからそんなんでちょっと時刻の方がやばいからやっぱりちょっとシリア情勢からはちょっとこう一歩引いちゃうんだよね。
つまりアサド政権のバックにいたまあいわゆるあの峡谷あのロシアとイランっていう国が戦場から去るのよシリアの。
ここで一気に形勢が逆転しちゃうわけ。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
それでアサド政権っていうのはそのまままあこれは意外と本当にすぐえこんなに早く終わっちゃうんだっていう感じなんだけれども。
ヌスラ戦線が一気にダマスカスに攻めてアサド大統領が亡命するんだよねロシアへ。
うん。
でヌスラ戦線がそのまま政権をダッシュする。
これがシリア内戦のまあ一通りの流れ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
まあめちゃめちゃちょっと途中こうはしょったりはしてるけれどもまあ大まかに言うと今みたいな感じ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でちょっと現状について最後お話ししておきたいんだけれども。
まずさそのもともとの政権になってたアサド政権っていうのはさまあアサド大統領がロシアへ亡命して一部残存勢力がまだシリア国内には残ってるのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
ただこれはもう本当にもう弱体化しててまあそんなに勢力としては大きくない。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で政権をダッシュしたヌスラ戦線っていうのはシャーム解放機構っていう名前に変えるのよ。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあこれは多分イメージが悪かったからとかそういう理由もいろいろあるんだと思うけれども。
でシャーム解放機構になってもうシリアを統一しますよみたいな感じのことで今シリアを支配してるのはこのシャーム解放機構なわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で他にも反政府組織っていうのはいっぱいいたじゃん。
スピーカー 2
いたね。
スピーカー 1
そう。例えばシリア国民軍はトルコ国境を支配してクルド人勢力をこう、てかまだだからクルド人勢力と戦ってるわけよ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でシリア民主軍の方は旧イスラム国支配地域をこう支配してる。
でこのシリア民主軍にいわゆるクルド人部隊も含まれてると思っていい。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
でここでまた出てくるのがイスラエルなんだよね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
イスラエルがあの急に出てくるんだけれどもイスラエル実はこの内戦のゴタゴタに乗じてもともとゴラン高原はイスラエルが実行支配してたんだけれども
ちょっとそこからシリア側に何だろう漁夫乗りみたいな感じで進出するんだよね。この機に乗じて。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
ちなみにゴラン高原って一応シリア領だからシリア領なんだけれども実行支配がイスラエルっていう状態ね。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そう。だからこの騒乱でイスラエルっていうのはまあ何だろうちょっと得しちゃったっていう言い方はちょっと適切じゃないけれども
シリア側に領土、あの実行支配領域を伸ばしたっていう感じ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
で、シャーム解放機構にちょっと話最後戻るけれどもシャーム解放機構のトップがアフマドアルシャラーっていう人なんだけれども
この人はまあニュースで多分こうインタビューの映像とか流れてたからその12月の段階で見たことある人結構多いと思うんだけれども
一応アルカイダ系組織じゃん。だからさどう考えてもやばいじゃん。あのもともとはね。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからそれを多分自分らでもわかってるんだよ。
シリア内戦とアサド政権の現状
スピーカー 1
ちなみにちょっと言わなかったけどヌスラ戦線ってアメリカとかはテロ組織って認定してるからね。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。
スピーカー 1
アルカイダだからだって。だからテロ組織ってもう認定してるのよ。認定してるところが名前を変えて政権を取ってるっていうのが今の状況なわけ。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
だからまあそういう状態もわかってるからちょっと他にいっぱいこの今シリアってあの軍有格局みたくなってるけれども
各勢力と仲良くやっていきますよといろいろ話し合いでね。で、そもそも自分らもアルカイダとも関係ないですよみたいなことをこう言ってるわけよ。
だからもうちゃんと昔悪かったけれども今真面目にやってんですよみたいなアピールをしてるって感じかな。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
そう。まあシリアの情勢っていうのは今そんな感じなんだよね。
だからちょっと最後冒頭の話に戻るけれども、なんかニュースパタってやんだじゃん。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
なんで報道されないのかが俺にはちょっと謎で、どう考えても平和とはまだ全然遠いんだよね。
全然さちょっとなんかあったらすぐにもう争いが起きるような状態なわけよ。
でもやっぱりマスコミっていうのはさ、なんかこうアサド政権が悪でそれと戦う正義のアメリカ側の陣営みたいな感じの多分構図があってさ。
で、悪がいなくなった。良かったね。はい終わりっていう感じに多分なっちゃってるのかなっていうのがちょっと俺は思って。
で、やっぱシリアっていうのは全然まだまだ目が離せない状況なんだよっていうのが今日の一番言いたかったところです。
報道の偏りと今後の展望
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
まあそんなわけでちょっと今日はシリア情勢についてお話しさせていただきましたが、尾形郎の締め込めでお願いします。最後は。
スピーカー 2
締まんないけども、これこの軍有閣僚って結構いろいろな派閥があって、なんかそう分かれる要因っていうのはなんかやっぱりそのもともとの政権の不安定さとかそういうところがあるのかな?
スピーカー 1
もともとの政権の不安定さっていう意味ではすごいそれはあると思う。だってもともと少数のシリア派勢力が、まあさっきあのちょっと話の中でも言ったけど、まあ大体15%ぐらいがシリア派だったらしいんだよシリアって。
で、残りはさ、寸に派なわけじゃん。だから全然バランスは取れてないよね。そういう意味では。
スピーカー 2
ああ、はいはい。
スピーカー 1
そう、だから常に火種というかはもちろんあったんで、それがアラブのハウっていう流れによって反政府体制っていうのがこう一気に爆発するような感じになるんだよね。
スピーカー 2
あ、そっか。あのじゃあなんか中国で言った新庁みたいな。
スピーカー 1
新庁?
スピーカー 2
新庁ってあの少数のモンゴル系の方の。
スピーカー 1
ああ、そうだね。でも新庁はさ、あのバランスをうまく取ってたから良かったんだよね。
スピーカー 2
はいはい。
スピーカー 1
まあそういう意味だと浅土政権もうまくやってた方なのかもしれないけど、そういう意味では。
スピーカー 2
うんうん。いやなんか本当にね、中東の情勢って自分全くさ、その今どうなってるんだっていうのが正直わかんなくて、なんか今回パーってこうダイジェストに聞けるってことないから、すごくね、なんか構図がわかって、
あ、こういう風になってるんだっていうのをちょっと気づけて、もうちょっと自分を調べてみたいなって思いましたね。
スピーカー 1
いやーもうじゃあ次は小片郎のあれだね。俺がリクエストしたいね。小片郎の中、中東だったらやっぱイスラエルとかが熱いかな、今は。
スピーカー 2
いやーそこもね、やっぱりその、その中東とかもそうだしさ、あのどっちかってやっぱメディアはその西洋諸国っていうかその列強のそっちの方にさ、なんか放送がどうしても偏るよねっていうのはあるよね。
スピーカー 1
まあ日本のメディアで言ったらさ、少なくともアメリカ側の報道しかしないじゃん。まあそれはあのウクライナとロシアもそうだしさ、まあこのシリアでもそうだったし、どこ行ってもだからアメリカが割と正義になるような報道に偏ってる。
だからイスラエルはそういう意味だと割と中立的なのかなっていう気はするけどね。イスラエルがどっちかというと悪者にされてるじゃん、報道の流れ的にはね。
スピーカー 2
いやー奥が深い。 じゃあということで今回はシリア情勢についてでした。
はい。 じゃあもしよかったらこの番組のフォローしていただけると励みになりますのでぜひよろしくお願いします。
はいフォローボタンをポチッとお願いします。 それでは最後まで聞いていただいてありがとうございました。
スピーカー 1
ありがとうございました。
24:01

コメント

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